ユーリス=ルクレールとは (ユーリスルクレールとは) [単語記事]

……いや待て、あんた。もしかして教師か？
近頃大修道院に来たっていう、元傭兵の。

ふうん、あんたが噂のね……
……まあ、そういうことならいいか。

ユーリス=ルクレールとは、ゲーム『ファイアーエムブレム風花雪月』の登場人物である。

概要

ガルグ＝マク大修道院の地下都市アビスに存在する灰狼の学級の一員。

フォドラ西部の貧民街で街娼の子として生まれ、後にローベ伯爵家の養子に。ガルグ＝マク大修道院に入学し「青獅子の学級」に所属していたが、不祥事を起こしたことで退学しアビスへ辿り着く。この辺りの様々な事情から「ユーリス＝ルクレール」は偽名で真の名があるようである。

貧民街時代にオーバンと考えられる人物とあれこれあり、血をもらったことで紋章を得たようである。またこれにより不老体質を備えたような示唆もされている。

実はベルナデッタのトラウマの原因である「消されちゃった平民の友達」とは彼のこと。

ローベ家とガスパール家が隣接しているため、ガスパール家の養子であるアッシュとは顔を見た覚えはある程度に双方が認識している。本編では支援は発生せず大して会話もないが、無双ではその補完なのか支援Aまで関係を深められるようになっている。

先生と灰狼の学級の面々に加え、ベルナデッタ・ドロテア・イングリットと支援関係が発生する。金鹿の学級の面々とは縁がないので、金鹿ルートでは若干使いづらいかも？
地味にベレトとの同性婚対応である。

プロフィール

年齢：19歳→26歳
身長：171 cm
誕生日：8月12日
趣味：仕送り、料理
好きなもの：甘いもの、宴、盤上遊戯、家族
嫌いなもの：不義理、勝ち目のない賭け、筋の通らないこと、人前で歌うこと

性能

個人スキル:義侠心(1射程での戦闘で味方と隣接していないとき、攻撃+3)
紋章:オーバンの紋章(武器攻撃時、まれに相手は反撃不可)
得意技能:剣術/理学/信仰/指揮
苦手技能:槍術/斧術/馬術/飛行
才能開花:弓術

DLC「煤闇の章」を６面までクリアすることで本編でもスカウト可能に。

煤闇の章

灰狼の学級の他の生徒達と共に2面で参入するトリックスター。

トリックスター専用戦技「トリック」を駆使して、敵の攻撃範囲に取り残された味方と位置を入れ替え→自分はドローミの鎖環の効果で再移動して脱出がとても便利。単純に移動力の短いリンハルトやエーデルガルトの補助としても「トリック」は役立つ。

白魔法も使えるので回復係のリンハルトの手が回らない場合はユーリスの出番。トリックスターの兵種スキル「忍び足」で敵のターゲットにはなりにくいので前線で傷ついたキャラを回復させるのにも向いている。

サポートだけではなく、「風薙ぎ」や「清流の一撃」を利用して切り込むのも有効。"トリックスター"の名前通りに縦横無尽に働くことになる。

通常プレイ

煤闇の章の攻略を進めアンロックしていると、2話から条件無しでスカウトできる。最速だと初期クラスは平民。以降剣士→盗賊と進んでいく。

灰狼の学級における級長と言えるキャラであるため総合的な成長率は極めて高いが、苦手科目がことごとく（エピタフ以外の）最上級の条件に引っかかるのが難点。

有用な「鬼神の一撃」を得られるブリガンドになるには苦手な斧術をCまで上げなければいけない。
斧術を上げるには、最速スカウトで平民スタート→弓術を上げて弓術Dで戦士→戦士は兵種ボーナスで斧術+1がつくので、あとは地道に斧を振っていくのがスムーズに進む。
弓術を上げる流れで素質開花することで覚える「狙撃」を使用したり、サブウェポンとして弓やハンマーを携えることで、弓術や斧術に振ったリソースは有効利用できる。

最終的なクラス候補は

ソードマスター: 得意な剣術を上げるだけでOKとお手軽な進路。単純に強いクラスの上に欠点である移動力の低さもドローミの鎖環で一応フォローできる。
指揮も得意で気楽に伸ばせるので、他に弓術辺りに手を出しておくと便利。
アサシン: ソードマスターからパワーは劣るものの、「忍び足」や「鍵開け」で小回りの効く動き方ができ、「滅殺」「暗殺」も便利に使える。
マップに合わせてソードマスターと行き来するのも一つの手。
エピタフ: ソードマスターから魔法をサブウェポンとして考えた場合はこちら。
エピタフが好まれない要因である速さ-10%のクラス成長率も、ユーリスの卓越した速さ成長率65%で相殺できるので気にならない。; 魔法方面の育成もしなければならないので育成が難しくなるのが減点要素。
トリックスター: アサシンをさらに小回り重視で考えた場合はトリックスター。煤闇の章でのプレイ感そのままに縦横無尽に動かせる。
「清流の一撃」は強力なので、最終クラスでなくとも踏んでおくのも有り。; トリックスターになるには盗賊をマスターしておく必要があるので要注意。
踊り子: 得意科目や踊り→ドローミの鎖環再移動退避でユーリスの特性とことごとく噛み合うクラス。本人が心底嫌がっているのが難点か。
クラス自体の戦闘力は低めだが、「剣の舞」「剣回避+20」とレベルアップ回数でゴリ押せる？
スナイパー: 個人スキルも紋章もほぼ活かせないものの、「ハンターボレー」でゴリ押す型。ドローミの鎖環再移動で擬似ボウナイトとして運用できる。
得意な弓術だけでいいので、他にリソースを割きやすいのもメリット。
グラップラー: 個人スキル+「鬼神の一撃」を乗せた篭手4回攻撃で叩き潰す型。紋章の発動機会も2倍あり、紋章が発動しなくとも「格闘回避+20」やドローミの鎖環での「大盾」+「聖盾」、再移動で生存性も高められる。; ブリガンドになるまでは弓術・斧術・格闘術と育成がとっ散らかるものの、あとはブリガンドの兵種ボーナスで補正をかけて格闘術の育成+得意な信仰を伸ばしてバトルモンクに。バトルモンクで「格闘回避+20」を得てからグラップラーへ。; ライブ・リカバー・サイレスも十分役立つのでバトルモンクを最終クラスとするのも有り。オーラは魔力の関係であまり通らないので信仰Aまでは上げなくてもいい。; ウォーマスターを目指すのは斧術Aまで上げるのが面倒な上にグラップラーで十分戦えるので、そこまでリソースを振らなくていい。
魔法重視型エピタフ（orウォーロック）: 高速マジックユーザーというセールスポイントはある型。
持て余しがちな闇魔法試験パスを使ってダークメイジで「蛇毒」を習得しておくと、風薙ぎやサイレスでも発動するので捗る。

と、候補は多岐に渡る。どういうルートを進めるか事前にしっかり考えた上で育成していきたい。

ドローミの鎖環

通常プレイではコンスタンツェをスカウトしている（ユーリスはいなくてもいいらしい）と発生する外伝「呪われし遺産」をクリアすると得られる英雄の遺産。
ゲルズ公曰くダグザの地に伝わっていてアドラステア帝国との講和の際に献上されてきたとのこと。

装備すると移動力+1・再移動能力を得られ、オーバンの紋章と一致すると戦闘時に「大盾」+「聖盾」が確率（ユーリスなら大紋章で20%）で発動する。

英雄の遺産は紋章非所持のキャラクターが使用するとダメージを受けるのだが、判定は戦闘後に発生するため、戦闘ではない「踊る」や「トリック」などの行動ではダメージは発生しない。
戦闘するとダメージが発生するが、紋章非所持キャラはこれを利用して間接攻撃で自傷→再移動で退避を駆使することで「怒り」や「○○の覚醒」スキルの発動圏内まで比較的安全に持っていける。

二周目以降なら紋章アイテム「氷竜の証」（入手するには名声 1000 ポイントで交換）がオーバンの紋章に対応するが、氷竜の証で一致させた場合の「大盾」+「聖盾」発動確率は5%と雀の涙。

由来は北欧神話のアース神族がフェンリルを繋ぎ止めるために用意した鎖から。初めに用意した鎖が駄目でその倍の強度を持たせたドローミだったが、こちらも難なく食いちぎられてしまった。
"灰狼"の学級にピッタリのエピソードである。

無双風花雪月

無双では

風花雪月本編（以降本編と表記）と違う世界線になったが、ユーリスはあまり変わらずアビスを離れて組織のお頭をやっている。

支援会話はシェズ・ディミトリ・アッシュ・シルヴァン・マリアンヌ・バルタザール・セテスと発生する。

シェズとの会話では真の名が「レグ…」である事がわかる。
星の古い名前という事で、おそらく「レグルス」であると考えられる。ちなみにレグルスはしし座の星で「小さな王」という意味。
またマリアンヌとの会話で動物アレルギーであることが示唆される（本編でもお茶会会話で軽く触れられていた）。本編で馬術が苦手なのはアレルギーが理由なのだろう。無双では苦手兵種というのは考慮されていないので問題なく各種騎兵クラスに付ける。

ユニット性能

紋章：オーバンの紋章 (20%の確率で強攻撃がクリティカルになる)
アクション系スキル：トリック (敵を集めたあと爆発する風属性の玉をZRボタンで生成。一定時間(長)で再使用可能）
補助系スキル：策士 (ジャスト回避成功時、覚醒ゲージが少し回復)
戦術系スキル：義侠心 (「防衛」指示を受けていると、敵へのダメージが30%増加)
得意兵種：盗賊→アサシン→トリックスター

得意クラスは盗賊系ルート。
ボウナイトをマスターすると得られる「狙撃の達人」がクリティカルを出すと雑魚兵を一撃で倒せる効果があり、オーバンの紋章やトリックとも相性がよい。またユーリスは同じような効果で重宝するスキル「滅殺」は習得できず、鍵開け係は軍に誰か一人いれば事足りるといった事もあり、先に弓兵ルートを進んだ方が捗る。