ニコニコ大百科

自分も考察熱が止まらない。余り投稿しすぎるのは憚るべきと思うのだが、他の人の考えを読むと、触発されてしまう。

「生存戦略」とは、キリスト教でいう所の「死んで命を与える」事なんだろう。「恋の様なもの」とされる冠葉→プリクリ様へのそれは一時凌ぎの不完全なものだが、「救世主の普遍愛」が、陽毬を『死に到る病』（絶望）から救って、新たな生命（人生）を与えてくれる。

嘗て被害者側として愛された喜びを忘れられない多蕗・百合と、加害者側として世間から孤立している冠葉・昌馬・陽毬が、「加害者側こそ、愛されて生まれ変わる必要がある」という理解において、和解しあえるんだと思う。

サネトシは、ウテナの御影と同じだろうから、被害者側としても加害者側としても活動せず人生の可能性に留まり続ける事で自分だけは愛される必要性から除外して、救世主より格下である事を認めずに、救世主と『同格・対等』の立場で結ばれる事を夢見ている、片思いの人なんじゃないかな。

彼が自分の殻を藪って他の皆と相互理解に到れるかどうか、注目したい。

でもきっと、全員に綺麗なハッピーエンドが与えられると思う。さもなきゃ紡ぎ上げる勇気も沸いて来ない様な、切実な問題を扱ってると思うからね。

これ本当に今期だけで終わるんですかね･･･?

頼むから苹果ちゃん幸せになって！

眞悧、桃果、帽子様は同質の存在っぽいよね（大穴で山下も…）
互いにピンクドラムを巡ってゲームのようなことをしてる感じがするし
運命乗換の呪文はやっぱり「生存戦略、しましょうか」なのかなぁ

色々急展開の中
冠葉と真砂子の関係がさらっと語られたが…そりゃ真砂子怒るわ
ヤンデレとか思っていてすまんかった

冠葉は親兄弟の柵を断ち切って新しい家族を作った人間ってことなのかな
残された真砂子マリオが……

輪るシリーズ

普通に考えたら、晶馬と陽毬がアダムとイブなら、その原罪を背負った冠葉はイエスだよなぁ
完全に死亡フラグ(＆復活フラグ)

>>904
あの凝った弁当もケーキも趣味の悪いセーターも、すべてお兄ちゃんへの愛ゆえかと思うともうね･･･
泣けるやら笑えるやら

1話がニコ動にうｐされたときに
ジャイアンじゃシリアスシーンとか無理だろ糞アニメ確定だなといってすいませんでした。
あんまりジャイアンしゃしゃり出てこないから普通に面白い

登場人物にウサギ二人が書いてない…だと…

これほんとに二期で終わるのかよｗ
最初はおジャ魔女ドレミみたいな絵のりんごちゃんのストーカーアニメだったのに
終盤につれてどんどん面白く、複雑になっていってるじゃないか

眞悧先生とりんごちゃんはキーになってる気がするのに接触が無さすぎるな

晶馬が潔癖症で、人一倍罪悪感を感じているの理由がすげえわ。
自分のせいで全部巻き込んだんならそりゃああなるよなぁ…。
本当に親のようにはなりたくないんだろうな。

・陽毬は捨て子
・晶馬の父親は剣山
・冠葉と真砂子、マリオは血のつながった兄弟で、晶馬と剣山は同じ組織の人間でしかなかった。

20話からわかるのはこれくらい？ほぼ確定のような気がするんだが・・・
運命乗換えの代償やKIGA玉による記憶操作とかで今の関係が出来上がってるのかなと思った。
真砂子が「次はもっと大事な自分たちの父親の話がある」みたいなことを言っていたけど、指導的幹部の後に話すってことは剣山より偉い人ってことなのかね？組織に関係してて剣山より立場が上の人って眞悧ぐらいしかいなそうだけど・・・
剣山と眞悧は考え方が同じだからグルなのかね？それとも考えは同じだけど手段が違う敵対関係にあるのか・・・
あと４話で全部回収できるのか？

>>913
でも親ができなかった事を子供たちに達成してもらうってのは
真砂子に日記を燃やさせるための嘘の可能性もあるし
剣山と違って眞悧先生は悪役臭プンプンするんだよなあｗ
だいたい世界を変えたいなら運命日記が一番手っ取り早い(犠牲はあるけど)のに
日記存在を知っている眞悧先生が日記があると邪魔というのは何故なのかってなる

最近普通の恋する女の子に成り下がってしまったりんごちゃんがまた何かしそう

>>913
アバンの南極の写真が眞悧のデスクにも飾ってあることから
組織の設立に関係している可能性は高そう

>>914
「世界の乗り換え」だから
日記では世界を変えられる訳じゃないよ

幼年時代の昌馬×陽毬が堕罪以前の無垢なアダムとエヴァで、
冠葉×陽毬（帽子様モード）が堕罪以降で、
登場済みの中でイエス的なのはやっぱり桃香だけだと思う。

サネトシは、ＫＩＧＡの理念には興味ないけど、
犯罪の結果死んだ犠牲者達から飛び散る生命潮流みたいなものを独占したがってるのかな、
とあのアンプルが思わせる。自分に使う為じゃなくて、使う相手を彼が自分で選べる様に。

そこで救済を求める全ての人に自分の死により命を分け与える救世主的な桃果と対立してるんじゃないかね。
暗黒人格覚醒させる黒薔薇刻印みたいな帽子様は、そういう力があるなら、自分周辺だけに使われるべきとか思っていそう。

その辺りが同格の三者の差ではないか、と。

どうでもいいけど黒ウサギってこれを元にしてるんじゃないかってちょっと思った。気のせいか
>>sm13088049

ゆりが暴力なら、陽毬は放置、なんだろうなぁ。モノローグの「飢餓」は陽毬のことか。
雪もふる寒い冬なのに、裸足でサンダルだかスリッパだか、それをアップにしていたし。
（ただ現在の高倉兄妹、あのすきま風多そうな家ん中で11月に半袖着てたりするから、ちょっと分かりにくいｗ）
陽毬がベルトコンベヤの上からボロボロでずりおちそうに倒れてたってあたりも、そんな感じ。
晶馬が発見したときには、そうとう衰弱していたってことかな。
晶馬が走りまわったのは、一軒一軒あのアパートの部屋を尋ねて、陽毬って子がいないか確かめてた、て感じかな。

書き置きって、いつもの場所に陽毬がいないのを晶馬が「危険なサインと感じ取った」ってことなんじゃないか。
２回目に陽毬に合おうとしてたとき晶馬が持っていた牛乳は、やっぱ陽毬がおなかを空かせてたのでは。
猫に使ったマフラー大事に首に巻けるあたりは比喩とかでなく、そのまま受けとるべきか。

陽毬が孤児だった事は、
高倉家の一員だけでなく実は万人が罪人である、
という紐帯で皆が括り直される為に効いて来るんだと思う。

陽毬が本当の家族じゃなかったなら、
双子と違ってテロへの責任は負わずに済むかもしれないが、
トリプルＨがらみで陽毬が千恵美義母さんに
軽微とはいえ怪我をさせた出来事が無駄に回想されたとは思えない。

明るみに出てなくても、他人を傷つけたりして今まで生きて来た脛の傷は全ての人が一緒なんだ、って理解で、
高倉家や夏目家の世間からの浮き上がりが解消されるんじゃないか、と。

酷い親ばかりっていうけど、タイプの描き分けにリアリティあって面白いよね。

外向きには地位や名声のあるセレブでハイソな家族は夫婦不仲に児童虐待で内側崩壊、逆に内側は温もりある家庭が外向きには凶悪な犯罪集団のシンパで社会から孤立した貧乏家族っていうのが。

中小市民的で上記二種の中間位の感じの荻野目家の家庭環境が、桃果の人格形成に与えた影響はまだ描かれて無かった気がするがどうなんだろうね。

後、後四話で足りるか？って懸念だけど――

イクニ監督は、或る世界観の中に登場人物達を配置していくより、各人の有する異質な世界観を通じて、各人物の人格を満遍なく奥底迄描き出すのが得意な様だ。そして、作中に仕掛けられる事件は、その発生事自体よりも、届いて受け止める各人物における体験の方が重視されてると思う。

だから、全体の見通しが悪く作品始まってから大した事件も生じず進みも遅い、という感じはするが、全人物の描き出しも済んだ所で、後は、既に生じている一つの事件の意義を各自が理解する事で各自の世界観の限界を突破するだけだ、と考えれば四話で充分なんじゃないかな。それは一挙に同時的に起こる筈だから。

最初はネット配信が一ヶ月以上遅れるのはどうなんだと思ってたけど、
伏線が回収される頃に前のを振り返る機会になって丁度いいね
ピンポイントってわけじゃなくても、2週くらい前だと覚えていられる

例えば、冠葉の「どうして俺じゃ駄目なんだ!!」って叫びに対する眞悧の言葉は、
当時は、王子様が小人に対して向けた余裕の表れだと思っていたが、
最新話観た後だと全然違うやりとりに感じられる

>>911
>>914
りんごちゃんが何かするなら、その時サネトシが一枚噛みに来ると思う。

彼は、恋着とか私的な執念に囚われた他人の協力者と見られるから。その成就の為には犯罪を犯しても良い、という手段の正当化もしそうだが、目的が大きな社会変革のＫＩＧＡとは一線画してると思うんだよね。

「しびれるねぇ」っていうのは、丁度腐女子が同性愛のペアを横から見て得た感興の表明に似てるが、腐女子を男に変えて、見られるペアを異性愛に変えればサネトシになると思う。キス寸止めしたりして、自分側と向こう側を繋げられ無い事からしても。

見られる側としては、「うわ何この暗黒微笑キモヒキコモリ男、お前の為の見せもんじゃねぇんだ」とブラインド降ろしたかろうが、アンプルが握られてる限りそれも出来ないので何とかしたがってるのがプリクリ様なんじゃないか、と自分は思ったりしてる。

トリプルHが歌ってるARBのトリビュートアルバムが出るのが嬉しい！
やっと灰色の水曜日とかHIDE and SEEKとかがフルで聴ける～♪

8話の苹果が晶馬に言う、「陽毬ちゃんを見てれば分かる。──」が、重い。
こう言われば、そういうことはあるだろう程度には思ったけれど、自分の中でちっとも具体的じゃない。
あそこまでの（今まで、でもいい）陽毬の、あるいは晶馬の、
どういう部分が、見れば分かるような、取り繕っている部分なんだろう。

晶馬は冠葉の資金の出所とかどう思っているんだろう。

◆
子猫は、寒い冬を越せなかったんだと思う。いくらなんでも生き物をあんなのない（よな？）。
ポスターの真下に猫の箱があったりして、これは笑うところなのかとか思ったし。あれ、あの子たちがそういうのに気づかないほど小さなころの話で、ポスター作った人たちは、マフラーとかからいろいろ察して、見て見ぬふりしてたんじゃないのかな（でも、放置でもあったんだろうけど）。場所だってただのゴミ集積所みたいだから、みんな知っていたとも思える（まさに捨てネコ…）。
最後の「ご協力ありがとう！」は、捨てた飼い主（あと未去勢な親猫？）が通報かなんかで見つかったから、とか。

中のマフラーをわざわざ出してあったりして、ちゃんと中身を知ってる上でやってるはずなんだから、じつは空の箱だけかもしれないし（でもま空箱なら潰すよな）。ただ清掃車にポイするとしたら地味にサイコだよ…この話無意味にそんなん出さないよな（書けば書くほど陽毬の境遇とかぶる）。

◆
今週の銀魂見た勢いで書いてしまえ。21話がもし冠葉回なら16話と対になるんでしょうか。
「なんで俺じゃ駄目なんだ！」「どうせ俺じゃ駄目なんだろう…orz」は気になっていたけど。
プリクリ様の言ったことを思い出すんだ冠ちゃん！
陽毬ちゃんはきっと運命を受けいれて強くなれる！デースティニーーーッ！(ｫｨ

赤く輝くサソリの心臓。19話の最後に分け与えられた運命の果実と、一話で抜き取られた魂がちょっと重なった。
パパの子供でいる間は、林檎を分け合える存在にはなれないのかな。

でもなぁ…。新オープニングのラストが恐え。旧からなぜ変わったんだろう。
苹果は逆に燃えつきていたのがそうでなくなってるんだよな。

昌馬は三兄妹の生活資金の出所について、ちゃんと考察すれば解らない筈ないのに、
考察せずにいる事を三者公認で許されてる立場なんだろう。

昌馬×陽毬（無帽）が、幼年時代の無垢な清い心を担当し、
彼らの生活（生命）を守る為に、対外的なヤクザな稼業と、
内側では表裏一体で衝動化した男性性欲とエロい女性表象の性交、
という汚れ役を引き受けてるのが冠葉×陽毬（帽子）なんだろう。

昌馬×陽毬（無帽）は偽善的で無責任
冠葉×陽毬（帽子）は、真沙子に警告されて来た様に、破滅的で救いが無い

――と批判できる。冠葉もダメだけど、昌馬が良い訳じゃない。

家屋はボロいのに内装は子供の夢が崩壊に抗ってる様にファンシー過ぎる
高倉邸の醸し出す不自然さは、住人達にもやっぱり漂ってて、リンゴちゃんはそれを察知したんだろう。

ところで、テディドラムが性交の寓意的舞台装置なのは既に堅いが、
類推するにピングドラムは生殖―懐妊―出産の寓意的舞台装置と思われる。
リンゴちゃんの生誕はそこで正当化されるんじゃないかな。
林檎は、火力源（サソリの心臓）とか液体（アンプル）とかエネルギー的なものじゃなくて、
結実する個物であるというのはかなり重要だ。

幼年時代の無垢な善性→欲念塗れの男女の性愛→救いを齎す記念すべき生殖－懐妊－出産

と人生の段階が変化していく様が上手に描き出されるんだと思う。

>>924
「ご協力ありがとう！」は「捨てられた動物｣の処理、
つまり陽毬がブロイラーへ行った(誰かが行かせた？)ことじゃないかと思ったり。

もう、ここ数話は内容が濃厚すぎてやべえｗ
でも、冠葉はどうあってもバッドエンドしかありえん気がしてきた。
今回で、明確に殺人を犯したし

oh……ﾓｳﾅﾝﾃｲｳｶ
今週ﾉｵﾊﾅｼﾊｶｰﾅｼｰﾃﾞｽﾈ…

冠葉は組織を金稼ぎじゃなくピンドラ回収に力注げばよかったのに
ファビュラスはともかくすりつぶし相手だと
何かしらの組織対策があって大変だろうけど
リンゴ所有の段階だったら余裕だったろ

何気、作品内で家族の縛りから脱却出来たのは苹果だけなんだよな。
多蕗＆ゆりにしたって桃果との友情に形を変えて縛られ続けてる。

家族に縛られた子供の自立ってのが作品のテーマだと思うし、冗長と言われ続けてきた苹果ストーカーパートの前半部分がこれから活きてくる………といいなぁ。