BLAZBLUE(ブレイブルー)とは、アークシステムワークスが制作した2D対戦格闘ゲームである。
現在、全国のアーケードで全7作品が稼働中である。(上から稼働順に記載。インデントを増やしたものは拡張版)
また、最新作として、BLAZBLUE、ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ、UNDER NIGHT IN-BIRTH Exe:Late[st]、RWBYが参戦する「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」の開発が発表された(2017年7月 EVO2017)。2018年5月31日に家庭用発売予定。
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各シリーズは「BBCT」でタグ検索、「BBCS」でタグ検索、「BBCS2」でタグ検索、「BBCSEX」でタグ検索、「BBCP」でタグ検索、「BBCPEX」でタグ検索、「BBCF」でタグ検索。
ゲーム概要
-CALAMITY TRIGGER-
『GUILTY GEAR』や『北斗の拳』の制作を手掛けたアークシステムワークスが送る完全新作格闘ゲーム。
アーケード版は2008年11月20日より順次稼働開始し、家庭用は2009年6月25日にPS3/Xbox360にて発売された。
なお家庭用では「オンライン対戦」「ストーリーモード」などが追加されている。(主題歌にはKOTOKOを起用)
本作は「GUILTY GEAR X」のスタッフが再集結して制作しており、製作リーダーおよびキャラクター製作は、「GUILTY GEAR XX SLASH」以降にプロデューサーやディレクターなどを務めた森利道が手がけているほか、ゲーム内のBGMは「GUILTYGEARシリーズ」を手掛けた石渡太輔が提供している。
格闘ゲームとしてはGUILTY GEARシリーズのシステムをベースに、さらに独自に継承・発展させたシステムを取っている。このため、基本的なゲーム部分ではギルティギアシリーズと酷似する部分が多い。
本作の特徴的なシステムは以下の通り。
- 1ボタンで個性的なキャラクター固有のアクションを出せる「ドライブ」アクション。
(いわゆる「Dボタン」のことで、シリーズを通してBLAZBLUEの大きな特徴になっている) - ダウン状態がなく、倒れている相手に通常通りの連続技を当てることができる。
(ダウン状態は完全無防備状態であり、後述する受け身の使い分けが非常に重要である) - 移動起き上がりなどの多彩な受身の種類。
(地上で受け身をとる際に一定範囲を移動することで距離をとる事ができる) - 攻撃ヒット時やガード時にも投げを仕掛けることができる。
(こちらの攻撃により相手が仰け反っている時に投げを仕掛ける事が出来る。攻撃ヒット中にコンボとして投げる事が出来るゲームは数有るが、本作は相手の硬直中に、投げ抜けが可能だがダメージの高い投げ技を仕掛けてダブルアップを狙えるという稀有なシステム。) - 「バリアゲージ」の存在。
(ゲージを消費することで通常よりも強力なガードが行えるようになる) - 「ガードライブラ」の存在(一作目のみ)。
(1Pと2Pでゲージを共有し、ガードを多用した側のゲージが減る。ゲージが空の状態でガードをするとガードクラッシュが発生し一定時間無防備になってしまう。後の作品では廃止されているが、ガードクラッシュに関するシステムは引き継がれている。) - 「ネガティブペナルティ」の存在。
(消極的な行動を繰り返すと発生。被ダメージが上昇するなどのペナルティを受ける)
全体的にギルティギアよりもコンボの継続性や動きの多様性を重視した、独特なシステム構成となっている。
同時に、GUILTY GEAR等ではかなり早かったゲーム展開の速度を抑えているため、2D対戦格闘ゲーム初心者のプレーヤーにも比較的とっつきやすい作品といえる。
また画面サイズが4:3から16:9になったことにより、ステージサイズも画面サイズに合わせて広くなっている。
-CONTINUUM SHIFT-
BLAZBLUEシリーズの第二弾。2009年11月20日より稼動開始。
以下に前作との変更点を一部記載するが、より詳しい内容はBLAZBLUE(関連)を参照。
- 新キャラクター「ツバキ=ヤヨイ」「ハザマ」が参戦
- 家庭版であったステージ「モノレール」「劇場」と新ステージ「庭園」が追加
- 立ち絵が森P(森利道氏)から同社所属の絵師である加藤勇樹氏へ変更。ボイスも録り直しに
- 既存のキャラクターは性能の調整と新たな技の追加
- 「バリアバースト」が「ブレイクバースト」に変更
- 「ガードライブラ」が「ガードプライマー」へと変更
- 「アストラルヒート」の発動条件が変更
- 新たな操作方法である「ビギナーモード」の追加
- トレーニング用モードの「スパーリングモード」の追加
-CONTINUUM SHIFT II-
BLAZBLUEシリーズの第二弾のバージョンアップ版。2010年12月9日より稼動開始。
- タイトーの新システム「NESiCA×Live」(ネシカ クロス ライブ)の第一弾タイトル
- NESiCAカード対応により、ランキング参加、称号付加、追加コンテンツのダウンロードなどが可能に
- 新キャラクター「μ-No.12-」「マコト=ナナヤ」「ヴァルケンハイン=R=ヘルシング」「プラチナ=ザ=トリニティ」が参戦
- 既存のキャラクターは性能の調整&ゲームシステムも一部変更
- システムボイスが変更(斎藤千和氏に)
CSⅡ自体はコンシュマー版はPSP&3DSと据え置き機種では出ていないが、バージョンアップにより家庭版CSでもアストラルヒート時のBGMと追加キャラのストーリーを除いてCSⅡと同等のバランスとシステムで遊ぶことが出来る。
-CONTINUUM SHIFT II-(バージョンアップ)
BLAZBLUEシリーズ第二弾のさらにバージョンアップ版。2011年10月5日より稼働開始。
- 新キャラクター「レリウス=クローバー」が参戦
- ゲームモードの追加、メダル&称号の追加、新規BGM、新規ステージの追加
- 既存のキャラクターは性能の調整&ゲームシステムも割りと大幅に仕様変更
- システムボイスが変更(沢城みゆき氏に)
- 2011年12月14日に不具合を修正したVer.1.11が稼動
2011年12月17日にPS3版&Xbox360版&PSVITA版の家庭用「BLAZBLUE -CONTINUUM SHIFT EXTEND(エクステンド)」が発売された。
家庭用版のタイトルがCONTINUUM SHIFT EXTEND(エクステンド)となるためアーケード版も便宜上CSEXと呼ばれる事が多いが、正確にはCONTINUUM SHIFT II (Ver.1.10)でありEXTENDではない。
EXTENDとは(Ver.1.10)の格闘部分にストーリーモード等を加えた家庭用版を指す物である。(気にする人はあんまりいないけど)
17日発売である家庭版のEXTENDは不具合があったAC版Ver.1.10の状態では無く、不具合が修正されているAC版Ver.1.11(14日にバージョンアップ)の状態との事。(公式記載は無いが編集者がアークのサポートに問い合わせし確認しました。)
-CHRONOPHANTASMA-
BLAZBLUEシリーズ第三弾。
2012年8月5日に行われた「ぶるふぇす2012 -らいおっとさまーあげいん-」にて発表された。
2012年8月6日より秋葉原にてロケテスト開始。稼動は2012年11月21日。家庭版はPS3で2013年10月24日発売。システムが大幅に変更され、キャラによってはドットが作りなおされているものもある。
- 立ち絵イラストが加藤勇樹氏から森Pへ戻った
- 新キャラクター「アマネ=ニシキ(CV:石田彰)」「バレット(CV:行成とあ)」「アズラエル(CV:安元洋貴)」「イザヨイ(CV:今井麻美)」の追加。またΛ-No.11-が削除され、代わりにν-No.13-が復活。(ν-No.13-、μ-No.12-、イザヨイはタイムリリースで登場)
- 家庭用では更に「カグラ=ムツキ(CV:藤原啓治)」「ユウキ=テルミ(CV:中村悠一)」「ココノエ(CV:松浦チエ)」が追加
- 既存キャラクターは性能の変更と各キャラ1つ以上技が追加されている。(但し一部自己強化技が削除され後述するオーバードライブになっているキャラがいる)
- 受け身がボタン押しっぱなしでも出来るようになった
- ブレイクバーストがバーストアイコン消費からオーバードライブゲージ消費に変更(時間経過で回復)。
- さらにオーバードライブゲージを消費することで一定時間ドライブ能力などを強化する新システム「オーバードライブ」。
- ガードプライマーが無くなった代わりにヒートゲージを25%消費することでガードクラッシュ誘発技を放つ新システム「クラッシュトリガー」を実装
- デッドスパイクのコマンドおよび性能が変化
- PSRが廃止され、代わりに段位制になった。
-CHRONOPHANTASMA- ver2.0
BLAZBLUEシリーズ第三弾のアップデート版で、2014年10月9日に稼動開始。
- 新キャラクター「セリカ=A=マーキュリー(CV:野水伊織)」の追加、Λ-No.11-の復活。家庭用で追加されたカグラ=ムツキ、ユウキ=テルミ、ココノエも使用可能に。
- ユウキ=テルミに新テーマ曲追加。
- 新ステージ「イシャナ」追加。
- ガード中のブレイクバーストが「ガードキャンセルオーバードライブ」(gcOD)に変更。オーバードライブで相手のコンボに割り込めるようになった。
- 各キャラのガトリングルートが一部変更され、キャラによっては新技追加・あるいは削除された。
- BBCPプレイヤーズギルドの機能が拡張され、自分のプレイ情報の詳細がわかるようになった。
2015年4月23日にPS3版&PS4版&PSVita版(DL専売)&XboxOne版の家庭用「BLAZBLUE -CHRONOPHANTASMA EXTEND」が発売された。2016年3月2日にSteam版配信開始。
-CENTRALFICTION-
2015年7月12日に開催された「ぶるふぇす2015 あるてぃめっと☆さま~!」にて発表された。
BLAZBLUEシリーズ第四弾でラグナの物語の最終作。7月17日よりロケテスト&体験会が秋葉原にて実施、2015年11月19日に稼働開始。
- 新キャラクターとしてCPストーリーモードから「ヒビキ=コハク(CV:市来光弘)」と、小説「ブラッドエッジ エクスペリエンス」から「ナオト=クロガネ(CV:島崎信長)」が参戦。タイムリリースキャラとして「ナイン=ザ=ファントム(CV:藤村渉)」と「冥王・イザナミ(CV:ゆかな)」が参戦。
- 家庭用では更に「Es(CV:野村真悠華)」「マイ=ナツメ(CV:早見沙織)」「スサノオ(CV:三宅健太)」が参戦。
- キャラクターイラストはCSの時と同じアークシステムワークスのスタッフ加藤勇樹氏が描き下ろしている。
- 既存キャラの一部は新技追加・あるいは削除されているものがある。
- 新システムとして「エクシードアクセル」「アクティブフロウ」の追加。オーバードライブとクラッシュトリガーは続投。
エクシードアクセルはOD中のみ発動可能な超必殺技。ボタン4つ同時押しだけで発動できる。所謂完全神殺
アクティブフロウはアクティブな行動を取ると自動的に発動し、攻撃力のアップやバースト回復速度の増加、エクシードアクセルの威力上昇といったボーナスを得られる。ネガティブペナルティの逆バージョン。 - スタイリッシュモードの大幅変更。
新たに必殺技、DD専用のSPボタンが追加され、スタイリッシュモードのみ5ボタンになった。ただし普通のコマンド入力でも技は発動できる。
2016年10月6日にPS3版&PS4版の家庭用「BLAZBLUE CENTRAL FICTION」が発売された。2017年4月27日にSteam版配信開始。
-CENTRALFICTION- Ver2.0
BLAZBLUEシリーズ第四弾のアップデート版で、2017年8月3日に稼動開始した最新Ver.。
プレイアブルキャラクター
家庭用版でのみ登場するキャラクター
あくまで立ち絵が存在する、CGでシルエットのみ登場するなどのみで、プレイアブルキャラクターとはなっていない。
リンファ
トラカカ
カカ族の戦士で、カカの里の先代の守り手。
タオカカと対照的に非常に理知的。
守り手をタオに任せてからは、里を出て各地を旅していた。
BBCPでは、タオカカのディストーションドライブ「ゆにぞんニャいぶ!!」を発動すると、どこからともなく現れてタオカカとともに相手を切り裂き、最後に某使徒を倒した時のような飛び蹴りを喰らわせ、華麗に去っていく姿が目撃されている。
TVアニメ「BLAZBLUE ALTER MEMORY」
2013年5月13日に行われた「ARC SYSTEM WORKS FESTIVAL」にて正式発表された。
2013年秋に放送。森Pによるとキャストの変更は一切無し。
序盤数話で初作「CT」の大まかな流れを描き、旧新キャラ入り乱れる「CS」のプロローグとしてつないでいる。
後半からは「CP」に関する伏線も見え始める。
キャラが多数いる格ゲー原作からして設定が膨大なものとなっているため、なるべく主要キャラを中心に描く。
具体的には、「ラグナ」「ジン」「ノエル」、サブサイドに「レイチェル」「ハザマ(ユウキ=テルミ)」「ココノエ」が中心軸となる。
「ぶるらじ」ネタも次回予告で完備。
Λ-11ファンも安心の1話が描かれたことについて評価がある。 それ以外は格ゲーアニメのお約束ということで。
制作スタッフ
原作 | ARC SYSTEM WORKS |
監修 | 森利道 |
監督 | 橘秀樹 |
監督協力 | 水島精二 |
シリーズ構成 | 赤尾でこ |
脚本 | 赤尾でこ、高橋龍也 |
キャラクターデザイン・総作画監督 | 下谷智之 |
美術監督 | 池田繁美 |
色彩設定 | のぼりはるこ |
撮影監督 | 林コージロー |
編集 | 吉武将人 |
音響監督 | 土屋雅紀 |
音響制作 | スタジオマウス |
音楽制作 | ランティス |
アニメーション制作 | TeamKG、フッズエンタテインメント |
制作 | BLAZBLUE Alter Memory製作委員会 |
小話(1作目)
同じアークシステムワークス開発の『北斗の拳』や『戦国BASARA X』の出来がアレなので、
「いつ人は浮くんですか?」「北斗で縦に、BASARAで横に飛んで、今度はどうなるんですか?」などの声が上がったが、質問を受けた開発者が「今度は大丈夫です!!」と力説したという話を聞くに、調整についてはかなり気を使っている模様。ところが蓋を開けたらご覧の有様だよ!
稼動後、カルルの十割コンボ(通称「投げハメ」「バレーループ」)が発見された際は
「またアークやらかしちゃったか」と思われたが、実際には高難易度かつキャラ限ということもあり、ゲームバランスをブッ壊すまでには至らなかった。しかしながら作品毎に差異はあるものの、全体的なパワーバランスに関してはユーザーからも厳しい指摘がなされている(CTなど)ちなみにカルルの投げハメは2作目『コンテニュアム・シフト』以降では出来なくなっている(アルカディア2009年12月号)。
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