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この記事の冒頭は曖昧さ回避です。 追加したい項目があれば西の海から伝えてきてください。 |
The Messengerとは、使者・伝令・配達人等(つまり何かを運ぶ者)を意味する英単語"Messenger"に定冠詞が付いたものである。英語圏では小説・雑誌・映画・ドラマ・音楽・ゲームと多岐に渡って用いられている。
原題に"The Messenger"が付いたもののうち、日本で公開・発売等された、または一定以上の知名度があるものは以下が挙げられる。
- 1999年に公開されたリュック・ベッソン監督の伝記映画。原題は"The Messenger: The Story of Joan of Arc"、邦題は「ジャンヌ・ダルク」
- 2007年に公開されたオキサイド・パン、ダニー・パンの共同監督によるホラー映画。邦題は「ゴースト・ハウス」
- 2009年に公開されたオーレン・ムーヴァーマン監督のドラマ映画。邦題は「メッセンジャー」
- 2007年、GuitarFreaksV4&DrumManiaV4に収録されたorangenoise shortcutの楽曲。正式名称は"The Messenger (not decorated)"
- 2010年に発表されたLinkin Parkの楽曲。
- 2018年8月末にDevolver Digitalから発売されたレトロ風2Dアクションゲーム。
滅びた世界の西端に切り立つ、断崖の上に…
死よりも隠遁を選んだ、人類最後の生き残りが暮らす村があった…
いずれ訪れる運命に抗い、ただ生き残るためだけに、村では日々鍛錬が続けられていた…
人類を根絶すべく、魔物の軍団が再び地上に現れるという言い伝えがあるのだ…
幸いにして、それと同時に西の海より英雄が飛来し、加護と英知をもらたすとされている…
いつもと変わらぬ平凡なある日、ひとりの若き忍者が今まさに、その英雄と出会い…
一族の存亡がかかった巻物を手に、危険に満ちた世界へ旅立とうとしていた…
概要
The Messenger (ザ・メッセンジャー) |
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基本情報 | |
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ジャンル | アクションゲーム ????????? |
対応機種 | PC(Win) Nintendo Switch Playstation 4 |
開発 | Sabotage |
販売 | Devolver Digital |
配信日 | Switch …2018年8月30日 PC …2018年8月31日 PS4 …2019年3月20日 Xbox LIVE …2019年7月11日 |
価格 | Switch 1980円/$19.99 PC …2050円/$19.99 PS4 …2016円/$26.99 Xbox LIVE …2350円/$19.99 |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
プレイヤーは西の海から来た英雄に託された巻物を運ぶ「使者(The Messenger)」となり、射程は短いが素早く振れる忍刀、遠距離に攻撃できるが気を使うためか弾数有限の気手裏剣、平らな壁に張り付き上下移動できるようになる手鉤(てかぎ)・滑空して遠くへ行けるようになる帆布(はんぷ)・左右に発射し壁やフックに引っ掛け移動する縄標(じょうひょう、いわゆるグラップル)等の忍具、そして己の忍者(アクション)力を駆使することで、立ちはだかる障害を排除しつつ任務の完遂を目指す。
本ゲームは忍者龍剣伝のファミコン三部作が大好きな開発が製作しているだけあり、忍者龍剣伝を筆頭に1990年代のレトロゲームの影響を色濃く受けたアクションゲームとなっており、グラフィックは色数が多いことを除けばファミコンのような雰囲気、サウンドもその全てがRainbowdragoneyes氏によるFamitrackerで作られたチップチューンと、当時の雰囲気をこれでもかと醸し出している。
レトロ風らしくゲームの難度は比較的高めだが、「挑戦的ではあるが懲罰的(理不尽)ではない」という開発からのコメントにもあるように、昔のゲームにありがちなもっさりした操作感はほとんどなく、回復兼復活ポイントのチェックポイントは比較的多く用意されており、さらに残機の概念はなく死んでしまっても悪魔のクアブルに復活の手間賃を後払いすることでチェックポイントから無限に復活することが出来る(ゲームオーバーが存在しない)といった具合に、操作感・システムはしっかり現代に合致したものとなっている。意味はよくわかんねえけどサ、オイラって時代遅れの「ライフとコンティニュー」制よりかマシらしいゼ。
可能なアクションは忍者らしく忍具によるものが多くを占めるが、本ゲームで最も特徴的なアクションシステムはオブジェクト・敵・敵の攻撃(※要強化)に攻撃を当てると空中でジャンプできるようになるという特殊なジャンプシステムだろう。これにより通常の二段ジャンプと比べると、攻撃を当てさえすれば無限に飛び続けられる一方で攻撃を外してしまえばそのまま落下するといった具合に、緊張感の強いものとなっている。
このようにアクション面は快適になるように考慮はされているが総じて硬派であり、一見するとストーリーの方もあらすじから「一族を救うための使者となって使命を果たさんとする」というシリアスなゲームに思えるが、店主との会話での無駄話・パロディ・メタネタやユニークなキャラクターが数多く登場し、ユーモアに溢れた内容となっている。
レトロゲームへの愛を盛り込みながらも現代のユーザーに受け入れられるよう丁寧に作られた本作は、PVやプレイ動画を見てぐっと来た人であれば買いといえるが、特にレトロ風ゲームが好きな人、歯ごたえのあるアクションゲームをプレイしたいが理不尽なのは嫌いという人、「ニンジャの……アクションゲーム!」というコトダマが頭に浮かんだ人にオススメだろう。
なお、この概要では本ゲームにおける『とある重大な要素』をあえて説明していない。ストアページのPV・説明でもネタばらしされているため、新鮮な気持ちで体験したい場合は今すぐ何も見ずにゲームを購入して遊ぶことをオススメしたい。
登場キャラクター
重大なネタバレにならない範囲で、序盤に登場する一部のキャラクターのみ紹介する。
- 主人公
- 人類最後の生き残りが住む島の若い忍者。退屈な歴史の授業に飽き飽きしており、村から出て世界中を旅したいと考えていた。数百年前の伝説でしかないと思っていた魔物の襲撃に遭ってしまうも「西の英雄」に命を救われ、巻物を三賢者の元へ届ける「使者」になるよう依頼されたことで、幸か不幸か世界中を旅することになった。
- 西の英雄
- 言い伝え通りに西の海から飛来し、主人公が魔物に襲われたところを救った者。黄色い鎧に弓と武士のような風貌をしている。自らの正体について主人公に聞かれると「答えは自ずとわかる。」とはぐらかしたが、その意図は果たして……。
- 店主
- 青いフードを被りネックレスを身に着けている、不思議な空間で店番をしている正体不明の存在にして本作屈指のユーモア要素。店では時のかけらと引き換えに永続的なパワーアップを施す「強化」と、場所の説明や直後に出るボスのアドバイス、ゲームとはほとんど関係のない面白い話をする「会話」をすることが出来る。
- クアブル
- 主人公が死ぬと時空を操りチェックポイントで復活させてくれる代わりに手間賃を後払いで要求する強欲な悪魔。マスコットキャラのようなかわいらしい風貌だが、死ぬと死因に応じて画面の前のプレイヤーに向けて言っているような憎たらしいコメントを残す。
- バラマセーゼル
- 悪魔将軍の異名を持つ魔物。赤い肌・二本の角・長い耳・蹄の付いた足を除けば比較的人間に近い姿をしており、典型的な幹部&ライバルポジション。二本の刀を操り、速さで翻弄する戦い方を好む。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 忍者
- インディーゲーム / インディーズゲーム
- アクションゲーム
- 開発が大好きだと公言しているゲーム
- Steam / Steamで販売中のゲームの一覧
- Nintendo Switch
- Playstation 4
- Xbox LIVE
- メタ発言
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