セリカ(ファイアーエムブレム)単語

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セリカ

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セリカ とは、『ファイアーエムブレム外伝』及びリメイク作品『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王』に登場する主人公(ヒロイン)である。

CV：東山奈央(Echoes・無双・ヒーローズ)

概要

本作品の女主人公。アルムとは一時期ラムの村に住んでた幼馴染。

オリジナル版では赤い鎧の下に白(正確には薄いカーキ色)の服で、髪に少し癖があり、下は短パン？となっていた。
覚醒の「異界のセリカ」は服の色を鎧のほう準拠して全身真っ赤、髪はストレート、下は完全に現代の短パンとなっている。それに対してリメイク版では服のほうに準拠しほぼ真っ白な鎧と服であるとし、髪はウェーブ・下はスカートと作品ごとで見事に採用個所と変更箇所が異なっている。

ノーヴァ修道院で大司祭ノーマの下で大母神ミラの教えを学んでいたが、近年のソフィアの凶作続きについて、ミラに何かあったのだと思い、それを確かめるためミラ神殿へと旅立つ。
道中幼馴染のアルムと再会するが意見の食い違いで別れて行動することに。

リゲル帝国の侵攻及び、リゲルと結託した宰相ドゼーの起こしたクーデターによって壊滅したソフィア王国の唯一の王位継承者であり、作中でそのことが判明する。

リメイク作品の「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」ではラムの村に来る前は王宮(離宮)生活であったため、自分がソフィアの王女であることを初めから知っているという設定変更がされた。
これは2章終了時にアルムと再会した際のやや理不尽だった食い違いに理由をつけるためとのことで、彼女の生い立ちを知らないアルムが「ソフィアの王族」に対して王家への不満を愚痴るという地雷を全力で踏み抜く真似をした結果、喧嘩別れとなる。
また、王女としての覚悟を改めて問われるシーンが追加されている。

尚、システム上追加された食べ物の好みが「甘味」「珍味」が好物で「粗食」が苦手なのだが、結果として珍味に該当し序盤から入手が容易な「にんにく」が大好物であるという珍設定が追加されてしまった。

なお、余談ではあるが中の人である東山氏は外伝が発売する3日前(1992/3/11)に生まれている。

ユニットとしての性能

クラスは神官→プリンセス
「神官」は魔道士 ♀の上級職と同じ名前だが、彼女は3章終了付近でここからさらにクラスチェンジして「プリンセス」となることができる。
しかし、オリジナル版では基礎値が下級から変わらないためCC ボーナスが貰えなかった。
リメイク版では流石にそうはなっていない(ネックだったHPはプリンセスの基準値までは伸びる)が、総合的な基礎値はアルムよりかは大分低い。
ということで、いずれにしてもCC ボーナスには頼れないのできっちりLv20まで上げておきたい。

使用魔法はファイアー、サンダー、エンジェル、エクスカリバー、ライナロック、リカバー
3マス攻撃、魔物特効、軽量攻撃、超必殺の一撃、と運用上の欠点が全く見られない超強力な構成となっている。また、オーバークラスのメイヴではオーラも追加され、超火力の一撃も得た。

物理ができ、魔法ができ、回復もでき、魔道士として見れば耐久力もあるほうという便利でスキの無いユニットで、軍全体への貢献度ならアルム以上かもしれない。弱点は移動力4のまま伸びないこと。ブーツは彼女に使ってあげたい所。

Echoesでは最初から「黄金の短剣」という剣を持っている。威力は大したものではないが、リザイアと同じ効果を持つ「豊穣の力」と、敵を撃破すると食べ物を得る「大地の恵み」という回復面でちょっと嬉しい戦技を持つ。鍛冶屋でこれを進化させるとセリカ専用武器「宝剣ソフィア」に変化し、戦技が敵のHPを1残す「手加減」、隣接する味方と位置を入れ替える「入れ替え」、奥義「真ライナロック」に変化する。

外部出演

覚醒

「Echoes」より前に『覚醒』のDLCの「英霊の魔府」ユニットとして「セリカ」及び「異界のセリカ」で外部出演している。こちらでは初期クラスは賢者。イラストレーターは齋藤将嗣氏(異界のセリカ)。

攻撃は魔法のみだが、パラレルプルフでトリックスターになれば高い魔力の上限を活かし、疑似的ではあるが魔法剣を活用する事で原作同様の立ち回りは可能。

通常の方は「魔力+2」「集中」「魔力の叫び」「魔の達人」「デュアルサポート+」と普通に魔道士で取得できるスキルなので特に特筆することはないのだが、「異界のセリカ」の方は「デュアルサポート+」「聖盾」「魔の達人」「祈り」「王の器」というラインナップ。特に「王の器」は「確率で発動するスキルの発動率+10%」という強烈な効果に加え、スキル所持者が極端に少ない(クロム及びその子供、マルス王、エフラムのみ)ので極限まで育成すると魔符の中でも最強クラスの実力になる。

ヒーローズ

2017年 5月15日のアップデートで追加。現在通常版、闇落ち版、総選挙版、伝承英雄版の4種類が存在する。

慈愛の王女

☆5限定の赤魔法歩兵。「ライナロック」が専用武器になる。また「戦闘開始時にHP 満タンの場合、戦闘中攻撃・速さ+5」されるため非常に高い火力を持つ。奥義は「烈光」で、戦闘前に範囲内の敵に大ダメージをぶちまける事もできるが、「烈光」はその中でも攻撃範囲が特殊すぎるのでやや使いにくい。パッシブスキルとして遠距離攻撃を受けたときに守備・魔防が大きく上がる「遠距離防御」を持つため弓や暗器にもそこそこ強く、緑魔法相手ならノーダメージで押し切れる事も珍しくない。

反面、ライナロックは上記の条件(HP 満タン)を満たして使用するたびにHPが5減る(ある意味原作再現)ため火力が安定しない上、魔法職としてはHPが平均より低く(39)、「遠距離防御3」との兼ね合いで基本守備・魔防が低いため、先手を打てれば強いが、仕留め損ねて反撃されたり、先制攻撃を受けてしまうとかなり脆い。特に近距離戦闘は為す術もなくやられてしまうケースが多いので、増援が発生するマップでの配置やタイミングに注意したい。スキル継承でHPを回復させるスキルを身に付けるか、守備や魔防を上げる応援や紋章を持った味方で固めるなどの対応が求められる。

2018年 9月のアップデートで、セルジュとオーディンに専用武器とその錬成が追加されたのと同時にライナロックが錬成できるようになった。
錬成することで攻撃・速さ+5の効果がHP 満タンでなくても発動するようになり、常に安定した火力を得られるようになった。ただし、戦闘後HPが5減る効果も常に発動するようになったため、エルトシャン同様HPがゴリゴリ削れていく仕様に。
また、特殊効果を付与する錬成を行うと「戦闘開始時にHPが80%以下なら戦闘中攻撃・速さ+7」も追加される。条件を同時に満たせば攻撃58速さ45(基準値)というぶっ飛んだ値になり、「力こそ全て」と言わんばかりの殲滅力を発揮する、Aスキルや聖印も加味すれば攻撃70速さ60と言った値にも到達する。もうこれドーマに魂捧げてるんじゃないか?

2021年 6月には妖精の国アルフの白妖精の神装が実装され全ステが上昇した。

余談だが、原作では魔道書というものがそもそもないため、メイやボーイ同様魔道書を持って攻撃するのは本作オリジナル仕様。

囚われし魂

2018年 2月22日に、邪神ドーマに魂を捧げ、魔女と化したバージョン(つまり闇堕ち)が実装。こちらも☆5限定で、Echoesでも登場した専用武器「宝剣ソフィア」を手に戦う剣歩兵。

「宝剣ソフィア」はHP 満タンの時に全能力+4され、補正がある時には重装ユニット並の総合力を得られる。スキルには「月光」、ターン開始時一番速さが高い敵の速さを下げる「速さの封印」、「攻撃の鼓舞」を持つ。特に「速さの封印」は「〇〇の謀策」などと異なり、自分の能力に依存せずに発動できる点が強いが、謀策と違って狙った相手にデバフをかけにくいのがネック。

ただし宝剣ソフィアにはHP 満タンで戦闘後4ダメージというデメリットがあるため、能力上昇を維持するなら回復スキルを持ったユニットと組ませたり、「回復」を始めとする自己回復手段を継承させる必要がある。しかし「回復」は「速さの封印」と同じBスキルなのが痛いところ。

2020/7/6日に錬成が追加、全ステアップ・自傷が常時になり特殊錬成で敵か自分がHP99%以下の時に更に全ステ4アップかつ攻撃毎に7回復が追加、これにより初戦以外全ステ+8かつ攻撃毎に7回復になるため非常に継戦能力が高くなる、速さを高め回避系スキルなどを継承すれば更に布石。

余談だが、中の人による演じ分けが凄まじく、ドスの利いた「死ねぇ！！」などのボイスは本当に同一人物かと思うくらいに別物。

女神の神官戦士

第2回英雄総選挙で女性 1位、全体2位を獲得した記念に実装。兵種は剣歩兵で、アルムから託された「王家の剣」を手に「外伝」での衣装を身に纏う。

「王家の剣」は速さ+3の他、「周囲2マス以内に味方がいる場合奥義カウント変動量+1」という効果を持つ。作品の性質上味方が近くにいることが多いため、ほぼ無条件で発動可能。そのためカウントの重い「疾風迅雷」と相性が良い。

Aスキルには「鬼神の一撃4」という従来のものよりも更に効果を強化したものが追加。これにHP 満タンなら自分から攻撃した時2回攻撃になるBスキル「獅子連斬」を持つ。速さも「孤高の剣」錬成のロンクーに次ぐ値(スキル込みの基準値:42)であるため大半の相手に強烈な4回攻撃をお見舞いできる上、疾風迅雷でさらにおかわり可能なため、自分から殴れる状況下ではこの上なく強い。

しかし、通常版、闇落ち版同様戦闘後自分に1ダメージ入るデメリットを持つため、効果を維持するには味方のサポートが必要不可欠となる。「獅子連斬」がBスキルな関係上「回復」が使えないため尚の事、一応現在は聖印で回復スキルを付ける事が出来る。

2020年 9月のアップデートで錬成追加。

自分から攻撃した際にも効果が発動するようになり位置取りが楽に、特殊錬成効果は自分のHP25%以上で戦闘時に全ステアップ・戦闘後に奥義カウントマイナス1＋HPを7回復。これで獅子連斬の自傷ダメージを恐れず、ステータス強化と奥義カウントをさらに加速すできる様に。疾風迅雷とかなりかみ合う様になった他回避等を継承して耐久型のビルドも有用に

バレンシアの王妃セリカ

2019年 12月25日に実装された火の伝承英雄ver、メイヴの衣装を纏い、魔道書を持たない。

歩行・緑魔法で攻速が高く守備の低い典型的な高速魔道士型で、武器に「神聖エンジェル」、Bスキルに「ソフィアの魂」を持つ。直近の伝承英雄共通の特性として「ダブル」が可能。

「神聖エンジェル」は相手の魔防の25%をダメージに＋するため、魔防の高い相手にも有効打を与える事が出来る、これは伝承アルムの月光と対になっている。

「ソフィアの魂」は「見切り・迎撃」と「攻め立て」が合わさった物であり、守備体系などで止まらず、HPが減ると迎撃を相手の反撃前に入れられるという高速攻めキャラにとって理想的なスキルになっている。

残りのスキルも「鬼神飛翔の一撃3」と「攻撃速さの信義」と優れたスキルを持っている。

錬成赤魔セリカほどの爆発力こそないが、初手から強く高魔防や迎撃封じに強いため負けず劣らず強力である。

バレンシアの希望セリカ

2022年に登場した開花英雄バージョン

武器「大地母神の聖書」はキラー武器効果に加え、自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃速さ+6とキャンセル効果無効と敵の攻撃の10%分をダメージに加算。

もう一つは自分のHPが25％以上で敵の致死攻撃を受けた時、HPが1残る祈り効果。

「ソフィアの魂」も持っているため敵の反撃を祈りで耐えて、攻め立てを発動するという運用が可能。

ファイアーエムブレム無双

隠しキャラクターとして登場し、本編クリア後に出現するヒストリーマップ「再会、そして・・・」をクリアすることで加入する。クラスは神官→プリンセスで専用装備はなぜか「レディソード」。
基本的なモーションはマルスと同じだが、マルスと異なり杖が使える。

習得できる固有スキル「幸運+20」により、クロムの固有スキル「月光」やゼロの固有スキル「滅殺」など効果が幸運に依存するスキルの効果が大きく上昇する。また、ウード、ティアモ同様力と魔力の値が同じであるため、ウードの固有スキル「均衡せし力の共鳴」による恩恵がかなり大きい。

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