ニコニコ大百科

>>2034
とはいえ、TRPGの元祖であるD&Dが所謂「剣と魔法のファンタジー」なわけで、当時のCRPGではそれを再現する事を目標としていたわけだから、まあ当時のRPGというかCRPG全体がそのタイプで占められていたのは仕方が無いと思う（実際当時の欧米のCRPGでもその系統が多かったし、MMORPGも初期の頃はその系統が多かった）

その後、剣と魔法以外の世界観じゃない、SF系のやつとか現代的なやつとかも出て来て、必ずしも剣と魔法に拘らない（クラスの概念が無い）RPGも出てきた感じだな

それでも「剣と魔法のファンタジー」がRPGの原点なのは間違いないから、今でもこの系統のCRPGは多いのも事実だけど

自分の信頼するシステムで
地雷とかそういうのに遭遇すると
もう何も信用できない

記事の「なりきり？ロールプレイ？」の最後にも「冒険の旅」とあるけど、剣も魔法もファンタジーもなくても冒険モノがテーマになる事が多い
次に多そうな現代系のアクションも冒険そのものとは言えなくいがやりたい事は冒険モノと被ってる部分は多いと思う（伝われ）
冒険モノを複雑な説明なくやりやすいのが剣、魔法、ファンタジーという舞台設定だから数は多い（逆に手間を惜しまないなら無くても良い）

ところでTRPGのシステムは冒険やバトル以外の部分も描く事ができた…というか起源から考えるとウォーゲームの冒険やバトル部分をより楽しむために「それ以外」の部分を即興や手軽に描く必要が出て来てTRPGが生まれたんだと思うが
折角ある「それ以外」のルールをプレイのメインに据える試みは何度もあった
D&Dの領地経営から各システムのシティシナリオ、Aの魔法陣にゆうやけこやけ、CRPGでもサンドボックスや生産プレイとか、ベーシックロールプレイングとCoCもこの流れの一つだったと思う
でもAの魔法陣もすぐに戦闘用の拡張ルールが整備されたり住人自身が冒険モノに積極的でなかった

何度も書いてるがCoCは住人自体が「それ以外」を求める新しい層中心で、SNSとかの体験共有の求め方とかシナリオを"通過"したりとか「ゲーム外の楽しみ方」がすでに従来型プレイヤーと異なっていて混ざりにくいグループが作られてるのではと思ってる…両方遊んでる人の考えも聞きたい所だ
エモクロアみたいに現在のCoC風の楽しみ方を前提に新作されたシステムならともかく、他のシステムだと「ゲーム外プレイ」が違い過ぎて相互乗り入れが困難なのではないかと思う（文字通り別ゲー）

CoCとそれ以外を双方遊んでいる層はCoCの認識も「数あるシステムの一つ」でしかなくてCoCを特別視はしてない印象がある
卓は立ちやすいからプレイ頻度は高くなるくらいはあるかもしれんが

ただ、「CoCしかやらないグループ」と「TRPG全般を横断的に遊ぶグループ」では割と考えが合わないところが多くて
「所謂うちよそとか関わりたくない、同卓者にやられても反応に困る」みたいな理由で
「CoCは避ける、少なくとも野良卓でCoCはやりたくない」みたいな人も割と居る印象はあるな

最近は地蔵プレイもありなんじゃないかと思ったよ
余計なことを喋らないしね
そりゃ進行を妨げるのもあれだけど
トラブルの火種にならないからね

大昔は地蔵プレイは同卓者から嫌われる類型の一つだったけど
動画配信が当たり前になった現代では、TRPGのプレイ動画や配信を見ている視聴者として昇華した感がある

CoCは現代の現実舞台のシナリオが多くて、基本的に「プレイヤーキャラは非現実的なことに関して知識がない」というのもとっつきやすい原因だと思う
プレイヤーとプレイヤーキャラの世界に対する知識が一致してる
剣と魔法の世界で街中で魔法で死体を操ろうとして「いや、この世界ではそれは忌み嫌われた行為であり犯罪だから隠れてやらなきゃ駄目だよ」みたいなことが少ない

>>2043
二段目最後逆になってるな
「冒険モノに積極的でなかった」じゃなくて「冒険モノ以外の部分に積極的でなかった」

CoCも元は現代一般人という制限内で謎を解いたり神話生物からの生存を目指す、変わり種ではあるが冒険モノの一つではあったな
クトゥルフ神話という世界観、探索者という習性やモラル基準が割りと謎の生き物、分かりやすいが制御しようとすると色々難なベーシックロールプレイング、結末をどの辺りに目指すのかプレイスタイルによって向き不向きが変わるシナリオとかが冒険モノとしてはとっつきにくさを出していたと記憶している

それらの特徴が冒険モノ以外をやる時に評価が逆になった
情報収集や交渉系のルールが弱い旧ソードワールドで自由さ故にシティシナリオが流行ったのと通じているのかいないのか…
ただ過去の冒険モノ以外を目指した動きは大体シナリオに縛られずもっと自由に動きたいとか、Aマホとか特にそうな気がするけど冒険モノの延長で日常とか政治劇とか多様な物語に挑戦したいみたいな、冒険モノを枠の外に持ち出すような印象だったから、近年のCoC界隈の発展の方向とか見るとやっぱちょっと別モノなのかな

確かにCoCは世界観の説明がそんなにいらないのはあるな

個人的なCoCのデメリットとして
探索者とPLの目的がバラバラだから
喧嘩になりやすい

1.(戦闘技能を持ったキャラで倒せるレベルの)黒幕を倒して事件解決するぞ
2.戦闘技能を持ってないけど戦わないで事件解決するぞ
3.キャラロストが怖いので生存だけ目指しますね
みたいな感じ

SWとかダブクロだと協力しやすい土壌が世界観で出来上がってる
CoCやるならHOでもない限りリアル説得が必要だよ

PLごとのリアル知識や良心基準は一致しないからその擦り合わせや衝突が従来型の現代物だと面白かったり難しかったりするのだろう
例えば現代舞台では慣れていないと事件に対し警察に通報して待ち体勢になる問題が常にある
特に探索者は侵入や窃盗などの犯罪に関わったり非日常の危険に巻き込まれたり神話生物や儀式など非現実な物にも関わるからPCの行動動機を強く設定できないと動きが掴めない
HOで具体的行動や心情まで指定できたりシナリオライターの書く流れには基本的に従うものという風土があれば、現代物で発生する無数の想定外行動を「しない説明」が減って提示される行動を「する説明」だけが残るので上級者向けと初心者向けが入れ替わるのだろう

ダンジョンに入った所からシナリオが始まり、行動範囲は壁で制限され、問答無用で襲って来る罠やモンスターを排除し、見つけたお宝は取り放題…が長らく初心者向けだった
後には情報を集めてクライマックスは一部屋しかないような洞窟や黒幕の部屋に踏み込んで戦闘して終わるシティシナリオの方が初心者向け説もあった
これもPCの行動選択がシナリオ進行にほぼ影響しないし、雑談で場を暖めてから極端に単純化されたダンジョンに潜ってるようなもので、おつかいシナリオの形態をシティとかダンジョンとかの分類以前にまで単純化した物と言えるだろう

取り敢えずどのレベルまで深読みすればいいのかくらいは事前に教えといて欲しい

CoCで何やろうが勝手なんだけど
PCが人間であることが前提のシステムで人外設定のPC使いたい人は
流石に他のシステム遊んだ方がいいのでは？と思う

実際他のシステムでやった方が良いようなことを無理にクトゥルフでやろうとする層は居るから
クトゥルフってプレイスタイルの違いによる衝突を生みやすい環境なんだよな。
所謂うちよそシナリオでもないのに野良卓に身内二人で入ってKPや他のPCをよそに二人だけでイチャイチャしていて他の人が置いてけぼり、KPすら置いてけぼり…みたいな話もチラホラあるし

クトゥルフ以外でやった方が良いようなことを無理にクトゥルフでやる人ってクトゥルフ以外のシステムを知らないと言うならそれはそれでまあ理解は出来るけど
単に人が多いから遊べる機会が多いって理由だけでクトゥルフにしがみついてるだけの人は正直ちょっとなあ…
言葉を選ばずに言うなら界隈の癌と言うか。
別にやりたいならやれば良いけどせめて身内でやってくれと思うわ

一応、きゃっとるふとか
「人間以外の探索者」を使える拡張ルール自体は公式にあったりする

ただ、KP自身が人外卓です、みたいに募集してるような特殊な卓でない限り普通の卓に人外PCは単純に雰囲気を壊すし
「みんなで楽しむより自分が楽しければそれでいい」みたいな思考が透けて見えると言われても仕方がないとも思う
いくら自由度が高いと言ってもやっぱりシステムやシナリオの雰囲気との相性ってのはあるしね

話聞く限りCoCのエモシとか秘匿とかやってる層の遊び方に向いてるシステムは従来型のTRRG（CoC自身も含む）にない気もする
従来型の遊び方だとその世界とかシナリオに対してPCを介してどんな影響を与えられたかを楽しむ部分があるから、かっちりしたルールがあった方が（あるいは下手な手製ルールがない方が）「何ができてできないか想像しやすい」「PCが好きに動いてもシナリオやバランスが破綻しにくい」「望まない結果でも納得しやすい」などの利点で自由度を増やしてくれる
シナリオやシステムは「物語や感情を書くのではなく水路を引く」とか言われて来たり、ゲームに有利なように動くと自然とロールプレイも促進されるようなメカニズムがあったり

CoCのハウスルール層はどうもシナリオの流れの方は固定でPCがどんな影響を受けてどう変化したかを重視してるように見える
シナリオに予期せぬ影響を与えるのは好まないからルール（ゲーム内法則とPCの直結性）は薄い方がいい
理不尽な目に合ったり行動や感情を強制される事に対して、お題に合わせた補完作業を楽しむので想定との乖離に対して躊躇が少ない
システムの雰囲気に合わせてPCのデータや行動指針を手加減しないと予期した活躍をできなかったり他PCの活躍機会を奪いかねないが、初めからシナリオの流れに乗るだけならその配慮も一段減る

そのシステムにしかない独特だったり完成度高いルールや世界観やデータセットがあれば売り物になるから大手が商業展開したりマイナーが小規模でも固定ファンを獲得したりできるけど、上記層にその需要はなさそうだから引っ越しは今後も当面難しいんじゃないかと思う

TRPGのルールブックってTRPGオタクじゃない限り一人で何種類も買うもんじゃないので
そもそも「やりたいことに合わせてシステムを選択する」って前提が無い
より正確に言うと、この娯楽溢れる現代で「TRPG」というヘンテコな遊びを選び、人口の多いCOCをとりあえず買った時点で「やりたいことに合わせてシステムを選択する」って作業は済んでるんだよ
そこからさらに適したシステムを細かく選定して高いルルブ買って一からルールを勉強し直すってのはとてもじゃないがコストが高すぎる
ルルブ1冊買う金でsteamでゲームが2,3作買えるんだぜ？
中にはTRPGライクの協力オンゲーだったりロールプレイ鯖があるものだって今はザラにある

Steamソフトもルルブも値段ピンキリで現代なら無料の選択肢もまあまああって比較できなさ過ぎるのと
ここまでのCoCだけ何で？って例しか出てない流れから中間段階なくTRPGプレイヤー全体の話に一般化するのは難しいと思うけど
CoCで何でも遊ぼうとする層の説明として>>2059は正確だろうね
昔はSWとかでもそういうグループが時々話題になったが
海外のD&Dだと…浸透度と改変用物量のレベルが違うか
GURPSでオリジナルルール作る層は…むしろ特濃オタクだからこれも関係ないなw

CoCのルルブ一冊で次の値段帯のTRPGシステムなら基本ルルブ2,3作分買える値段（電源ゲームも話題になるような名作とか見ると大して変わらん気もするが…）
専門のオタクグループに入ったり自分がなったりせずとも、TRPGというへんてこな遊びにも関わらず、まともなプレイ環境にたどり着ける普及度、動画環境
手軽な反面他システムと差が広がりがちで軽く遊ぶだけでもルールを一から勉強し直しになると感じやすいベーシックロールプレイング体系
そもそもCoC流行前のTRPGシステムのトレンドは特定のシチュや設定の再現に特化する方向だったから、昔ながらの汎用システム的構成を色濃く残したCoC6版から入った層とは無理やり1システムで何でもやろうにも難易度や発想が全然違うと思う（基本ルルブの値段の差もこの目指している汎用度の差が遠因な気がする）

>>2061
オンセ環境やSNSの充実でコンベンションとかサークルとかRole&Rollとか他システムに触れる機会が少ないも追加で

TRPGって子どもの頃にごっこ遊びやらなかったタイプの人でも楽しめる？

最近だとエモクロアなんて無料だし、ルールも比較的シンプルで
何なら怪異はPCの感情に影響を与える、なんて世界観だから所謂CoCでのハウスルールエモシ勢との相性は良さそうなくらいなんだが
相性が良さそうなイメージほど移行してる印象はないな
無料という意味ではCoC7版はクイックスタートルールが無料だけどクイックスタートルールのない6版が未だに人が多いくらいだし。
まあ、これに関してはアプリ版ルールブックにも6版が収録されていて、公式にも絶版していないってのもあるとは思うが。

>>2061
別に会話さえできれば遊ぶ分には問題ないよ。
無理に演技とかする必要は全くないし、やってることはドラクエだのFFだのと言ったコンピュータRPGとそんなに変わらない。
キャラの操作手段がコンピュータRPGではコントローラーで描写が映像と音声なのが
TRPGでは言葉でキャラを操作してGMの言葉で描写されているってだけだし。
別にセリフなんかも思いつかなければ「なんかカッコつけたいい感じのセリフを言います」とかで良いし。
周りが演技寄りのプレイスタイルだとアウェー感を感じる、くらいのことはあり得るけど全部が全部そんな卓でもない。

AIと“究極のごっこ遊び”が楽しめるTRPG風ゲーム『モンスターコマンダーズ』基本無料でSteamに配信中。行動はすべてテキスト入力で、AIとの対話によって無限の物語が誕生。「ロールプレイが超はかどる」と話題に
https://news.nicovideo.jp/watch/nw16658102?news_ref=dic_topics_topic

エンディング曲先に決めてそれに沿ったシナリオ作ってセッションして欲しい

>>lv346012764

CoCが流行った理由について聞く人が多いけど
これの本質はCoC以外の卓が欲しいんだろうなって思う

個人的な出版元への感想
・ケイオシアム…高いけどルルブとしての完成度は高い。クイックスタートは今の時代に合わせた良い試みだと思う

・グループSNE(というかSW)…個人的には日本だと個人勢を除けば一番の優等生だと思う。サプリも価格相応
ただデータ集名乗りながら過去のサプリを参照させるのはやめて欲しい

・KADOKAWA…結構出してるけどなんかイメージが薄い。悪くはないと思う

・F.E.A.初心者の取っつきやすさは一番じゃないかと思う。ルルブの完成度は高いが、サプリが玉石混交な上に石が多すぎるのなんとかしてくれ

・新紀元社…ルルブすら玉石混交。内容は悪くないのにルルブの内容がクソ過ぎて確実に評価落としてる

有名どころだとこんなもん？

マーダーミステリーって使い切りだから黒幕的キャラ以外ガンガン情報開示するのが正しいのかねぇ