ニコニコ大百科

>>173
池田勇人や佐藤栄作、田中角栄が活躍した時代は、日本人は誰もが昨日より今日、今日より明日、着実に豊かになっていった。

オイルショックがあっても、今みたいにリストラに怯えることもなかったしね。

｢所得倍増計画｣のもと、55年体制下の自民党議員は全員が日本国民に豊かな生活をさせることが、政治家としての自分の使命だと確信していた(実際それは正しかった)。だから皆が自民党を支持した。

で、バブル崩壊後。特に宮沢以降の自民党は、二世三世ばかりの苦労知らず、お金持ち。福田康夫辞任時、｢これだから世襲議員は根性が無い｣と中曽根元首相が呆れていた。

国民の所得が減り続けても無関心。派遣だろうがワーキングプアだろうが自己責任。
自分たちの仕事は国民を豊かにすることじゃなくて、税金を取って財政赤字を小さくすることだと考えている。構造改革に頭をやられた連中が多数を占める現在の自民党と隔世の感がある。

世襲総理：宮澤、細川、羽田、橋本、小渕、小泉、安倍、福田、麻生、鳩山
非世襲総理：（竹下）、宇野、海部、村山、森元、菅

平成になってから既に15（16）人もの総理が誕生している。
世襲の総理はピンからキリまでいるが、非世襲の総理は誰一人まともなのがいない。
非世襲の中ではイット革命やインド外交などで一応功績もあった森元が一番マシか。

>>182
まあ、昭和時代の自民党総裁にかなう者は誰一人としていないのがよくわかる。
佐藤栄作、池田勇人、中曽根康弘のような名家出身者や、田中角栄、鈴木善幸のような庶民派など、多種多様な人材が集まっていたのが懐かしい。カネには汚かったけど、仕事はきっちりやっていた。

今の日本の政治家は、政党に関わらず「カネには綺麗だが仕事できてない奴」と「カネには汚いが仕事もできない奴」しかいないのが本当に残念。

>>183
そこに出てる人なら少なくとも角栄と善幸よりは小泉の方がよかったかな。

なんか難しすぎて話がよく分からなくなってきたが・・・俺は小泉さん好きだったけどなぁ・・・話わかりやすかったし、かっこよかったしね。
少なくとも今の民主党みたいに口だけじゃないってのは良かったと思うよ。平均収入って言ってもどうせ殆どの人たちは何十万とか上がるわけないし一部の一流企業とか役人の給料の平均ならﾄﾞﾝﾄﾞﾝ下がって欲しい・・・俺らのﾗｲﾝまで下がって来るんだ･･･

森元さんは親父さんが町長だったから、
世襲でないと言えるかどうかは微妙。

あ、全然関係ないけど、小泉純一郎を
誰かが演じるとしたら田村正和以外に考えられないね。

いや、なんとなく変人っぽいところとか
孤高の人ってイメージがかぶるから・・・。

田村正和さんは既にドラマで総理大臣の役を演ってるし、結構いいかも。
ただあのライオンヘアーを田村正和さんがやるとすると・・・

>>184
角栄より小泉の何がどう良かったと思ってる?
具体的に説明頼みます。

今の日本には、生産性に見合った給料が貰えていない「ワーキングプア」と呼ばれる人達がいる。

だけど、裏を返せば「生産性をはるかに超える給料を貰っている人」がいるってこと。

それは労働組合に守られている、正規労働者だ。

竹中平蔵は「正規・非正規雇用者を一括りにして、同一労働・同一賃金・同一保険」とする制度を主張している(実際にオランダがこの制度を実施して、失業率を大幅回復することに成功)。

小泉の後を継いだ安倍首相は、竹中の意見を取り入れてこの問題に着手を試みたんだけど、日本経団連は「全員分の保険なんて賄いたくない」と反対するわ、日本全労連も「正規労働者の特権(=終身雇用)が無くなる」と反対するわで、結局頓挫してしまった。

では何故、オランダは法整備を行えたのかというと、「強力な意志を持った政治家たちが法案成立に全力を挙げた」からだと竹中は話す。

強力な意志と指導力で郵政民営化を成し遂げた小泉には、郵政よりも派遣問題を片付けてほしかった、と私は思う。

>>189
その書き方だと、財界人の集まりである経団連と、共産党系労働組合の全労連という異質の団体が一緒になって非正規雇用者いじめてるみたいに見えるけど、実際は少し違う。
経団連はそれこそ同一労働同一賃金自体に反対だけど、全労連はそれ自体には賛成。
でも、竹中案の中には、正規雇用者への保護規制の緩和がある。
つまり、今までより正規雇用者を辞めさせ易い存在にした上での同一労働同一賃金てわけだ。
それはおかしいじゃないか、て言うのが共産党系の全労連の言い分。
正規雇用者と非正規雇用者の待遇を同じにするっていうのに、何故正規雇用者の待遇を下げるんだい、と。
同一労働同賃金そのものが嫌な経団連と、案に存在する新自由主義、規制緩和の要素が嫌な全労連を一緒くたにはするなよ。
確かに竹中の著書には、その部分は経団連も労組も一緒くたに書いてるけど。

>>190
ご意見ありがとう。
全労連の言い分としては「非正規雇用者の待遇は上げるのに、何故正規雇用者の待遇を下げるのか?」ってことだよね。

それは「正規雇用者が恵まれすぎているから」だと私は思う。

今の正規雇用者というのは2通りあって、
1.毎晩残業続きで大量の仕事をこなさねばならず、苦しんでいる人
2.大した仕事もしてないのにそこそこ給料貰っている人
私が恵まれすぎていると思うのは2の方。

もし正規・非正規雇用者の同一労働・同一賃金が実現すると…

・1に該当する人は、非正規雇用者が仕事を分担してくれるから、仕事量が減ってゆとりができる(ワークシェアリング)
・2に該当する人は給料を減らされるが、これは自分の責任。給料を上げたいなら、もう少し仕事量を増やせばいい。

こうなると思うのだが、いかがお考えかな?

>>182
世襲を否定する人もいるけど、幼少期から政治家になるための教育受けてきて
地盤を固めるために利権流したり怪しい後援組織を盾に持つ必要もないから
世襲の方がまともな政治家が育ちやすいのはある意味納得出来る

>>186
森元の祖父は村長（のちに町長）、父親は町長だが、いずれも国政進出経験は全く無い。
一方森元は国政のみなので、世襲ではないと思う。
>>188
これっていうものを挙げるとしたら、外交（特に中国）と後継者かなあ…。

>>sm13087739

>>190>>191
いや～勉強になります。

バブル期に書かれた「豊かさとは何か」って本で西ドイツと日本の労働者が比較されてるけど、全然変わってないのね。土地が安くなったくらいで。

みんな収入だけじゃ測れない幸せを求めて民主党に入れたのにねえ・・・

記事の中に郵政民営化のことについて何も書かれていないのは誠に遺憾である

>>構造改革が所得格差の拡大を招いた
これは今となってはデマだってわかっているから
省いたらどうかな？小泉政権中はむしろ格差は
むしろ縮まったはず、いくつものデーターで
証明されている。

>>191
非常な亀レス申し訳ない。
まさかこうも丁寧にレスが返ってくるとは思わなかったもんで、あれからここ見てなかったんだ。

正規雇用者内の格差も由々しき問題なのは同意だ。
ろくな待遇をされてない労働者が多いのに、その企業の御用組合の幹部連中なんかは、労資協調を言い訳に企業側と癒着して儲けている。
ただ、そんな状態で解雇規制を一律に緩和すると、企業側は更に1の層を解雇しやすくなるだろ？
そこを全労連は危惧している訳だ。あそこは民主党系御用組合の連合とは少し違うところだからな。
大事なのは、あくまで2は正規雇用者の中では少数と言うことだ。その問題を解決するために正規雇用者を「一律に」辞めさせ安くすると、1まで巻き添えになるわけだ。

小泉さんの話で有名なものに、金の授受関係の噂が全く無かったというのがあるよね。金に関しては非常に厳格で、誰かにあげたり貰ったりといった事はしなかった。
特に極端な話として、高橋早苗議員のバレンタインチョコを着払いで送り返したとか、子供へのお年玉を全部断ったとか。安倍さんも、森さんからネクタイを貰った事を忘れてしまったという笑い話の中で、小泉さんの場合はそういう心配をする必要が無いと発言していた。

別にお金に拘らない議員なんて珍しくないのだろうけど、その中で小泉さんに関する逸話（？）が各議員から語られるのは人一倍その傾向が強かったからだろうね。

小沢は自民党的な政治家で、小泉は民主党的な政治家なんていわれることがある。
小沢は元自民党で角栄の一番弟子、やっていることも角栄の劣化版だから自民党的というのは分かる。
しかし小泉が民主党的という意見はイマイチ分からないな。
民主党っていうと「日教組やJR総連から熱烈に支持され、国旗・国家・日米安保などに否定的な人が多く、
党内のベテラン議員には若い頃学生運動に明け暮れていた人も少なくない」といったイメージなんだが、
小泉はこれらに全く該当してないし・・・。

小泉を語る上で、まず抑えておくべきなのは
・1998年ごろ、「凡人軍人変人」とかの頃は「日本のよふけ」とかに出てタレント活動っぽいこともしてたし、マスコミももてはやした
・2000年ごろ、総理就任時はマスコミは祝福
・田中真紀子を切ってから、退陣予定を表明する頃くらいまで、マスコミはひたすらに「ノーコイズミ」「靖国参拝は？」を連呼。
・退陣が明らかになって、しかもそれが任期満了によるものでマスコミの完敗が明らかになって以降は、手のひら返しで小泉を賞賛。
以上の事実。
マスコミは最終的に小泉に敗北しただけであって、もしもずっと小泉に服従していたなら、あんなに靖国靖国言ってないし、もっと早く民主政権になってる。

>>201
派遣切り問題とかでマスコミやジャーナリストが小泉を批判していたけど、小泉に負けた恨みをぶちまけているって印象を当時持ってた。

あと、オバマの選挙手法は小泉のに似ている気がする。ワンフレーズとか、演説とか、抵抗勢力とか。

そして郵政民営化について、すこしだけ書いてみた。
まだまだ書くことはあるだろうけど、とりあえず本人の主張だけを書いた。

どうですか？

>>201
当時も今もマスコミはそんなもんだよ。
勢いのいいのはどんなんでも無批判に称賛して、しばらくしてボロが出たら手のひら返し。その際には些細なネタでも使う。同時に別の勢いのあるのを称賛し始める。これの永劫回帰。
古い自民党を叩いて小泉自民党を称賛、自民党を叩いて民主党を称賛、小沢・鳩山を叩いて菅を称賛、民主党を叩いてみんなの党を称賛、全部この流れ。

>>202
オバマさんが小泉さんの選挙手法を真似たか参考にしたかは不明だけれども、当時各国の首脳が小泉圧勝に対して注目したのは事実のようだね。やっぱり民主主義国家の政治家はいかにして選挙に勝利するかについて関心が高いみたい。
郵政選挙後の首脳の集まり（サミット？）で小泉さんに「いかにして選挙に大勝し得たのか」との質問が複数あったらしい。

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政策には賛否両論あるが、マスコミ対応やリーダーシップで彼の右に出る者はいなかった。
マスコミ対応やリーダーシップを発揮出来ないと政策以前に総理の職は務まらないんだろうなと思う。

ほんとだったら今３０台になってる人たちが不況の日本を力強く立て直していくはずだったんだけど
小泉が切り捨てちゃったから、彼らは皆子供も持てないようなプアマンにしかなれなかった。

日本に白馬の王子様はやってこないけど仕方ないね。
けれど白馬の王子様を夢見る僕ら。ウフフ

単にお前が負け組なだけだろ。
道を走るプリウスの数を見ろよ、ちゃんと稼いでる奴は稼いでる。