カイ=キスクとは、格闘ゲーム「ギルティギア」シリーズに登場するキャラクターである。
プロフィール
- 身長:178cm
- 体重:58kg
- 血液型:AB型
- 出身:フランス
- 誕生日:11月20日
- アイタイプ:青緑
- 趣味:ティーカップコレクション
- 大切なもの:みんなの笑顔→ディズィー、シン、みんなの笑顔(GGXrd)
- 嫌いなもの:ソル→自らの弱い心(GGXrd)
- 所属:聖騎士団→国際警察機構→イリュリア連王国第一連王
- CV:草尾毅
(GG2以降の設定) - 妻:ディズィー (内縁の妻。別名「木陰の君」。)
- 息子:シン=キスク (公式でアホの子。文字を読むのも辿々しい。こうなったのはソルのせい。)
性格・設定
性格
仕事、対人、自らのモラル、その全てにおいて実直であり、まじめ一辺倒な性格。正義をこよなく愛し、弱きを助ける姿勢は模範人間として出来すぎているほどである。しかしその反面、規則や秩序を乱すものに過剰な嫌悪感を抱きやすく、それが表面に出てしまう意外にもろい性格でもある。要するに自由に対するコンプレックスを抱いているのだが、本人はそのことに気づいていない。
「GG2」ではイリュリア連王国 連王という立場に就き、それ相応の風格や落ち着きを備えた。また、正義感溢れる心はそのままに、理想と現実の溝を理解した上で多くの人を幸福のために働く広い視野を身に付けた。
設定
~GGXX
- 容姿端麗、品行方正、文武両道、いわゆる完璧超人の若き天才。
- 16歳にしてギア討伐組織である聖騎士団団長に任命され終戦までそれをやり遂げる。聖騎士団解体後は、元団員らと共に国際警察機構の長官として治安に貢献している。初代ギルティギアの時点で21歳。
- 美男であることは女たらしのジョニー、面食いの紗夢がコメントから察するにかなりのもの。
- また、露出の少なさと線の細さについてブリジットに指摘されているが、ファウストの一撃必殺やパチスロの姿を見るに細マッチョというのが正しい。(それでも武道を修めた人間としては細すぎるが)
- 宝物「封雷剣」を賜り、ソルも認めるほどの剣技を持つだけでなく、理論体系化されている「法力」をほぼ全て操るなど文字通りの文武両道の戦いぶり。
- 紳士的で正義漢であり、常に大義と皆のために貢献すべきと考える男。しかし、組織の規律と自分を含めた感情とを分けて考えることができていない節があり、ソルから「坊や」と皮肉られている。
- ソル・バッドガイに対してはライバルと見ていただけだったのだが、聖騎士団を宝物「封炎剣」を盗んで抜け出した日から強く敵視するようになった。
- 基本的に争いは好まないのだが、ゲームの都合上ストーリーでは言いがかりをつけられて戦闘することが多い苦労人。
- 石渡氏は「2人の主人公を決めるとき、片方は騎士と決めていた」と語っている。
デザインは漫画『バスタード!!』の影響が強い(デザインと設定から同作のキャラ、ラーズ・ウルがモチーフと思われる。ダークヒーローに対して正統派という立ち位置、封神剣という剣術を扱う、声優が草尾毅等々)。
GG2~パチスロ
- GGXの後にハーフギアである「木陰の君」ことディズィーと結ばれ、息子のシンを授かる。しかし、ギアという生まれゆえに世間の悪意から守るべくシンをソル・バッドガイに預けるしかなかったなど、良好な家庭を築けなかったことを悔いている。
- 連王国国王の地位を得たが、実質的には妻子を種に脅されて就任した中間管理職に近いものであり、かなりフラストレーションが溜まっている。そのため戦闘シーンでは憂さ晴らしのためか大暴れする。
- GGXXAC+でも描写があるのだが、ソル・バッドガイとも和解している。ただし呼び寄せるときにはソルを賞金首にして世間にバラ撒くという嫌がらせに近い手段を取ったりしている。
- GG2本編に前後して、妻もまたギアの消失事件に巻き込まれ、消失しようとしたところを封雷剣の内包している全法力を行使し喪失するほどの結界で阻止するも、ギア消失の原因がわからない以上、無闇に解除できず、情報を持ってきたソルと共闘する事になる。
- 武術の腕は王になってもなお落とさぬよう勤めており、戦闘シーンでは封雷剣を失ったことをまったく意識させない無双ぶり。ソルが習うより慣れろの精神で体得した未知の理論も一目見て理解するなどその天才ぶりも健在。
- GG2の後、息子のシンと和解しており、パチスロではシンがキスク姓を名乗っていること等から窺い知れる。
Xrd
- 髪が伸びたためか、ポニーテールにしている…が、ある条件で髪がほどけてしまうこともある。
(家庭版ではトロフィーの条件にもなっている。) - GG2で封雷剣を喪ったため、以降は別の武器で戦っている。
(「マグノリア・エクレール」という銘らしい) - GGXrdでも一撃必殺技は「ライジング・フォース」だが、演出が変化している。
- GGXrd家庭版にて登場した第二連王ことレオとは聖戦時代からの旧知の仲であり、ライバルでもある。
- この時点で約30歳。だが下手すると息子よりも若く見える。これはXrdストーリーモードで判明した「ある事情」が絡んでいるためと推測されている。
- 視野が広くなり、経験を積んだことにより、更に成長した。初代やGGXの頃と比べるとわかりやすい。
石渡氏曰く「GGシリーズで最も成長したキャラ。カイの成長がそれまで全くブレなかったソルに変化を及ぼしている」 - 人民や世界の要であることは変わらず、その求心性は元老院すら脅かすものに成長している。そしてそれを疎んだ元老院に色々と妨害され、カイのフラストレーションは更に溜まっていく。
ゲームキャラクターとしての特徴
スタンダードタイプとしてデザインされており、バランスキャラながらやや攻め特化なソル=バッドガイと比較するとこちらのほうがスタンダードという印象を抱きやすい傾向にある。
格闘ゲームとしての特徴
「飛ばせて落す」を旨とするストリートファイターでいうリュウに近い使い味の正統派の標準型。
だが多くのシリーズでゲームシステムとの噛み合いが悪く、「FDCの恩恵薄い(GGX)」、「低火力(GGXX)」「ゲージ使った行動が激ムズ(GGXXAC)」など、主役級ながらソルとの対比もあって評価が低め。
(唯一「GGXX SLASH」では最強キャラという評価だが、世紀末スポーツアクションゲームと同年の稼働ということから察していただきたい)
GGXrdではそのあたりが整理され、キャラ由来のストレスが少ないながら詰んだ組み合わせも少ないバランスキャラらしい性能になっている。
長所
- 通常技の性能が高く、特に対空の強さはどのシリーズでも評価が高い。
- 画面端に届く飛び道具・昇竜タイプの無敵技による自衛・スウェー能力のある突進技による奇襲 と必殺技ラインナップも充実。
- 多くの技からダウンを取れる、起き上がりに重ねられる飛び道具があるため、安全に起き攻めを仕掛ける能力も高い。
短所
- 低火力。コレ一点で弱キャラという評価にされいるシリーズは数多い。
見切られづらい崩しの手段が少ないこともあいまって決定機は多くても決定力不足を強く印象付けてしまう。 - ないよりマシとはいえ昇竜の横への巻き込み性能は微妙。空振りからの反撃がされやすい。
- プレイヤーの技量、キャラ対策の錬度に大きく依存する。
GG2
キャンペーンモードクリアでアンロックされるいわば隠しキャラクター。
格ゲーと違ってゲームルールとキャラ特性の噛み合いが良いため、「どのバージョンでも弱い時期がなかった」という底力を持つ。
長所
- コストは高いが全プレイアブルキャラ中最強の戦闘力の下級サーヴァントを有する。属性バランスも良い。
- 本体(マスター)も癖が無く自分から攻める能力も水準値。アーマー付きの割り込み技を持ち、逃げ能力も高い。
- ノーゲージでも十分な威力のコンボが可能で、テンション残量を問わず交戦できる。
- 「マスターを放置すると味方のサーヴァントを殲滅され、マスターに付き合うとサーヴァントの強さから戦線がジリ貧」となるという“基本が最も強いキャラクター”。
短所
- ソルやレイヴンといった対マスター型のマスターを相手にする場合、技の発生速度や小回りで劣る面がある。
- サーヴァント殲滅速度は並。ゲージを使えばまとめて排除できるが、それほど伸び代があるわけではない。
- サーヴァントのコストが高く兵糧攻めの状態に陥るとできることが極端に減る。奇襲や裏取りの警戒やケアが重要。
その他
- 社会的に高い地位にいるため、色々と押し付けられる作中一の苦労人であり、また作中屈指の常識人。
ストーリー的にもソルと並んで中心を占めるため、八面六臂の大活躍をしており、この人がいないと人類がヤバイ。
(実際にカイが団長にならず死亡した世界では人類は破滅一歩手前まで行った。破滅させたのは嫁) - だがまぁ、「9歳の嫁と6歳の息子※を持つ王様(30歳)」と言う作中屈指のインパクトを持っているので、ストーリーにあまり詳しくない人には変態扱いだったり、ロリコン扱いされる。
※ギア(半ギア)なのでそもそも成長速度が違う。 - 初代はツンツンだったけど、ED後とXからどんどん成長して、身体を張っていくいい人なんです。本当にすごい人なんです。取り敢えずストーリー楽しんでください。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- GUILTY GEAR
- ソル・バッドガイ (ライバル)
- ディズィー (妻)
- シン=キスク(息子)
- レオ=ホワイトファング(第二連王)
- 草尾毅
- 格闘ゲームのキャラクター一覧
似ているキャラクター
- フレン・シーフォ:テイルズオブヴェスペリア
- ジン・キサラギ:BLAZBLUE
- ローウェン:エレメンタルジェレイド
- セイバー:Fate/stay night
- テムジン707J:電脳戦機バーチャロンフォース
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