ニコニコ大百科

連邦は小型MSへの転換期だったから、初期の連邦小型MSにはミノフスキー粒子がなんか黄色くなる因子がある部品が混ざってて、CBはたまたま同じタイミングでピンク色になる因子を持つ部品を機器に使ってたんじゃね
んでVで技術成熟と共に黄色くなる因子の部品は連邦では採用されなくなり、たまたま同じタイミングでザンスカールは採用してたとか

メタ的なことを言えば、この作品の主役は連邦軍じゃなくてクロスボーン（というかロナ家）だからなのでは、という。その後の展開もクロスボーンが主役だし。

>>418
F91ってフェミニズムと男性学に頭からつま先までどっぷり浸かった作品なんで、もし本格的にやるとなると、フェミニズムのフェの字が香っただけでもブチ切れる厄介な人達にどう対処するかが問題になるんだよなあ。
だって、もしF91を小説版の通りにやったら、セシリーがミスコンに対して「女性蔑視の行事を取りやめて、このような行事を認める男性社会の偏見と戦うための行動をおこすことを提案します」って言うんだよ？
90年代の作品でこれをヒロインに言わせた富野は本当にすさまじいんだけど、残念ながらこれを許容する土壌が当時にも、30年経った今でもこの国の視聴者層にあるとは思えない。
だったら、中途半端な作品に終わった映画版の陰に隠れた小説版を読んだ人だけがもっと楽しめる作品、のままであってほしいと思ってしまうな。

クロスボーンが主役になったのは宇宙海賊になってからでは？
F91の頃は血族のセシリーすら見限られる貴族主義の悪役だったし

うーん…まあ、その辺も小説版を読んでほしい、としか…
上巻なんて8割がたクロスボーン（というかロナ家）の事しか書いてないし
下巻でもかなりの比率がロナ家の描写に割かれていて、シーブックがF91に乗るのは下巻の8割9割が終わった終盤も終盤なんだよね。
映画版はシーブック中心にその辺だけを映像化してるから、受ける印象が全く違うからアレなんだけど…
映画版と小説版は違う描写もあるんで同一視はできないんだけど、監督本人が書いた小説では連邦軍とロナ家どっちを主役として描いてるかは分量的にも一目瞭然という点での「メタ的」なお話

>>387
新しいことが始まる感じがしないって意見には確かに頷けるな。
実際見てみて、「結局のところは連邦対反連邦の戦争の話なんだよなあ」って思われちゃうところがあったし、コスモ貴族主義のロナ家にしてもザビ家とかハマーンとアクシズ騎士とどう違うのかって話だし。

もし本当に「新しいガンダム」をやるなら、それこそ「宇宙海賊クロスボーンバンガードが地球圏の弱きを助け強きを挫く！」という展開を見せちゃっても良かったかもしれない。

>>422
F91で始められなかった「新しいもの」の中にフェニミズムがある、という点も結構大事だよね。
確かに、復讐のレクイエムのPVで女性隊長が出てきただけでヒステリーを起こす界隈が騒ぎ立てるのも想像がつく。
それでも、だからこそ、それを示して古すぎるファンと新しいファンの新陳代謝を起こすことで「新しいガンダム」足りうるんじゃないかとも思う。
で、マンガのF91プリクエルでも、小説版のようにセシリーの抗議シーンがあったような気がする。
この際、あちらの単行本も買うかなあと最近考えてる。

シーブック視点だと典型的な生き延びるための戦いを描くだけになりがちだけど、ロナ家にアングルを移すと様々な増悪や家庭環境を描けるからストーリーとしては面白くなるんじゃないか？

ただやはりスポンサー的にはロボットもっと出せ、となるからつくづく富野とバンダイは相性が悪いとも思うが

小説版はもっているが、セシリーはあくまでヒロインで主役はシーブックだろう
後のクロスボーンガンダムでも彼女はヒロインの一人に過ぎんのでは？

シーブックはたしかにキャラクター上の「主人公」ではあるけど、主人公が必ず物語の中心にいるか、物語を動かしているのかと言えばF91はそうなってない。
主人公が狂言回しや一人称の提供役にとどまってるケースは、フィクションとしてはあり得る構図で、F91に限らず富野作品では時折ある。
例えば『イデオン』は、人物上の主役はユウキ・コスモだけど、実際に物語の中心にいるのはジョーダン・ベス（とカララ・アジハ）であるのと同じような話。

言うまでもなく「F91の主人公はシーブック」と「F91はロナ家の物語である」は両立する。

今までのガンダムはみんな「小説版はあくまで原案的な位置付けで、必ずしも映像版を補完したり前提となるような作りじゃない」という方式だからなぁ。
基本的に映像版が最終決定稿となるから、映像で描写されてない事は前提にならない事は多々ある
その辺UCnext100とか言ってるんだから小説版取り入れた大幅リメイクしてほしいけど、一方で富野監督のアニメ監督としての手腕がクソデカすぎて、彼以外がリメイクしたらアニメーション作品としての純粋な質が下がるというリスクもあるからなぁ。
UCエンゲージの逆シャア新規カット1シーンみたいに、絵は当時再現してて凄いんだけどなんか映画本編に比べるとノロノロした殺陣になってしまってるという前例がある(映像処理は凄いけど前提のコンテかなんかが微妙なのか物足りないという)
これの要因はまぁ色々複雑そうで、ハサウェイみたいに映像が無かった作品なら比べられないし自由にやれるんだろうが

>>426
富野氏のヤバいところは描きたい事と相性悪いロボットものという題材(本人も最近のGレコインタビューとかで相性悪い事を言ってる)において、平均ロボットもの専門作家より遥かに質の高い商業作品を作るし、そういうギャップに苛まれても作家としての仕事を投げない所なんだよな。
そこを見込まれ過ぎて永遠にバンダイが手放してくれないんだろうし、富野氏も彼自身大人過ぎるせいでそんなバンダイを見捨てられないんだろうけどｗ

>>425
押井守さんは、庵野秀明さんが作った逆襲のシャアの同人誌の中で「富野さんからすれば、かなり斟酌した作品で、もう一度若い男の子や女の子の世界に降りて行って、見事に失敗しちゃった。迎合した部分が受け入れられなかったんです。作品のパワーもぬるいんだよね」と批評してる

キャラデザ担当の安彦良和さんも『安彦良和　マイバックページズ』の中で「もっと自由にやれば良かったのに。完全新作の新設定でやってんだから、何故もっとチャレンジしなかったんだろうな。始まり方がテレビシリーズと一緒で、折角の映画なんだから、チャンスだったのに勿体ない。苦労人で貧乏性だからなんだろうな」と評してる

業界の方々はもっと破天荒な作品を期待してたんだろうね

プリクエルの単行本買ってきたけど、反連邦戦争を始まる前段階として、構成員が連邦軍に入隊して軍事ノウハウを習得したり、作業用機材を偽造して戦闘用MSの開発を進めていたりと、オリジンの戦前編の再話っぽさを感じたな。絵柄も安彦良和に寄せてるし。

あと、シーブックたちの学園生活も丁寧に描かれてるから、戦争の勃発でこれが崩壊する悲しみがより切実さを感じられそう。
あと、ミスコンというかトトカルチョの件は、そりゃセシリーも怒るよなあ。

プリクエルは小説版を元にしているけれどドレルがナディアの実子
対してF90FFはハウゼリーの没年とかアニメ版の設定でやってるけどドレルがカロッゾの連れ子

なので実はどれもこれも設定が違うという

ドレルがナディアの実子であるのは小説版準拠だね（上巻P55「ドレルとベラという二人の子供をもうけた」）
ただ、その後の描写を見ても、ドレルのナディア・ロナ実子設定は「筆が滑った」ようなものだと感じる。
マイッツァーの関心はほぼベラだけに向けられているし、貴族主義における「クイーン（象徴・原文ではアイドルとルビ）」になり得る期待をかけてるのもベラだけなのだけど
これは家父長制的に考えればだいぶ奇妙な状況で、なぜドレルは一切無視されてるのかは、全く語られない。
ドレルが祖父から一発で見限られるような愚鈍な「パイロット」でしかなかったにしても、そういった描写すらないんだよね。
その後の監督からの扱いも考えると、ドレルっていう存在自体が「筆が滑った」（＝いなくてもいい、というかいないほうが描写的にも設定的にも題材的にもすっきりするのに、なんか知らないけどロナ家に付け足しちゃった）キャラなんじゃないかな……という。
いや、そう考えるとドレルってかわいそうなキャラだよなあ……。

プリクエルでドレルが化ける、という可能性はあるかな？
まあ、化けるってどっち方向にって言われると見当もつかないけど。

プリクエル読んでないけどプリクエル+本編リメイクで2クールくらいのアニメにならないかな
声優さんが変わるのは残念だが今の絵で見たい

質問というか情報探しなんだけど、

ボンボンか何かで描かれていたF-91の漫画で、
F-91の開発陣（またはその関係者）のおじいちゃんが、
ドラクエ３のまほうつかいのようなローブを着て、
F-91にナイトガンダムの鎧のような装甲を着させて、
ビームサーベルも西洋剣のような形に改造＋鞘付き（シーブックが「ビームサーベルに鞘？」と疑問を感じているシーンあり）
そのまま戦闘に出撃して、ビームサーベルの出力を上げて鞘をフッ飛ばしながら、「V字切り（うろ覚え）」などの漫画オリジナル必殺技で戦い、
敵MSに鎧の装甲を全部弾き飛ばされながらも勝利

という漫画のタイトルと、できれば画像も見られる所を探しています。
最近発売された「ガンダムブレイカー４」というゲームで、
このナイトガンダム風F-91を再現できないものかと思い、参考資料集めしようにも、どう検索してもまったく情報が集まらなかったのです。

>>436
岩村俊哉のボンボン漫画版機動戦士Vガンダムの記憶違いではないでしょうか？

>>437
作者とタイトルで検索をかけたら、まさに探していた物でした！
F91ではなくVガンダムだったんですね　どちらもボンボンで描かれていたもので、記憶が混ざってしまっていたようです。
情報提供していただき、ありがとうございました！

やっぱり、最後のシーブックがセシリーを迎えにいくシーンがめっちゃ好きだわぁ。

>>439
初めてF91を見た時はめまぐるしい状況の変化に圧倒されるばかりでそこまで楽しめた気がしなかったけど
あのエンディングのシーンの美しさとEternal Windのコンボを味わえただけで、見る価値があったと断言できる
何ならあのエンディングをもう一度見るためだけにF91を見返してもいいと思える

2024年の雑誌グレートメカニックのインタビューで、キャラクターデザインを担当した安彦良和さんは、当時サンライズの社長だった山浦さんの依頼で、富野監督と打合せできることを条件に承諾したけど、実際は富野監督が会議に持ち込んだノートパソコンと睨めっこしながら相槌を打つだけで、「打合せじゃないじゃん」と閉口したらしい
でも当時において創作分野から蔑ろにされていた「家族」を作品の主要テーマにしたことは「屈折しているけど、さすが富野さんだな」と評価しているとのこと

F91は初見のわかりづらさに面食らってから見てなくて久々に見返したんだけど
基本的な設定を頭に入れて、アノー家、フェアチャイルド家、ロナ家の三つの家族に注目して見てみるとだいぶ見やすくなるね
まだわかってないところも多いけど、アノー家を中心としたストーリーラインはガンダムの中でもトップクラスに好きになったかもしれない
小説版はナディアとシオにも本編より焦点が当たるようだし興味が出てきたから読んでみようかな
あとやっぱレズリーとシオは似てると思う。よく見ると違うんだけど案の定やや混乱してしまった

パン屋の寝取りおじさんと主人公の親父が区別つかねえって感想があったけど確かに自分も初見時は区別つかなかった
映画としてはきれいにまとまってるから別にＴＶ版続編なくても構わない派でむしろクロスボーンはキャラの遊びの幅が強すぎて話しそのものはともかくあっちを続編にするというのはややついていけないんだわ
公式的には続いているというのが正史化したようだけど

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>>442
小説版を読むとわかるんだけど、その3家の男性っていずれも「男らしさ」に強い欠陥を抱えている人達なんだよね。
レズリーは「妻のキャリアのために自身のキャリアを諦めて兼業主夫になった男」で、かといって家事は小学生のリズに半ば投げている。
カロッゾは「明らかに格上な女性と伴侶になったはいいけど、家父長制の長を（マイッツァーのようには）担えない男」で、強化人間として狂うしかなかった。
シオは「明らかに格上な女性を寝取ったはいいけど、自分は結局のところパン屋みたいな商売をやるしかない男」で、結局は保身に走って娘を売り渡した。
いずれも家父長制という病と、それに苦しむ男性を男性学の側から描いた人達。
もちろんそれら男性の苦しみはフェミニズムが露にしてきた成果ではあるんだけど、そこをなんとか男性の見地から（今日の「男性学」）見直そうとした作品。
なんだけど映画だとものすごく脱臭されてるんで非常に分かりにくいんだよね。

ビルギットの反応がロストしたのに、そうか。だけで済まされちゃうのがかわいそう。状況的に仕方ないんだけどね。

>>444カロッゾから不倫で夜逃げした後もロナ家の追跡から逃れるために娘とシオを
見捨てて一人で逃げるような女だからな
脇役だから上がりにくいけど悪女という意味じゃガンダム界でもトップレベル

脇役の同校生のキャラ達のディテール凝ってるのに、本作1本でお終いなのもったいない

>>448
F91は本来パイロット版として作ったものだからね。
だからシーブックの父親が突然死んだりとか、不自然な箇所が幾つかある。

小説下巻がアニメ序盤のシーンで確かに学園描写にページ数使ってんだろうなと
アーサーの死に様もより酷くて、やはりアニメは公に公開する手前抑えてたんだろうなと