TBSラジオ | |
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TBS Radio | |
基本情報 | |
略称 | TBS、TBS-R |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都港区赤坂5-3-6 |
運営事業者 | 株式会社TBSラジオ |
放送対象地域 | 関東広域圏(関東7都県) |
ラジオ周波数 | 954kHz(AM/中波) |
ラジオ系列 | JRN |
コールサイン | JOKR |
開局年月日 | 1951年12月25日 |
設立年月日 | 2000年3月21日 |
備考 | |
放送局情報テンプレートボックス |
株式会社TBSラジオ (TBS RADIO,Inc.) とは、関東地方をエリアとするAMラジオ放送局である。
概要
1951年12月25日、「ラジオ東京」として開局。1960年11月29日に社名が「株式会社東京放送」(TBS)に改称したため、現在の「TBSラジオ」が使用されるようになった。
もともとはTBSテレビと同じく株式会社東京放送(TBS)が運営していたが、2000年3月にラジオ部門が分社化され、株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(TBS Radio & Communications,Inc.、TBS R&C)が設立された。2001年10月には放送免許をTBSから継承。2016年4月1日付で社名を株式会社TBSラジオに変更、これにより商号と対外呼称、呼出呼称が統一された。
2011年1月31日、1992年から続いていたAMステレオ放送が終了。在京局で一番最初に終了した。
IPサイマルラジオ協議会に参加しており、2010年3月15日からradiko.jpにてインターネットサイマル放送を行っている(AMステレオ放送は2011年1月31日に終了したが、radikoではそのままステレオで配信されている)。また、2015年12月7日からは文化放送、ニッポン放送と共に東京スカイツリーからFM補完放送(ワイドFM)を開始、90.5MHzでも聴取可能である。
特徴
2001年8月期聴取率調査より現在まで10年以上に渡り首都圏におけるラジオ聴取率において全局トップを記録し続けていた。
「磐石な高聴取率は、1970年代よりTBSラジオを支えていた大沢悠里、永六輔、毒蝮三太夫といった、在京AMラジオ局でも特に高齢化が進んでいるパーソナリティの力量のおかげ」という指摘も長らく言われていたが、比較的に若い方である安住紳一郎、宇多丸(RHYMESTER)、ジェーン・スーなどの功績もあって、世代交代はできそうだという見方が優勢となっている。また、生え抜きのみならず、森本毅郎・荒川強啓・赤江珠緒など他局出身のアナウンサー、伊集院光など他局出身のパーソナリティーを起用する傾向も強い。他にもTBSアナウンサー出身でフリーとなって「ニュースステーション」(テレビ朝日)のキャスターを務めた久米宏がNステ終了後に再びTBSラジオに戻ってきてパーソナリティを務めている。
このように、在京AMラジオ局においてライバル関係にあるニッポン放送の『良い時だけのニッポン放送』になぞらえて、他局で活躍したパーソナリティも積極的に再起用する姿勢から『パーソナリティ再生工場のTBSラジオ』と比較されることもある。
また、TBSラジオで活躍しながらも亡くなった人や当時はTBSで活躍していた人も多々いることを忘れてはいけない。
ところが2018年12月より聴取率よりもリアルタイムで聴取状況を把握できるradikoのアクセスデータを重視する体制に移行。あわせて聴取率調査週間(スペシャルウィーク)での局全体を挙げた施策も取り止めた(番組独自のは行われているが)。もちろんこのことが悪いとは必ずしも言えないが、後述の番組改編もあわせた改革が裏目に出てしまい、聴取率調査ではTOKYO FMやJ-WAVEなどのFM局に1位を奪われ、radikoのデータでもニッポン放送に大きく水をあけられるという、以前の盤石さから考えると凋落著しい状況となっている。
番組編成
番組編成の特徴として、在京AM局の中でも比較的高年齢層に向けた番組を編成する傾向がある。いわゆる「夜ワイド」と呼ばれる平日22~23時台の生ワイド番組を他局に先駆けて若者向けから青年層以上向けに切り替えたなど、この編成の特徴が見られる。
2000年代半ばより高齢化の進んだ従来のパーソナリティから次の世代のパーソナリティへのバトンタッチが進んでおり、2015年には「土曜ワイドラジオTOKYO」のパーソナリティが永六輔からナイツへ、2016年には平日午前帯のワイド番組が「大沢悠里のゆうゆうワイド」から「伊集院光とらじおと」「有馬隼人とらじおと山瀬まみと」「ジェーン・スー 生活は踊る」へ、2019年には夕方の報道番組『荒川強啓 デイ・キャッチ!』から『ACTION』へと、立て続けて大改編が行われ話題となった。
その一方で『らじおと』『生活は踊る』は金曜版を終了し『金曜ボイスログ』を開始、『らじおと』に至っては伊集院光と局側との軋轢もあってか打ち切り(後番組に『パンサー向井の#ふらっと』が開始)、11年続いてきた『たまむすび』も赤江珠緒の事情もあって11年の歴史に幕を下ろす(後番組は月~木曜に『こねくと』、金曜は前番組の外山惠理・玉袋筋太郎コンビが続投して『金曜ワイドラジオTOKYO えんがわ』が開始)、『ACTION』も人気が出ず打ち切り夜の報道番組『荻上チキ・Session-22』を移動・改題、空いた夜間枠に『アシタノカレッジ』を編成、『週末ノオト』『大沢悠里のゆうゆうワイド土曜日版』を終了させ『井上貴博 土曜日の『あ』』を始めたはいいものの、15時台の枠が埋まらず1年間同番組を拡大放送するなど、かつてでは考えられなかった不安定さが垣間見えたりもする。
また、開局の翌年にあたる1952年にラジオで初めてプロ野球中継を放送、以後60年以上の長きにわたり放送を続けていたが、聴取率や広告収入の低下と共にニーズの多様性に応えるため、2010年に土日の中継を終了、さらに2017年度をもって日本シリーズやクライマックスシリーズを含めプロ野球中継から全面撤退した。
このプロ野球中継の平日分の後番組として、2018年春より宇多丸をパーソナリティに据えた「アフター6ジャンクション」がスタートしている。
在京民放AMラジオ局の中では最も早く、通常は放送休止時間帯である日曜深夜に月1~2回程度ながらもレギュラー番組が存在している。1990年代末から「北野誠の世紀の雑談」「月刊愛川欽也・キンキンのパックインミュージック」など変遷し、現在は「文化系トークラジオLife」を放送中。
アニラジについては今は「林原めぐみのTokyo Boogie Night」程度しかなく、深夜アニメ製作に積極的なTBSテレビやアニラジを局のメインコンテンツの一つに据えている文化放送とは一線を画する。ただ声優をパーソナリティに据えた番組を制作したことがないわけではなく、過去には神谷明が平日午前帯のワイド番組「うきうきワイド こんにちワ神谷明です」でパーソナリティーをしていたことがあったり、平日深夜帯にアニラジ番組コンプレックス枠「ファンタジーワールド」を設置していたり、ラジオ大阪制作のアニラジ番組をネットしていた時期もある。
主な番組
※土・日にも放送されている帯番組は平日番組に表記。
平日
早朝~朝
午前
昼
夜~深夜
- アフター6ジャンクション(月~金・18時~)
- アシタノカレッジ (月~木・22時~)
- 武田砂鉄のプレ金ナイト(金曜・22時~)
- 空気階段の踊り場(月曜・24時~)
- アルコ&ピース D.C.GARAGE(火曜・24時~)
- うしろシティ 星のギガボディ(水曜・24時~)
- ハライチのターン!(木曜・24時~)
- マイナビ Laughter Night(金曜・24時~)
- JUNK (月~金・25時~)
- CITY CHILL CLUB(月~金・27時~)
土・日
- 土曜朝6時 木梨の会。(土曜・6時~)
- 土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのチャキチャキ大放送 (土曜・9時~)
- 井上貴博 土曜日の『あ』(土曜・13時~)
- TALK ABOUT(土曜・22時~)
- エレ片のケツビ! (土曜・25時~)
- 東京ポッド許可局(土曜・26時~)
- 地方創生プログラム ONE-J(日曜・8時~)
- 安住紳一郎の日曜天国 (日曜・10時~)
- 爆笑問題 日曜サンデー(日曜・13時~)
- 林原めぐみのTokyo Boogie Night (日曜・24時~)
- 高見沢俊彦のロックばん(日曜・24時30分~)
- 文化系トークラジオLife (偶数月第4日曜・25時00分~)
過去の代表的番組
※番組開始年順。
- 秋山ちえ子の談話室 (1957年~2002年)
- 全国こども電話相談室 (1964年~2008年)
- バックグラウンド・ミュージック (1964年~2009年)
- パックインミュージック (1967年~1982年)
- 永六輔の誰かとどこかで (1967年~2013年)
- 永六輔の土曜ワイドラジオTokyo(1970年~1975年)
- こんちワ近石真介です(1971年~1985年)
- 小沢昭一の小沢昭一的こころ (1973年~2012年)
- いすゞ 歌うヘッドライト (1974年~2001年)
- らんまんラジオ寄席(1974年~2022年)
- 榎さんのおはようさん~! (1978年~1998年)
- 五木寛之の夜(1979年~2004年)
- コサキンDEワァオ! (1981年~2009年)
- ラジオはアメリカン(1981年~1996年)
- 若山弦蔵の東京ダイヤル954(1983年~1995年)
- スーパーギャング(1984年~1992年)
- SURF&SNOW(1985年~1996年)
- 大沢悠里のゆうゆうワイド (1986年~2016年)
- 岸谷五朗の東京RADIO CLUB (1990年~1994年)
- 宮川賢の誰なんだお前は?!(1995年~1998年)
- UP's ~Ultra Performer'S radio~ (1995年~2000年)
- 荒川強啓 デイ・キャッチ!(1995年~2019年)
- BATTLE TALK RADIO アクセス (1998年~2010年)
- 伊集院光 日曜大将軍 (1998年~2000年)
- 伊集院光 日曜日の秘密基地 (2000年~2008年)
- 小堺一機のサタデーウィズ(2000年~2006年)
- ストリーム (2001年~2009年)
- あなたへモーニングコール (2001年~2013年)
- 夜な夜なニュースいぢり X-Radio バツラジ (2003年~2008年)
- 久米宏 ラジオなんですけど(2006年~2020年)
- ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル (2007年~2018年)
- 小島慶子 キラ☆キラ (2009年~2012年)
- ニュース探究ラジオ Dig (2010年~2013年)
- ザ・トップ5 (2011年~2016年)
- 菊地成孔の粋な夜電波(2011年~2018年)
- たまむすび(2012年~2023年)
- ジェーン・スー 相談は踊る (2014年~2016年)
- 伊集院光とらじおと(2016年~2022年)
- 有馬隼人とらじおと山瀬まみと(2016年~2020年)
- 週末ノオト(2020年~2022年)
削除状況
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動画 | 侵害権利 | 対象物 |
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夫に殺意を抱いたことありますか? (荒川強啓 デイ・キャッチ!) | ||
エレ片のコント太郎 小林賢太郎電話出演 | ||
バナナマンのバナナムーン08年6月9日 | ||
【ニコ生】GLAY-TERUコメント部分【RED RIBBON】 | 著作権 | RED RIBBON SUMMIT 2010~HIV検査数向上大作戦 |
注意というかなんというか
- TBSでは昔からテレビとラジオの各部門が互いにあまり仲がよくないので有名。分社化前にはテレビ・ラジオ共に一括で人材を取りその後配置していたので「テレビかラジオかで運命が変わる」と言われていた。テレビからラジオに異動することはTBSでは「島流し」と揶揄されることがあったり、逆にラジオではテレビの論調に批判的な姿勢を取る場合もある。(亀田問題など)
- 1990年代から長期低迷に陥っているTBSテレビと異なり、TBSラジオは2000年代以降首都圏で最も聴取率の高いラジオ局として君臨している。皮肉にもTBS本体からラジオ部門を切り離した途端に調子がよくなった。
- 「TBSはテレビとラジオで別物」という意識がリスナーにも深く浸透している経緯もあるため、TBSラジオについて語っている場所にやってきてTBSテレビの不祥事を叩くような話をすると、TBSラジオの熱心なリスナーに叩かれるので間違えないようにしましょう。
伝説
- 自局のコールサインを間違えてしまったアナウンサーがいる
- 野球中継で頑張りすぎて声が出なくなったアナウンサーがいる
- 生放送終了後スタジオブースを出ようとしたら何故か扉が開かなくなってしまい、最終的に外から扉をぶち破って救出されたパーソナリティがいる
- 本番中に居眠りしたアナウンサーがいる
- 本番中に興味本位でスタジオブース内から音声をオン・オフするミュートボタンを押して音声を途切れさせたアナウンサーがいる(最悪の場合、放送事故扱いとなる)
- 下ネタが異常に好きな美人女子アナがいる (豊胸に興味があるといい続ける、ちんちんが伸びるという童話の話に異様に食いつく)
関連動画
関連項目
- TBS
- AMステレオ放送 - TBS時代に日本初の1波方式(AFM方式、AM-FM方式)の実験をコールサインJO2KRとして深夜に実施
- 伊集院光
- 日本の放送局一覧
- 動画を削除した権利者一覧
- 小岩井ことり - 一部のステーションジングルを制作
関東地方のAMラジオ局
外部リンク
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