たまごっちオスっち・メスっち単語

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• ブリード
• 育成できるたまごっち
• ゲームで発見！！たまごっち　オスっちとメスっち
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たまごっちオスっち・メスっちとは、1997年12月に発売された携帯型「たまごっち」シリーズ第四弾である。

ストーリー

ハーイ！私ミカチュー！ねーねー知ってる？ 「たまごっちオスっち・メスっち」のこと・･・？！

地球で生まれて地球にしか生息していない、性別のある新種のたまごっちなんだよ。 たまごっちっていえば正体・性別不明のなぞの生物だったんだけど、これっていったい どーゆーこと！？

どうやら地球上の多くのラヴ²カップルの手に渡ったたまごっち同士が、そのラヴパワー を受けて恋にめざめちゃったらしいの！！（オドロキ）

おまけにオスっちとメスっちがみごとカップルになると、赤ちゃんまで生まれちゃうってい うから、もう、これはハカセもオドロキの新発見！！ってわけ。 日本中、イヤ！世界中にたまごっちオスっち・メスっちカップルが 急上昇とのウワサアリ！！

P．S．　私もステキなダーリンがほしいヨ・･・ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　byミカチュー

概要

育成ルールが変化した「てんしっちのたまごっち」と異なり、本作の大まかな育成ルールは初代たまごっちと共通している。大きな新要素は育成するたまごっちに性別ができたことである。「オスっち」の本体ではオスのたまごっちを、「メスっち」の本体ではメスのたまごっちを育成し、本体上部の端子をくっつける（デジモンの通信対戦をイメージすればよい）ことでブリードを行うことができる。

また、たまごっちには「たまごっちらしさを測る基準」だという「TMP（たまごっちパワー）」がパラメータとして新たに設けられ、ブリードして世代を重ねていくとTMPが変化するようになった。

これらの新要素により従来8つだった育成コマンドのアイコンは末尾に「TMP」「ブリード」が追加され10になっている。

本体カラーはオスっちが「ブルー」「白×グリーン」「スモーク」、メスっちが「ピンク」「白×オレンジ」「クリア」の3色ずつだったが、のちにオスっちの「白ハート」「クリアグリーン」、メスっちの「黄ハート」「クリアオレンジ」がラインナップに追加された。また、たまごっち一周年を記念した限定バージョンが15000人に懸賞品として配布されている。

ブルー	白×グリーン	スモーク	白ハート	クリアグリーン
ピンク	白×オレンジ	クリア	黄ハート	クリアオレンジ

本作はGBにもアレンジ移植されている。基本的なシステムは同じだが、ブリードの可否を決める要素としてTMPとは別に「レベル」が設定され、あまりにかけ離れているとブリードが成功しなくなった。人間で言うところの年収とか容姿とかだろうか・・・またGB版は時計機能とアラーム機能を搭載し、携帯型たまごっちと同じようにリアルタイム育成を行うことが可能。そのためカートリッジが他のソフトより縦に長い。

ブリード

アダルトっちになって1日経過するとブリードを行うことができるようになる。ブリードモードに入るとたまごっちがソワソワし始め、本体をつなぐと画面外（液晶画面の背景に描かれたドアの方向）にたまごっちが出ていく。

戻ってきて双方がOKサインを出したら、Bボタンを押せば画面が暗くなりブリードが始まる。ブリードが終了すると再び不画面外にたまごっちが出ていき、メスっちの画面に双子のベビーっちが登場する。オスっちのほうにベビーっちが一匹移るとブリード終了。

それぞれの本体に子孫を残す都合上、オスとメス1匹ずつの双子が生まれ、オスはオスっち、メスはメスっちの本体で育成することになる。GB版ではしつけの数値が2以下だとオスっち、3以上だとメスっちに成長する。

ブリード後はそれぞれの本体で親子一緒に生活する。子供の世話は親がやってくれるので基本的にやることは通常時と変わらないが、呼び出し回数が少し多くなる。3日ほど生活すると親は夜のうちにたまごっち星に帰り、それ以降はプレイヤーが子供を育成することになる。

GB版では通信ケーブルを使って2つのソフト間でブリードが行えるほか、1ソフト内でも既に育てたことのあるキャラを選んでブリードを行うことが可能。

育成できるたまごっち

TMPの数値によって進化の様子が変化し、隠れキャラも含めれば一つの本体で30種類以上のキャラを育成することが可能。TMPは育成をサボると成長時に下がることもある。

TMP1

従来のたまごっちと同じように、ベビーっち→ベビーっち第二期→2種類のこどもっち→4種類のアダルトっちに進化する。ごはんはご飯1.5倍盛り（子供に分け与えるため）、おかしはキャンディー。

ちなみにGB版では携帯版でいうベビーっち第二期が「こどもっち」、こどもっちは「ヤングっち」という分類になっている。

学名＆画像 （お絵カキコ募集中）	生態など
くりっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。今笑っていたかと思えば、急に黄色い体を真っ赤にして激しく怒り出す気分屋。ニコニコ・プンプンは豊かな心の証拠。
もひたまっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。豪快な性格でちょっとした失敗や悩みは気にしない。紫色のモヒカンっぽい頭は、怒ると毛が逆立つ。
おぼっち	オスのこどもっち。髪型が気になって仕方ない小さなジェントルマン。本当はやんちゃだが皆の前では礼儀正しい優等生タイプ。
おじょっち	メスのこどもっち。おしゃまな性格で、自分は一人前のレディだと思っているためきちんと女の子扱いしてあげないとスネてしまう。
はわいのっち	オスのこどもっち。歯切れのよい性格だがせっかちで周りが疲れてしまうことも。歩き方が個性的。元ネタは当時の歯磨き粉「アパガード」のCMキャッチコピー「芸能人は歯が命」。
はわいこっち	メスのこどもっち。夢見がちなロマンチストで、理想のタイプは笑うと歯がキラリと光るようなスポーツマン。
ぴょんちっち	オスのアダルトっち。彼氏、彼女と周りがうるさいけど恋ってそんなに楽しいことなの？と疑問を持っている。まだまだ恋愛よりも遊びに夢中。
ぴょんこっち	メスのアダルトっち。仲のいい男の子と女の子を見るとすぐヤキモチを焼いて邪魔してしまう。ちょっと意地悪な性格は寂しがりの裏返し。
キウイっち	オスのアダルトっち。思い込みが激しく、女の子に優しくされただけですぐその気になってしまうせっかちな性格。惚れっぽい割にはすぐにフラれてしまう。
キコっち	メスのアダルトっち。優しくてかっこよくてスマートで・・・と彼氏に求める理想がとても高い。が、理想に当てはまるような人はちゃんとした彼女が既に居るパターンが多い。
ブンブっち	オスのアダルトっち。シャイで照れ屋な性格で、片思いの相手に告白することができない。気持ちに反して喧嘩してしまうこともあり、もっと素直になりたいと悩んでいる。
ブンコっち	メスのアダルトっち。彼氏なんてまだいらないと友達の前では強がっているが、本当は興味津々。いつかは皆に自慢できるような素敵な彼氏と恋愛したいと思っている。
メガっち	オスのアダルトっち。分析家でいつも世間をクールな眼で見ている。こんな性格なのであまり女の子には興味が無いらしい。
ガンコっち	メスのアダルトっち。大きな声を上げて笑い、周りにガンガンとうるさく喋る。小さい子や困った人を見ると放っておけない一面もある。

TMP2

進化図は枝分かれせず、ベビーっちからアダルトっちまでの進化が（TMPが変化しない限り）一本に固定されている。3つグループがあり、ここでは便宜上A、B、Cと分けた。ごはんはカンヅメ、おかしはケーキ。

	学名＆画像 （お絵カキコ募集中）	生態など
A	ツブっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。何が起きても動じないのんびり屋。体は小さいがなかなかの力持ち。
	ヒュルっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。ふと気づくとそばにいて、何をするでもなく微笑んでいる得体のしれないやつ。
	ヒコっち	オスのこどもっち。足からロケットのように炎を出してブンブン飛び回るスピード自慢。いつも話の途中で早合点しては飛び出して失敗してしまう。
	ユーホっち	メスのこどもっち。元気なフライングおてんば娘で、高く飛びすぎて天井に頭をぶつけることがある。周りからドジと言われることもあるが本人は気にしていない。ちなみにN64の「みんなでたまごっちワールド」には「UFOっち」という別のたまごっちが登場する。
	ヒラっち	オスのアダルトっち。「恋には刺激がなくちゃ・・・」とふわふわ軽いフットワークで女の子の間を行ったり来たりするプレイボーイ。
	ピラっち	メスのアダルトっち。一日中彼氏のことが気になってしまい、ついフラフラうしろをついて回ってしまう心配性。
B	テレっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。人見知りな性格で恥ずかしがり屋だが、本当は皆と仲良くしたいと思っている。
	プチっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。周りの目が気になってしょうがないので歩くだけで緊張してしまう。
	モリっち	オスのこどもっち。未知の生物に興味津々のSF好き。たまごっちにとってのSFとは一体・・・。地球にいる間に沢山の人と友達になってSF映画を全部制覇するのが目標。
	モルっち	メスのこどもっち。インスピレーションが強く、おばけの姿をよく見る。恋占いが得意だが自分の恋の行方を占うのは苦手。
	まるみみっち	オスのアダルトっち。普段は「友情が一番大切だよ」と言っているが、自分に恋人ができたら同じことを言えるか自信がない。
	みみこっち	メスのアダルトっち。かっこいい人よりお兄さんのような人がタイプ。ついでに顔が良ければ言うことなしだとか。
C	カクっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。カクカクした見た目だが性格は丸い。ちょっとした頼み事なら自分の用事を後回しにしてまでこなしてくれる。
	カレーパンっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。いつもは口数が少ないが、時々発する一言が小粒ながらピリリと辛い。
	ピロリロっち	オスのこどもっち。その場その場の思いつきだけで行動するのでハズレばかり引いてしまう。皆に「考えて行動したら？」と言われるがやっぱり考えるのは苦手。
	ピロリンっり	メスのこどもっち。優柔不断な性格で周りからせかされがち。迷っているうちに置いてかれていつもチャンスを逃してしまう。恋にダイエットに少女の悩みは尽きない。
	ビルオっち	オスのアダルトっち。付き合うなら自分と同じ趣味を持った娘と付き合いたい。ちなみに趣味はホエールウォッチング。
	ビルコっち	オスのアダルトっち。つぶらな眼がチャームポイント。物静かな性格で、短歌を読むのが得意。心にジーンとくる恋の歌はメスっちの間で大人気だそう。

TMP3

TMP2と同じく進化図が一本に固定されている。ごはんはおにぎり、おかしは串だんご。

学名＆画像 （お絵カキコ募集中）	生態など
プチチョコっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。甘いものが大好きでチョコさえあれば幸せ気分。
みずたまっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。ベビっちのくせにアダルトっちの恋の噂に詳しい情報通。
プロペラっち	オスのこどもっち。高いところから皆を観察してはそれをネタに恋愛小説を書いている。そのため恋愛の経験は少ないが知識は豊富。
バタバっち	メスのこどもっち。自分の彼氏の話や恋の噂話を始めると止まらないおしゃべり娘。秘密の話を彼女に話せば一時間で広まってしまう。
カブっち	オスのアダルトっち。一緒にいて幸せな気分になる人と付き合いたいと思っている。
ピポっち	メスのアダルトっち。恋のキューピット役ばかりで、気がついたら相手が居ないのは自分だけ。

TMP4

TMP2と同じく進化図が一本に固定されている。ごはんはパン、おかしはショートケーキ。

学名＆画像 （お絵カキコ募集中）	生態など
プチテレっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。いつもニコニコしていてほがらかな性格なので皆の人気者。
ハルっち	オスっち、メスっち共通のベビーっち。ダンスが好きで将来はプロのダンサーになりたいと思っている。音楽が鳴ると突然リズムを取ってしまう。
クリぼっち	オスのこどもっち。悩み解決が得意で、こどもっちのくせに皆の恋の相談相手。話を聞いてもらうだけで悩みが吹っ飛んでしまうらしい。
ピュキっち	メスのこどもっち。イタズラ好きだが、そのイタズラはケンカしていたカップルを仲直りさせたりと必ず皆をハッピーにさせてしまう。
ちょまめっち	オスのアダルトっち。「恋って何？」が口癖で、それを知るために恋に落ちる哲学者。
ちょヒメっち	メスのアダルトっち。好きなものは好き、それでいいじゃない！というのが彼女の思想。

隠れキャラ

恋愛事からは離れてしまい、ブリードすることができない。おじっち、おトキっちのごはんはキノコ、おかしは酒。ステボっち、ツケボっちのごはんはケーキ、おかしは酒。

おじっち	オスの隠れアダルトっち（シルバーっち）。未婚のまま13歳まで育成するとちょまめっちから進化。人生の大先輩として皆の恋を陰から応援する。行商人役などとして、第二期以降のゲームやアニメにもよく登場している。
おトキっち	メスの隠れアダルトっち（シルバーっち）。未婚のまま13歳まで育成するとちょヒメっちから進化。たまごっちの恋模様を応援したり覗いたりしている。お見合いを持ちかける役などとして、第二期以降のゲームやアニメにもよく登場している。
ステボっち	こどもっち時代に世話をサボると進化するオスのアダルトっち。まるでメスっちのようなハート型の髪、ぽってりした唇を持つ。”ナニか”を捨てちゃったのだろうか・・・。地味に第一期末期の商品「あるこっち」にも登場する。
ツケっち	こどもっち時代に世話をサボると進化するメスのアダルトっち。おしゃれに興味を無くし、その顔には肌荒れが目立つ。”ナニか”を付けちゃったのだろうか・・・。
デブっち	体重を99gまで太らせると進化。暴飲暴食で頭の中が食べ物でいっぱいになってしまっている。携帯版では身体が液晶画面いっぱいに広がったように表示される。89gまで絞ると元に戻る。
ステボっちGB	GB版のみに登場するオスのアダルトっち。オカッパのような髪型をしている。噂では女装が趣味で、髭が濃いのと肌荒れに悩んでいるとのこと。ステボっちに似ているが別人（ステボっちもGB版には登場する）。

裏話

ステボっち、ツケボっちは「オス、メスがあるなら当然その中間もいるよね」ということで作られた。また、おじっち、おトキっちは「TMPレベル4のアダルトっちができたら、普通は嬉しくてブリードしてしまうだろう」という発想で逆に「年を取って旬を逃したキャラクター」として作られた。

オスっち・メスっちは97年8月に一度テスト販売されたのだが、一般販売版とは一部仕様が異なる。例えば「TMP」が「けなみ」になっていたり、パッケージの垂れ幕が「祝 ブリード成功!!」ではなく「祝 しそん繁栄!!」だったりする。また、しつけコマンドでトンカチで叩くようなアニメーションがあったのだが、製品版では削除された。ブリードの演出も少し異なり、おじっち、おトキっちが布団を敷いてたまごっちが布団に入るという直球の演出があった。これもブリード時にたまごっちがOKサインを出すように差し替えられた。

ちなみにテスト販売が行われた頃から、公式イラストにラブホテルらしき建物が描かれるようになった。

公式サイトの開発裏話では、「オスっちメスっちは、社会的問題背景に検討することが多い商品でした。」「性別とか、年とか、性とかを商品に取り入れるのはとっても難しいことなんだとわかりました。」「できることなら最初の仕様での商品をもう一度出したいですね。」とスタッフから語られている。

ゲームで発見！！たまごっち　オスっちとメスっち

上記のオスっち・メスっちをコンシューマー化した、ゲームボーイ専用ソフトが1998年1月15日に発売されている。たまごっちのゲームボーイ作品は本作で三作目となる。これまでの作品はトムクリエイトが開発していたが、本作のみトーセが担当している。たまごっちブームが終焉に向かっている時勢だったため、売り上げは過去作と比べて振るわなかった。

前作・前々作には無い特徴として、通信ケーブルを用いたオスとメスの交配や交換が挙げられる。友達がいればオスとメスを交配させらせれるが、ソロプレイの場合は相手が見つからない。また時計機能とスピーカー機能を搭載した特殊なカセットにより、実機と同じような育て方が可能になった。しかし内蔵されているリチウム電池が切れると、セーブやスピーカー機能が使えなくなる(交換可能)。開発が変わったからか、たまごっちを大会に出場させる等の寄り道要素が一切排除され、育成一筋に変更されている。

そしてお決まりというか、この作品も死亡シーンが大変怖い。何でここばかり気合い入れるんですかね……？前作よりも怖いとする意見が散見され、動画内では悲鳴のようなコメントが溢れる。開発が変わっているため、死亡シーンも一新。真っ暗な背景に墓とたまごっちの死体が表示され、そして走馬灯と思われる思い出が明滅する。ＢＧＭもホラー極まりないもので、大人でもトラウマは避けられないだろう。

関連動画

関連商品

関連項目

• たまごっち