ラングリッサーとは、メサイヤ開発のコンピューターシミュレーションRPGである。
イラストはⅠ~Ⅴ(旧シリーズ)をうるし原智志氏が担当。ミレニアムは介錯氏へとシフトした為旧来のファンの心を掴めたかどうかは厳しい。この欄では基本的に旧シリーズをメインに取り上げる。
マルチプラットフォームの言葉がしっくり来る程移植が多い。原版はメガドライブ(MD)やセガサターン(SS)だがスーパーファミコン(SFC)やプレイステーション(PS・PS2)でも発売されている。PCエンジンリメイク版からOPムービーが導入(後のSS・PS版Ⅰ・Ⅱのリメイク作もムービーを採用)
ラングリッサーIIは後に「デア-ラングリッサー」の名称でスーパーファミコンに移植されている。本元であるMD版の本筋を光輝シナリオとして、他に帝国ルートや闇ルート、独立ルートといったマルチシナリオを搭載した。SS版に限り真・光輝ルート、孤独ルートなるシナリオも存在する。
ラングリッサーIIIは当時高性能であったSSの処理能力をアピールするため、シリーズ初となる3D及び全てのユニットがターンフェイズ開始と共に同時行動を起こすリアルタイム戦闘を採用。後にプレイステーション2へ移植されたが、元々マシンへの負荷が高かった戦闘システムや音声周りのプログラムが劣化に劣化を重ねお粗末と言わざるを得ない出来である。SS原版の出来は良かったので見る際は注意されたし。
ラングリッサーⅣ・Ⅴでは再び2D戦闘に戻したが、指揮官の「判断力」というステータスの高低で各ユニットの順番が決定するシステムを採用。基本的に魔導士系→歩兵・弓・飛兵系→騎兵系の順番で行動するため、相手の部隊構成に合わせて先読みする戦術が要求される。
2015年7月に3DSにて15年ぶりの新作「ラングリッサー リインカーネーション -転生-」が発売。キャラクターデザインはカイエダヒロシ氏。2012年に世界観を同じくするブラウザ版「トライソード」が配信していたが、短期間でサービスが終了している
2019年4月、Ⅰ及びⅡのリメイクがPS・SS版発売から実に21年振りにリリース。同時期に2018年から海外で展開していた「ラングリッサーモバイル」が日本版を正式にオープン
基本的には「光」vs「闇」という図式。主人公側のデフォルトは光側だがアナザーシナリオとして色々なルートを選ぶ事が出来る。生と死が密接に絡む為硬派な出来であるが、裏側には開発陣の遊び心満載。闇ルートは総じて後味が悪いので割り切ってプレイする事をオススメ。ルートが変われば今までの味方を殺すことが当たり前なので覚悟が必要。
Ⅰではラングリッサーを守ってきたバルディア王国の王子レディンが、ラングリッサーの力を狙うダルシス帝国と、カオス率いるヴェルゼリアの魔族と戦う物語。王道である。
ⅡではⅠから数百年後、聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザードを狙うレイガルド帝国、闇の皇子ボーゼル率いる魔族、そして光輝の末裔との戦いが繰り広げられる。リメイク作デア・ラングリッサーでは主人公エルウィンの選択によって物語が変わっていく。
ⅢではⅠから更に遡り、ラングリッサー誕生とバルディアの前身であるエルスリード王国の建国の歴史が明かされる。Ⅰ・Ⅱ・Ⅴに登場するキャラクターの先祖たちが主人公である。基本的にⅠ同様一本道。
Ⅳではそれまでの舞台だったエルセリア大陸からイェレス大陸でのラングリッサーとアルハザードを巡る争いとなる。カオスやルシリス以外の邪神が登場したり、マルチシナリオによりデア同様の複数ルートが用意されている。光輝の末裔でなければ装備出来なかったラングリッサーを末裔と縁が無い主人公ランディウスが扱えるようになる(・・・と思われたがⅤでその謎が明らかになる)
Ⅴではラングリッサーの元となった破邪の剣とアルハザードの誕生が明らかになるシリーズの完結編。なんと月の民や宇宙船など、SF要素も入ってくる(元々SF要素は/Ⅳを始め点在はしていたが)年代及び舞台をⅣと重複しており、Ⅳの登場人物たちも多数出演。
モバイルはⅤから更に後の時代のエルセリア大陸を舞台に上記5作のキャラクター(英雄)が一堂に会するオールスターゲーム。ラングリッサーの記憶の一部が顕現した「英霊」と云える存在である(サービス開始当初はⅣ・Ⅴの英雄は未実装→2019年10月で全シリーズから出演)
主人公マシュー・グニル・アメルダの3人が中心となり復活したボーゼル率いる魔族や各国家の思惑が絡む。
年代時間軸として「Ⅲ」→数百年?→「Ⅰ」→数百年?→「Ⅱ(デア)」→約200年→「Ⅳ⇔Ⅴ」→約150年→「モバイル」となっており、劇中の時間で1000年以上が経過していると言及されている。
真上視点のビューで2D構成。マスに司令官+傭兵を配置し敵を撃破していく。レベルアップでクラスチェンジすると強力な能力を得、強い傭兵を雇える。クラスチェンジにより指揮官と傭兵を全く適性が異なる兵種にすることも可能でマップによっては敢えて下級職でも特性が違う傭兵を雇う事で攻略の助けになるケースも。
Ⅲ以降女性キャラの一人をヒロインとしてシナリオが分岐するようになっている(シナリオの大筋は共通)条件次第で個別のエンディングになる。シリーズ共通しての裏技(ステージセレクト等)は開発者に乱用される事を見越されてるので面食らわない様に。
モバイルはワールドマップを歩き、ストーリーシナリオやワールド中のクエストをクリアしつつ旧シリーズを舞台にした「時空の裂け目」や各種デイリーミッションを走破し部隊を強化していく。クリア後のマップを繰り返しプレイ可能であり、このシステム変更はネットワーク上でのゲームという一面もあるが、シリーズの裏技を能動的に再現したとも云える
うるし原智志氏の魂篭った女性イラストに加え、ガチムチ漢がふんだんに盛り込まれてます。プチアイコンや静止画も個々の質が高い。IVだけオープニングムービーが無いのは仕様ですがVに盛り込まれてるんで勘弁して下さい。
I~IVは中世代的な衣装だがVはわりと近代的な軽装になり、モバイルは中世然に戻りつつ主人公及び味方勢力であるイバス連邦は軽装・派手な鎧は帝国側のみで構成されている。IIでエルウィンがリアナのおっぱいを触ってるのは仕様です。男性はガチムチごっつい鎧で女性の衣装はやっぱりアレです。特にIIとVの衣装はとてもけしからん。
モバイルではスキン券を用いる事で様々な衣装による着せ替えが可能(中には色々「ギリギリ」なものも)英雄用と傭兵に分かれている。
シリーズを通して岩垂徳行氏が作曲・総指揮を執る。ループ前提の作りだが総じてクオリティが高い。特にⅡはルート分岐にリキが入っている分雰囲気は抜群。MD版、SFC版、SS/PS版、サントラ版と多い。Vは暗いシナリオの割りに明るい曲が多い。I&IIは味方と敵でBGMが違う為雰囲気を一定に保って欲しい場面ではややもにょる。Ⅲは不明。IV&Vは常に一つのBGMが流れる。
モバイルではストーリーモード・時空の裂け目ではBGM固定だが、アリーナやデイリークエストではランダムに流れる
2以降は条件を満たす事でおまけの隠しシナリオに行くことができる。本編シナリオと関係ないせいか、スタッフの遊び心が全開のステージが多い。例としてメサイヤの他レーベル「超兄貴」シリーズの兄貴達と戦う(モバイルでは訓練MAP的な扱いになった)、ゲームに関するクイズに答える、牛丼を食べに行く、女湯を覗きに行く、バーゲンセールに行くなどなど。強力なアイテムを入手できるシナリオもあるが、ステージによってはクリアしてもゲームオーバー扱いになってしまうものもある。
モバイル版の個別「絆」ストーリーとして採用されているキャラもいる・・・というかおまけでありながら一部キャラはこちらの個別ストーリー寄りの性格になっている。
モバイルのOPは大陸(中国・台湾)版のみ。楽曲が「転生」で使われているため、版権の問題で日本版では流れない。
wiiのバーチャルコンソールにてメガドライブ版のIとII、SFC版のデア・ラングリッサーが配信中。
また、PSP/PS3のゲームアーカイブスでもPS版ラングリッサーI・IIとIV・Vが配信中。
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掲示板
310 ななしのよっしん
2022/05/16(月) 20:50:22 ID: xkdIgh1Xzr
すんごい今更だしランモバもPVPメインでメインストーリー楽しんでる層はぶっちゃけ少数派かもだけど結構良いな
正直1部はゼルダ以外のランモバからのオリキャラのドラマが弱過ぎて、しかもボーゼル一行以外ほぼ敵が居ないから中盤以降マジで3魔将とボーゼルとひたすら戦うだけみたいになってたけど、
2部からはその辺かなり補強されて敵味方ともに良いキャラ増えて、そこにギザロフの悪役ムーヴも光ってかなりグイグイ引っ張ってくれる感じ
311 ななしのよっしん
2022/05/28(土) 16:42:06 ID: eFOPNzJKpE
角川ゲームスが代表取締役・安田善巳氏と取締役・冬野智氏の独立による新会社「Dragami Games」設立を明らかに。一部事業を承継し、エクストリームも資本参加する予定
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312 ななしのよっしん
2023/10/07(土) 15:24:33 ID: 2VbhsL1lRb
steamでセールになってたからリメイク版ためしてみたけどこりゃあかんわ
味方が邪魔しない様に考慮するゲームから敵が自殺しない様に接待するゲームに退化しとる
おまけに体験版が始まらないバグはアナウンスも無しに放置だし
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最終更新:2025/02/16(日) 06:00
最終更新:2025/02/16(日) 06:00
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