幻燐の姫将軍とは (ゲンリンノキショウグンとは) [単語記事]

幻燐の姫将軍（げんりんのきしょうぐん）とは、エウシュリーから発売されている18禁 SLGである。
ここでは続編である幻燐の姫将軍Ⅱについても扱う。

概要

幻燐の姫将軍シリーズ
タイトル	幻燐の姫将軍	幻燐の姫将軍Ⅱ
発売日	通常版：2001/04/27 廉価版：2003/10/31	DVD版：2003/12/29 CD版：2004/01/23
値段	通常版：8800円廉価版：3800円 DL版　：3990円	通常版：8600円 DL版　：5880円

戦女神と並ぶエウシュリーの代表作。
主人公リウイは母親を殺した人間に復讐するため、手始めに小国メンフィルへの侵略を開始する。最初に襲った集落にいたティナや、攫ってきたイリーナをはじめとする人間と直に接するうちにリウイの心は変わっていく。メンフィルを制圧したところで父の仇・ガーランドから襲撃を受けるが返り討ちにする。ここまでが1作目。
やがてメンフィル王となったリウイは戦いや人間との交流の中で探し出した己の目標、「人間と闇夜の眷属の共存」という目標に向け、外交封鎖などの危機を乗り越えた末に、大国カルッシャと会談をするまでこぎつける。ところがリウイがカルッシャ王国の宮廷魔術師テネイラ、姫将軍エクリア、エディカーヌ王国のオルクス、ベルガラード王国のブラムらと会談している最中にテネイラが殺害され(テネイラ事件)、リウイが濡れ衣を着せられたため国ごとカルッシャと敵対してしまい、近隣諸国との争いの日々に突入していく……
……というのが2冒頭までの大まかなストーリー。

第1作目は当時としては比較的珍しい18禁 SLGであったが、比較的小粒な作品で評価もそれほど高くはなかった。
しかし第2作目ではボリュームが一気に増大、豊富なキャラとやりこみ要素のある大作SLGへと進化を遂げた。
その完成度は非常に高く、7年以上昔の作品でありながら今尚ファンからは根強い人気がある。

戦女神との繋がり

同メーカーの戦女神とは、一見別シリーズのようで実は密接に繋がっている。
元々、戦女神のとあるキャラクターの過去を描いた外伝的作品というのがこの作品の位置づけであったからだ。
「幻燐の姫将軍」というタイトルもそのキャラクターのことを指している。

ところが予想以上に作品が受け、高評価を獲得。
幻燐から入ったファンも多数生まれたため、いつの間にか別個のシリーズとして見られるようになってしまった。
そして現在では戦女神派、幻燐派という派閥まで生まれてしまう羽目に・・・。

とはいえ、片方の作品を知らなければもう片方も楽しめない、ということはないのでご安心を。
勿論知っていたほうが楽しめるのは確かだが、プレイ上の問題は特にない。

なお、両作品のキャラクター達は「戦女神VERITA」で共演を果たしている。
詳しくは公式ページ、ないし大百科の戦女神の項を参照のこと。

今からプレイする人へ

もう古い作品だし、今はもう手に入らないんじゃ・・・と思っているそこの貴方、ご安心を。
現在では両作品共にダウンロード版が出ているため、容易に入手可能となっている。
どうしてもパッケージ版が欲しいという人は・・・まぁ頑張って下さい。

ただ、流石に1作目は今やるにはシステム的に色々とやり難いかもしれない。
ストーリーだけなら2についてくるADV版で確認可能なので、そちらだけを買うのもあり。

登場人物一覧

膨大な数なので説明は１行で済ませてます。ごめんなさい。

名前の下の[]は声優
○登場 ◎味方ユニットとして登場(アペンドディスク込み)
V:戦女神VERITA

	1	2	V
リウイ・マーシルン	◎	◎	◎	主人公。魔人と人間のハーフで、陵辱と純愛両方に対応できる便利な奴
イリーナ・マーシルン[大波こなみ]	○	◎	◎	ヒロイン。リウイが攫ってきたカルッシャ王国の姫。後に彼と結婚。鬼嫁。
プリゾア	○			リウイの世話役を務める老婆。ペテレーネ、後にイリーナにも家事などを厳しく仕込む。
ペテレーネ・セラ [春日アン]	◎	◎	◎	リウイの世話役を務める人間の少女。健気。
ティナ・パリエ [ダイナマイト ♥亜美]	○	◎		修道女。1では影のヒロインとも言うべき存在だったが…。
リスティ [大波こなみ]	◎	◎		のんびりマイペースな睡魔族。
ラージャ・レネーテ [富樫ケイ]	◎	◎		盗賊。鍵を消費せず扉を開けられる。僅かながら魔族の血が流れている。
カーリアン [青山ゆかり]	◎	◎	◎	上級悪魔と睡魔族のハーフの剣士。リウイと幼馴染みで、イリーナへの感情は複雑。痴女。ファーミとは仲良く口喧嘩する仲。
リネア・エーアスト [1:三島由紀 2:渋谷ひな]	◎	◎		3人娘の1人。傭兵で、後にメンフィル近衛師団副団長になる。
シーマ・カルネーノ [三島由紀]	◎	◎		3人娘の1人。弓使い。傭兵で後に孤児院を営むように。
エスカーナ [ダイナマイト ♥亜美]	◎	◎	○	3人娘の1人。火属性魔法使い。見た目は眼鏡っ娘幼女、中身はババア。長寿なイルビット族出身で年齢は300 オーバー。
グレゴール	○			リウイとブレアード迷宮の覇権を掛けて争う魔神（笑）
シルフィア・ルーハンス [青山ゆかり]	○	◎	◎	長年メンフィルに仕えるマーズテリア神格位の不老騎士。リウイに降ったため破門される。
ファーミシルス [春日アン]	◎	◎	○	飛天魔族。元々はグレゴールの配下だったが、彼が負けた後リウイの部下になる。愛称ファーミ。カーリアンとは仲良く口喧嘩する仲。
ケルヴァン・ソリード	○	○		リウイの参謀。2ではテネイラ事件で行方不明になるが…。
エクリア・テシュオス [1,2:カンザキカナリ V:未来羽]	○	◎	◎	1時点では仮面の正体不明の謎の女。後に大国カルッシャの姫将軍だと判明。イリーナの姉。
ミラ・ジュハーデス [富樫ケイ]	○	◎		闇の闘技場と呼ばれる訓練所の主。神格位を持つ。グラザの愛人だった。
チキ・インディス [金松由花]	○	◎	○	ラギールの店を切り盛りする少女。2では最強ユニットの一角を担う。
メキュール・リネット [逢川奈々]	◎	◎		1では普通の女傭兵だったが、2では傭兵斡旋所を営むように。酒癖が悪い。
シャルーヌ・サプラス [三島由紀]	◎	◎		傭兵の1人。金にがめつい元修道女。
ラファール [奥田香織]	◎	◎		傭兵の1人。睡魔族。
ネージュ	◎	◎		傭兵の1人。水精
マーリオン [岩泉まい]	◎	◎	◎	水精。かわいい。
ジール	◎	◎		土の使い魔。かわ・・・・いい、と思うよ、うん。
ファラシス	◎	◎		火の使い魔。ドジっ子。
バルグーン	◎	○		地の使い魔。ガーゴイル。2では制作スタッフから存在を忘れられアペンドディスクでやっと登場。
ラダム	○			上級悪魔でカーリアンの父だがグレゴール派。ゲーム版とADV版でえらく描写が違う。
レノン・メンフィル	○			リウイ蜂起時のメンフィル王。敗色濃厚でも最後まで戦う武人。
カリアス・メンフィル	○			メンフィル皇太子で、イリーナの婚約者だったためリウイ討伐に立ちあがる。
ラッハート・アイゼン	○			カルッシャ王国黒雉騎士団の将軍。カリアスを補佐する。
ガーランド・ウォーレン	○			リウイの父親グラザを殺害した勇者。
マリア・シェード	○			ガーランドの仲間で愛人でもある魔法使い。淫乱。
ナユラ・レン	○			ガーランドの仲間で女忍者。
ロムクト	○			ガーランドの仲間で司祭に見えねぇ。
グラザ	○			リウイの父で生前は人間への敵対行為を自他へ徹底的に禁じていた。ガーランドに討たれた。戦女神VERITAでの「深凌の楔魔」の一柱である。
アリア・マーシルン	○			リウイの母。自身は人間だが魔人の子を産んだため迫害され命を落とした。以下ネタバレのため伏せ字→ミドルネームは「フェミリンス」、つまりアリアとその子リウイも実は姫神フェミリンスの末裔である。
ルース		◎	○	ディアーネによって家族を殺されたエルフ。後にファーミシルスの弟子に。
ブラム・ザガード		◎		ベルガラード王国からの使者。テネイラ事件後そのまま参謀役に。基本はいい人だがルートによっては陵辱に参加する。
ギルティン・シーブライア		◎	○	元カルッシャの騎士。セリーヌの命令でイリーナの護衛を務める。高い初期能力・低い成長率は老戦士のお約束。
テネイラ・オストーフ		○		カルッシャ宮廷魔術師で人望が高く、リウイらとの和平を望んでいたが、リウイらとの会談中に殺害される（テネイラ事件）。
オルクス・フェロザー		○		エディカーヌからの使者。リネアが師匠と慕っていた人物だが、テネイラ事件で死亡する。
レアイナ・キース [紫苑みやび]		◎	○	娼婦出身で都市国家長。地属性魔法使い。シーマとは元戦友。ババア
リシェル・フルート [伊藤瞳子]		◎	○	レアイナの仲間。魔導鎧による砲撃要員。仕事熱心なお姉さん。
ミオ・クライス		◎		故郷の財宝を探し旅する少年。風属性魔法使い。幼い頃のリウイと重ね合わせたカーリアンに気にいられる。
ナザック・オルム		◎		山賊の頭。正真正銘の屑だが、そんな彼を愛するものも多い。
レティーニ・パトラ [神崎ちひろ]		◎		踊り子の少女。プレイの仕方によっては全く登場せずに終わる可哀想な子。
ユイ・カナッシャ		◎		普通の幼女。アペンドディスクでユニット化した。その力は最弱と思いきや実は最強クラス。
ラピス・サウリン [逢川奈々]		◎	◎	セルノ国王の妹。争いを好まない優しい性格の持ち主。
リン・ファラ＝バルジアーナ [岩泉まい]		◎	◎	バルジア王国王女。攻撃をよく外す。作中屈指のネタキャラ。
シェラ・エルサリス [紫苑みやび]		◎	○	先史文明期に作られたという兵器。少女の姿をしているが、本体は鎧。
ダルティフィス・ロンド		◎		傭兵の1人。戦闘になると狂戦士と化す。
セリエル・イオテール [蓮香]		◎	○	スリージ王国王女を務めるケモっ子幼女。風属性魔法使い。かわいい。
メル [宇佐美桃香]		◎		セリエルのペット。性別は女。王国の守護神らしいが多分気のせい。攻撃回避力は凄い。
シウム・センテ		◎		かつてスリージ王国に使えていたおじいちゃん。やはり高初期能力・低成長率。
リオーネ・ナクラ [金松由花]		◎	○	フレスラント王国の姫君。姫の中でもトップクラスの実力を持つ。敵対時は悪人面。
ニーナ・クオパス [本田みか]		◎		クラナ王国の巫女。未来を予言する不思議な力を持つ。不老。
ジオ・ニーク		○		クラナ王国国王。力こそが正義、いい時代になったものだ！
ディアーネ [萌木唯]		◎	◎	グルーノを統治する魔神。圧倒的な力を持つが、弱ると幼女化する。戦女神VERITAでの「深凌の楔魔」の一柱である。
フェイエ・ルート [はるかめぐみ]		◎		ティルニーノ女王。長い時を生きるエルフ。地味。
ティファーナ・ルクセンベール [神崎ちひろ]		◎	◎	ミレティア保護領領主。サイモフと親交がある。リウイと出会い、その評判とは違う性格に思い悩む。
セリーヌ・テシュオス [蓮香]		○	○	カルッシャ王国第二王女。イリーナの姉で、エクリアの妹。病弱。プレイボーイ・リウイが手を出さないこともありHシーンが無い。
ステーシア・テシュオス [奥田香織]		○		カルッシャ王国第二王妃。エクリアを嫌っている。
サイモフ・ハルーイン		○	◎	カルッシャ王国宰相。エクリアを監視している。ステーシアとも対立。本作最強クラスのジジイ。
レオニード・テシュオス		○		カルッシャ王国皇太子で母はステーシア。基本は駄目人間だが、剣の腕はある。最後にイケメン化する。
ミストラル		◎	○	風の使い魔。ひゅぅぅっ。
名も無き魔術師		○		元から知ってるエクリア以外からはなぜか正体がバレない。
姫神フェミリンス		○	○	エクリアらの母方の先祖。膨大な魔力を持っていたがブレアードに敗れ、子孫へも伝わる呪いをかけられる。
ブレアード・カッサレ		○	○	ブレアード迷宮を造りフェミリンスの呪いを生んだ魔術師。ある意味元凶。なお戦女神シリーズのアビルースはこの末裔。
シュヴァルティア [はるかめぐみ]		◎		曲がったことが大嫌いな飛天魔。
謎の男		○	◎	戦女神にお帰り下さい。
モナルカ [五行なずな]			◎	旧カルッシャ残党と共に戦う光側の女天使。どっかのイルザーブと違い生真面目なので仲間になる条件が限られている。
リフィア・イリーナ・マーシルン [佐々留美子]			◎	リウイの孫。暴走娘で、セリカ使徒になる前のマリーニャを巻き込んでエディカーヌの研究所に忍び込んだりする。
ツェニド・ルビース			○	城塞都市レンストの王。豪快ないい人。「傭兵王」の異名を持ち自ら闘技場に出場したりする。