| ラジオ日本 | |
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| Radio Nippon | |
| 基本情報 | |
| 略称 | RF |
| 国 | 日本 |
| 所在地 | 神奈川県横浜市中区長者町5丁目85番地 |
| 運営事業者 | 株式会社アール・エフ・ラジオ日本 |
| 放送対象地域 | 神奈川県域 |
| ラジオ周波数 | 1422kHz(AM/中波) 1485kHz(AM小田原局) 92.4MHz(FM横浜局) |
| ラジオ系列 | 独立放送局(系列無所属) |
| コールサイン | JORF |
| 開局年月日 | 1958年12月24日 |
| 設立年月日 | 1958年8月15日 |
| 備考 | |
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| 放送局情報テンプレートボックス | |
ラジオ日本(株式会社アール・エフ・ラジオ日本)
川崎幸放送局(神奈川県川崎市幸区)1422kHz
住所:神奈川県横浜市中区長者町5丁目85番地
東京支社:東京都港区麻布台二丁目2番1号 麻布台ビル
略称:RF(コールサイン:JORF)
系列:独立局
株式会社アール・エフ・ラジオ日本は日本のAMラジオ局。通称1422ラジオ日本。
旧社名はラジオ関東。今も50代以上のリスナーには旧愛称の「ラジ関」の方が通りがいい。
非常に立派な社名(NHK国際放送やニッポン放送とまぎらわしく、ニッポン放送とは裁判沙汰になった。また日本テレビの系列を一目で連想させる名前だが社名変更当初は関係は薄かった。いろいろあった末現在は子会社)ではあるが、TBSラジオ・文化放送・ニッポン放送などの在京局とは違い、あくまで神奈川県域局である。電波送信所の親局は神奈川県川崎市幸区にある「川崎幸放送局」である。
概要
放送局としての存在感は地味。とにかく地味である。
東京支社を主な番組制作拠点にしたりして、がんばって在京局のふりをしているが、ちょっと無理。横浜本社に放送設備が何一つなくて、国の監督官庁から怒られたこともある。
「ラジオ関東」時代は「全米トップ10」という洋楽チャート番組、「大滝詠一のGO! GO! Niagara」「スネークマンショー」といった先鋭的な若者向け番組もあり、在京局にはないテイストを持つマニアックなラジオ局であった。
そのため、当時から地味ではあったものの、固定ファンも少ないながら存在した。
日替わりパーソナリティを売りにした夜ワイド番組「電撃わいどウルトラ放送局」で演歌界の重鎮であった三橋美智也をパーソナリティに起用し話題を呼んだ。これにより当時の若者が三橋を再評価し、彼の再ブレイクを起こすきっかけを作った。また女性アイドルの番組も多く放送されていた。
1977年11月に後楽園球場での巨人戦独占中継権を獲得、以後読売新聞とのつながりができる。この時にTBSラジオが筆頭のJRNやニッポン放送及び文化放送が筆頭のNRNとの間で非常に険悪な関係となる。更にラジオ関西が巨人戦の中継が出来なくなり、やむなくラジオ関東の条件を呑んだことでNRNから除名処分となる事態を起こす(ただし、複雑な事情があったため完全な除名では無い)。
この流れから、NRNとJRNがラジオ関東の締め出しを図ったものの、巨人戦が聴けない全国の巨人ファンから批判を受け、結局TBSラジオは読売新聞・ラジオ関東と関係を改善し、1979年春からTBSラジオは巨人戦の中継をすることが可能になった。
巨人戦という最高の稼ぎ頭を手に入れたラジオ関東は、社名を「ラジオ日本」に変えようとした。しかし、ニッポン放送と紛らわしい、NHKの国際放送と同じ名前であるということで両局からクレームが付き、結局社名の頭にコールサインが由来の「アール・エフ」が付けられ、1981年に現社名に変更した。愛称として「ラジオ日本」を併用している。
社名変更以後からラジオ日本の状況は激変する。「遠山の金さん」のモデルになった江戸時代の町奉行・遠山景元の子孫とされる、遠山景久がワンマン社長として君臨し、無茶苦茶な経営を行って深刻な経営難に陥ることとなった。
1982年に「社会の木鐸」なる宣言を発表し、反共・タカ派の色が強くなり、若者向けのロック・ポップス・アイドル番組などを大幅に削減、ついに1989年春改変以後、若者向けの番組を完全排除する方針に移行した。この大混乱により多くの人気番組が打ち切られ、1991年7月にはとうとう「演歌・歌謡曲・ジャズと巨人戦しか放送するな」という遠山の鶴の一声が飛び出し、3月に始まったばかりの「林原めぐみのHeartful Station」が突然打ち切りになる(同年10月からラジオ関西で再開、2015年まで続いた大長寿番組となった。)[1]
そして、自分の意に反する社員を閑職に追いやり、最終的に辞めさせるというパワー・ハラスメントも行った。
年配やドライバー、保守層からは支持を得たが、無茶苦茶な編成を行ったために元々高くはなかったラジオ日本の聴取率は更に急降下した。しかし、巨人戦という大きな後ろ盾があったためになんとか倒産の事態は避けられていた。
1990年代に入り、長年の遠山の行動に幹部は反感を持ち、中波ラジオ局が欲しかった読売新聞と結託して、クーデターを決行。まず、1993年春に読売がNRN系列に巨人戦の放送権を与えて、ラジオ日本の経営基盤を弱体化させた。[2]そして、1993年末の取締役会で会長になっていた遠山氏を「代表にはふさわしくない」という名目で解任し追放。挙げ句の果てには「無謀な経営によりラジオ日本へ損害を与えた」と訴訟を起こされ、自宅などの資産を差し押さられるという末路に至った(なお、解任された当日、本人は遅刻にも関わらず、定時開催を要求していたという)。
その後、読売新聞は立て直しという名目で経営に関わることとなり、幹部は遠山の追放、読売は中波ラジオ局の獲得という両者の目的は達成された。
現在は同じ読売新聞傘下の日本テレビの子会社となり、日本テレビのアナウンサーがラジオ日本に出向してラジオ場組を持つなどの関係になっている。
クーデターから20年以上経つも未だ不安定なところも目立ち、全国の中波各局で進んでいるFM補完放送の実施が本州で最も遅かったり(後述のように2020年3月開局)、相変わらず予告なしにいきなり打ち切りという状況は発生しているものの若者向けの番組は復活しつつあり、かつて放送されていた洋楽チャート番組も復活している。また近年のアイドル戦国時代にのっかり、2012年以降女性アイドル番組を急増させ、2015年4月からは平日深夜帯の番組[3]を「ラジオ日本NEXT」と名付け、アイドルや若手俳優の番組で固めた時間帯としている(それに続く深夜番組も似た傾向の時間帯になりつつある)。またプロ野球中継では巨人戦だけでなく千葉ロッテ戦の中継も行うようになった。
その一方、現在も演歌番組やジャズ番組が幅を利かせ、遠山時代の名残が見え隠れするが、ビートルズやプレスリーを特集する番組も放送されており、高齢者向けの編成の一環とも言える。長年継続していたミッキー安川の番組はミッキーの死後も息子に代替わりして続いていたが2020年3月をもって終了、38年に及ぶ歴史に幕を下ろした(ちなみに4月からは声優としてもお馴染みの杜野まこによる情報生ワイド番組になった)。
同じ独立系AMラジオ局であるぎふチャン、ラジオ関西と協力関係にある。一方で東京のラジオ局・ライフライン各社で構成される災害時の共同放送組織「ラジオライフラインネットワーク」では、東京にも拠点があるためか在京局以外では唯一の参加となっている。
土日競馬中継と並ぶメインコンテンツの一つといわれているジャイアンツナイターの2015年の中継状況は、巨人戦の東京ドームホームゲームのみの中継だったが、2016年度はTBSラジオをキー局とするJRN系列のナイター中継に、巨人ホームゲームの一部をラジオ日本が制作協力して中継することを決定。これにより、一時縮小していたTBSラジオの巨人ホームゲームが増加し、近年中止していたラジオ日本の巨人ビジターゲームの中継がJRN協力により復活する(以前は中日巨人戦を、CBCラジオの制作協力でラジオ関西と2局ネットで中継していた)。
本局が川崎にあることから、電波が届きづらい県南西部をカバーするため、小田原市に中継局(小田原放送局)を開設しており、以前は小田原支局として平日午後に独自編成のローカルワイド番組を放送していた。一方で2020年3月には横浜にFM補完中継局を開局、民放AM局としては一番最後のワイドFM開始となった。
アニラジ
現在は細々とやっている状況であるが、2013年には新番組を始めていたりと何かと続いている。期間限定で放送される番組が度々ある。
かつては「ウハウハ大放送 アニメストリート」という90分番組が長年放送されていたが、事実上終了してしまった。
一時期、ラジオ大阪制作のアニラジをネットし、「1422 V-STATION」という枠名で放送されていたことがある。
直近では「やっぱりSが好き~SAY YOU!LOVE ME!」が放送されていたが、2019年12月に放送終了。再びラジオ日本のタイムテーブルからアニラジ番組が姿を消してしまった。
アイドル番組
2009年秋に始まった「菊地亜美の1ami9」を皮切りに、女性アイドルがパーソナリティを務める番組を深夜帯を中心に放送するようになり、特に2012年以降急激に数を増やしている。
※2019年5月現在の番組。◎はラジオ日本NEXT。※は他局にネットされている番組
- レプロエンタテインメント関連
- アップフロントグループ関連
- エイベックス関連
- AKB48グループ関連
- 高柳明音の生まれてこの方
- アイドル声優関連
- その他のアイドル番組
- アイドルが頻繁に出演する番組
- 終了した番組(一部)
- ℃-ute キューティー☆パラダイス
- 菊地亜美の1ami9
- BZS1422
- BiSのビッスン?
- 東京女子流 小西彩乃のこにたん今夜もにっこにこにたん!
- M!LKの牛乳ビンは卒業しました。
- 夏江紘実 エンタメドライブ!
- 佐藤亜美菜のこの世に小文字はいりません!
- X21 吉本実憂カラフルボックス
- 赤マルダッシュ☆の試しにいっぱい召し上がれ!!!!
- Dream5 日比美思 玉川桃奈のみこたま放送局。
- 渡辺舞と永尾まりやのTuesday Night
- 週刊 小林ゆう
- GEM伊藤千咲美&西田ひらりのちさひらcafe
- 斉藤雪乃のイチバンセン!
- 竹内渉と片山陽加のみゅーじっく☆ほりっく
- かわさきレインボースタジオ(前田沙耶香・川崎純情小町☆)
関連動画
削除状況
| 動画 | 削除理由 |
林原めぐみのHeatful Station ラジオ日本第1回放送
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著作権侵害(番組音声) |
林原めぐみのHeatful Station ラジオ日本最終回放送
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著作権侵害(番組音声) |
・・・ほか多数
外部リンク
関連項目
関東地方のAMラジオ局
脚注
- *当然、この一件で声優業界や林原が所属するキングレコードとの関係は最悪になり、現在に至るまで完全な修復には至っていない。現在ラジオ日本にレギュラー出演しているキングレコード所属アーティストは一部の演歌歌手に限られており、アイドル番組が多い割にアニラジやAKB48関連の番組が少ないのもこの件の影響と思われる。
- *この時、TBSラジオも煽りを喰らう羽目になり、報復としてそれまでTBSラジオで放送されていた「読売新聞ニュース」を打ち切った。
- *スタートから2015年12月までは深夜2時~3時、2016年1月から2017年3月までは深夜1時~2時、2017年4月~2019年3月までは22時~22時半、2019年4月からは平日23時、土日22時から30分
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