ニコニコ大百科

ゲームブックでゲームをする文化がイマイチ根付いていないからな・・・

TRPGを知らない人がバルダーズ・ゲートみたいにTRPGを忠実に再現した本格的なRPGを見ても、見ただけでは何をやっているのかよく分からない事が多いのがな（説明・会話テキスト量も半端無いし、戦闘狂だとまず窮地に陥る）

ゲームブックがもっと一般に根付いてくれれば、こうした本来の本格的なRPGも日本で流行ると思うんだけどね・・・

ゲームブックでゲームする事自体が最近はめっきり少なくなっているから難しいだろうけど

逆にCSのゲームをTRPG化したやつ(世界樹の迷宮とかエルデンリングとか)あるけど、ああいうのってどれ位需要あるんだろうね
主なターゲットは原作ファンになるんだろうけど、原作じゃなくて敢えてそっちを遊ぶって結構ニッチなような

「一人でRPGを楽しむ」って需要がコンピュータRPGが満たしちゃったせいでゲームブックは殆ど役割終えちゃったからなあ
手作業で戦闘処理をするのも実際面倒臭いし

もっとも、元々TRPGの再現って事から始まったコンピュータRPGも今や元のTRPGからは既にかなりかけ離れた物になってはいるのだが

シナリオからビジュアルの追加と数値計算の自動化が狙いだったけど技術的にソロシナリオが限界だったから一人で遊ぶものという面で発展していった感じ
当時からいまのオンラインセッションみたいな事が可能だったらまた変わったんだろうか

TRPGの仕組みからして完全再現なんて元々無理だから
CRPGはCRPGでもう別物として進化するしか無かったとも言えるな
ダイスによる確率での判定による戦闘とアクション戦闘では内部的にはどちらも数値のやり取りでも最早内容としては全然違う物だしね

オンラインセッションも複数人で遊ぶ物で
コンピュータRPG自体も一人で手軽にRPGをやりたいってところから来てるからオンラインセッションが大昔からあったとしてもコンピュータRPG自体は今とそう変わらないつくりにはなってたんじゃないかとは思うけど
所謂MMORPGとかはもしかしたら全然違う物になってたと言う可能性はあるかもしれない

コンピュータで複数人でRPGやるならオンラインセッションで良い
展開が限定されるコンピュータRPGベースのゲームを複数人でやる意味がない
…と言う考えになっていた可能性も否定は出来ないな
ウルティマオンラインの頃だとオンラインセッションってあったとしてもテキストチャットとか掲示板とかだけでシンプルに遊ぶくらいしかやりようが無かっただろうし。

なんというかTRPGやってると
アドベンチャーもRPGの一種だったんだなって思うわ
クトゥルフは戦闘ないのも珍しくないし
むしろ謎解き中心だから
TADVとも言える

TRPGも勃興期から1990年代までは戦闘前提のバランスだった
旧、クトゥルフの呼び声（Coll of cthulhu、CoC）のほうが異質
00年代の探索主体TRPGはCoCの影響を受けている可能性がある

CoCは探索主体のTRPG（エッセンス程度の戦闘も出来る）だからこそ広範、特に女性層に受け入れられたという所はあるんだろうね

最初のADVもゲームブックもD&D後になるから最初に作ってた人達は実際「変わった形のRPG」と思って作ってたんじゃないかと思う

探索といえば昔、D&Dの話とかSWのシティアドの考察とか聞いてると探索と言っても前者が「PCの技能判定、呪文、システムで用意されたギミック」をメインに使う事が想定されて（シナリオが壊れたら追加の軽い戦闘で辻褄を合わせる）、
後者は「PLスキルとシナリオ依存のギミック」がメインなんじゃないか（PC技能を活かすために要所の重い戦闘に収束するようシナリオの調整段階から頑張る）と考えた事があるな

確かに、アクションRPGなら敵とガチンコで戦う事以外にフィールドのギミックとかを利用して戦闘したり、戦闘以外でもプレイヤーの様々な行動が可能になるから、臨場感を出したりゲームの自由度を高める事ができるという利点はあるんだけどね

その場合、魔法とか状態異常の効果が発生するかどうかとか、ダメージの乱数とか会話時（説得、欺瞞等）くらいしか確率判定が無くなるから、本来ダイス判定が入るはずのTRPG的にどうなんだろうなと思う事はあるけど

KPが許可したから渋々付き合ってるが
版権キャラをそのまま持ってくる奴が苦手だ
世界観を壊さないでくれ
せめて元にしたパロディキャラであってくれ

>>2020
運動の結果とかは状況のルール化やGM判断が難しい部分をダイス判定で代用してるだけだからそこはTRPG的に問題ないのでは？
ダイスとか確率以外の判定方法使うシステムもそれなりにあるし（人力の限界で遊び勝手はそれぞれだが）
むしろ説得や欺瞞が会話内容ではなく最初から確率解決になってる部分の方がコンピュータやボードゲームっぽい

単純に宣言してダイス振るだけの楽しさもアナログゲームには確かにあるからダイス振ってなんぼと考える人は一定層居る
でも本来ならTRPGのルールがしっかり固まってる部分に関してはダイス抜きで決定したりGM判断や他PLのチットで決めたり何ならカラオケの点数で決めてもいい…実用性はまあともかく
TRPGとダイスが本質的に切り離せないのはルールで固めきれない展開を常に内包したジャンルだから
システムデザイナーが予測しない展開をシナリオライターは書けるし、ライターが予測しない裁定をGMは出来るし、GMが予測しない行動をPLは提案できるので、ほどほどの妥当性と不確定性があってその場で簡単に解決できる方法としてダイスとPCを抽象的に表現した数値が必要になる

なんかCoC以外の募集って極端に少ないよね
CoCがむしろ多すぎるのか

NASAがTRPGのオリジナルシナリオを無料公開　「ハッブル宇宙望遠鏡」が“異世界召喚”される話
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2403/05/news169.html

今のCoCの人気はシステムとしての特徴がどうこうと言うよりは
「人気だから人気」みたいなところがある気がする。
システムの特徴だけで言ったら所謂SAN値を除いたらベースになってるのはベーシックロールプレイングって言う汎用システムだけど
CoC以外のベーシックロールプレイングを採用しているシステムは日本国内だと知名度すら上がってないし。
下手したら「TRPG=CoC」みたいな認識でそもそも他のシステムの存在自体を認識すらしてないような人すら居る。
某Q&Aサイトでもシステム名も明記せずに
「TRPG初心者にオススメのシナリオを教えてください」
みたいな質問はいくらでも見かける。

まあこの手の人は「TRPGをやりたい」と言うよりは例えば
「配信者がやってたあのゲームをやりたい」
みたいな感じでTRPGというカテゴリその物に関心があるわけではないんだろうが。

cocが人気になりすぎて
コンベで自分の立てた卓にcocの卓が外れたcocしか知らない人ばかりになる
とかでTRPGやめたとか言う話を聞いたことがある

TRPG=クトゥルフのイメージがある人がいるのはよく聞くけど
じゃあその人らは
TRPGのRPGをなんだと思ってるのだろう
まさかドラクエとかFFとか知らない世代なのか？

そのへんのCRPGやJRPGは知ってるだろうけど、
それらとTRPGとは全くの別ゲーって感覚なんじゃないかなぁ

ロールプレイングゲームだと思っているんじゃないのか？
別段ドラクエやFFなんぞ知らなくてもRPGと言う単語を理解するのに困る事は無いと思うが

まあ、今の若い層だとドラクエやFFをよく知らないって人は実際珍しくないんじゃないかなあ
流石に「ドラクエやFFと言う名前すら聞いたことが無い」って人は相当レアだとしても「一作もやったことが無くてイマイチイメージが掴めない」みたいな人は割と居そう

ただ、ドラクエやFFに近いのはD&DであってCoCはコンピュータゲームで言うと寧ろ
ランダム性のあるアドベンチャーゲームに近い気がする
まあポケモンだろうがペルソナだろうがRPGではあるので、今はそちらで認識してる人もわりと居るかもね

まあ、別にRPGを理解するのにドラクエやFFが必須と言うわけでも無いと思う

そもそも元々のRPGはTRPGの方であってコンピュータRPGは元はと言えば派生物で時代を経るに従って元のTRPGとは別物の発展をしてるから個人的にはいっその事コンピュータRPGの知識は捨てた方がTRPGは理解しやすいとすら思ってる

TRPGの本国のアメリカとかだとFFは兎も角、ドラクエは知名度すらロクにないような環境だしな

>>2028
RPG=ドラクエやFFやその他のビデオゲームやソーシャルゲームなど「普通の」RPG
クトゥルフ=ドラクエやFFじゃない特殊なRPG=TRPGってだけだと思うが
あの界隈でのシナリオ作者の扱いの特殊さを考えると「普通の」RPGでは色々な作者が色々なソフトを作っているように「クトゥルフ」でも色々なライターが色々なシナリオを書いている…くらいに思ってるんじゃないかな

逆に初期FFやドラクエの頃は「ロールプレイングゲームといえば剣と魔法のファンタジー」って誤解されてた
当時一番隆盛しているものが基準扱いされるのは仕方ない
時代を経るにしたがってクトゥルフが強くなったから誤解の対象がシフトしただけだろう

CoC以前でも日本でTRPGを初めて知るような人の認識は「ドラクエやFFをアナログで再現したゲーム」だった
現在のクトゥルフコミュニティはそれ以前のTRPG（従来型のCoCプレイスタイル含む）とは異なる流れで発生してるからCRPGとの間にSWやD&Dが挟まる瞬間がない

日本のCRPGの方も隣接ジャンルだった探索物のアドベンチャーゲームが一時衰退し比較対象を失って以降、キャラと戦闘と関連の薄い紙芝居ストーリーがあるだけのガチャゲーから3Dアクションのオープンワールドやサンドボックスのような自由度の高いゲームまで幅広く出てプレイヤーから見たRPGの境界は曖昧化してる

>>2034
どちらかと言うと「剣と魔法のファンタジーとはロールプレイングゲームみたいな世界の事」のような誤解のされ方だと思う
その状態の人が指輪物語やハリー・ポッターを読んでゲームと違う部分を見つけても「現実を舞台にゲーム世界をそのまま再現するのは難しいんだろう」と考えてしまうような感じ

まあ話は戻すけど
CoC向いてねぇなと最近思ったわけよ
それで他のシステムを遊び始めた訳だが
大多数の人にとっては
CoCが合わないから他のシステムやるではなく
CoCの中で自分の趣向に合う卓を探すになるのか？

CoC=TRPGな認識の人ならCoC向いてない=TRPG向いてない→別の遊び探すになるんじゃないかな
詳しくないが宇宙人狼とかマダミスとか他のコンピュータゲームとか
CoC=TRPGの一種な認識の人なら自分に合わなかった部分を考えて他のシステム探すのが普通
まあ他のシステムでも最初のTRPGしか知らなかったらTRPG自体合わないのかそのシステムが合わないのか判断はしにくいかもしれない
あと他のシステムでも実際シナリオが違ったりプレイグループやプレイスタイルが変わるだけで雰囲気とか世界観とか難易度とかガラッと変わるのも普通

本当はCoC以外なら楽しめるかもしれない人でもCoCしか知らない、知らないから興味も無いって事で
初CoCでイマイチ肌に合わずTRPGそれっきり…ってパターンは割とあるかもしれないな

逆にTRPGに興味があるって人と遊ぶときは「人気だからとりあえずクトゥルフ」
じゃなくてとりあえずヒアリングして知っている中で少しでも好みに合いそうなシステムを遊ぶのが無難だろうね
TRPG好きでもCoCはそんなに好きじゃないって層もやっぱり居るし

ただCoCはCoCで遊び方の幅が広すぎて
CoCがやりたい、と言う人が居てもその人がもしルーニー卓とか卓破壊系のリプレイ動画を見てCoC（若しくはTRPG自体）にそう言うイメージを持っていた、と言う状況で
「じゃあ初心者なら取り敢えず定番の悪霊の家からやろうか」みたいにクラシックなシナリオをやると
これまた思っていたのと違う…ともなりかねないのがまた難しい所ではある

卓破壊系のプレイはTRPGのスタンダードでは無いにも拘わらずその手の動画って一定の人気はあるから
未経験との認識の齟齬の原因になったりすることもあるんだよな