ドン・キホーテとは、以下のことを表す。
「ドン・キホーテ」以外の表記については「ドンキホーテ」を参照。
1.の概要
スペインの一地方、ラ・マンチャのとある村にアロンソ・キハーノという男がいた。貧しい郷士だった彼は騎士道物語を読みふけるうちにドはまりし、ついいは現実と夢想の区別がつかなくなってしまう。
自らも諸悪をこらしめる遍歴の騎士たらんと一念発起し、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」と名乗ると、先祖伝来の槍と剣を持ち鎧を着て、老いた駄馬のロシナンテにまたがり、悪人ではないが少々頭の悪いサンチョ・パンサを従者とする。
更に騎士たるもの敬愛する姫が必要だと考えたドン・キホーテは、田舎娘のアルドンサをモデルに架空の姫・ドゥルシネーアを創造。彼女の美を褒め称え周知するため、諸国漫遊を始めたのだった。
風車を巨人の群れと思い込んで「サンチョよ、巨人の群れだ!駆逐してくるぞ!」と風車に突っ込んで吹っ飛ばされたり、剣を振り回して罪も無い人を斬りつけたり、床屋の洗面器を伝説の兜だと思って奪い取ったり、騒動を行く先々で巻き起こすドン・キホーテ。
この狂人に対し、迷惑がる者あり、挑む者あり、面白がってからかう者ありと周囲の反応はさまざまだった。時に打ちのめされ、時に馬鹿にされつつ、それでもドン・キホーテは「自分は騎士であり、失敗するのは悪い魔法使いのせい」と思っていた。なし崩し的に付き従うサンチョは、狂っているとは言えど高潔な理想を掲げるドン・キホーテの考えに次第に感化されていく。
最期は銀月の騎士と名乗る男(実は同郷の友人)とのジョスト(騎士の決闘の方法の一つ)に敗れ、負けたら故郷でおとなしくするという約束の為、故郷に帰還。病に倒れるとようやく正気を取り戻し、自分の行いを反省しつつ、静かに息を引き取ったのだった。
今でも志摩スペイン村に行けば会える。
1.関連項目
2.概要
株式会社ドン・キホーテとは、食料品・衣料品・雑貨・くすり・家電・カー用品・パーティーグッズなどが揃うディスカウントショップ。1978年に東京都杉並区で創業した「泥棒市場」がその起源。ドン・キホーテという商号を用いるようになったのは1995年から。2013年に持株会社制に移行し、ドンキホーテホールディングスを設立。2019年には愛知県のスーパーマーケットのユニーの株式を取得し完全子会社化、またドンキホーテホールディングスの名称を現在の「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」(PPIH)に変更した。
圧縮陳列という特殊な陳列方法が特徴。「買う予定がなかった商品も、つい手にとって衝動買いさせてしまうよう」な迷路(宝島)のような売場である。
また、殆どの店舗が深夜遅く(少なくとも午前3時、中には午前5時、場所によっては24時間)まで営業しているためか、深夜には若者やカップルで店内が賑わっている。
つまりDQNが多い。
レジ横に、会計で端数の4円まで使える「ジャストボックス」が設置してあるが、現在では1000円以上の買い物の時にしか使えなくなった。
略称は「ドンキ」。
イメージキャラクターはペンギンのドンペン君。デデデ大王に似ている。
2.業態一覧
- ドン・キホーテ
メインの業態。ターゲット客層は若者中心。圧縮陳列を行うため通路幅は狭め。 - MEGAドン・キホーテ
売り場面積平均7000平方メートル、一店舗での取扱アイテム数10万種類以上。
"無印"ドンキと比べるとゆとりのある陳列が特徴で、通路幅は広めで圧縮陳列を控えめにしている。
ターゲット客層を若者のみならずファミリー・シニア層中心にしている。
総合スーパーマーケットを標榜しており、"無印"と違い生鮮食料品や中食産業(惣菜等)も取り扱う。 - ドン・キホーテUNY、MEGAドン・キホーテUNY
ユニーの完全子会社化以後登場した形態。ユニーグループの「アピタ」「ピアゴ」を今後この形態に移行していく。ドンキグループの中で珍しく、深夜営業をほぼほぼ行わないのも特徴(岐阜県可児市や静岡県富士市の一部店舗は午前2時まで営業しているが)。 - パウ
パウ(PAW)は、英語のPurchase(買い物)Amusement(娯楽)Wonderland(驚きと発見の国)の頭文字。
ドン・キホーテを核店舗とし、そこに様々なテナントを組み込んだモールタイプの業態。 - 長崎屋
元々は衣料品に強いスーパーマーケットであったが、経営不振に陥り2007年にドン・キホーテによって買収された。
現在は地域密着型の総合スーパーマーケットとなっているが、旧:長崎屋の店舗の殆どが無印ドンキorMEGAドンキになっており、長崎屋ブランドが消滅するのも時間の問題だろう。 - ピカソ
関東圏で展開している小型店舗。24時間営業店舗が多め。 - 驚安堂
かつてドン・キホーテグループが運営していたコンビニの「情熱空間」(2006年~2008年)の後釜となる業態。ピカソ同様小型かつ生鮮食料品を中心とした品揃えが特徴。 - 軽の殿堂
自動車販売店。品揃え的には未登録新古車が中心。かつてはその名のとおり軽自動車専門だったが、現在は普通自動車も扱う。
2022年5月現在は千葉県成東市に店を構えている模様だが、ネット上の中古車情報サイトに在庫情報を公開していないことから事業をしているかどうか不明な状況である。 - エキドンキ
エキナカ(駅構内)に出店している小型店舗。駅構内であろうと圧縮陳列は健在。
2016年6月現在はJR大阪駅に店を構える。 - お菓子ドンキ
菓子専門店。2021年に東京駅八重洲地下街にてスタート。 - お酒ドンキ
酒類専門店。2021年に東京駅八重洲地下街にてスタート。 - コスメドンキ
化粧品専門店。2021年に千葉県柏市にてスタート。 - 驚辛ドンキ
辛味の強い食品専門店。2021年に千葉県柏市にてスタート。 - #キラキラドンキ
Z世代をターゲットに、インスタ映えを意識した商品を中心に取り扱う専門店。2022年に東京都お台場にてスタート。
撤退事業
- ドイト・タウンドイト・Hananoki
ホームセンター事業。2019年をもってコーナン商事に事業譲渡し撤退。 - ミニピアゴ
元々は2006年からスタートしたユニー・旧サークルKサンクスが展開していた「99イチバ」がその起源。その後、2010年に屋号名を「みんなのイチバ」に変更。2012年、旧サークルKサンクスが出資から撤退しユニー完全子会社となったことで「ミニピアゴ」となった。2020年、オートバックスや業務スーパーのフランチャイジーを営む「G-7ホールディングス」に事業譲渡し撤退。
2.majica
majicaはチャージ式プリペイドカード兼ポイントカード。
発行手数料は100円であるが、クラブドンペンモバイルにカード登録を行うことで100ポイントが返ってくるので実質無料。
チャージ時に1%のポイント還元があるほか、1000円以上の買い物の際にこれを提示すれば1の位が0になり(例えば1009円買い物した際に提示があれば1000円になる)、1年間の買い物総額に応じてランク特典(5段階)が決まる。
紛失してしまった際、もしクラブドンペンモバイルに会員登録していればカードの緊急停止および再発行が可能なので、泣きを見る前に登録すべし。
2.問題と事件
- 放火事件 - 2004年12月、さいたま市内の2店舗で放火事件があり、うち1店舗が全焼し従業員3名が死亡した事件である。幸いにしてもう1店舗は小火程度で済んだが、各種マスコミに圧縮陳列の問題が取りざたされる結果となった。
- 周辺地域に対する問題 - 深夜営業をする関係上、どうしても不良(DQN)が集まり周辺地域の治安が悪化したという声が上がる場合がある。また屋上に絶叫マシンを設置したときに、周辺住民から騒音や安全性などの問題を指摘され、結果的に営業を中止したことがある。
2.店舗
コチラを参照されたし。
2.関連動画
2.関連項目
2.外部リンク
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