コンパチヒーローシリーズ及びスーパーロボット大戦(以下、SRW)シリーズにおけるゲシュペンストとは、同シリーズに登場する架空の人型機動兵器「パーソナルトルーパー(PT)」の一種、及びその派生系の総称である。
初出作品は『ヒーロー戦記』である(この時点ではパワードスーツという設定だが、外見はほぼ同じ)。後に、第四次SRWで主人公専用機として採用された(ヒーロー戦記での搭乗者、ギリアム・イェーガーは同作品でゲシュペンストMk-IIに搭乗して参戦している)。
SRWFおよびF完結編でも主人公機として登場(第四次のIFストーリー的な側面があるので当然と言えば当然だが)。また、IMPACT(正式にはCOMPACT2)の主人公機2体もゲシュペンスト系列の機体であると語られている。
本作で初登場だが、PTではなくパワードスーツとして登場する。大きさは人間大よりも少し大きいくらいと思われる。
装着者はギリアム・イェーガー。
戦闘時にパーソナル転送システムにより呼び出される。
呼び出す時にギリアムは「コール ゲシュペンスト!!」と割とノリノリで叫ぶ。(OGIN他多数の作品で再現されている。)
スプリットミサイルやヴァンピーアレーザーなどの強力な必殺技を持つが、消費TPが大きいため乱発はできない。特殊能力はリカバー。味方のHPを回復させることができるが、自分は少しダメージを受けてしまう。
物語の序盤で、ギリアムが行方不明となってしまうため、登場期間はあまり長くない。
闘球王決定戦モードのラスボスチーム「ゴッドファクトリー」の一員として登場。やはりギリアムの装着するパワードスーツである。登場時のイベント絵では頭部を外し、ギリアムが素顔を見せている。
元々敵のボスキャラのため各能力値は全て最大値であり、またバーニアでホバリングが可能。ジャンプ力の高さもあり、やろうとすれば敵の陣地をダッシュジャンプとホバリングで飛び越えて外野に行く事もできる。
必殺技はLv1がハンドバルカン(HPマイナス3ポイント)、Lv2が拡散メガ粒子砲(乱闘STOP)。特に後者は、相手に乱闘を使用させないようにできるという変わった効果を持つが、対人対戦ならともかくコンピュータが相手では効果は薄いかもしれない。MPの使いどころはよく考えよう。
名前欄の長さの制限からゲーム中ではゲシュペンと表示されていた。
主人公の乗るロボットとして登場。主人公がスーパー系かリアル系かでユニット性能が異なる。
主人公はモビルスーツ系になら乗換えが出来るが、他のモビルスーツ系パイロットは途中で登場する副主人公を除いてゲシュペンストに乗ることは出来ない。そのため主人公が専用機を手に入れた後はパイロットを失ってしまう機体だが、進め方によっては副主人公が参入する事で、主人公専用機共々ラストまで第一線で運用し続ける事もできる。
重装甲・高火力と、性能がスーパーロボット寄りに設定されている。エネルギーの上限も高めになっている。
武装はスプリットミサイル・プラズマカッターの他、必殺武器のスマッシュビームを持つ。
スマッシュビームは射程が短いものの威力が高く、スーパーロボットの必殺技と比べても遜色が無い。
高い運動性に武器の射程が長いなど、リアルロボット寄りに設定されている。
スプリットミサイル・プラズマカッターの武装はスーパー系と共通だが、スマッシュビームではなくニュートロンビームを装備している。
ニュートロンビームはいわゆるビームライフルのようなものであり、スプリットミサイルよりも威力・射程の両面で勝っている。それでいて他のモビルスーツのビームライフルと違ってビーム兵器ではないと言う特徴を持つ。
ギリアム=イェーガーが搭乗する。本作ではNPC、もしくは1ステージのみの参戦であり、自軍に参入してくれない。
スラッシュリッパーなどの強力な武器を持ち、性能も全体的に主人公機より高い。
ギリアムさん、それ置いて行ってくれよ……
ちなみに中盤でギリアムを含めたエゥーゴの面々が敵の追っ手を振り切れずに、「我々の中で一番足が速く通信能力も高い」ゲシュペンストMk-IIに乗るギリアムに救援をつれてくることを託して一人で脱出させると言うシーンがあるが、この時の比較相手にはボールやグレンダイザーはともかくとして百式が含まれているため、戦闘能力以外にも相当優れる機体であると思われる。
第4次と同じく主人公機として登場。
乗換えなどに関する制限は第4次の時と同じ。ただし後述のとおりこちらはMk-IIが乗り換え可能な自軍ユニットとして手に入るので、最終的には素のゲシュペンストの方はパイロット不在の機体になってしまう。
やはり、装甲と武器の威力の値が高く強力な必殺武器を装備している。スマッシュビームはブラスターキャノンに名称変更されている。また、空を飛べるようになったのでリアル系より若干有利かもしれない。
主人公の性格によっては「究極!ゲシュペンストキック」か「必殺!ゲシュペンストパンチ」を習得できる。
こちらも運動性が高いのは第4次と同じで、スーパー系よりも武器の射程が長いのが特徴。
ニュートロンビームがビーム属性になってしまったので、ビームコートやIフィールドで弾かれることも。
ゲシュペンストの後継機。主人公に恋人がいるとFの中盤で、いない場合はF完結編の序盤でギリアムが譲ってくれる。
ゲシュペンストキック(もしくはパンチ)を習得していた場合、Mk-IIでも使う事ができる。
ゲシュペンストの後継機。こちらがギリアムの乗機として登場し、その後で主人公に譲ってもらえる。
スラッシュリッパーが長射程武器になっている。
オリジナルジェネレーション(以下OG)では試作機、量産機として数多くのバリエーションが登場した。
細分化していくと切りがないため、ここではある程度纏めて紹介する。
最初期の試作型であり、機動力・汎用性を重視したタイプR、火力・防御面を重視したタイプS、試験予備機のタイプTが存在する。タイプRはギリアム・イェーガーの乗機として後にゲシュペンストRVに改造、タイプTは後にATX計画に移され、アルトアイゼンへと改修された。
第4次、およびFの主人公機はおおよそこのゲシュペンストに近いものである(OG世界と設定面での差異は多少あり)。
正式な呼称ではないが、派生機と区別するため『Mk-Ⅰ』と呼ばれる事が多い。
上記ゲシュペンストMk-I・タイプRの試作量産型。基本的な部分に大差はないが、様々な面で強化を施されている。
ゲシュペンストMk-I・タイプSをベースにした機体。SRWFの主人公後継機とは微妙に異なる。基本的には何の変哲もないゲシュペンストMk-II(胸部からビーム出すけど)なのだが、特記すべきはその機体自体ではなく必殺技『究極!ゲシュペンストキック』である。
OG世界ではカイ・キタムラがが編み出した技であり、ぶっちゃけてしまえばなんちゃってスーパーイナ○マキックである。なぜか大声で叫ぶのがお約束となっている。OGsでは熱血漢だけではなく、クールなキャラや女性キャラまでもが魂の咆哮を聞かせてくれる。一部全然違う方向に暴走しているがあまり気にしてはいけない。
詳細はゲシュペンストキックへどうぞ。
なお、アニメ「ジ・インスペクター」ではこの機体をアルトアイゼンに似せて改造したゲシュペンストMk-Ⅱ・タイプSAが登場している
主にゲシュペンストMk-II・タイプRをベースに設計、格闘兵装としてプラズマ・ステークが搭載された。しかし、戦時中の裏工作や強力な対抗馬が多数現れたことにより主力量産機とはなれず、生産された数は非常に少ない。それでも陸戦機としての性能は一級品であり、熟練したパイロットからの人気は高い。
シャドウミラーの世界ではこの量産型ゲシュペンストMk-IIが主力量産機となっており、OG2ではウジャウジャ出現する(厳密には同名ながら仕様が幾らか異なり、形式番号も「こちらの世界」の量産型ヒュッケバインMk-IIと同じ、RPT-010となっている)
なお、T-LINKシステムを積み込んだタイプTTが存在する。こちらはプラズマ・ステークの代わりにT-LINKリッパーを搭載している。T-LINKシステムのフィードバック機能のためか、操縦系統は簡素。バーニングPTというゲームと同じものとなっている(どちらが先かは不明)。
ゲシュペンストMk-I・タイプRを改造した、ギリアム・イェーガー専用機。
ありとあらゆる面で強化を施され、武装面もヴァンピーア・レーザーなど、『かつての半身』だったゲシュペンストを模した(?)ものが搭載されている。どうやってレーザーでエネルギーを吸収しているかは謎だが、同様の効果を持つエナジードレインなる武器がある以上、何かしら方法があるのだろう。
ゲシュペンストMK-Ⅰ・タイプSを改造した機体。
シャドウミラーが存在した『あちらの世界』のゲシュペンスト・ハーケンのデータを参考に改装された。
元々は『あちらの世界』でW00ことハーケン・ブロウニングの専用機として計画されていたが頓挫。計画は凍結。その後、プランEFによって不意にエンドレス・フロンティアへと漂着し、複数体のWシリーズとハーケン本人、機体データが残された。なお、エンドレス・フロンティアに残されたデータは下記のファントムの開発へと生かされている。
封印戦争ののち、グランド・クリスマスから引き上げられたデータの中に、イーグレット・フェフが手に入れたゲシュペンストのデータを見つけ、それを気に入ったマ改造で有名なマリオン博士がハロウィン・プランの一助として作り上げた。
なお、ハーケンの名を冠しているが、他のパイロットを載せ替える事もできる。
主力量産PTの座が既に量産型ヒュッケバインMk-IIへと移行した後に、使い慣れたゲシュペンスト系を好む熟練兵の要望にも応える形で量産型ゲシュペンストMk-IIの特性を徹底的に煮詰め、運用性を向上させた現場主義仕様機。武装面に大差はないが、動力源その他諸々、様々な面で強化されている。反面、操縦にはかなりの練度を要す、戦場で生き抜いた戦士のための機体とも言える。名称こそMk-II改だが、実質新規設計の別機体である。(全機にテスラ・ドライブ搭載)
OG外伝の時点で先行量産機(タイプP)が3機が製造され、1号機はカイ・キタムラ、2号機はアルベロ・エスト、3号機はヒューゴ・メディオの専用機となっている。
なお、外部出演作品であるACEポータブルにてタイプN(汎用型)・タイプC(重装砲戦型)・タイプG(高機動格闘型)というバリエーションが公開された。
上記3機のうち、カイ機はタイプG寄りのカスタマイズが施されており、ヒューゴ機・アルベロ機はタイプN寄りの兵装である。残るタイプCは設計思想の被りからかシュッツバルトに近いものと思われる。
第二次OGではタイプN、タイプC、タイプGにそれぞれ換装出来る機体として登場し、緑のカイ機の他に赤のカチーナ機、青のラッセル機、白のラーダ機を使用することが出来る。
いわゆる旧型量産機のアップグレードによる延命処置であるため、設定上は実は量産型ヒュッケバインMk-IIと並ぶ程度の性能(と言ってもこちらもヒュッケバインMk-IIと同等の高性能である)だが、メインキャラクター補正も相まってゲーム上ではより高い性能値と武装を持つ機体として扱われている。
COMPACT2の主人公の一人、キョウスケ・ナンブの専用機。ゲシュペンストMk-Ⅰ・タイプTの改修機でMk-IIIとしての採用を目指したが、あまりにも滅茶苦茶なスペック故に実現しなかった。そもそも、扱える人間がいたこと自体が奇跡と言えるほどのシロモノである。
コンセプトは『正面からの一点突破』、それに恥じぬ超火力と分厚い装甲、さらにダッシュ力に特化した突破力を持つ。が、これが少々行きすぎており、特にダッシュ力にはパイロットの耐久力が考慮されておらず、並のパイロットでなくてもブーストで自分がダウンしてしまう。また、火力面でも武装全般のリーチが短いため機動兵器同士の戦いでは不利になり、対空攻撃手段にも乏しい。こんな機体だが、シャドウミラーの世界ではMk-IIIとして正式採用されていた模様。尤も、ディティールこそ似てはいるものの、幾分仕様は異なるらしいのだが。
なお、さらに改造を加えたアルトアイゼン・リーゼはこのコンセプトをさらに突っ走った機体になっている。一応パーソナルトルーパーなのでキョウスケ以外も搭乗できるが、ゲーム上はともかく、実際には誰も扱うことができないと思われる。
もっと詳細な内容は、「アルトアイゼン」も参照されたし。
COMPACT2の主人公の一人、エクセレン・ブロウニングの専用機。形式番号のPTX-007-03はゲシュペンストMk-II・タイプTであり、その改修機となっている。こちらはMk-IIカスタムとしての採用を目指したもの。シャドウミラーの世界ではMk-IVとしてプランだけは存在していたらしい。アルトアイゼンほど滅茶苦茶ではないものの高すぎる機動性故に操縦が困難であり、さらにあまりの高コストと装甲の脆弱性から正式採用・量産に至らなかったという。
後に、アインストにより変異しライン・ヴァイスリッターとなる。ヴァイス本来の機体コンセプトを更に引き上げるような改造が施されている。機体の大半がアインスト化(実は見た目や機能こそアインストっぽくなっているものの、構造材の組成自体は元のままであってアインストに変質しているわけでは無い。なのでペルゼイン・リヒカイトとは異なり、アインストが消滅した後も残った)しており、エクセレンの過去や誕生した経緯などもあり彼女以外には操縦することができない。
本シリーズではゲシュペンスト系列の機体が3機登場する。いずれの機体もOGシリーズに登場するPTのレプリカであるが、3m前後へとダウンサイジングされており、自律行動が可能である。
ゲシュペンストのレプリカ。フォルムやカラーリングはゲシュペンストRVに似ているが、性能はゲシュペンストMk-II・タイプSに近く、ゲシュペンストキックも使う。近接戦では大型投擲用ブレード「グラン・スラッシュリッパー」を主武装とし、通常のスラッシュリッパーと共に投げつけて多数の敵を一網打尽にすることも可能。また、ハーケンに同行する機体は電子戦装備を持ち、他のPTへのハッキングを行うことができる。
支援攻撃を行うPTの中では必ず一番最初に自軍入りし、扱いやすい性能を持つ。主にハーケン・ブロウニングの指示で自律行動し、ハーケンとの合体攻撃も存在する。
シャドウミラー世界におけるアルトアイゼンを元にしたレプリカ。装備は本家アルトアイゼンと同様であり、キョウスケ・ナンブが編み出した「切り札」をも使いこなす。また、その姿はサイズこそ小さい物の、ゲシュペンストMk-IIIと同様の物であるらしく、青いカラーリングが施されているが、ステークを使用する際に機体全体が発熱し、その間だけ本家アルトアイゼンのような赤い機体色となる。
ゲーム上での性能は無印とEXCEEDで天と地ほども違い、EXCEED版の方が圧倒的に使いやすい。EXCEEDでの攻撃は某世紀末スポーツアクションゲームのバスケを彷彿とさせる。
なお、本家アルトアイゼンに夜間迷彩として青系の塗装を施した際にも「アルトアイゼン・ナハト」と呼ばれる。
シャドウミラー世界におけるヴァイスリッターを元にしたレプリカ。フォルムはライン・ヴァイスリッターに近いが、塗装がオレンジと白なので印象は大分異なる。ナハトと同様に、主兵装であるパルチザン・ランチャーのフル出力時にカラーリングが青基調となり、見た目が本家ヴァイスリッターに近くなる。
ゲーム上での性能は癖があり、慣れが必要な支援攻撃。重量級の相手を落としやすいのが難点である一方、多段ヒットのビームをぶっ放すので初手に出してガードを砕くことを得意とする。
バンプレストサイドから、ゲームオリジナル機体として量産型ゲシュペンストMk-IIがゲスト参戦。
ちなみにフロム・ソフトウェアからはクラウドブレイカーが出演している。
武装がM950マシンガン、スプリットミサイル、そして格闘武器ジェット・マグナム(パンチ)の3種しかないため、他の機体と比べると貧相な感じが否めない。(しかもスプリットミサイルはリロード不可な為、使い切ると実質2種類のみとなる)
しかし、M950マシンガンの性能は攻撃力・射程共になかなか優れており、弾切れになってもすぐにリロードできるため他の機体と比べても謙遜ない仕上がりとなっている。もっともマルチロックや高出力の武装などといった派手さが無い為、序盤ステージの練習用機体といった感じは拭えないのだが…
ゲーム中ではクラウドブレイカー共々パイロットが登録されておらず、オペレーターもAIの機械音声が担当している。
掲示板
116 ななしのよっしん
2024/01/28(日) 18:41:05 ID: +MheWQCdmd
ブラックホールエンジンが手に入ったので新型機作りました!
→エンジンが事故ったので普通のエンジンに変えて性能落としました!!その代わり念動力で武装を制御します!!
→量産するんで一般兵用にTリンクとそれに関係する装備外しました!!フレームはそのままなのでゲシュペンストよりは高性能です!!
良く考えたらこんなもんに信頼性も拡張性もあるわけないわな。
量産型ヒュッケバインの固定武装がバルカンだけであとは換装武器なのはそのせいか?
ゲシュペンストはニュートロンだのブラスターだのステークだの強力なビーム兵器標準装備だし
ヒュッケバインマークⅡの活躍を知って量産型ヒュッケバイン渡された現場からは「話が違う!!」って思われてそうだ
117 ななしのよっしん
2024/01/29(月) 10:56:22 ID: dXx0vYF1r6
新機体製造ばっかりかまけてたらそのうち頭打ちになるから信頼性の高いゲシュペンストを拡張せんとあかんみたいなことカイ少佐が言ってなかったっけ
118 ななしのよっしん
2024/10/06(日) 10:04:00 ID: SYofM4sQac
MDは難易度を高めにして機体性能の差が埋まっているのもあって量産型Mk-II改がかなり優秀な性能になっていますね。
下手をすると型落ちワンオフの機体と同等かそれ以上です。
まあ本当に優秀な量産型かは作中のお金次第ですが。
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/30(土) 02:00
最終更新:2024/11/30(土) 02:00
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