ニコニコ大百科

なんかこの掲示板読んでるとオーウェルが非難した全体主義の中に西側や資本主義を含めてる人がいるけど、それは違うんじゃないの？
確かにオーウェルは資本主義を憎みイギリスの帝国主義に反発した。
でも一方でイギリスには言論の自由や内心の自由は守られるべきだとする意識は残っていると評価し、戦時中の動物農場の出版についても政府による検閲ではなく反ソ感情を躍起になって封じ込めようとするイギリスの知識人たちと彼等におもねる出版業界を問題視した。
オーウェルは西側社会が善良なものだとは全く思っていなかっただろうが、それでもナチやソビエトの全体主義よりはマシなものだと考えていたんじゃないかな

無論、全体主義への批判が一番強いとは思うが、第二次大戦中に英国の検閲にひっかかったわけでもないのに、民衆が「自主的に体制にとって好ましい検閲を」やってるところにオーウェルは怖さを感じたんじゃないかな
幸いにして第二次大戦は終わり、いささか反共的であっても英国の言論の自由は回復した。でも、もしもあの戦争が終わらずに延々と続いていたとしたらみたいな恐怖を引きずっていたといえばいいのか……

オセアニアは監視社会だから表面だけ偽っている可能性もあるだろうけど、政府の発表がおかしくても否定するどころか猜疑すらせず、前後の発表でものすごく矛盾してようが、ひたすら全肯定している民衆がある意味読んでて一番怖いぞ

「ナチやソ連よりはマシ」って西側諸国の赤狩りを見て見ぬフリをしろ
チャップリンが追放されてもしょうがないとかそれこそディストピアだわ

あの附録ってメタ的な解説じゃないの
アメリカ独立宣言なんて真っ先に破壊されていてもおかしくない文章が残っているとは考えにくい

>>182
民衆じゃなくて知識人と彼らにおもねる出版社ね
んで動物農場について出版社が好ましくないと思ったのは体制つまりイギリス政府にとって好ましくないものだったからではなく、当時の知識人と呼ばれる人たちが称賛してたソ連を揶揄する内容だったため

めっちゃ単純化しすぎてることを恐れずに言うと「1984」が社会主義の極まりとしてのディストピア、「すばらしい新世界」が資本主義の極まりとしてのディストピアなのかなあ、やっぱり。

>>184
新話法の歴史は過去形、新話法の今後については未来形で書いてるあたり
作中世界の人物の独白として読むのが自然なんじゃないかなあ
革命以前の重要な出版物を翻訳する作業があるってことは、原本とそれに触れる人間もいるわけで
そのなかに体制に懐疑的で、なおかつウィンストンより用心深く、冷静で、明確な意図を持って記録を残す人間がいるだろうことは無理のある想定ではないように思う

記事内に「○○だったが…」と事実上のネタバレが多いような気がする。
「イースタシア：オセアニアの同盟国。過去オセアニアと戦争状態にあったことは一度もない」
みたいな感じでネタバレ回避しつつ既読者にはわかるようにしたらどうかと思うんですが、どうでしょう

1984年（小説） ダブルプラスアングッド ネタバレに言及 完全な書き直し ファイリング前に上告

某国境検問ゲーのようにウィンストンの「修正」作業のゲームやってみたい

指示書のニュースピークから意図を読み取り記事を「修正」
コラージュ川柳にしたら非存在確定

もしかしなくても：現在の日本

ならば現代の中国は、さしずめ「すばらしい新世界」だろうかね。
とってもわかりやすい、ディストピアの先陣を切る国家がお隣にある。

新訳版は悪くないけど、旧約の古くて硬い言い回しの方が雰囲気あって好き。

>>191
ディストピア同士の争いはこの世界でも演じられているのか...
中国は架空の存在である可能性が微粒子レベルで存在している
とすると我々の行ける中国とは一体何者なのか
はッッ、もしやパスポートや査証という制度自体が我々の暮らすディストピアの統一政府が創り出した幻想！？
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なんだこれ陰謀論ですらねぇな
クソ安い中二妄想やんけ（ｼﾞｷﾞｬｸﾄﾞﾊﾞｰ

ネット社会はどの思想であれ、これに出てくる民衆に極めて近い声の大きい奴が多いね…
アルファツイッタラーの発言を受け売りして他人を攻撃してくる奴とか特に…

　ですがディストピアなどの管理社会は効率面において自由主義を勝るのは中国の例で実証済みだからな
　左右拘らず人権とか自由とか言いながら利益面でCCPとズブズブな欧米日本の政治家、商売人を見てると人類はもう着実にこういう方向に向かってるなって実感する

>>195
個人商業以外の一般的な「企業」は、経営層の財産権・経済的自由権などの人権によって成立する「法人」。人権法の適用されない場所では、企業も存在しないよ

「実感」においては人類が管理社会に向かうかもしれんが
法人の経営においては、財産権・経済的自由権や法を守ることが前提になる
人類全員が企業や自分の経済的権利（としての人権）を捨てないなら、管理社会を目指すのは無理がある

>中国のIT企業が「GAFA」になれないワケ　"デジタル覇権戦略"は必ず失敗する
https://president.jp/articles/-/27470
>実は中国のBATは、米国のGAFAのビジネスモデルを真似た「コピー・モデル」だ。中国政府はこれまで米国のGAFAに対して、さまざまな規制を設けて、中国市場での自由なビジネス展開を許してこなかった。これは「デジタル保護主義」だと指摘されている。
中国政府によって作られた「国境の壁」に守られて、BATはGAFAとの競争を回避できて、14億人の巨大市場の中で急成長していった。

>中国は最近、市場開放をアピールして、中国はきちっと対応していると国際社会に訴えている。しかし、これで事態を乗り切れると見るのは甘い。
米国の根深い対中警戒感に基づいた攻め口に対して、中国の人民日報が「米国は、中国政府が支える経済システムそのものの解体を狙っている」とまで書くほど、最近になってやっと中国の危機感は深まりつつある。これは習近平主席が当初読み違えたものともいえる。

>しかし以上述べてきたことは中国の国家主導システムの根幹に関わるものだけに、根本的に見直すわけにはいかない。中国共産党の統治を支える仕組みでもあるからだ。これが共産党政権を維持するためには必要だと長年信じ、中国政府は必死に取り組んできた。ある意味、共産党統治の自信のなさの裏返しでもあるのだ。

サンモニの張本勲発言に怒る人々のツイッター見るに
なんか攻撃したくてわざわざ見てる人もいるみたいだね
嫌なら見ないかチャンネル変えればいいのに
見る。そして憎悪をぶつける

憎悪週間てすごいね。
人を引き付ける力があるよ

こいつが言いたい事は権力に立ち向かうには結局数の暴力を使えという事。
マジョリティ様にひざまずけという事

>>197
しかもそれがグループになると団結力が増して
その中のリーダーの言うこと聞きやすくなるてすごいよなあ
敵作るだけでバラバラの集団が一方向にまとまる
某K国のヘイトや香港のデモとか思い当たるのは多い

もう架空の存在してない宇宙人でも作ってさ　適当な所爆撃してさ
宇宙人は１０年後侵略しますてテレビでも流して毎週宇宙人の悪行流して
国が率先してそんな悪行許さない　団結しようて呼びかければ
１０年後人類宇宙いって宇宙で戦う術手に入れるぜ　きっと

ネトウヨが「某Ｋ国ガー」とか言ってて草
反日煽ったムン・ジェイ政権は団結力増すどころか支持率下がりまくりじゃん
一方、日本は嫌韓煽って支持率アップしてますけど？
ネトウヨのような反知性主義者もジョージ・オーウェルを読んでることには驚きだが、残念ながら内容を理解するだけの能はないらしい

>>199も>>200も あーんまり適切な現状認識とは言えないんじゃないかなぁ？特にK国周り。
オーウェルが示した憎悪による団結は確かに存在するのだけれど、ち〜っと今回の状況には当てはまらんよ、専門家の意見を見る限りさ。
K国の政治上には反日(的なもの)も確かに存在しているのだけれど、現代では優先順位がどうにもかなり低めらしいとK国政治についての研究者がよく言ってる。逆にその無関心が今回の事態を招いてるとの見識。
一方で日本による外交政策が嫌韓を煽り国民を団結させるポピュリズム政策か？と言われると微妙ね。単純に安全保障上の政策としては筋通ってるモノではある。言われてるほど強烈な規制じゃないっぽいし。
それを置いとくとしても何よりGSOMIA破棄したのは流石に強烈すぎるし、それこそ憎悪に乗っかろうとしたとしか思えん。今回の場合乗れてすらいないんだけど。
反日とか除いても国民情緒法があると言われる国なのでポピュリズム的であることは割と正しい気がするけどね。

長々と書いたけど、めっちゃスレチ...。時事ネタとは言え消されたほうがよろしいかもネ

この作品はかつて米国でも歪んだ形で受け止められた事がある
そして数十年の時を経てネットの片隅でそれが再現された
そういう意味ではこのやり取りは興味深いと思うの
個人的にはスレチだけど、この作品に関連する象徴的な事象だからスレチじゃないというか…
まあなんかそんな感じ
酒入ったプロレなんでこの辺が限界

今の世界情勢に当てると、物資＝金銀財宝、と読み替えるとイメージしやすいのかな
党外局員は（現実では）ポピュリズムに乗っかったような中流階級じゃないのかなと思うんだけどね、プロレは移民とかワープア、フリーターとかそこら辺のような気がする

そう考えると、附録の世界が実現しているのなら、それは党外局員の待遇が（配給含め）よりプロレに近づいた時なんじゃないかな、現実のトランプ大統領やブレグジットがそうであるように

だとすると、これほど現代社会を捉えてる読み物も無い気がするんだよな、世界はいつのまにか資本主義を通して全体主義に向かっているとすれば、これ以上強烈な皮肉って有るのだろうか

物資の配給量が下がっているってことは生産量が減ってるって事で、いずれ体制の限界が訪れ食糧が無くなりプロレが暴動起こすのかもね。

暴動や革命が起こるのかはわからないけど
小説本編後に付録としてニュースピークの語彙&文法解説書みたいなのが載ってて、巻末解説でそれが過去形で書かれている=解説書が執筆された時点でニュースピークを国語とする体制は崩壊していることを示唆することで原作者は未来への希望を示している、みたいなのを読んだ覚えがある
まぁポスト・イングソックの世界が平和とは一言も書かれてないんだけど。別のディストピアや修羅の国になっててもおかしくはない

党にも穴があることは示唆されてるからな
プロールはほぼ放置
ジュリアという党中枢にまで潜り込める存在
召使いとかが物資をくすねているとか

特にプロールは二重思考とかの党の精神とは無関係だから食料配給とかが減れば行動に出る可能性はあるかもね

よく比較される素晴らしい新世界の支配体制の方が強固だと思う

ダブルシンクなんて日本人の大多数が実際に身につけてる物だし
身につけてない人は、処分や再教育するでなく迷惑だから村八分だが

一般人が同じ服を着て同じ場所に集まり同じことをするのはディストピア的だ
とかよく言われるけど日本の中学生や高校生は絶対にやる

だからいまいちピンとこないわ

わざわざ日本て限定する意味あんの？
日本下げたいだけだろ

それおかしくね
だってここ日本のサイトでお前も俺も日本人じゃん
外人について触れる必要ある?

>>208
現実と向き合え