サザンドラとは、ポケットモンスターに登場するNo.635のポケモンである。初登場はブラック・ホワイト。
基礎データ | |||
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名前 | サザンドラ | タイプ | あく ドラゴン |
英語名 | Hydreigon | 高さ | 1.8m |
分類 | きょうぼう | 重さ | 160.0kg |
性別比率 | ♂:50.0% | 特性 | ふゆう |
♀:50.0% | ― | ||
グループ | ドラゴン | 夢特性 | ― |
孵化歩数 | 10,240歩 | 捕捉率 | 45 |
世代 | 第5世代 | 努力値 | 特攻+3 |
進化 | モノズ→ジヘッド(Lv.50)→サザンドラ(Lv.64) | ||
図鑑データ | |||
全国図鑑 | #635 | 図鑑の色 | 青 |
シンオウ | #― | イッシュ | #141(BW) #275(BW2) |
カロス | #144(マウンテン) | アローラ | #― |
ガラル | #388 | ヒスイ | #― |
パルデア | #372 |
図鑑説明
- ポケットモンスターブラック
- 6まいの はねで そらを とびつづけ うごくものを てきと おもいこみ おそう きょうぼうな ポケモン。
- ポケットモンスターホワイト
- りょううでの あたまは のうみそを もたない。 3つの あたまで すべてを たべつくし はかいしてしまう。
- ポケットモンスターブラック2・ホワイト2
- うごく ものに はんのうして おそいかかり 3つの あたまで くらいつくす おそろしい ポケモン。
- ポケットモンスターソード
- うごくもの すべてに くらいつく。サザンドラに むらを ほろぼされた という いいつたえは おおい。
- ポケットモンスターシールド
- 3つの あたまで かわるがわる かみつくす。あいてが たおれるまで こうげきの てを やすめない。
- ポケットモンスタースカーレット
- 本体の 頭のみが 脳を 持っている。 知性は 高いが 破壊のことしか 考えていない。
- ポケットモンスターバイオレット
- 昔 人が 邪悪 そのものと 忌み嫌い 攻撃し続けたため 凶暴になったと 言われている。
概要
- キングギドラのように頭が三つあるポケモン。進化するごとに首を一つずつ増やしてきた。タイプは「あく ドラゴン」という初めての組み合わせである。
- あくタイプらしく図鑑説明ではとにかく狂暴で破壊衝動があり、3つの頭で食らい尽くすといったことが書かれている。種族値的には頭自体は良いはずで、その辺はSVでようやく言及された。
- 歴代ポケモン全ての中で一番進化が遅い(ちなみに次に遅いのはウルガモス)。最初の形態のモノズは、なんとコモルーがボーマンダに進化するのと同じレベル50で、やっと中間ポケモンのジヘッドに進化する。その進化系のジヘッドはレベル64でようやくサザンドラに進化する。その上ジヘッドまでの特性は「はりきり」で命中が低く戦闘が安定しない。育成はとても大変だが、育て上げたときの強さは半端ないので、四天王の前に進化させれば、オノノクスと同じくゲームバランスが崩壊する。
- BWにおいてはタイプ一致メインウェポン「あくのはどう」とサブウェポン「だいちのちから」の遺伝に前世代のROMが必要(しかも両立不可)という育てるのが大変面倒なポケモンであったが、BW2でどちらの技も教え技化したことにより育てるのが楽になっただけでなく両立も可能となった。
- ヤマタノオロチがモデルであり背中の羽もバラバラに動くようにすることでさらに首が多く見えるようになっている。このほか、開発初期では600族のポケモンは戦車をモチーフにするという方針があったため腹部分の縞模様は戦車の履帯の名残である。BWは初の海外(アメリカ)がモデル、使用するラスボスが完全な悪という異例の作品であり、あくのモチーフとして戦車を持ってくるというのはいかにもゲーフリらしい。
対戦でのサザンドラ
- 非伝説の一般ドラゴンの中では初めて、特攻>攻撃の種族値を持つ生粋の特殊アタッカー。125の特攻から繰り出されるりゅうせいぐんは並のポケモンでは耐えられない。タイプ一致のりゅうせいぐん・あくのはどうを始め、だいもんじ・なみのり・ラスターカノン・だいちのちから・きあいだま等サブウェポンも充実。
- 特殊ばかりに目が行くが、攻撃の方も低くないため、二刀も十分可能。物理技のレパートリーも鋼対策のじしん、とんぼがえり、アクロバットなどなど豊富で隙がない。
流石に物理専門の型はいわゆる「変態型」とされる事が多いが・・・。種族値を活かしきれないという点もだが、ソーナンスの突破が楽と言うメリットもなくなってしまう(下記の通り、普通の特殊アタッカーならば反撃に使うミラーコートがタイプ相性で無効)。 - あくタイプの中でも、珍しく耐久面が高いポケモンなので使いやすい。第5世代では4倍弱点がなかったが第6世代からフェアリータイプが4倍弱点となってしまった。
- 4倍弱点は痛いが、それでも耐性は多く、主にロトム、シャンデラ、ナットレイ、メタグロスなどのメジャーポケモン達に後出ししやすいので、パーティがこれらのポケモンに弱いと感じたらとりあえずサザンドラを入れておくと安定度が増す。第6世代からゴースト、あく技がはがねに等倍で通るようになったため、苦手な相手も減っている。もちろん100%安心して後出しできるわけではないので過信は禁物だが。
- 第6世代では弱点が増えた代わりにギルガルドと言う心強い味方が登場。サザンガルドと呼ばれるメジャーな編成で、片方の弱点をもう片方が無効化或いは半減出来る。このため、4倍弱点が出来ても使用率はそこまで下がらなかった。ただしきもったま持ちには注意。
- あくタイプで特殊アタッカーということでミラーコートが無効である点も大きい。上にもある通り、基本的にカウンターかミラーコートだけで敵を仕留めるソーナンスに対してフルアタでも詰まない貴重なポケモン。(みちづれにされる危険は残るが)
- 先述の攻撃と耐久性能から、非常に受けにくく流しにくい。氷が4倍でない利点は大きく、よくあるガブリアス対策のめざパ氷や不一致れいとうビーム程度は軽く耐える。
- 素早さが98とガブリアスやボーマンダやラティオスといった歴代の強豪ドラゴンたちよりも遅いことが難点で、彼らと対峙すると何も出来ずあっさりやられてしまうことも。そのため持ち物はこだわりスカーフが有力な候補の一つ。
もっとも、スカーフサザンドラが流行った影響でガブリアスやボーマンダにもスカーフ持ちが増えてきた。メタゲームの典型例である。 - 当初はスカーフ型が流行ったがサザンドラの際立った長所は気合玉や大文字による受けにくさや耐性の豊富さである為、耐久に努力値を振りこだわりメガネやドラゴンジュエル等の火力上昇アイテムを持って得意な相手に後出しし、相手に大きな負担を強いる型が人気を集めている。また、電磁波や挑発を絡めて戦う型も存在するようである。スカーフもまだまだいないとは言えない為型が読みにくく、分かった頃にはこちらのパーティが壊滅してしまっていることも多々。
- 強力なポケモンであることは間違いないが、パーティが600族だらけになるようなガチ対戦ではガブリアスなどの速い同タイプの使用率が高いため、不利なサザンドラは出ていきにくい状況になりやすい。
- その他にもイッシュ新参勢の中でもドラゴン等と同様に注目されている有力ポケ・ウルガモスに非常に相性が悪い。
悪に対して虫と言うタイプ相性に加え、サザンドラの重火力を以てしても一撃では落とせないほどの特防に虫のさざめき一発でこちらを落とせるほどの特攻を併せ持つ。しかも素早さは素で負けている。
ストーンエッジやもろはのずつきなど物理岩技で4倍弱点を狙わなければ倒すのはほぼ無理。更にこれもウルガモスがヨロギのみ持ちだった場合、無振りエッジは急所に入らなければ耐えられてしまう場合がある。 - そこから、弱い相手にはとことん強いが、強い相手の前には出て行かないという悪役の鑑のような奴だと揶揄されたりもする。サザンドラさんマジパネェっす!
- 特性が「ふゆう」であるお陰で、第9世代でタイプを変更できる『テラスタル』の恩恵が非常に大きいポケモンの一体。
例えばテラスタイプを「はがね」にすると地面無効の鋼タイプの600族になる上、不利なはずのフェアリータイプを返り討ちにできてしまう。開発段階の戦車モチーフが図らずもここで活かされることになった。
ゲーチスのサザンドラ
シリーズ恒例の要進化レベルよりも低いチート仕様のレベル54。使う技もりゅうのはどう/きあいだま/なみのり/だいもんじと完全なフルアタ構成。範囲・威力・対メタの面で非常に優れており、こいつ一匹のためにパーティが壊滅したと言う報告が後を絶たない。
ゼクロム・レシラムを出しても、種族値からしてサザンドラの方が素早い上、ストーリーの都合上ゼクロム・レシラムは育成する暇が殆ど無いため、先手を取る事はほぼ不可能。
BW2でも切り札としてサザンドラを使ってくる。レベル52で技構成はかみくだく/ドラゴンダイブ/いわなだれ/やつあたりになっており、なんといのちのたまを持っている。物理構成とはいえサザンドラはA種族値もそこそこ高く、珠持ちの火力も馬鹿にはできないが、前作と違って鋼で簡単に止まってしまう構成のためトラウマ級の強さはない。
BW2のゲーチスはラスボスでなく、かつチャンピオンが本当のガチ構成サザンを使ってくるためその犠牲になったと見られている。サザンドラェ…
※ 一時期、ゲーチスのサザンドラはNPCの手持ちポケモンであるにも関わらず努力値が振られているという噂が流れたが、各種検証によりデマだと判明している。
映画でのサザンドラ
2011年のポケモン映画『ビクティニと黒き英雄ゼクロム・白き英雄レシラム』にて、カリータの手持ちとして登場する。
『黒き英雄ゼクロム』ではそのサザンドラが色違いになっている(『白き英雄レシラム』ではジャンタのゴルーグが色違いになっている)。
そして、この色違いのサザンドラの配布がブラックにて配布が決定したのである(ホワイトは色違いゴルーグ)。
♂固定だが、性格はランダムなのでいろいろな型を作れるだろう。
しかし、覚えている技がハイパーボイス・りゅうのいぶき・かえんほうしゃ・きあいだまと酷く、あくのはどうが無い為廃人から見ると残念としか言えないようだ。だが、BW2の教え技であくのはどうを覚えることができるようになり対戦で使いやすくなった。
ちなみにゴルーグは性別不明で遺伝技がないので特に被害も何もなかったのであった。
お絵カキコ
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関連項目
- ポケモン
- ポケモンずかん
- あくタイプ / ドラゴンタイプ
- モノズ / ジヘッド
- テツノコウベ
- ドードリオ
- ナッシー
- ゲーチス
- 戦闘!チャンピオンアイリス
- キングギドラ
- 八岐大蛇
- 戦車/多砲塔戦車
- サザン
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