イングリット=ブランドル=ガラテアとは、ゲーム『ファイアーエムブレム 風花雪月』の登場人物である。
趣味:読書、食べること
好きなもの:食べ歩き、肉、馬の世話、騎士道物語、高潔な騎士
嫌いなもの:ダスカーの民、贅沢、空腹
年齢:17歳→22歳
身長:165cm
ガルグ=マク大修道院の士官学校の青獅子の学級に所属する生徒でガラテア伯爵家の息女。同学級の生徒のディミトリ、フェリクス、シルヴァンとは幼馴染の間柄である。
幼い頃から高潔な騎士に憧れており、ディミトリ曰く品行方正、真面目かつ勤勉ですでに下手な騎士より騎士然としているとのこと。一方で美味しいものの前では我を忘れるという意外な一面もある。
その生真面目な性格故に、不行儀で空気を読まないフェリクスや女性を口説きまわり絶えずトラブルを起こしているシルヴァンを問題児と見なしており、よくその言動を注意している。特にシルヴァンのことは彼が起こした不手際の尻拭いを幾度となくさせられたこともあって厳しく目を光らせており、所謂学園物の風紀委員のようなキャラクター。
フェリクスの兄であるグレンの許婚であったが物語開始の4年前に起きた「ダスカーの悲劇」と呼ばれる事件で死別している。
個人スキル:女騎士(計略の威力+3、計略の命中+5)
紋章:ダフネルの小紋章(戦技使用時、たまに威力上昇)
得意技能:剣術・槍術・馬術・飛行
苦手技能:無し
才能開花:無し
成長率は速さがペトラ、レオニーと並んで最も高く、幸運・魔防・魅力も優れており、その他の成長率も平均的で目立って低い能力がない。また、主人公と級長達、良成長込みのツィリルを除いた中では最も合計成長率が高いユニットでもある。
イングリットとドロテアが登場人物の外伝をクリアすると英雄の遺産「ルーン」が手に入る。紋章一致(ダフネルの紋章)で使用可能な戦技「震炎」は竜有効の他、自身の速さに応じて威力が増加するので速さが高いイングリットにうってつけである。
育成の方針としては本人の成長率、得意技能、英雄の遺産を最大限に活かす、そもそもイングリット以外にペガサス向けの味方ユニットがいないなどの観点から高い速さ魔防と兵種スキルで槍の達人をもつファルコンナイトを目指すのが無難。魔防が低いユニットが多い青獅子の学級における貴重な魔法キラーとして活躍できる。
序盤のうちはペガサスに乗れず魔法を使う敵も少ないのでやや地味な存在になりがちだが、ゲームが進むにつれて遠距離魔法や魔道砲台などで敵の魔法の脅威が増し、NPCの救援などで移動力が求められる場面が増えるので頭角をあらわすようになっていく。
馬術も得意なので騎兵にするのもアリだがソシアルナイトは力・守備の成長率が若干伸びるが速さの成長率は下がってしまうので、シルヴァンやフェルディナント等にも言えることだが「よく言えばバランスは良いが悪く言えば器用貧乏な能力」になることがある点に注意。
高い速さを持ち剣術と飛行が得意なことから回避能力を極めた回避盾としても適性が高い。剣術のスキルを伸ばし飛行技能で警戒姿勢を習得することで回避が飛躍的に上昇し、加えてエーギル星騎士団などの回避が大幅に上がる騎士団を配備し回避の指輪を装備することで大半の攻撃はほとんど当たらなくなる。
兵種としては剣術を伸ばすだけで就くことができ、兵種スキルの「剣の達人」と「剣必殺+10」で火力を伸ばせるソードマスターが良い。ただしスキルが揃い騎士団を配備できてからが本領の発揮どころなので(それまでの間も決して使えないというわけではないが)それまで我慢して育成できるかどうかが考えどころ。
また、踊り子資格取得時に習得できるスキル「剣回避+20」でさらに回避を伸ばせる。割と早い時期に習得できるのは大きいが踊り子には一人しかなれないのでやはりよく考えるべきだろう。
とにかく火力を重視するなら戦士→ブリガンド→ウォーリアーで育成するのがいい。やや伸びが不安定な力を職補正で大きく補い、元々の速さで十分追撃も出来るのでディミトリやフェリクスより高い魔防を備えたアタッカーとして運用できる。
これらの職に就くのに必要なのは斧術だけなので、最終的にファルコンナイトに就くための技能を伸ばすのと並行してもさほど負担にはならない。また、伸ばした斧術を無駄にしたくないなら最上級職ではドラゴンマスターに就くという選択も悪くない。
魔力も力と同等の成長率を持つので魔法職での育成も出来なくはない、その際はメイジをマスター時に習得するスキル「魔神の一撃(自分から攻撃時魔力+6)」を必ず取ること。
トロンにリブローと攻撃回復ともに便利な魔法を習得し、流石に魔力は本職のユニット達には敵わないが高い速さで追撃しやすいという強みがある。今作の敵の物理ユニットは全体的に魔防が低めで、追撃ができればよほど魔力がヘタレない限り、敵のHPの半分以上のダメージを与えられるケースが大半なので火力不足に悩むことはそうそうない。追撃されにくく耐久も紙ではないので魔法ユニットとしてはある程度前に出しやすいのもありがたい。
ただし理学、信仰ともに苦手ではないが得意でもないので両方伸ばすとなると育成が遅れがちである。知識の宝珠を装備させたり頻繁に個人指導を実施するなどして補ってあげたい。
以上のように全ての能力の成長率が平均以上、ほぼ全ての兵種において重要視される速さが優れている、苦手な技能がない事などから、青獅子の学級を選択するか早期にスカウトすればあらゆる育成方針に対して可能性を持っている。
プレイヤーの手で育成に様々な工夫を凝らせられるのもこのユニットの魅力の一つと言えるだろう。
風花雪月本編(以降本編と表記)と違う世界線になるが、ダスカーの悲劇の真相が判明することで多少影響がある程度でイングリット的にはあまり変わらない。
しかし問題児たちが軒並み更生し、御意見番な大人のロドリグが随伴しギュスタヴやゴーティエ辺境伯もしばしば顔を見せる…と風紀委員はやることが無くなりいささか影が薄い。
髪型は本編2部で三つ編みにしていた髪をそのまま下した風で、ぱっつんも維持される。
支援会話はシェズと青獅子の学級の面子以外では、ロドリグ・マリアンヌと発生する。
紋章:ダフネルの小紋章 (25%の確率で戦技のダメージが少し増加)
アクション系スキル:氷墜 (敵を吹き飛ばすと狭い範囲に氷属性爆発)
補助系スキル:空の申し子 (空中に打ち上げた敵を攻撃した際の無双ゲージ増加量が少し上昇)
戦術系スキル:忠義の槍 (「護衛」指示を受けていると、敵へのダメージが30%増加)
得意兵種:ペガサスナイト→パラディン→ファルコンナイト
得意クラスは無双でイングリット唯一人な飛兵ルート。途中でパラディンを挟んで最後はファルコンナイト。
ペガサスナイト・ファルコンナイトで無双奥義を放つと、敵を打ち上げる→天馬を飛翔させて空中で突き連打→急降下して光属性の爆発を起こす→天馬を撫でるという流れの専用演出が用意されている(パラディン時は汎用演出)。
アクション系スキル「氷墜」は、吹き飛ばし攻撃すると氷属性の爆発が起き、敵を吹き飛ばしているだけでエターナルフォースブリザード相手が凍るという強力な効果。青燐ルートはフェリクスがぶっ壊れなので地味ではあるがイングリットもぶっ壊れ。
イングリットは後ろから攻撃するとダメージが増える「闇討ち」を習得し、凍っている相手の背後を取りやすいのもポイント。青燐ルートキャラならディミトリを副官にすると吹き飛ばし攻撃が強化されるので更に捗る。
補助系スキル「空の申し子」は、無双が打ち上げお手玉しづらいゲーム性なので活かしにくい。
本編同様に魔力も伸びる二刀流タイプで、使いやすい「トロン」を覚え敵の魔防を減らす「陽光」も習得するので、魔法が使えない飛兵よりはエピタフorトリックスターで魔法剣士する方が良いかもしれない。
ガラテア家の英雄の遺産「ルーン」は強化するとボルガノンが発動するようになるが、氷なイングリットとは噛み合わせが良くない。…と言ってもボルガノンが発動して敵が燃えている間は凍らないだけで、凍るまで吹っ飛ばせばいいだけなのでデメリットは少ない。
水着に僅かに劣るが速さに特化したステータスで、それ以外は総合値の低い騎馬故に控えめ。
隣に味方がいなければ戦闘中攻撃・速さが上がる「攻撃速さの孤軍」、戦闘中敵の速さ・守備低下&バフ無効する「速さ守備の凪」、ターン開始時に隣に味方がいなければ攻撃と速さを上げる「攻撃速さの奮起」を持つため、後述するルーンの効果と合わせると、孤立時には実質攻撃67速さ62(基準値)という恐るべき攻撃性能を発揮する、勿論速さ大得意や聖印によって更に増加する。
専用武器「ルーン」は奥義カウント-1に加え、自分から攻撃時、または周囲2マス以内に味方がいる時、速さ+6かつダメージに速さの20%を加算、さらに相手より速さが5以上高ければ相手は反撃不可という原作の戦技「震炎」をある程度再現したような性能、相手の守備を無視した固定ダメージを与えられ最近の攻めキャラとしては控えめな素の攻撃を補う。ちなみにこの反撃不可効果、素のスキルと能力を加味した場合は速さ58以上ないと反撃不可を回避できないが、これに勝てるのは超高速帯が同等に速さスキルを盛ってるか「見切り半減」位である。
そのままでも強いが半減不可を活かし、「蛇毒」スキルや紫煙系スキルを持たせて嫌がらせに特化したり、近影系スキルを持たせてヒットアンドアウェイが出来る様にしても面白い。
上記のように破壊力は強力な反面、HP・守備・魔防いずれも前線ユニットとしては低く、こちらが攻撃される状況、特に特効や遠距離攻撃に対して非常に弱い。
上述の通常版とほぼ同じステータスで、速さに非常に優れる代わりに耐久面にやや難あり。
専用武器「海角の星槍」は各フェイズ最初の戦闘だけ全ステータス+5かつ戦闘後10回復するという効果。また、原作にも登場した「警戒姿勢」を習得しており、こちらは毎敵ターン最初の戦闘の最初の一撃の被ダメージを半減し特攻の弓ですら耐えてしまうほど固くなれ、かなりしぶとい。
他のスキルは自分から攻撃時攻撃+6守備+10かつ敵は追撃不可になる「鬼神金剛の瞬撃」、奇数ターン開始時速さを上げる「速さの波・奇数」なので、相手をおびき寄せて次ターンで叩きのめす、肉を切らせて骨を断つ戦法を得意とする、しかし受け攻めどっちつかずとも言えるので変えるも有り、特にCスキルは汎用性が低いので牽制系スキル辺りに変えてしまった方がいい。
弱点としては専用武器と警戒姿勢の効果はターン最初の戦闘限定なので、1ターンに複数のユニットから攻撃されるとあっさり落ちることが挙げられる、またダメージ軽減は初撃限定で追撃や勇者武器には効果が薄くなり元の控えめな耐久で受けるのは厳しい、速さ負けで追撃を受ける事は少ないが絶対追撃には弱く、勇者弓を受けるのは厳禁。
ターン条件が撤廃され新たに見切り追撃効果とダメージカット無効効果が追加、特殊錬成効果はキラー武器効果とターン開始時、周囲2マス以内に「重装」「近距離武器の歩行」「近距離武器の飛行」のいずれかが味方ユニットにいれば自分と周囲2マス以内の指定ユニットに「移動+1」「再移動(1)」「奥義カウント変動量+1」を付与。もう一つは自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータス+4かつ速さの20%分ダメージに加算。編成こそ縛られるが高い攻撃力とサポート力を獲得した。特に汎用ダメージカット無効スキルを持たない飛行には有用な効果を貰えた。
▶もっと見る
掲示板
142 ななしのよっしん
2022/11/10(木) 18:54:49 ID: ac6fd+xDUg
紅花は悪路多すぎるから基本歩兵のフェリクスは使わんな
スカウトした所で貰える騎士団も遺産もしょぼいし
イングリットはスカウト時飛行だから紅花でそこそこ強い
143 ななしのよっしん
2023/07/13(木) 19:36:51 ID: xVVvTo6JZg
皮肉なことにガラテア家の起源としては有利な方に寄る事が「ガラテア家らしい」という…
144 ななしのよっしん
2024/10/30(水) 20:04:54 ID: 3J2HHJ5uiv
ロマサガ2リベンジオブザセブンに偶然なのか狙ったのか
同名で見た目もソックリな人が登場する模様
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/26(金) 19:00
最終更新:2025/12/26(金) 18:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。