ニコニコ大百科

小説Ｚ序盤では、アムロが同志になるならララアを失ったことも認めたいが
連邦のために働くなら認めたくない、というだけで後ほど勝負に執着していない
UCのジンネマンの分析だと、CCAの根源は絶望でそれから逃れるためにアムロと戦うことに拘ったという
やっぱりＺからＣＣＡまでにシャアを絶望させる事件があったのだろう
セーラさんがいっそ死んだほうが楽になれたのにと悲しむほどの

>>270
ファーストやZではそこまでアムロ恨んでる風には見えなかったからな･･･
ZからCCAまで7年あるし、シャアの心境が色々変わってもおかしくないしな
もしかしたらZ時点まではララァが死んだのは戦争だし仕方ない面もあった、と思っていたが、年々記憶が風化していくのと反対に過去が美化されていったのでは･･･という憶測ｗ
ララァとシャアが一緒に居たのも考えればわずかな時間だったしなぁ
連邦政府のふがいなさに絶望するうちに、過去の思い出にすがるようになり、そのララァを殺したアムロを憎むように･･･という悪循環があったりして

元々は生い立ちのコンプレックスだと思うよ
育ての親のジンバラルから毎日父親の暗殺とか聞かされて育ったら
普通強烈な使命感と復讐心で歪みまくるだろう
そこからある種の面識の薄い父とその思想への過剰な信仰が生まれたのかも

シャアは基本的にイイコちゃんで幼少期を過ごしてきていた。
妹にとって良き兄であろうと、心細い母にとって良い息子であろうと
ダイクンの後継者として良き息子であろうと、皆が皆彼に期待した。
彼は優しく、相手を察し思いやれる子供であるだけでなく
周囲の期待に応えられる能力を備えていた。
これが彼の不幸の始まりだ。
甘えていたいときに甘えられず、子供時代を子供として過ごせなかった。
子供が甘える相手とはなんだ？ズバリ母親である。
そしてサビ家によって国を追われジンバによって養育されると
彼によって復讐者としての人生を与えられる。
ジンバによって仕向けられただけでなく、復讐の最大の原動力は
母を奪ったザビ家を葬り去る事。
父が目指したニュータイプ社会の実現も大事だが、ジオン軍の中にあって全てを失いかねない無謀さで復讐を実行する辺り
彼は理屈ではなく情動で動いていたのでは無かろうか？

そしてシャアにとって「第二の母親」とも呼べる包容力、文字通り自己犠牲を厭わない愛で自分に接してくれたララァを奪ったのみならず
生前もそして死後もニュータイプとして感応しあえるアムロに対し
シャアはどんな感情を抱いたのだろうか？
嫉妬？憎悪？憧憬？怒り？
結局シャアにはアムロを肯定できなかった。
それ程までにララァを失うと言う事、母の愛を得られなかった乾きは大きかったんじゃないだろうか？
俺はサイコフレームの輝きに包まれながらララァのことで激しく怒るシャアが
何時までも忘れられない。逆襲のシャアとはあの一言を言わせる為にあったんじゃないかと思えるほどに。

>>270
『自分の理念に確信持てないし、アムロと相談して決めよう』ってのがシャアの目的だったんじゃないかと思う
相談の方法がMS戦と口喧嘩だったせいでアムロと戦う事が目的みたいに言われる

シャアは大義を持ち出しつつも結局アムロとララァを最優先してるからな
絶対『アムロに邪魔されるなら仕方ないな（ﾁﾗｯ』くらいにしか思ってない
あとアムロに同志になって欲しい（だが自分から折れるのは嫌）って未だに思ってそう
ララァが死んだ今、唯一本音で語り合えるアムロが理解者になってくれたらって気持ちをあの口喧嘩から感じる
『アムロが同意してくれるなら心置きなくアクシズ落とせるんだけどな（ﾁﾗｯ』って
そういう迷いからあんな極端な作戦の中で中途半端な行動に走った

というのが個人的な解釈

シャアはアムロと戦っているとポロポロと本音を零す。
彼は地球圏に争いが絶えないのは地球に住むエゴ丸出しの人類だ、
ジオン・ダイクンの息子である私が粛清し地球圏に安定を取り戻し
再び難民（棄民であるスペースノイド）を生み出さない社会を作る！
と大風呂敷を広げ金と人を集め戦争を起こした。
正にこの閉塞しきった世の中を糾す為の戦いを宣言したものだった。
当然のように現状に鬱屈しているスペースノイドは彼を支持し文字通り命懸けで戦いを挑んだわけだが
シャアはアムロとの白兵戦で
『私は世直しなど考えていない！！』
と断言してしまう。
ここにスウィートウォーターの市民がいたら何といっただろうな？
ぶっちゃけてしまうとシャアにとって戦争の無い社会とか父の理想とかより
アムロとの不完全燃焼の決着にこそ我慢がならなかったんだと思う。
それは主題歌じゃないけど
「平和」より「理想」より「自由」より「正しさ」よりも優先してしまうほど。
彼を駆り立てたものは
「母」になってくれるはずの女性ララァへの強い思いと、
その彼女と自分よりも誰よりも共感しながらその命を奪ったアムロへの強い嫉妬と憎しみと憧れではないかなぁ？
自分の欲しい「ニュータイプ」としての強い能力を持ちながら
それを（シャアから見たら）つまらないことに使い続けるアムロが許せないし、
アムロからしたら自分には無い政治的な力やカリスマを持ちながら
自分との決着の為だけに地球を汚染してしまおうとするシャアがやはり許せない。

サンライズが「映像化した物が公式」って本気かネタか未だに分からんが公言しちゃってるからな
だから小説版についてアレコレ論じても所詮小説版は小説版であって、小説版の描写がアニメ作品の補完には成りえず、パラレルじゃね？で終わってしまう気がする

小説版のシャアの考え云々言うなら富野も「私は世直しなど～」とかナナイの「大佐はアムロを見返す為に～」とかの台詞は言わせなかったんじゃないの

そもそもシャアは妹に15年も前から「父の理想を歪めて受け止めている」と指摘されているんだよな。そしてそれは正しい。
本来ジオニズムは『地球は人類発祥、生命のゆりかごにして聖地だからこれ以上人類が汚染してはいけない』『故に我々は地球から巣立ち宇宙に住もう。これからの時代は宇宙の時代。我々宇宙移民が時代を切り開くんだ』『宇宙移民こそがパイオニアであり新時代のエリート、ニュータイプなんだ』
という発想なんであって主体は人類じゃなくて地球環境の保存と保護が優先されるものだったんだよね。
ザビ家の手で『我々はエリートなのだから地球に住む者のいうことなど聞かなくていい』に変わり、シャアは更に『全人類をニュータイプにしなくてはいけない。言う事を聞かないオールドタイプは害虫でしかないから抹殺しよう』『地球の環境を破壊し尽くし生き物が住めない世界に変えてでも』と
より過激で人類主体になってしまった。
言わば手段が目的化し、その目的の為に更に輪をかけて手段を選ばないという悪循環が発生してしまっている。正に本末転倒。
こりゃ確かにセイラさんの言う通りだわ。ニュータイプによる独善的な世作りはいけないわ！って言うよ。
でも兄ちゃんは聞いてくれません。
テロになど走らず、真面目に政治家として地球圏を変革していけば
シャアは立派な人間だったんだろうねぇ。出来なかった所がシャアらしいといえばそれまでだが。

>>sm6692557


同監督か、こりゃ同じ構図も納得だ

>>sm3709349

関連動画に入れてほしいな
IFとはいえ富野監督も関わってるしクェスが望んだ父親としてのアムロって感じがある

ZガンダムやVガンダムに隠れがちだけど、なにげに登場人物の死亡率がかなり高い
逆シャアで初登場した面子では、ナナイを除いて皆全滅
主要キャラ全員を挙げても、生き残ったのはこれに加えてブライト一家とカムランだけ
アストナージが死んでしまったのもロンド・ベルにとって大きな損失だと思う

>>281
メラン副艦長を忘れてないかwww
影は薄いが、ロンド・ベル旗艦の副艦長やってるんだが、只者ではないはず。

>>281
そういや新キャラはナナイ以外は全滅してるな…。
チェーンとかケーラさんは生かして欲しかったよ…。

関連項目のシリーズ一覧のところ、00と0080の間にAGEが欠けてるぞ

AGEでフリットがパイロットとして充分に戦えるのにも関わらず
デシルと乗艦の砲撃や配下のMSを使って戦術的に戦い、結果自分の引き金以外で倒したのを見ると
もしシャアがパイロットとしてのプライド捨てて合理的にアムロを倒そうとしたらああなってたんろうな

ま、そこら辺をあっさり割り切れたらそれはもうシャアじゃ無い気もするけど

私は艦長にはならない、私は宇宙の戦士だ！
とか言う感じのセリフを確かオリジン辺りで言っていたな。
恐らくシャアという人となりを雄弁に語っているし、全作品共通している事だと思う。
彼は一流の政治家にもなれただろうが政治というものが如何に自分と自分の家族に不幸をもたらして来たかを重々承知なのでやりたくない（あこぎな真似だから）。
何より政治に群がってくる連中はどいつもコイツも俗物だ！あんなのと一緒にいたくない、というのが本音ではなかろうか？
戦艦のブリッジでふんぞり返っているよりも戦場で終始体を動かしている方が
『怖く無くていい』。じっとしていると怖いとはＺでカツとの話の中で出てきたし。
こういう生身の人間らしいところが、やはりシャアだと思う。

>>281
Z・ZZの活躍を見てきただけにアストナージのあっさりした死に様には涙を禁じえない・・・
>>283
しかしUCにナナイの姿はないしどうなったんだろうか・・・

>>283
ナナイは元々エゥーゴからネオジオンに来た人だみたいだし
シャア個人は慕っていてもジオン自体は割りとどうでも良かったんじゃない？
それにミネバ以上にシャアの弱さと人間らしさを見てるであろうナナイが
シャアのガワだけ被った空っぽの器なフロンタルに付き従うとは思えない

ナナイは女としてシャアに寄り添って居たかったんだろうなと思う。
だから献身的だし他の女が絡むとヒステリックになる。

シャアがどうして地球寒冷化作戦をやりたがっているかという過程を間近で見て
それでも尚シャアについていくと決めたのは
人間としてシャアを見つめていたからだと思う。

強化人間であり、あらゆる要素をコピーして持ってきただけの
シャアの苦悩だとか希望だとかを無視して「結果」だけで存在する事を許されてる
フルマッパにナナイが付いていくはずもなし。

逆襲のシャア友の会が欲しい
誰か持ってない？

>>288-289
別にネオ・ジオン側で出てくる必要はないだろ
「シャアの再来()何あの人形見たいなパクリ」的なセリフでも何の問題もないし

>>291
すまんが日本語で頼む。何を主張してるのかさっぱりわからん。
実際問題としてシャアが行方不明になった事によって「ネオ・ジオン」という組織の求心力は瓦解してしまっている。
総旗艦であるレウルーラのライル艦長（シャアが出撃しているときは軍全体の指揮官）も離脱しているし
ジオンの伝統芸であるＮＴ研の責任者であるナナイがいないという事も極めて大きな損失だ。
全てシャアがいなくなった事からおきている事だ。シャアの代替品でしかないフロンタルでは纏め切れないという良い証拠だろう。

アムロが死ぬ思いして光を見せたのになぜ戦争や争いが止まないんだ・・・

そりゃぁ、心の光なんて代物で戦争の原因が消えるわけじゃないし。

政治家（サンライズ）や愚民（ガノタ）たちが争いを求め続けるからさ
いつまでもシャアがいなくならないからアムロの「貴様が居なくなってからそうさせて貰う！」が実現できないのさ

>>294
確かにそうだな・・・しかし考えなおすこともないとは悲しいわ
>>295
なんということだ

まぁ>>295のようなメタ発言はともかく（事実ではあるんだけどね）、
>>294の言う通り優しさや献身だけで世界から戦争が無くなる訳が無い。
かといってシロッコやハマーンのように「一部の天才（エリート）が世界を動かす社会」とやらも実現するはずも無い。
天才やエリートも所詮は人間でありセイラさんが言うように大衆（オールドタイプ）の中から生まれ育ってくるもので
「いらないから粛清する」という発想は天才もエリートもＮＴもその発生源を切り捨てるということになる。
そしてＮＴや一部の天才とやらも結局は争う事をやめられない。

というより、アムロは「人間は戦争をしていなかったらとっくに滅んでいるさ」と指摘していたので戦争自体は必ず起きる、と確信しているよね。
アムロが言いたかったのは戦争をやめるとかそういう話ではなく、人がＮＴになっていつか地球に依存しなくなる社会が来る、それを待てばいい。ということだと思うよ。
シャアはそんなの待ってられるか！と暴れたわけで。

この映画リアルタイムで劇場で見たよ。
５～１０歳くらいのガキが大挙して親と一緒に押しかけてたんだけど
内容が難しすぎて理解できないから映画館の中でわめきちらすは走り回るわで滅茶苦茶。
肝心の映画の台詞が全然聞こえなかった。

>>298
ZZの映画だと勘違いしてた子とかいたんだろうな
内容が難しすぎたのもあるが、見知ったZZのキャラが全然出てこないのは子供にとっては退屈かもしれん

まさかギュネイとラクスが結婚するとはなw