ライグ・ゲイオス(ライグ=ゲイオス)とは、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズに登場する機動兵器である。
「第4次スーパーロボット大戦」及び「スーパーロボット大戦F」で登場。
同作に登場する敵部隊・ゲスト軍の指揮官が搭乗する機動兵器で、ゲスト軍の主力メカである「ゲイオス・グルード」の発展型。他の組織のボス機体と互角、或いは互角以上という高性能を誇る。あのスキンヘッドをどう弄ればコレが出来上がるんだ、という話は当時からさんざんぱら言われ続けていたが。
その屈指の戦闘能力や、戦闘時に流れる専用BGM(第4次:ヴァルシオン、F:VIOLENT BATTLE)と合わせて多くのプレイヤーにトラウマを刻んだ。
全身に搭載された武装の数々が特徴で、どことなく刺々しい外観はヴァルシオンを彷彿させる。でも第4次のライグ・ゲイオスはヴァルシオンより強いと思う。
また背部には翼のような形状のバーニア・スラスターを備えており、重武装による運動性の低下をこれらでカバーしているため重厚感のある見た目にも関わらず機動力にも優れている。
何より、見た目に違わずHPや装甲など耐久力もかなり高く、特に「第4次(第4次S)」ではフル改造ver.の場合はHPが50000を超える程。
現代だとボスのHPは10万20万が当たり前と化しているスパロボシリーズにおおいて、5万という数値は大した事がないように思えるが(恐らく今の記述を読んで「え?たったの5万そこいら?」と思った方もいるだろう)、当時はHPの上限が65000(65535?)までしかなく、さらに「F(F完結編)」ではそれをカバーするように装甲値も凄まじい事になっているので味方の主力機体を結集しても倒すのには骨が折れる有様であった。
さらにはこれに加えて終盤は敵も味方も2回行動が可能になるため、射程外へ離れていても安心できないという鬼畜ぶりである。
その後長らく出番が無かったが、2012年に発売された「第2次スーパーロボット大戦OG」にて久々に登場。上述の「スパロボF」以来およそ15年ぶりの参戦となり、トラウマを刻まれたプレイヤー、及び出演を心待ちにしていたシリーズファンを驚かせた。何より、ようやく「動くライグ・ゲイオス」が見られるようになったのである。
(ゲームより先に、アニメ版にてゲスト軍の総指揮官たるゼゼーナンが登場しているためスタッフに存在を忘れられたわけではなかったようだ。)
HPは70000と、過去シリーズ以上に上昇している。対照的に、他のゲスト機体達は軒並み弱体化した?
全長(※1) | 22.9m(旧シリーズ) 25.9m(OGシリーズ) |
重量 | 41.5t(旧シリーズ) 99.3t(OGシリーズ) |
搭乗人員 | 1人 |
移動タイプ | 空・陸 |
所属 | ゲスト |
パイロット | ゼブリーズ・フルシュワ ジュスティヌ・シャフラワース グロフィス・ラクレイン テイニクェット・ゼゼーナン(第2次OGのみ) |
初登場作品。並のボス機体や戦艦などが裸足で逃げ出す戦闘力を備えており、ゲーム中ではゲスト軍の3将軍(ゼブ、ロフ、セティ)がそれぞれ搭乗してくるが、ラスト間際ではコロスやドン・ザウサーもこれに搭乗してくる。さらに最終面では一般兵も乗り込んでくるため、最終決戦はゲイオス・グルード部隊などと合わせて敵の総合戦力が凄まじい事になっている。
もっともダメージを与えたりイベント等で撤退する場合が多い為、基本的に戦わずに(倒さずに)ステージをクリアできる場合も少なくないのだが、「第4次S」では最終面ほかいくつかのステージの内容が変更されているので倒すべき数が増加している。
余談だが、第4次のカラオケモードにて、BGM『TIME TO COME』のムービー内にも登場するが、同作でスーパー系主人公が乗るロボット『グルンガスト』の必殺技「計都羅喉剣・暗剣殺」によって真っ二つにされている。
しかしゲーム中でも、主人公が精神コマンド「魂」や「奇跡」が使用可能な場合は武器改造とレベルによってでリアルにコレを実現するのも不可能ではない。LV100奇跡フル改造の「計都羅喉剣・暗剣殺」であれば一撃で50,100ダメージ与えられる。特異点崩壊で登場する一発攻撃が当たると撤退する3体のライグ・ゲイオスも撃破できてしまう。(因みに、SFCの性能のためか、50,100ダメージ与えてもHPバーは表示上1万程度残ってしまう)
基本的には上記の「第4次(第4次S)」と同様。しかしこちらではゼブやセティが顔見せ程度とはいえゲイオス・グルードを差し置いて序盤から乗り込んでくる(勿論、無理に相手にする必要は無いが)。それどころかゼブ達は中盤以降はライグ・ゲイオスを上回る性能を持つ各自の専用機に乗り込んでくるので、実質的に中ボス機体という位置づけだが、ボス機体としても充分通用するくらい強い。
さらに「超獣機神ダンクーガ」から今作初登場となるシャピロ・キーツがこの機体に乗り込んでくる。後のシリーズと違いムゲ・ゾルバドス帝国が登場しないため、彼の専用機である『デザイア(旧名:シャピロ戦闘メカ)』が登場しないこともあり、実質的に本作における「シャピロ戦闘メカ」と化しており、最終面以外ではほぼ確実にシャピロはコレに乗り込んで獣戦機隊ほかロンド・ベル隊に戦闘を挑んでくる。
なお、先述のゲスト3将軍の専用機3機は多かれ少なかれ本機体のデータの上に建造されていると思われているが、その中でもゼブの専用機・オーグバリューは本機体の直接の後継発展期とされている。
「F」の時点では火力の大きな機体が少ないのでHPを削っていく事さえ困難だが、撃破に成功すれば強力な強化パーツが入手できるステージがあるので、腕に自信があるプレイヤーは狙ってみるといい。
そして続く「F完結編」でのゲスト軍との決戦では一般兵(ゲスト親衛隊兵)が乗り込んで来るため、こいつを複数相手にしなければならないシナリオも存在し、さらにシャピロとの最終決戦に赴くルートの場合は最終面でゲイオス・グルードとライグ・ゲイオスだけで合わせて20機近く、という圧巻の戦力を相手にする事になる。
前のステージで、ターン数は予め調整してきましたか?
上述の通り、「F」への出演を最後に長らくスパロボシリーズには登場しなかったが、およそ15年ぶりに登場。ステージのBGM(力と技)と合わせて、ゲストやライグ・ゲイオスを知る多くのファンを懐かしい気持ちにさせた。「F」の頃のような凶悪ぶりはナリを潜めたが、やはりボス機体として充分な戦闘能力を備えている。
そして、ライグ・ゲイオスが登場するステージの「HP15000以下で撤退」という一文が全国のスパロボプレイヤー達の『闘志』に火を付けた。
(ちなみにこれらステージの勝利条件は「ライグ・ゲイオスのHPを15000以下まで減少させる」というものであるため、ステージクリアやSRポイント獲得を目指すだけなら、撃墜の必要は無い。もっとも、「XXで撤退」「○○すると撤退」の一文を見ると必ず撃墜してやろうと血が沸き立つのがスパロボプレイヤーの悲しい性でもあるが。撃墜を目指すならばSRXの天上天下念動爆砕剣(装甲ダウン効果)がカギ。)
ゼブやロフ達が乗り込んで中盤ステージのボスとして度々登場するが、後半~終盤ステージではバイオロイド兵ほか何とゼゼーナン自らがカッコつけて乗り込んでくる事もある。こちらの場合、SRポイント獲得のためには魔装機たちのみで敵陣奥のゼゼーナンを痛めつけてやる必要があるのだが・・・
それでもグランゾンなら、きっと何とかしてくれる・・・
そしてゼゼーナンとの決戦では他のゲスト機体共々ザコ敵として、同時にゼゼーナンの壁役として大勢出現する。
HPが一回り低下しているとはいえ何気に、本作のザコ敵ではHPが最も高い。
ちなみに戦闘BGMは「第4次」で使用されたフィールドBGMをアレンジした戦闘曲『ジェノサイドマシーン』が使用されているが、ロフが搭乗するライグ・ゲイオスとの戦闘時のみ『ジェノサイドマシーンⅡ』という上記とは別のアレンジ曲が流れる。
EX編シュウの章から地上に上がって水面下でバタバタしてるシュウ・シラカワを描いたダークプリズンにも登場。
初登場の26話前編でラスト1機を撃墜せずにHP1000以下にすることによりなんと自軍に加入するというまさかのシュウの章サザビー枠。「ヨンの素性と名前の由来的には納得のポジションではある。」※ネタバレ
とはいえ事実上2話しか使うことが出来ないが、ボス機体だけに即戦力として運用可能(4段階改造済)。ラ・ギアス編にてオレグとの戦闘で「ヴァルシオン(第4次)」を、そして地上編でメキボスが「VIOLENT BATTLE」を持ってきてくれるので、BGM設定してトラウマを与える側に回る気分を味わうのもオツなものである。
乗り換えもセレーナ、アルバーダ、ヨンと少数ながら可能なためお好みのキャラを乗せよう。
フル改造ボーナスは「ギガブラスターの射程+2」。高性能レーダーや射程アビリティを追加して超射程にも出来るぞ!まさにファンネル搭載機ポジションと言えるだろう。
「ライグ・ゲイオスvsライグ・ゲイオス」のドリームマッチはゾヴォークのベールが明かされるであろう第3次OGで実現するのだろうかと言われていたところにこの嬉しい一報なのであった。
ちなみにラスボスの武器演出でも大勢で登場しドライバーキャノンの弾幕が雨あられと襲ってくる、量産機然とした姿を見ることが出来る。
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最終更新:2024/04/24(水) 17:00
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