さまぁ~ずとは、ホリプロ所属のお笑い芸人であり、セクハラおじさんである。英語表記は「Summers」。
人物
三村マサカズ
1967年6月8日生まれ・東京都墨田区出身・身長167cm・A型
「○○かよっ!」等といった勢いのあるツッコミ(三村ツッコミ)で名を馳せた通称「関東一のツッコミ王」。
現在は改名当初よりは肩の力を抜いたスタイルであり、「ツッコミを忘れている」と言われることもある。
重度の天然ボケかつ方向音痴で、お酒が好きすぎて痛風を患っている。
「内村プロデュース」の企画で物ボケをしようとした際に、両足の膝靭帯を立て続けに断裂している。
(2004年3月に【左足の膝】前十字靭帯断裂。→2004年6月に【右足の膝】前十字靭帯断裂。)
軽い歩行や階段の上り下りなど、日常生活に支障が出ないレベルまでの応急処置はしたが、未だに「膝がぐにゃぐにゃ」状態のままである。
治さない理由として「完治させる為には、再建手術と数か月以上のリハビリ期間」が必要だと診断されたためで(給与が歩合制で、無収入の期間が出来る事への不安から)家族と相談した結果、現在も両膝の再建手術は行っていない。
そのため、医者から激しい運動やスポーツをする際は必ず「両膝にサポーターを着用するように」とキツく言われている。
不健康ぶりも相まって、ポンコツ芸人という括りで山崎邦正や出川哲朗と共演したこともあった(ただし本人曰く、「邦正とか出川さんとはジャンルが違う!」とのこと)。
「20代の内に結婚がしたかった」という自身の考えがあった為、仕事が減少していた1996年に結婚している。現在は二児のパパであり自身が出演する番組で子どもが登場した際は、いつも仕事を忘れてデレデレになるかなりの親バカ。今でも「みゆみゆ」ことみゆき夫人の事が大好き。
大雑把なイメージがあるが、神経質な大竹の話に「分かるわー」と同調することも多い。三村の元運転手・吉村君によると「大竹のことばかり褒めると機嫌が悪くなっちゃう。」とのこと。
趣味は野球。小学生の頃に所属していた野球チームの試合を観に来ていた巨人の王貞治選手に「頑張れよ」と激励してもらったのが嬉しくて、それ以降一貫して巨人ファンである。
その他の趣味はTVゲーム、水泳、暗算、読書、整体マッサージなど。娘が応援している関ジャニ∞や、息子が愛読しているONEPIECEにもハマっている。
ゲームに関しては、過去にどうぶつの森、ファミスタ、戦国無双、海賊無双、みんなのゴルフなどをプレイしたエピソードを番組やツイッターで語ったこともある。好きなポケモンはカビゴン。
2013年にリンカーンの企画で始めたTwitterに超ハマっており、ほぼ毎日ツイートしている。大竹やロケ先で撮影した写真をアップすることもある。機械オンチなのに。時々酔った勢いで余計なことをつぶやいて炎上する。
笑いに対しては非常に熱い。ホリプロの養成学校の宣伝に自分達の写真が掲載されていたのをたまたま目にした時に、「俺らに会えると思って来ちゃう奴もいるかもしれない」とノーギャラでの特別授業を買って出たこともある。
大竹については「全仕事面倒臭がらないのが凄い。100点は出さないけど確実に80点は出すタイプ」と語っている。相方の好きなところは「俺の家族を褒めてくれるところ」。嫌いなところは「本番前のトイレが長いところ」。
大竹一樹
1967年12月8日生まれ・東京都墨田区出身・身長170cm・O型
独特かつ唯一無二でシュールな世界観「大竹ワールド」を繰り広げるコントの鬼才。さまぁ~ず単独LIVEのネタ作りやコントの脚本を手掛けている(近年ではさまぁ~ず冠番組の放送作家を務める事もある)。
幼少の頃から「エマニエル夫人」などをキッカケに、長らく洋物AVにハマっていた。
狭窄を患っているため「狭窄さん」とイジられることがある。
三村とは対照的に長らく独身を貫いていたが、2011年に当時フジテレビアナウンサーで現在はフリーで活動している中村仁美と入籍。
翌年に長男(龍臣くん)、2015年に次男(泰雅くん)、2019年には三男(鷲くん)が誕生し、晴れてコンビでパパ芸人となった。
ちなみに独身時代のイメージもあり勘違いされやすいが、入籍→懐妊→披露宴という順に済ませているため、いわゆる「できちゃった婚」ではない。尚、式の引き出物がショボかったとかは、言わないように。
家庭では尻に敷かれているらしく、トークなどで恐妻家エピソードが出るたびに「怒られちゃうから…」と言ってごまかそうとする。といいつつ数年おきに子供を拵えてるあたり、夫婦仲はまだ良好に値する模様。
息子の影響で見始めた仮面ライダーにすっかりハマっているようで、仮面ライダードライブに出演していた内田理央と共演した際には「霧子じゃん!」、「チェイスが死ぬとこすげー泣いた」と発言している。子供におもちゃをあまり買い与えない代わりに、段ボールとガムテープで自作したライダーグッズを息子に与えている。
長年メガネを着用しているが、最初から視力が悪かった訳ではない。元々は三村との見た目の差別化の為に着用していただけで、レンズには度数が殆ど入っておらず、健康診断で「裸眼で両目の視力2.0」を計測していた時期もあった。しかし、40歳を超えてから老化で少し視力が悪くなっているという。
プライベートではかなりの几帳面で、悪く言えば神経質な性格。(稀に満塁ホームラン級の天然ボケも出す時もある。)神経質な割には自身の健康面には無頓着で、三村ほどではないがこちらもなかなかの不健康ぶり。某番組で肺が「 ん 」の疑いがあると診断されたことがある。
自身のマネージャーをはじめ、コンビニや喫茶店、ファストフード店の店員、CAなどのガサツ(雑)な対応が許せず、トーク番組ではそれに対する不満を話の種にすることが多く、時には三村に「クレーマー」呼ばわりされることも。
ただし、雑な対応(接客)を指摘した店舗関係者から後々感謝される事もあり、「モヤさま」ロケ中に『あの時はありがとうございました』と一般女性に声をかけられて、詳しい事情を聞くと『大竹さんが「さまぁ~ず×さまぁ~ず」で指摘していた雑な店員の母親です。』と告げられ『店員本人が、さまぁ~ず×さまぁ~ずの放送を観ていて「自分の事だ・・」と気付き雑な対応をしていた事を反省。『大竹さんに指摘された雑な対応(接客)を直したら、他のお客や店長に褒められました。』とお礼を言われた事もある。
コントでは自身が極度に雑な(あるいは、ワケがわからない言動をする)人を演じ三村にツッコませることが多く、日常の不満を笑いに反映させている節がある。テレビ番組などの出演時の口癖は「出た」「出ました」。
三村については「0点も出すけど、100点を出す。2割1分8厘の40本でしょうね」と語っている。相方の好きなところは「俺に憧れてるところ」。嫌いなところは「物を無くしちゃうところ」。
(余談だが、独身時代はかなりモテていたとか。元カノの某有名モデルにも「あんな良い人いなかった」と言わしめるほどの伊達男っぷりである。)
ちなみに再ブレイク以降、さまぁ~ずがメインで出演する民放番組名に「さまぁ~リゾート」「Qさま!!」など、自分達のコンビ名を入れた番組名になっているのは、大竹の『さまぁ~ずの芸風は【10人の観客が居たら、10人全員が絶対に笑える。】という芸風ではないし、俺らの事を好きじゃないって人も居る。
そういうあんまり好きじゃないって人達が、たまたまテレビとか観てて「うわ最悪!!さまぁ~ず出てる…」って感じになって嫌な気分になってほしくないから、テレビ欄とかを読んでいる段階で、番組名だけ見て「さまぁ~ずが出てる」と分かる様にしたい。』という視聴者への配慮によるものである。
略歴
- もともとは高輪台高校の同級生であり、1989年に「バカルディ(家にあった洋酒からその名を拝借した)」として活動を開始、たちまち評価され各局にレギュラー番組を持ち「ダウンタウン、ウッチャンナンチャンの次はバカルディだ」とまで言われていた。
- しかし90年代半ば頃からメディアへの露出が激減。一時は10本近くあったレギュラー番組が全て終了し、しばらく不遇の時期を過ごすことに。※ただ、その頃もライブでは負け無しだったという。
- 2000年、ウンナンの番組で、海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)との対決に敗れ「さまぁ~ず」に改名。この頃から、内村の番組への積極的な起用(特に内Pでの活躍が目覚ましかった)や、岡村隆史がラジオなどで三村のモノマネを行なっていたことなどもあり、再び注目され始める。前述の三村ツッコミや、大竹の悲しいダジャレ、マイナスターズなど比較的分かりやすく、なおかつ独特なネタが持ち味であった。
- 2000年代半ば以降は、ゴールデンタイムから深夜番組まで幅広く活躍出来るコンビとして人気が定着。
2014年には、「NHKを含む民放キー局6つに同時にレギュラー番組を持つ」快挙を達成。
(NHK「突撃!アッとホーム」、日本テレビ「ネリさまぁ~ず」、テレビ朝日「Qさま!!」「さまぁ~ず×さまぁ~ず」、TBS「世界さまぁ~リゾート」、テレビ東京「モヤモヤさまぁ~ず2」、フジテレビ「さまぁ~ずのご自慢列島ジマング」で達成。)
この記録は芸能界全体で、国分太一に次いで2組目。お笑い芸人では史上初の記録である。
列挙した通り、経歴としてはかなり浮き沈みが激しいものとなっている。2000年以降にようやく、再ブレイクを果たしたが(過去の【不遇の時代】を経験している為)本人達曰く「これで安泰だ、と思ったことは一度もない」という。
2020年8月にYouTubeチャンネル「さまぁ~ずチャンネル」を開設した。2022年4月現在の登録者数は約54万人。ホリプロ協力ということもあり、ロッチやダイアンなど芸人がゲスト出演している動画が多い。
芸風
コントがメイン。先述の通りネタは大竹がメインで作成して三村がツッコミのフレーズを考える、というスタイル。
稀に漫才をやることがあり、その際は「夏だから、さまぁ~ず!(夏以外の季節では「○○なのに、さまぁ~ず!」に変わる)と言いながら汗を拭うポーズをする、という挨拶をツカミで行う。大竹はこの挨拶をやらずに無視して三村が「やれよ!」とツッコミを入れるパターンもある。
また、両者とも大喜利には滅法強い。片方の回答にもう片方が乗っかってくることもしょっちゅう。
コンビ仲
- 苦楽を共にしてきた為かコンビ仲は非常に良く、それぞれが所帯を持った現在でも、家族ぐるみでの付き合いがある。本人達は「キャイ~ンの次に仲が良いコンビ」を自称している。※ただし特に芸風として押し出している訳ではなく、第三者から仲の良さを指摘されることの方が圧倒的に多い。
- 下積み時代は2人で一緒に、喫茶店のウェイターや海の家店員、洋服店店員などのアルバイトをやっていた。
- 90年代中盤、仕事が徐々に減少していた時期に、当時大人気番組であった「ボキャブラ天国」から出演依頼があったが、三村の「あんなヨゴレ番組では、大竹の笑いを活かす事も、出す事も出来ない。それよりも今は、ライブを観に来てくれるお客さんの為に、大竹にコント作りの時間をあげたい」という理由から、断っていた。
- 長らく独身を貫いていた大竹に、三村が「大竹さんが結婚したら、俺んとこの子どもと、大竹さんとこの子どもが一緒に遊んでる姿を見るのが夢なんだ」と言い続けていた。
- 大竹の結婚式の際、「新郎の希望」ということで、三村家は大竹の「親友」かつ「親族」として招待され、大竹両親ら親戚と同じテーブルに座っていたという。
- 2012年、大竹に長男が誕生し、三村家に大竹家が遊びに行った際、三村の長女と長男が大竹の生まれたばかりの長男をあやしている姿を見て、三村は感動のあまり泣いてしまったという。
- 旦那同士のみならず嫁同士も仲が良く、旦那達が知らない所で嫁同士が会い食事したり交流を重ねているという。
- 2人が17歳で出会って以降、プライベートで「本気で怒って喧嘩したのは1度」だけ。
(喧嘩の原因は、大竹が使用していた枕の上に、三村がゴキ〇リを叩き落としてしまったから。) - かなりの神経質で知られる大竹は、自分以外の人間が飲んだ「飲食物」や「物」に触る事を嫌がる事が多いが、唯一「三村が飲んだ(触った)やつだけは、何の気兼ねなく触れる。」という。
- お互いの良い所だけでなく、悪い所も理解し合っており、雑誌のインタビューや番組視聴者から大竹へ「三村さんのポンコツに対して、怒ったりしないのですか?」という質問に対して、「怒らない。『(三村さんは)昔っからそういう人間。』と知ってるので全部受け入れてます。だから今まで酒に酔った三村さんに、眼鏡を踏まれて壊された事も何回もあるし、お気に入りのTシャツの上にゲ〇吐かれた事も沢山あります。けどそうなった時に酒に酔った三村がどういう状態になるかは俺が一番知っているし(三村自身も悪気があってやった訳じゃないのも知ってるから)、三村だけが悪いのではなく『踏まれそうな場所に眼鏡を置いてた自分も悪い。』『吐かれそうな場所にTシャツを置いてた自分も悪い。』」と答えている。
- 携帯電話を一緒に買いに行き、一緒に新規契約した(携帯番号が2個違いで覚えやすかった為、今でもお互いの番号だけはソラで言えるとのこと)。
- 電車(新幹線)や飛行機等での移動中や、一緒に食事をする際は基本的に隣通し・もしくは斜向いで座るという。理由は下記の連れションと同じ。
- 仕事場に車で向かう際は、どちらかが車を出してお互いの自宅まで送迎していた(三村が道が覚えられない為、大竹送迎用の運転手を雇っていたが、近年では揃って酒を呑む機会が増えた為、2人共運転手を雇っている)。
- TV収録やライブの本番前に2人で連れションに行く事が多い。本人達によると「知らないオジサンに隣に来られるより、知ってるオジサンの方が気を遣わないからマシだから」とのこと。
- 結成20年以上経った今でも一緒の楽屋で野球観戦したり
、世間話をして過ごしている。また、年末年始には三村家・大竹家で旅行に一緒に行っている
事が多い。
- 本番前の楽屋で2人が世間話やプライベートでのエピソードトークが盛り上がり全部喋ってしまったため、トーク番組の本番で喋る用のネタが無くなってしまった事がある。
- その為スタッフにお願いして「大竹部屋」「三村部屋」と楽屋を2部屋用意してもらい別々に行動していたが、しばらくすると三村が大竹の楽屋に「寂しかった」という理由で遊びに行くようになり、結局1部屋に戻している。(※「さまぁ~ず×さまぁ~ず」収録時のみ個別の楽屋を使っていた)
セクハラおじさんの皮を被った紳士
- 二人とも下ネタが大好き。ともに既婚、三村に至っては年頃の娘がいるにも関わらず、女性の共演者にセクハラ的な言動を繰り出すこともしばしばである。
- 一方で彼らを慕う女性タレントも多く、特に事務所の後輩である優香は、「大竹さんの結婚が決まった時は嫉妬した」「苦手な共演者のことで、親よりも先に三村さんに相談した」といったエピソードを話したことも。
- 「モヤさま」で長らく共演していた、代表的なセクハラ被害者でもある大江麻理子アナは、彼らの下ネタについて「カメラが周ってない所では、すごく紳士で優しいし(セクハラの内容が中学生レベルで)品位に欠けているわけではないから怒りは全くない」「私が嫌がらないセクハラのさじ加減を分かっている、セクハラおじさんの皮を被った紳士」とNHKあさイチ出演時に語っている。
- 総じて女性の扱いに非常に長けており、女性共演者を魅力的に映すのもさまぁ~ずの特長のひとつであろう。テレ東の大江アナ、狩野アナをはじめとした各局の女子アナや、事務所の後輩でもある優香や板野友美、大堀恵、あびる優など、さまぁ~ずとの共演を足がかりにそれまでのイメージを覆したタレントは少なくない・・・と思う。
- しかし、YouTubeチャンネル開設時に三村がみゆき夫人から「子供や若い人も見るから下ネタは止めて」と言われたため、チャンネル動画内では抑えている。トーク中にポロリする時もあるが。
現在の主なレギュラー
- [TV]Qさま!! 月曜21:00~21:54 テレビ朝日
- [TV]モヤモヤさまぁ~ず2
日曜21:00~21:54 テレビ東京
- [TV]世界さまぁ~リゾート 土曜24:00~24:30 TBS
- [web]内村さまぁ~ず
隔週月曜更新 Amazonプライムビデオ ※TOKYO MX・テレビ神奈川等一部地域で地上波放送中、ひかりTV・DMM.com・ShowTimeで過去作品配信中
- [TV]紙とさまぁ~ず 水曜26:35~27:05 テレビ東京
終了した番組
- [TV]さまぁ~ず×さまぁ~ず 月曜26:21~26:51 テレビ朝日
- [TV]マルさまぁ~ず 木曜24:55~25:25 TBS
- [web]トゥルルさまぁ~ず 毎週月曜更新 BeeTV(dTV)
- [TV]さまぁ~ず論 月曜25:56~26:12 テレビ朝日
- [web]さまぁ~ず東京 月一有料配信 ※一部分のみテレビ東京で地上波放送
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関連コミュニティ
外部リンク
- さまぁ~ずプロフィール(ホリプロ)
- Twitter:三村マサカズ(@hentaimimura)
- Twitter:大竹一樹(@taketakeyakiimo)
- YouTube:さまぁ~ずチャンネル
- チャンネル公式Twitter
関連項目
- 芸人
- ホリプロ
- ウッチャンナンチャン
- 内村光良
- つぶやきシロー
- マイナスターズ
- ヤマダ電機(1990年代にイメージキャラクターとしてテレビCMに出演。その撮影の休憩時間に適当に歌っていた鼻歌が元となり、現在のイメージソング「ヤマダ電機の唄」が誕生。)
- 玉職人
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