人手不足とは
現時点では充足していても、事業や技術の後継者がいないといった問題も含める場合もある。
仮に人数がいても優秀な人材の離職などで混乱に陥る場合もあれば、必要不可欠な優秀な人材とすら気付いておらず、既存の人員で代替が容易として解雇するパターンもある。
労働人口の減少や雇用のミスマッチ、少子化など複雑な問題があり、企業にさまざまな影響を与えている。
少子化や過酷な業務を押し付ける事例が増えているため、アルバイトの募集を行っても集まらないため、数多くのチェーン店の中にはワンオペが常態化していたり、24時間営業を中止したところもある。
故事慣用に「猫の手も借りたい」とある通り、昔から人手不足という概念は存在していた。
…といった高い理想やワガママ、一部は悪質クレーマー気質のため、しわ寄せを受けた側の収入減や人手不足はより一層加速することとなる。
上層部などは現場を見ず売上の数字など表面的にしか見ていない、現場の処理能力を無視する、根性論で解決させるといった問題もある。結果的に既存の人間のやる気すら極めて効率的に削いでしまい退職されてしまう。
遠回しに「安価で都合良くこき使われても文句言わずに働く便利な捨て駒」なんて来るはずもない。
人手不足の解消には様々な広告媒体、近年はネットやSNSといった手段もあるものの、原因や待遇給与を置き去りに現場努力や根性論に頼っていれば逆にネットやSNSで告発され悪評が広まる、客足が遠のくといった欠点も露呈している。
今現在業界にいる人、長年その業界にいたが見切りをつけて退職した人が裏の実情、悲惨な現状を分かりやすくバラしまくる動画も珍しくない。
その他、人手不足ゆえに既存の従業員・アルバイトに対して、シフト強制・無休・ワンオペといったしわ寄せや、退職妨害や謝罪要求を行うトラブルも頻発しているものの、義務がないためは従う必要はない。(後述)
一時的なイベントなどで大人数が必要な場合にアルバイトやボランティアを雇う場合もあるが、後者の場合はやりがい搾取でタダ働きさせるといった「都合の良い労働力」として用いられる問題もある。
「絶賛募集中!」と言いつつも求人の報酬・時給・待遇を見ると安価で都合良く使い潰す気満々な所も珍しくない。
現場の意見や問題を棚上げ・無視した挙句に相応の待遇・報酬も出さずやる気を削ぎ
「最近は人手不足が加速して困る」「根性のない退職者が相次いで困る」とか言ってる場合もある。
お前が言うな。
いざ人手不足や倒産間際に気付いて反省すればまだマシかもしれないが、しないからこの有様。
教師や警察官、自衛隊といった公務員、医療・介護、運送会社と例を挙げればキリがない。
いわゆる3K+α職場(くさい、汚い、きつい、給料安い、危険、帰れない等)が挙げられやすい。社会を動かすために居なくては困る職業も少子化や情報化(きつい実情がだだ漏れ)も相まって選ぶ人は減っている。現職や元職が分かりやすくYoutube等で語っていたりするため。
…かといってやる気のない人間に「警察官になれ」「教師になれ」「介護職をやれ」というのは憲法(職業選択の自由)に違反しており、やりたくもない仕事に無理やり放り込んだところで大半はグダグダや不正の温床になってしまうため根本的な解決策にはならない。
規制緩和によって同業者が一気に増えたことでコスパの悪い低価格競争となり、互いに首を絞めあっている状態になっている業種もある。
中には企業側が給与・年収・時給を上げて募集しても人が集まらないといった現状もある。(残業だらけで家に帰れない、金だけあっても使う暇がないなど)…かといって単純に時給が高すぎると危険・激務だったり詐欺っぽいといった雰囲気も出てしまうため一長一短。
本当に優秀な人材は募集や就職活動の時点で見抜いてくるため、入ってこない。「優秀な人材には報酬が高いのが当たり前」といった海外や外資系に取られることもある。※海外では無能だとさっさと解雇されてしまうため、一長一短ではある。転職や兼業のハードルも低いが。
本当に優秀な社員を雇ったところで、魅力や将来性、働きに対して十分な報酬のない企業、自身の能力を発揮できなかったり、老害や無能(天下りも含む)がふんぞり返って偉そうに幅を利かせる問題のある社内環境では、さっさと見切りをつけて転職されてしまう。
判断力の欠けた「優秀な人材」が入った場合、コスパの良い捨て駒として使い潰されてしまう。
低賃金・悪待遇で募集をかけて優秀な人材が来るわけがなく、それ相応の人材が関の山であるが「金がない」「根性の無い奴」「若い奴は文句ばかり」といった勘違い、果ては「嫌なら辞めろ」で顧みることはあまりない。
官公省庁など、決して高い給料でなくとも夢や憧れ、安定を求めて入ってきてくれる人もいるのだが…
時代遅れのノリ・方法・思想・機材・システムをであったり、頭が固く柔軟性がない、若手や低階級、現場の苦労や意見を一蹴し予算を出さない、前例主義で変化を嫌う。
装備・設備・訓練・法律の整備が不十分で活動に支障が出る。危険度に応じたサポート・バックアップ体制が弱く、相手側の手段・手口に対応できず穴だらけ、時代に応じた変化ができない、予算の配分や用途にセンスがなく的外れ、それを扱う人間や現場を軽視するなど。
ボロボロの装備を騙し騙し使っていたり、任務や業務、災害派遣などを満足に行うために必要な多くの消耗品や道具まで全部自腹で買わされる、帰省の費用まで全部自腹といったパターンもある(予算の限られる新入隊員でも関係ない)、宿舎がボロボロで安月給…なのに「税金の無駄遣い」「税金泥棒」とか言われればキレてもいいレベル。
非効率極まりない事やどうでもいい事、元よりどうしようもない官給品の欠陥でトラブルが起きるなど大騒ぎ、大きな問題や責任問題にされる場合もあり、それを避ける為の余計なストレス負担を強いられる場合もある。
たとえ改善が比較的容易であっても上層部は何もせず聞く耳も持たない、反映が遅い、何をするにも書類の山とハンコ待ちだらけ、縦割り行政、事なかれ主義の現場が問題を握り潰して現場に全部押し付けるといった問題もある。例外として上の上、お偉いさんの意見だけはしっかりと聞いて実行するが、お偉いさんが何も言わなければ非効率だろうが無駄だらけだろうがほぼ変わらない。
結果的に、辛いながらもやりがいをもって定年まで働いてくれる…どころか、せっかく入ってくれた人間の夢や憧れを壊して転職される、悪評を言いふらされ希望者が減るといった本末転倒な負のスパイラルになっている。最悪の意味で「コレジャナイ」である。
逆を言えば、元々が人手不足な業界であれば就職活動においても比較的楽に入れる場合もある。人手不足過ぎて門前払いどころか、かなり好意的に採用してくれるかもしれない。
人手不足(過疎)な田舎など、仕事・家付きで募集している場合も一応ある。田舎なので家賃が安かったり、無駄に敷地の広い古民家を無償で貸してくれる場合もある。コミュ障や田舎のノリについていけない人は不可能だが、鋼メンタルなら試しに行ってみるのも手かも。
いずれにしても、ブラック企業である危険性を十分に念頭に入れておく必要がある。田舎などは若いからと面倒事を押し付けられる、変なノリや風習、村八分がある場合もあるし、車が必須となる場合も多いため、多少は交通網のある場所を探したほうが良いなど一筋縄では行かない。
極端な例で申し訳ないが
- 一日8時間勤務、休憩あり、大きな体力的苦痛・心理的苦痛のない業務。有給休暇使用可能。
- 成績優秀者の給与に対し、効率・利益に見合う分を加算、資格者・技術者・スキルのある人間を優遇し、十分な手当を支払う。
- 家族や子供の数に対する手当あり。
- 無条件で月収35万円以上+ボーナス年2回、昇給あり。
- 格安で利用できる社員食堂、その他福利厚生施設つき。
- 一人暮らしでも安心な社員寮あり。
- 年齢・性別を問わず自由な発言権があり、良いアイデアはどんどん採用。
- 夏・冬ともに2週間以上の長期休暇あり。
- 転勤無し or 勤務地近隣に駅・アパート/マンション多し。家賃手当・引っ越し手当あり。
- 上記の待遇は勤続年数問わず社員全員が必ず永続的に享受できる。(新入社員も含む)
…など待遇が良ければ(流石に盛りすぎで怪しいが)嫌でも人は集まるだろうが人件費を「余計な経費」とし、現場の人員・意見・環境を軽視した活動も多い。
「夏・冬ともに2週間以上の長期休暇ありとか、例え話でも長すぎだろ」と思うかもしれないが、海外では夏休みが数週間~1か月以上とかザラ(ただし業務に支障が出ないよう全員一斉には休まない場合も)であり、日本は平均5日である。
年功序列のシステムのおかげで「いくら優秀でも若いというだけでほとんど給与が上がらない」「俺より無能で役に立たない老害上司が勤続年数が多いだけで高給を受け取っている」といった本末転倒な事態も発生している。しかも優秀な若手に指示を出す権限を持っているのがその無能上司なのだからタチが悪い。
近年は悪質な「年功序列」を廃し「能力給」で給与を決める企業も出てきているようだが普及するにはまだ長い時間が掛かりそうである。
もちろん労働者側も「ああ、これが普通なんだな」と納得してしまい、金銭的・精神的に搾取される方も多いのが現状である。サービス残業・有給休暇(不許可)・ノルマの自腹買取など枚挙にいとまがないがそれはそもそも違法(犯罪)である。
黙って従えば無能上司・無能経営者・悪徳企業の延命措置になってしまい得られるはずの利益まで、ゴッソリ持っていかれる悲しい人生となる。派遣会社など、都合よく利益を掠め取れないため「派遣先での雇用は禁止」といったルールが課される場合もあるが、憲法には職業選択の自由があるため法的根拠はない。
既に入社している方が人手不足で辞められない・辞めさせてもらえないといった事例も珍しくないため、あえて記載させて頂きたい。
労働基準法第5条:強制労働の禁止
退職は労働者の権利であり、労働者側の意思が優先されるため会社の許可は必要ないし、難癖付けて退職届を突っぱねて受け取らない、手続きを行わないのは違法。
余計な条件も必要ない。人手不足でも辞められるし、代わりの人間を連れてくる必要もないし、土下座して謝る必要も損害賠償請求されても支払う義務もない。罪悪感の刺激、やりがい搾取などはよくあるパターンである。返すのは貸与品くらい。
ひとりだけ辞めるのは視線が痛いかもしれないが、「みんなで仲良く過労死しました」なんてとんだブラックジョークだし、むしろ一緒に辞めればボーナスポイント、企業にも大ダメージである。
【実録】「辞めるなら100万円払え!」退職引き止めの悪質な手口|転職Hacks (ten-navi.com)
もちろん正社員だけでなく派遣社員やパート・アルバイトに対しても行われるので注意。
「あっそれ禁止されてるんだ」っていう規則やルールの一覧 …「労働」の項目を参照。
もしも自殺を考えるくらいであれば出社しなくて構わない。申し訳ない?そんなクソ企業に対しては礼儀どころかむしろ開き直ってバックれるくらいが丁度いい。(緊急避難)違法性満載であれば訴えられたところで向こう側の盛大な自爆である。転職しても人生は終わらない。
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最終更新:2024/12/18(水) 13:00
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