「マスター、ご命令を。どんなに厳しい試練でもこなしてみせます」
ミホノブルボン(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ミホノブルボン」をモチーフとするウマ娘である。CV:長谷川育美
誕生日:4月25日 身長:160cm 体重:増減なし スリーサイズ:B86/W54/H87
圧倒的な練習量をストイックにこなす努力の天才。普通のウマ娘なら音を上げるような過酷な練習を、表情を変えずに淡々と行う。その雰囲気から、学園内では「サイボーグなのでは?」という噂がまことしやかに囁かれている。
赤みがかった栗毛の冷静沈着なウマ娘。まるで機械のような喋り方をし、「最強のウマ娘」を目標に鍛え上げられた鋼の肉体を持ち、鉄壁のポーカーフェイスでトレーニングをこなす。マスター(トレーナー)には忠実なようでいて、休養を命じられても自主トレをしようとするほどのトレーニングの鬼。
本人は「サイボーグ」に例えられる一方、触っただけで壊してしまうほど精密機械との相性が悪く、自販機のボタンを押すことも禁止されている。ゴルシちゃん号?ゴルシの持ち物だぞ、あれがただの機械なわけ(ry
勝負服は白とピンクをベースに各所にメタリックな意匠のついた近未来的なデザイン。ゲームの勝負服イベントによれば、昔たまたま観たアニメの宇宙戦闘機がモチーフになっているとのこと。
三冠ウマ娘になることを目標に掲げる。これはアニメではマスターから与えられた指示と語っているが、ゲームでは彼女個人の幼い頃からの夢であり、マスターの意向よりも優先するものとしている。またゲーム中にて、マスター(プレイヤーのトレーナー)より「努力を証明し、人に勇気を与えるウマ娘になってほしい」という願いを受けており、これを三冠と共に達成すべき目標としている。一方でゲームのメインストーリー2章では、菊花賞の敗北時に『任務を達成できなかった』と言い、菊花賞後『今は勝利の命令の為ではなく勝ちたくて鍛えている』と言った趣旨の話をする等、メインストーリーにおいてはアニメに近い設定を匂わせている。
ゲーム中で、父親は元トレーナーであることが語られている。父親を尊敬しており、父親に似た暖かみを持ち自分の夢を尊重し指導してくれるマスター(プレイヤー)を慕っている。
Blu-ray第4コーナー収録の新規エピソード「BNWの誓い」に登場。ファン感謝祭の目玉として企画された「BNW駅伝」ではチームNの第1走者として出走、同じくチームBの第1走者ライスシャワーに言及がある。
Season2では物語の中盤で登場。自身の三冠ロードと、そこに密かに追いつかんとするライスシャワーのことが描かれる。菊花賞敗退後はジャパンカップを目指していたが、右足を故障してしまい休養へ。そこでトウカイテイオーからライスシャワーの天皇賞(春)出走拒否の話を聞かされ、説得へと向かう。ポーカーフェイスで知られる彼女が、内に秘めていた感情と想いをむき出しにしてライスシャワーと相対したその結果は……。
アニメにおけるブルボンのトレーナーは名前を「黒沼」といい、特徴的すぎる見た目とドスの利いた声、そして徹底したスパルタでブルボンらチームメンバーを鍛え上げていることが描かれている。CVは黒田崇矢(代表作に「龍が如く」の桐生一馬役など)。その見た目は氏の風貌に限りなく近い。
| スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
| 96 | 72 | 92 | 102 | 88 |
| バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
| 距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
| C | B | A | B | |
| 脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
| A | E | G | G |
サポートカードでは主に逃げ脚質向けのスキルヒントを教えてくれる。
育成ウマ娘としての実装は3月9日。[MB-19890425]として星3の実装となった。なお、「19890425」は史実の生年月日。
純然たる逃げウマ娘な一方、距離を問わない高めの距離適性を持っている。マルゼンスキーとは配分が近い。初期能力は史実での菊花賞でタンホイザに抜かせなかった根性が最も高く設定されている反面スタミナは低めだが、成長率はスタミナに20%補正がかかっており伸びやすい。まさに「鍛えればスタミナも克服できる」を体現してると言えよう。
なお菊花賞からは天皇賞(春)、ジャパンカップ、有馬記念と言った中長距離レースでの好成績を求められるため、スタミナを鍛えないと息切れして育成終了になりやすいので注意。その辺はスキルで補ってもよい。
固有スキルは、「出遅れ・掛かりを起こさず」かつ「最終直線で前の方にいる」ことで発動する。脚質にあまり依存せず誰に継承しても潰しが効くのが利点。逃げ一択のブルボン本人としては先駆けや覚醒Lv3で追加される先手必勝と併せ、大逃げから最後のひと押しを狙う形が理想となるが、誰が使うにせよ緩い不発条件をケアするための賢さ調整の程が悩み所。
CPUとしてはサービス開始時から一部キャラのシナリオや下記のストーリーモードで登場し、3Dモデルもじっくり見ることができた。通常のレース中ではどの距離においても出走してくることがあり、史実での経験がなかった短距離戦線で無双することも(適性はプレイアブル版と必ずしも一致せず、短距離Aになっていたりする)。
メインストーリーでは2章においてメインとなるライスシャワーのライバルとしてアニメとはまた違った形での表現がなされ、尺の都合で短縮されていた京都新聞杯の様子もじっくりと書かれている。
さておきユーザーの間で大きく話題となったのが、レースパートの第1R・日本ダービーである。ライスがブルボンに敗れる筋書きなので2着以内でクリアできるのだが、驚くべきはそこでのブルボンのステータス。
ランクは貫禄のS、スピード及びスタミナがカンスト寸前、他のステータスも高数値という化け物のようなステータスであり、並のウマでは相手にすらならず、大差をつけられてしまう。たとえ他のウマ娘に大差勝ちできる仕上がりに至っても、そこからさらに平然と大差負けを叩きつけてくる。
ちなみにタイムは2:21:2と現実の日本ダービーレコードはおろか、古馬も含めた2,400mの全競走内でも歴代2位という高記録。
現状、ユーザーからはこのブルボンに勝利することが、ハルウララシナリオの有馬記念優勝とともにエンドコンテンツの一つと見なされている。メインストーリーは殿堂入りウマ娘を使っていつでも挑戦できるので、その点では育成中の一発勝負であるウララより気軽である。
なお、実装当初は育成版ブルボンが未実装ということもあり実は「スキルが貧弱」という弱点があったが、ストーリー3章追加と併せて固有・レアスキル完備のフルアーマーブルボンにパワーアップを果たし、弱点を完全に克服した。






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1992年の皐月賞・日本ダービーを勝ったクラシック二冠馬。過酷なトレーニングで鍛えられた肉体美と、正確にラップタイムを刻む逃げのスタイルから「サイボーグ」の異名を取った。
1989年生まれの牡馬。父マグニテュード、母カツミエコー、母の父シャレー。父と母父が共に人気種牡馬(ミルジョージ、ダンディルート)と血統の近い代替種牡馬という地味な血統であり、700万円の安値で購入された。
血統的には短距離馬と考えられていたが、本馬を見出した戸山為夫調教師は「鍛えて強い馬を作る」という信念の元、距離不安を解消すべくブルボンを坂路コースで徹底的に鍛え上げた。やり過ぎが指摘されるほどの調教にもブルボンは進んでコースに向かっていたと言い、とても従順で我慢強い馬だったと言われる。
かくして後肢の筋肉が盛り上がった鋼の肉体を得たブルボンは、戸山師の弟子・小島貞博騎手を鞍上に2歳(当時の表記では3歳)の9月にデビュー。新馬戦では思い切り出遅れながら差し切り勝ちで勝利し、2戦目は先行から圧勝、3戦目の朝日杯3歳ステークス(旧表記、現:朝日杯FS)もハナ差で勝利する。3(4)歳時もスプリングステークス、皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、京都新聞杯を逃げ切りで連勝し、距離不安を打ち破って無敗の三冠に大手をかけた。
しかし、距離的に最も不利と思われた(それでも圧倒的1番人気に支持された)菊花賞では、同じ逃げ馬のキョウエイボーガンに前に出られてペースを乱されてしまい、直線でライスシャワーとマチカネタンホイザにかわされ一時は3番手となるも、猛然と追い上げタンホイザを差し返す。従順にして正確無比のサイボーグは実はとても負けず嫌いだったのだ。それでもこの日のライスシャワーには届かず、1と1/2馬身差の2着に敗れる。
なお、ライスシャワーとはスプリングステークス以降5戦連続の対決となっており、直近のダービーと京都新聞杯では連続して2着につけ、着実に背後へ迫ってきていた。結果的に、それまでの4戦を完璧に逃げ切り続けたブルボンは最後の最後でまくられる形となったのだった。
菊花賞の時点で癌を患っていた戸山師は翌年逝去。ブルボンは菊花賞以降故障が相次ぎ、再びレースを走ることなく引退した。8戦7勝。引退後は2012年まで種牡馬として活動し、2017年2月22日に老衰のため死亡。種牡馬時代にも芸能人が跨っても平気なほど、変わらぬ我慢強さで知られた。
詳細は当該記事へ→ミホノブルボン
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最終更新:2025/12/11(木) 07:00
最終更新:2025/12/11(木) 07:00
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