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バレンシアサーキット単語

バレンシアサーキット

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バレンシアサーキットexitとは、スペイン東部・バレンシアバレンシアにあるサーキットである。

地元出身の名ライダー リカルド・トルモexitにちなみ、リカルド・トルモサーキットとも呼ばれる。

11月MotoGP終戦が行われる。

バレンシア

サーキットの周りには様々な観光名所がある。

詳しくは、バレンシアの記事を参照してください。

MotoGPのシーズン最終戦

サーキットで行われるMotoGPレースシーズン終戦として開催されることが定着している。
終戦らしい特別なが広がる。

詳しくは、バレンシアグランプリ(MotoGP) の記事を参照してください。

立地

サーキットバレンシア市街地から西へ20km離れた場所exitにあり、高速道路A-3で行くことができる。

サーキットバレンシア地から行く高速道路A-3の一本だけで、毎年大渋滞になってしまう

サーキットから東に12km離れたところにバレンシア空港exitがある。

サーキットがある自治体の名前はチェステ(Cheste)exitで、これを本サーキット称としている。
皆さんチェステで会いましょう」とMotoGPライダーが発言することもある。

海岸線からの距離26kmで、海風の影が少ない内陸部のサーキットである。

バレンシアの11月exitは降量も降日数も少ない。

こちらexitこちらexitが現地の天気予報


サーキットの北西は狩猟ができるような大きな山exitで、航空写真exit地形図exitを見べるとよく分かる。
サーキットの北西側(2コーナーや6コーナー)がすこし上っている。

サーキットの南東は平野部で、サーキット南東側(メインストレート)は少し低い場所である。

サーキットから南に1kmだけ離れたところに東西を真っ直ぐ貫く高速道路A-3exitが通っている。

シーズンオフのテストコース

バレンシアの気は温暖で、一番寒い1月の平均最高気温は16.1度、平均最低気温は7.0度であるexit
これは日本の種子島exitとほぼ同じ。

また、が少なく、テストで潰れる危険性も少ない。

ゆえに本サーキット11月から3月シーズンオフテストコースとして盛んに使用される。

予算がある最大排気量クラスチームは、
セパン・インターナショナルサーキット直下で常)、

チャーン・インターナショナルサーキット(常)、
フィリップアイランドサーキット南半球11月3月は暖かい)でテストをするようになったが、
予算がやや少ないmoto2クラスmoto3クラスチームバレンシアテストをすることが多い。

サーキットの施設

VIP観戦施設やピット施設は、シンプルな形をした直方体の建物である。とにかく簡潔な見たである。

2015年まではこれらの建物は黄色オレンジ色の中間色に塗装されていた。画像1exit画像2exit
2016年からは黒っぽい灰色exitに塗装された。4月頃exitに塗装が行われたらしい。
2017年にはさらに建物の塗装exitが進んでいる。

2014年まではVIP観戦施設exit面がこんな感じの平凡なポスターexitだった。
2015年にはVIP観戦施設面にリカルド・トルモの肖像画exitが掲げられた。

縁石はスペイン国旗バレンシア州旗にならい、黄色赤色になっている。

最終コーナーい池がある。
最終コーナーの外側から青い池とメインストレートとVIP観戦施設を映すexitのが定番のアングルである。

このサーキットTTサーキット・アッセンのような「ピコーンピコーン」というサイレンが鳴らされる。

4~5コーナーイン側、7~8コーナーイン側、11~12コーナーイン側の地面に木を植えている。
おそらくオリーブと思われる木が、等間隔に綺麗に植されている。2016年から植えられたようである。

コース紹介(MotoGP)

概要

ハードブレーキングの箇所が少なく、コーナー数がやたらと多い。
マシンが垂直になる状態が短く、常にマシンが左右のどちらかに倒れている、忙しいサーキットである。

切り返しが多く、アクセルを開けずに待つ時間が長く、休むに休めない、気が抜けない。
とにかくストレスの溜まるサーキットといえる。

MotoGPが開催される18のサーキットの中で、もっとも速度が低いサーキットとなっている。
もっとも長い直線は876mでMotoGPが開催される18のサーキットの中では9番手と中位であり、
最高速MotoGPが開催される18のサーキットの中では7番手と中位である。
それでもコーナー数が非常に多いことが影して、速度を著しく低くしている。

路面のカント(傾斜)が少ないフラットコースで、フロントリアグリップが薄く感じられ、
タイヤも温めにくい。ライダーにとって難しく、緊させられるサーキットである。

2012年7月に路面がり直された。

こちらexitMotoGP公式サイトの使用ギア明示動画である。一番低いギアは2速で、1速を使わない。

なパッシングポイントは、メインストレートexit1コーナーexit2コーナーexit4コーナーexit
6コーナーexit8コーナーexit11コーナーexit最終14コーナーexitとなっている。

スタジアム形式のサーキット

コースをぐるりとスタンドが囲むスタジアム形式のサーキットになっている。
そのため、観客にとってはどこのスタンドからもレースの状況がよく分かり、非常に観戦しやすい。
この写真exitを見てもまさしくスタジアムとしか言いようがない。

スタジアム形式にするため狭い面積コースを詰め込む必要があり、コーナー数が多くなっている。

狭い面積にぎっしりとコーナーを詰め込んでいる様子は、自動車教習所exitを連想させる。

ちなみにバレンシアサーキットexitは、ツインリンクもてぎのオーバルexitとだいたい同じ大きさである。
上の2つの航空写真の縮尺はほぼ同じで、見べてみるとだいたい同じ大きさだと分かる。

女性ライダー躍進

2013年moto3クラス女性ライダーアナ・カラスコexitが8位に入賞した。

このサーキットは筋を要するハードブレーキングのコーナーが非常に少ない。
の点でどうしても後れを取る女性ライダーでも太刀打ちできるコースなのである。

午前中の気温と路面温度が低い

バレンシアGPは11月に開催されるため、っ最中であり、晩が結構冷える。
路面温度が午前と午後で10度以上の差が出てしまう。

金曜日一番に行われるmoto3・FP1の路面温度と、
金曜日の午後の最後に行われるmoto2・FP2の路面温度べてみると、こうなった。

一番 午後 路面温度の変化
2010年金曜日晴れ 路面温度10度 路面温度28 18度上昇
2013年金曜日晴れ 路面温度13度 路面温度25 12度上昇
2016年金曜日晴れ 路面温度11度 路面温度27度 16度上昇
2017年金曜日晴れ 路面温度9度 路面温度22 13度上昇


これだけ路面温度が変わるとマシンセットアップにも大きな影がある。
午前中のウォームアップで仕上げたマシンが午後にはイマイチになる、ということもありうる。

メインストレート~2コーナー

メインストレートの下には地下道が2ヶ所ある。
1つはスターティンググリッドの真下exitで、もう1つは1コーナー進入のあたりexitである。
転倒してコース内側に放り出されたライダーは、
この地下道をくぐって移動してコース外側にあるピット施設exitに辿り着くことになる。

最終コーナー立ち上がり部分は低い場所で、ピットレーン入り口までグイッと上り勾配になっている。
スタート時点の映像exitを見ても分かるし、最終コーナー立ち上がりの様子exitを見てもと分かる。

ピットレーン入口からは緩やかな下り勾配が続いていく。
876
mの長い直線で一杯加速し、各マシン最高速に到達する。

この写真exitこの写真exitを見てもメインストレートが下って斜めになっていることがよく分かる。
メインストレートが下り勾配だが建物を斜めにするわけにはいかないので、階段のようにしている。

メインストレートに隣接するピットロードも下り坂exitである。

1コーナーは下っており、速度が乗りやすく、マシンを減速しにくい。
最大排気量クラスではリアタイヤを浮かせるジャックナイフがよく見られる。

1コーナーは直90度)よりも緩い度(105度)の高速コーナーで、
ブレーキを掛けすぎずに速度を保たねばならない。

1コーナーはけっこう難易度が高い高速コーナーで、ここをオーバーランしてしまうライダーも多い。

2009年には250ccクラスでチャンピオン争いを続ける青山博一が1コーナーでオーバーランし、exit
日本人観戦者を絶叫させた。

2017年にはチャンピオン争いを続けるマルク・マルケスが1コーナーにて転倒しそうになっている。exit


先行と同等のエンジンパワーがある場合は、メインストレートリップストリームを効かせつつ
横に並びかけ、1コーナーパッシングすることができる。

先行よりも低いエンジンパワーの場合(最高速が時速で5km以上遅い場合)、
メインストレートリップストリームを効かせていても横に並び掛けることができない。
それゆえ1コーナーでのパッシングは難しい。
そういうときは1コーナーで抜きに掛からず先行後ろに付いたまま1コーナーを旋回する。
先行後ろについているのだからスリップストリームがよく効き、コーナーリング速度が上がる。
そして、続く2コーナーでのパッシングに挑むのである。

2コーナーまでは上り勾配になっている。
2コーナーパッシングが多いところだが、フロントからスリップダウンする転倒が多い場所でもある。

3コーナー~8コーナー

3コーナーから4コーナーの進入までは、下り勾配になっている。

4コーナーは右コーナーで、冷え切ったタイヤ右側を久々に使うコーナーであり、転倒が多い難所。

5コーナーを立ち上がってから6コーナーまでの短い直線は上り勾配になっている。

7コーナーしい高速コーナーで、ここで背後にぴたりと付けリップストリームの恩恵を受けたい。

8コーナーは進入も立ち上がりも下り勾配になっている。パッシングポイントの1つである。

S字~11コーナー

9~10コーナーはこのサーキット一のS字であり、各ライダー麗に切り返す。

ライダーがS字を切り返している姿が見えたら
「9~10コーナーでこれから後半に入っていくんだな」と見て良い。

10コーナーは右コーナーで、使用頻度が低く冷えやすいタイヤ右側を久々に使う場所で、転倒が多い。
フロントタイヤがグリップを失うスリップダウンexitや、
リアタイヤが滑って制御不能になり振り落とされるハイサイド転倒exit過去に繰り返されてきた。

11コーナーは半径が小さいUの字ヘアピンで各ライダー速度が落ち、パッシングしやすい場所である。

12コーナー

バレンシアGPは11月に開催されるため、太陽の高さがずいぶん低くなっている。
それを実感するのは12コーナーで、ここを切り返すときのライダー西を向く格好になる。
午後3時頃に走行している場合、太陽が眼に入ることがあり、なかなかうっとおしい。

moto2クラスの予選は現地時間の午後3時~午後4時に行われる。
moto2の前方車載カメラの画像を見ると、12コーナー付近で西日が視界に入ることがよく分かる。

バレンシアサーキットはコース全長に対してメインストレートの割合が大きいサーキットなので、
タイム向上のためにメインストレートを速く走ることを狙っていきたい。
そのためには最終コーナーを上手く走る必要があり、それには13コーナーを上手く進入すべきで、
さらには12コーナーを上手く止める必要がある。
この12コーナータイムの良し悪しに直結する場所になっている。

12コーナーの途中は登り坂になっており、フロントを浮かせてリアタイヤ一本で切り返すこともある。exit
ライダーテクニックを大きく問われるコーナーである。

13コーナー~最終14コーナー

13コーナー~最終14コーナーは、左コーナーが連続する場所になっている。

同じ左コーナーが続くのだが、途中まで上り勾配で、途中から下り勾配になっていて、山のようである。
上り勾配の部分を13コーナー、下り勾配の部分を14コーナーと呼ぶ。

moto2クラスMotoGPクラスではここでライダーたちが見事なドリフト走行を披露する。
深いバンクのまま高速コーナーリングしつつリアタイヤがスライドし、
さらにはフロントタイヤが(左コーナーなのに)右方向を向く。exit
こういうのを「逆ハン(逆ハンドル)を切るexit」「カウンターを当てるexit」と言う。

それが、ドルナ自慢のスーパースローカメラ(1当たり1500コマ)でくっきり鮮明に映される。exit
世界でもっとも綺麗に舗装路面における2輪ドリフトを撮影できるコーナーではないだろうか。



最終14コーナーは一気の下りとなっていて、ライダーが沈んでいくように見える。
下り勾配で、先が見えないブラインドコーナーとなっていて、難しい。

この最終14コーナーコーナー外側が見えづらく、ブレーキングポイントを見つけにくい。
ミスしてブレーキングが遅れるとアウト側にんでしまい、メインストレート速が落ちてしまう。
前にライダーがいるとブレーキングポイントなんとか見つけることができるのだが、
前にライダーもいない単独走行だとブレーキングポイントを見失いやすい。
単独走行しているライダーセクター4(最終14コーナーを含む区間)でタイムを落とすことがよくある。

ロングストレートの前のコーナーではパッシングを仕掛けずに綺麗なラインを通り
ストレートでの加速に備える、というのが格言だが、最終コーナー低速コーナーなので、
その格言視して抜きにかかるライダーもいる。

最終14コーナー立ち上がり~チェッカーライン

最終14コーナー立ち上がり付近からメインストレートにはタイヤカスが転がっていることが多い。
2014年exit2015年exit2016年exitタイヤカスだらけだった。(2017年exit較的に綺麗だった)
タイヤカスを踏んづけてしまうと大変で、そのタイヤカスタイヤにめり込んで付着してしまう。
すぐに取れてくれれば良いが、しばらくタイヤに付着したままになり乗り心地が最悪になることが多い。
もちろん走行速度も落ちてしまう。

最終14コーナーで一気に接近して並びかけ、そのまま横に並んだ2台がぴたりと併走することがある。
そういうとき、ライダー同士が肘を出してお互いをつつき合うことがある。
これは意地悪やラフプレーのため行っているのではなく、安全確保のために行っている。
バイク2台がぴたり横に並んで併走すると、サイドスリップが効いてウルサイドの乱気流が発生し、
お互いが吸い込まれるように少しずつ接近する。
接近しすぎると衝突してしまうので非常に危ない。動画1exit動画2exit
このため、接触を避けるためにライダーは安全のため相手ライダーを肘でつつく。動画1exit動画2exit
こうした2013年moto2クラス決勝ラストラップexitで見られた。

ちなみにサイドスリップマシンが加速することもある。
リップストリームは横に付けたときも発生するのである。

「キャリア初優勝」が起こりやすい

バレンシアサーキットは「キャリア初優勝」が起こりやすいサーキットである。


1990年から2017年までに13回以上MotoGPを開催した15ヶ所のサーキットで、
キャリア初優勝が起こった確率を算出してみた。

優勝総数 キャリア初優勝の数 キャリア初優勝発生確率
バレンシアサーキット 57 9 15.8
鈴鹿サーキット 39 6 15.4
ヘレスサーキット 84 11 13.1
ル・マンブガッティサーキット 63 8 12.7
TTサーキット・アッセン 84 9 10.7
ドニントンパークexit 60 6 10.0
ブルノサーキット 81 8 9.9
カタルーニャサーキット 78 7 9.0
ツインリンクもてぎ 57 5 8.8
ロサイル・インターナショナルサーキット 42 3 7.1
ザクセンリンク 60 4 6.7
エストリルサーキットexit 39 2 5.1
ムジェロサーキット 81 4 4.9
フィリップアイランドサーキット 66 2 3.0
セパン・インターナショナルサーキット 56 1 1.8

 
トリッキーコースベテランライダーでさえ足元をすくわれる可性が高いこと、
10何戦も続く長いシーズンを経ていて若手ライダーが技量を上達させた状態で臨むこと、
こうした要因が重なり合って、バレンシアサーキットでのキャリア初優勝が増えていると推察される。

ちなみに、集計の際に判明したライダーの名前は以下の通りになる。

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最終更新:2019/06/26(水) 23:00

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最終更新:2019/06/26(水) 23:00

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