疾 走 す る 本 能 !
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仮面ライダー555とは、2003年1月26日から2004年1月18日まで放送された『平成仮面ライダーシリーズ』の第4作の特撮テレビドラマである。なお、『仮面ライダー555』と書いて『仮面ライダーファイズ』と読む。
2015年2月24日~3月1日にかけて、ニコニコ生放送で全話無料上映会(※一部はプレミアム会員のみ視聴可能)が実施された。また、5月1日には全話一挙上映(※一部はプレミアム会員のみ視聴可能)が実施された。
そして、2019年4月21日にて仮面ライダーフォーゼの後番として本作が無料配信が開始された。てっきりウィザード配信開始と思い込み、555配信で灰化したりファントムを産み出したユーザーは数知れず。
こちらの配信はこれまで通り毎週日曜日午前8時に最新話を配信、無料視聴期間は72時間(水曜午前8時まで)となる。
本作では、今までの仮面ライダーではあまりスポットの当てられなかった敵側の怪人についてのストーリーも多く取り上げられている。
特にレギュラーにあたる「ある日突然オルフェノク(怪人)になってしまった」三人組の「人として生きる」か「怪人として組織の中で生きるか」で苦悩する話は物語後半まで続いている。
脚本に井上敏樹が全話執筆(劇場版、小説版含む)している影響か、ストーリー的にドロドロとした人間関係や、裏切る裏切らないといったすれ違いなどのいわゆる井上が得意とする昼ドラ的展開が多く評価は二分されている。
特に小説版『異形の花々』はメディアの違い故か子供向け要素を排除しており、エログロ要素が非常に色濃い作品となっている(なお、劇場版のノベライズ『555(ファイズ)』も存在するが、こちらは井上敏樹ではなく桜庭一樹が執筆しており、ファイズ特有のドロドロ要素はかなり薄まっている)。面白いかどうかはあなた次第。
戦闘に関してはライダー同士の連携や必殺技のエフェクトなど仮面ライダーの造形・変身アイテム含め全体的に高評価されている。
特に主人公である仮面ライダーファイズの第二形態である『アクセルフォーム』は時間制限付きの必殺技のような扱いで、複数方向から同時で叩き込む必殺キック、アクセルクリムゾンスマッシュ(多段クリムゾンスマッシュ)は演出的にも今でも高い人気を誇っている。
他にもバイクが変形してロボになったりと新要素も多いが、555の一番特徴は変身アイテムであるライダー・ギアを入手すれば、条件付きではあるものの誰でも仮面ライダーに変身できたことである。そのため一つのライダーで複数の中の人(装着者)が存在し、作中では変身ベルトの奪い合い等も描かれた。
更にその後も例の少ない量産型ライダー、ライオトルーパーが登場。劇場版ではなんと合計1万人という設定の大部隊が登場する。(ちなみにそのときのエキストラの中に555ファンである真田アサミがいる。)
この”誰でもライダーに変身できるアイテム”の存在は後作品にも受け継がれ、仮面ライダーキバにおけるイクサシステム、仮面ライダーOOOのバースドライバー、仮面ライダー鎧武の戦極ドライバーなどに採用されている。
おい知ってるか、夢を持つとな、時々すっごい切なくなるが、時々すっごい熱くなる らしいぜ。
俺には夢が無い、でもな、夢を守る事はできる。
余談だが、2003年のニチアサ枠における『爆竜戦隊アバレンジャー』の仲代壬琴→本作の草加雅人→『明日のナージャ』のローズマリーの流れは、小さなお友達(と大きなお友達)をハートフルボッコにしたことで語り草となっている。
その性格から職を転々としていた乾巧は、美容師を目指す少女、園田真理と旅先で出会いオルフェノクに襲われる。
真理は果敢にもファイズギアを装着しオルフェノクと戦おうとするがベルトに拒絶され、変身は失敗。
だが巧にファイズギアを装着させ、彼を仮面ライダーファイズに変身させることによってオルフェノクを撃退することに成功した。
同じ頃、2年前に交通事故によって植物人間状態となっていた木場勇治が遂に目覚めることなく永遠の眠りについた。
ところが程なくして彼は死の床から蘇り、2年ぶりの社会復帰を果たす。
だが長い間昏睡状態にあった彼の周囲の環境は激変していた。彼の遭った事故で両親は死亡。遺産は親戚に奪われ、唯一の心の拠り所とした恋人をも奪われた彼は悲嘆と激昂によってホースオルフェノクとして覚醒する。
恋人を寝取った男、さらに恋人までも殺害した彼は犯した罪と人外と化した我が身に絶望を抱きながらも同じく失意の底で死に、そしてオルフェノクとして蘇った少女、長田結花に出会うことで人間とオルフェノクの融和を考え、生きてゆくことを決意する。
やがて、二人の青年はライダーベルトとオルフェノクを巡る熾烈な戦いの中で出会い、そして...
ここでは555の中で印象深すぎてトラウマになるものを一部記載する。ネタバレ注意!
核心に触れるので以下反転
仮面ライダーディケイドにおける「555の世界」について原点との相違点。
原典 | ディケイド・555の世界 | |
乾巧 | 主人公の名称 | 尾上タクミ |
フリーター | 主人公の職業 | スマートブレイン・ハイスクールの生徒 (写真部所属) |
園田真理 | ヒロインの名称 | 友田由里 |
大企業 | スマートブレイン | 高校 |
ジェイ / クロコダイルオルフェノク 琢磨逸郎 / センチピードオルフェノク 影山冴子 / ロブスターオルフェノク 北崎 / ドラゴンオルフェノク |
ラッキークローバーのメンバー | 百瀬 / タイガーオルフェノク 朱川 / ロブスターオルフェノク 玄田 / ドラゴンオルフェノク 城金 / センチピードオルフェノク |
「555の世界」ではスマートブレインは大企業ではなく高校となっている。ラッキークローバーのリーダー格はディケイドオリジナルの敵キャラである『タイガーオルフェノク』が登場している。倒されたオルフェノクを延々と復活させるという特殊能力でディケイドらを苦戦させた。他にも流星塾、カイザ、デルタ、スマートレディが登場していない等といった相違点がある。
平成から令和を迎えた2023年、仮面ライダ555は放送開始から20周年を迎えた。
それに合わせ令和5年5月5日に20周年記念アニバーサリーイベントが開催。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/T_HEROnight_GW/status/1654327689745170433
ファンの間でもSNS上に「#令和5年5月5日はファイズの日」と5時55分(上の上は「55秒」までやる者まで)にお祝いが続出。
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https://twitter.com/bandai_ridertoy/status/1654228160270204928
極めつけは、2024年に新作「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」劇場公開が発表。
2024年2月2日に公開予定。
が、そんな興奮の冷めやらぬ中で更なる20周年記念がさる10月に戦姫絶唱シンフォギアシリーズを基にしたソーシャルゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」にてコラボイベントが告知。
それがなんと「仮面ライダー555」とのコラボであり、その脚本家である井上敏樹による完全新作ストーリが書き下ろされる。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/HKR20_official/status/1716364041785074045
元々主人公の立花響はカイザの日(9月13日)生まれで、中の人が園田真理(幼女)役と仮面ライダー555との関連性が深く(後、人を灰化させるモノの存在)、このコラボは当然の結果と言えよう。
仮面ライダーフォーゼの後にウィザードじゃなくて555が配信されるのも、乾巧って奴の仕業なんだ。
なお公式では「仮面ライダー555(ファイズ)」のタグで設定されているので、検索の際は注意。
仮面ライダー555の動画は本編、MAD含め一時期はニコニコ上に少なからず存在していたものの、今では公式配信を除いてオルフェノクの手により灰化した形になっている。
ただ、本作のゲームの動画は一部残っているのでそちらをみて作品の雰囲気だけでも感じてほしい。
ちょっとしたお遊びとして、『仮面ライダーカブト』第17話における110番通報のシーンでファイズフォンの効果音を使うという、ライダースタッフによるセルフパロディが行われている。
掲示板
2776 ななしのよっしん
2024/11/22(金) 19:55:33 ID: CiBhV20qKn
とかも本当に好き って言いたかった(途中送信)
巧のなんていうか不器用なところが好きだ
パラリゲ踏まえると20年の時を経てスマホ(NEXTファイズ)の時代にあえてガラケー(旧型のファイズ)を選ぶような偏屈さっていうのが味わい深くなったし、昭和が好きな半田健人氏との親和性もなんだか高くなった気がしていいよね
2777 ななしのよっしん
2024/11/24(日) 10:39:27 ID: XoAM7O568E
琢磨くんはパラリゲの世界線でも普通に生き残ってそう
直近のリアルで指名手配犯が工事現場で死ぬまでやり過ごしてたし
2778 ななしのよっしん
2024/12/24(火) 20:15:44 ID: kRWGLkxL1k
当時たっくん役の半田健人氏がまだ高校生でスケジュール確保が難しかったという話を小耳にはさんだけど、実質木場とのダブル主人公だったのってその辺の事情があったのかな。
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最終更新:2024/12/26(木) 16:00
最終更新:2024/12/26(木) 16:00
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