ヒーローは一度死んで甦る
再び消えるまでの期限は99日
生き返る方法はただ一つ———
英雄の魂が宿る15個の眼魂を集める事
命、燃やすぜ!!
仮面ライダーゴーストとは、2015年10月4日より一年間放送された特撮テレビドラマである。
2015年8月に正式発表された平成ライダー17作品目。
モチーフに「おばけ」が選ばれ、主人公が一度死んで、ライダーに変身する力を経て生き返るというブッ飛んだ且つファンタジー色の強い物語性を含んでいる。さらに今回は歴史上の英雄・偉人にスポットをあてており、仮面ライダーは英雄・偉人の力を宿して戦う。初期段階では既にトーマス・エジソン、宮本武蔵、アイザック・ニュートンの力が使われることが発表されている。
主な製作スタッフには今年度より新しい方面からの起用が多い。チーフプロデューサーには過去にW~フォーゼまでの平成ライダー2期でサブを担当、最近では「仮面ライダー4号」を手掛けた高橋一浩が初のチーフ起用。メインライターには「トリック2」や「警部補 矢部謙三」など実写ドラマでの執筆が多く、特撮では「ウルトラマンマックス」や「ULTRASEVENX」に関わった福田卓郎が東映特撮に初参加となった。サブライターには、高橋とは4号で共に仕事をした毛利亘宏、前作のドライブでもサブで関わった長谷川圭一が担当。パイロット版監督は平成ライダーの現場に長年関わった諸田敏が初のメイン起用、劇中音楽は「獣電戦隊キョウリュウジャー」や「烈車戦隊トッキュウジャー」などの主題歌、挿入歌を担当した坂部剛が平成ライダーに初参加。また、敵怪人である眼魔のデザインは漫画家の島本和彦とビックバンプロジェクトが行う。
キャスト面では2014年度のジュノン・スーパーボーイコンテストでグランプリを受賞した西銘駿が主人公の天空寺タケル役を担当。これにより2015年10月から2016年2月までは、2013年度の準優勝者である「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の伊賀崎天晴役・西川俊介と共に、同コンテストの上位受賞者がスーパーヒーロータイムのメインを張ることになる。その他、タケルの父親である天空寺龍役には西村和彦、仙人役には竹中直人と、毎年恒例の著名俳優も参加。声優方面での注目は、ユルセンの声を担当する悠木碧。本名である八武崎碧時代に「仮面ライダー555」に出演以来、12年ぶりの平成ライダー出演となった。
いつもの今年度のコレクションアイテムにはゴースト眼魂が登場。先述の英雄・偉人の力が秘められたアイテムである。MOVIE大戦をはじめとした劇場版やハイパーバトルDVD、キャラデコ限定の眼魂はもちろんのこと、今年度からは更にガンバライジング専用のものも登場。スマホアプリも含め、連動に幅を利かせている。
本作と世界観を共有する「仮面ライダー1号(映画)」が2016年3月25日に公開され、その関係で本編にも関連キャラクターが登場。また、それと同時期の話だが、「春休み合体ヒーロー祭り」と銘打たれ、当時のスーパー戦隊作品「動物戦隊ジュウオウジャー」とは互いに本筋の話に主人公がゲスト出演している。
ゴーストハンターを目指す主人公天空寺タケル。
亡き父から送れてきた謎のアイテム「ゴースト眼魂」を手にするが、眼魂を狙う異世界の怪人、眼魔(がんま)によって殺されてしまう。
幼馴染のアカリを救うため、仮面ライダーとなり戦う決意をすることで仮初の命で蘇ったタケルは、眼魂を変身ベルト「ゴーストドライバー」に装着し、「仮面ライダーゴースト」に変身した!
この世に留まることができる時間は99日、集めれば願いを叶えられるという「15の偉人」の眼魂を求め、タケルはやがて迫る世界の運命を左右する戦いにその身を投じていくのであった。
- 天空寺タケル(てんくうじ・たける)/仮面ライダーゴースト……西銘駿(にしめ・しゅん)
仮面ライダーゴーストに変身する本作の主人公。10年前にゴーストハンターだった父・龍を亡くした大天空寺の跡取り。明るく呑気で無鉄砲だが自分が信じたことは曲げない気持ちが真っ直ぐな青年。
突如現れた眼魔(怪人)からアカリと御成を守るために眼魔に立ち向かい命を落としてしまうが、仙人の不思議な力により仮面ライダーになる力を授けられゴーストとして生き返った。
しかし、この世にとどまれるのは99日。本当に生き返るためには99日以内に15個の眼魂を集めなければならない。命を軽く扱われることに対しては、心の底から怒り絶対に許さない。決め台詞は「命燃やすぜ!」
自らの運命と立ち向かうために父・龍と同じゴーストハンターの道を選ぶ。- 月村アカリ(つきむら・あかり)……大沢ひかる(おおさわ・ひかる)
本作のヒロイン。タケルとは幼馴染でタケルを弟のように面倒をみている。
大学で物理学を専攻し不思議な現象にも必ず科学的な説明ができると信じている、いわゆる“リケジョ”。タケルのために信念を曲げてゴーストハンターの仕事を手伝うようになる。- 深海マコト(ふかみ・まこと)/仮面ライダースペクター……山本涼介(やまもと・りょうすけ)
仮面ライダースペクターに変身する青年。
眼魂に封じ込められた妹のカノンを救うため、眼魂を集める孤高の戦いを続けていたが、タケルにカノンを救われたことで心を開く。
タケルとは正反対のクールな性格で合理的な考え方の持ち主。戦闘のエキスパートで、戦いでもタケルの一枚上手をいく最強のライバルかつ、良き理解者でもある。- 御成(おなり)……柳喬之(やなぎ・たかゆき)
大天空寺の住職代理。タケルの亡き父・天空寺龍を尊敬しており、タケルがゴーストハンターとして成長することを見守っている。
精神論者で修行第一主義。リケジョのアカリとは馬が合わず何かと対立する。
本人はいたって真面目だが、天然でボケ担当のムードメーカー的な存在。- ユルセン……(声)悠木碧(ゆうき・あおい)
仙人の使い魔。仙人に代わって、タケルのゴーストドライバーや眼魂を使っての戦い方を教えたり、英雄について説明する。生来のツンデレ気質でタケルを翻弄する。- シブヤ……溝口琢矢(みぞぐち・たくや)
大天空寺修行僧。眼魂を探す御成から、街で奇怪な現象が起きていないか調べろと指令を受けるが、これを特別な修行と早合点。どこかユルいが、まっすぐで気のいい青年。- ナリタ……勧修寺玲雄(かんしゅうじ・れお)
大天空寺修行僧。御成からの指令を受け、シブヤとともに落ちで起きた奇怪な現象などを調査することに。新たな修行と喜ぶシブヤに対して、探偵か密偵では、と突っ込むクールな青年。- 深海カノン(ふかみ・かのん)……工藤美桜(くどう・みお)
マコトの妹。マコト同様、タケルにとっては幼なじみ。魂を眼魂(アイコン)に封じ込められていたが、グレートアイの中で、タケルが自らの命ではなく「カノンを生き返らせて」と願ったことで生き返った。マコトとは共に眼魔世界で過ごした過去があり、その縁でアランには今も敬意を抱いている。- 仙人……竹中直人(たけなか・なおと)
タケルを生き返らせた謎の“おっちゃん”。タケルが眼魂を持っていることを知り、タケルが“戦う運命”であることを教え、仮面ライダーゴーストとして戦う力を授ける。全てを知っているようだが、都合が悪くなると、とぼけて消えてしまう不思議な人物。
- アラン/仮面ライダーネクロム……磯村勇斗(いそむら・はやと)
仮面ライダーネクロムに変身する青年。眼魔(がんま)の世界の権力者・アデルの弟で、父アドニスを心から崇拝している。
父が目指す“完璧なる世界”を人間界でも実現しようとしたが、アデルによってアドニス暗殺の汚名を着せられ追われる身となってしまう。- 西園寺主税(さいおんじ・ちから)……森下能幸(もりした・よしゆき)
眼魔(がんま)を呼び出し事件の背後で糸を引いていた謎の男。
眼魂を15個集め、自らの願いをかなえようとしたが失敗し姿を消してしまう。かつてタケルの父・天空寺龍と一緒に眼魔の研究をしていたらしい。- アドニス……勝野洋(かつの・ひろし)
眼魔世界の大帝。アラン、アデル、アリアの父親。
不完全な人間による争いが絶えない世界を嫌い、怒りも憎しみも、誰も死ぬことのない世界を構築。その理想の拡大を狙っていたが、長男・アデルの反逆に遭い、大帝の座を奪われる。- アデル……真山明大(まやま・あきひろ)
アランの兄。大帝である父アドニスを倒しアランに罪を着せると、自らが新たな大帝となることを宣言。眼魔ウルティマに変身し、その強大な力を見せつける。- アリア……かでなれおん
眼魔世界に住むアランの実の姉。幼いころに人間界からやってきたマコトとカノンの面倒をみてきたやさしい心の持ち主。アデルが大帝の座に就いた時には、いち早く疑念を抱く。- ジャベル……聡太郎(そうたろう)
かつてはアドニスから人間界で活動するアランの補佐を命じられ、アランの部下として暗躍していた眼魔世界の幹部。強い相手と戦うことに喜びを感じる好戦的な性格の持ち主。
新たにアデルによって復活する。- イゴール……山本浩司(やまもと・ひろし)
眼魔世界の科学者。すべて理論に基づいたものしか認めない科学的な思想の持ち主。
アデルの命令により、ビルズを経て人間界で恐ろしいプロジェクトを着々と進行する。- スティーヴ・ビルズ……セイン・カミュ
ネットワーク関連企業「ディープコネクト」社長。
会社をイゴールの標的にされ、魂を眼魔眼魂に乗っ取られてしまう。以降、イゴールの言いなりとなり、あるプロジェクトの片棒を担ぐことに。- ジャイロ……高岩成二(たかいわ・せいじ)
ジャベル、イゴールに続いて送られてきた幹部眼魔。眼魔世界ではアランの教育を担当。
戦闘訓練の教官だっただけに、戦いにおいて強大な力を発揮する。
イゴールいわく「相変わらず不気味なヤツ」。- イーディス……竹中直人(たけなか・なおと)
アドニスが”友”と称する眼魔世界の長官。アイコンドライバーGなどを製作した技師でもある。どこかで見た事のある風貌のようだが…
話数 | サブタイトル | 放送日 |
---|---|---|
第1話 | 開眼!俺! | 2015年10月4日 |
第2話 | 電撃!発明王! | 2015年10月11日 |
第3話 | 必中!正義の弓矢! | 2015年10月18日 |
第4話 | 驚愕!空の城! | 2015年10月25日 |
第5話 | 衝撃!謎の仮面ライダー! | 2015年11月8日 |
第6話 | 運命!再起のメロディ! | 2015年11月15日 |
第7話 | 早撃!伝説のガンマン! | 2015年11月21日 |
第8話 | 発動!もう一つのモノリス! | 2015年11月28日 |
第9話 | 堂堂!忠義の男! | 2015年12月6日 |
第10話 | 集結!15の眼魂! | 2015年12月13日 |
第11話 | 荘厳!神秘の目! | 2015年12月20日 |
第12話 | 壮絶!男の覚悟! | 2015年12月27日 |
話数 | サブタイトル | 放送日 |
---|---|---|
第13話 | 豪快!自由な男! | 2016年1月10日 |
第14話 | 絶景!地球の夜明け! | 2016年1月17日 |
第15話 | 苦悩!頑固な脱出王! | 2016年1月24日 |
第16話 | 完璧!白い仮面ライダー! | 2016年1月31日 |
第17話 | 絢爛!幻の女王! | 2016年2月7日 |
第18話 | 逆転!神秘な化学! | 2016年2月14日 |
第19話 | 爆発!絵を描く心! | 2016年2月21日 |
第20話 | 炸裂!炎の友情! | 2016年2月28日 |
第21話 | 驚異!眼魔の世界! | 2016年3月6日 |
第22話 | 策略!アデルの罠! | 2016年3月13日 |
第23話 | 入魂!デッカい眼魂! | 2016年3月20日 |
第24話 | 出現!謎の戦士! | 2016年3月27日 |
第25話 | 異変!赤い空! | 2016年4月3日 |
第26話 | 葛藤!決断の条件! | 2016年4月10日 |
第27話 | 決死!覚悟の潜入! | 2016年4月17日 |
第28話 | 爆現!深淵の力! | 2016年4月24日 |
第29話 | 再臨!脱出王の試練! | 2016年5月1日 |
第30話 | 永遠!心の叫び! | 2016年5月8日 |
話数 | サブタイトル | 放送日 |
---|---|---|
第31話 | 奇妙!ガンマイザーの力! | 2016年5月15日 |
第32話 | 追憶!秘めた心! | 2016年5月22日 |
第33話 | 奇跡!無限の想い! | 2016年5月29日 |
第34話 | 迷走!夢の世界! | 2016年6月5日 |
第35話 | 真価!楽しさの力! | 2016年6月12日 |
第36話 | 猛烈!アイドル宣言! | 2016年6月19日 |
第37話 | 修得!それぞれの道! | 2016年6月26日 |
第38話 | 復活!英雄の魂! | 2016年7月3日 |
第39話 | 対立!父と娘! | 2016年7月10日 |
第40話 | 勇気!悲壮な決断! | 2016年7月17日 |
第41話 | 激動!長官の決断! | 2016年7月24日 |
第42話 | 仰天!仙人の真実! | 2016年7月31日 |
第43話 | 接続!天才少年! | 2016年8月7日 |
第44話 | 起動!デミアの恐怖! | 2016年8月14日 |
第45話 | 戦慄!消えゆく世界! | 2016年8月21日 |
第46話 | 決闘!剣豪からの言葉! | 2016年8月28日 |
第47話 | 呼応!それぞれの覚悟! | 2016年9月4日 |
第48話 | 終結!悲しみの連鎖! | 2016年9月11日 |
第49話 | 無限!人の力! | 2016年9月18日 |
第50話 | 未来!繋がる想い! | 2016年9月25日 |
東映の公式YouTubeチャンネルにて第6話まで無料配信されているネットムービー。
ゴースト・スペクター両名がいつものレジェンドライダー眼魂を手にする物語であり、因縁の怪人がそれぞれ声のみながらオリジナルキャストで出演する。全7章であり、完結編は2016年4月29日発売の「DX仮面ライダー45ゴーストアイコン&伝説!ライダーの魂!DVDセット」に付属するDVDに収録される。
また、「仮面ライダー1号(映画)」ではこのネットムービーで登場する眼魂を使用するシーンがある。ただしネットムービーで入手した眼魂と同一のものかは不明。
話数 | サブタイトル | 公開日 | 登場ゲスト |
---|---|---|---|
第1章 | ドライブ編 | 2016年1月15日 | ハートロイミュード超進化態 |
第2章 | ダブル編 | 2016年1月29日 | テラー・ドーパント |
第3章 | 鎧武編 | 2016年2月12日 | ロード・バロン |
第4章 | フォーゼ編 | 2016年2月26日 | サジタリウス・ノヴァ |
第5章 | オーズ編 | 2016年3月11日 | 恐竜グリード |
第6章 | ウィザード編 | 2016年3月25日 | 白い魔法使い |
掲示板
5681 ななしのよっしん
2024/12/17(火) 23:59:55 ID: HDll3+d2Y0
浮遊使わなくなったのは子供が怖がる云々じゃなくてワイヤーアクションを一々やるのが面倒だったから
設定重すぎて云々もその重い設定とやらは所詮後付けのVシネで生まれた設定だから
TV本編はマジで行き当たりばったりで展開考えてたんだと思うよ。
再評価というよりむしろ粗がより鮮明に見えてくるのがなんとも
5682 ななしのよっしん
2024/12/18(水) 21:00:33 ID: ogSIsOXjgN
子供が怖がるとかは置いておいて
演出次第でグロはどうにでもなると思ってるからグロくなるからってのは言い訳だと思ってる
死という表現一つとってもその場に死体が残るのと、謎の光に包まれてフワーッと消滅するのとでは印象がだいぶ違う
5683 ななしのよっしん
2024/12/18(水) 21:52:06 ID: 3VOrrjnuUg
いきなりタケルが攻撃的になるのは唐突感あったけど、人の死を目の当たりにしてるってのもあるし
終盤のなんか悟り開いて「脚本にとって都合のいい存在」に成り果てたタケルよりも
こうやって怒りを露わにして時に迷うタケルの方が人間味あって魅力的だったなと思う…
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/26(木) 16:00
最終更新:2024/12/26(木) 16:00
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