ヤエちゃんとは、コナミのがんばれゴエモンシリーズに登場するキャラクターである。
概要
プロフィール
ゴエモン一行を導くお姉さん的存在であり、レギュラーのプレイヤーキャラ中での紅一点。優しく落ち着いた雰囲気を持つも忠実に任務をこなすというキャリアウーマン。お笑い要素を含んだがんばれゴエモンでは完全に突っ込み役に回っており、立ち位置上ボケるという事がなく冷静で現実的な言葉で場を締める。
初登場から20年近く経つ今でも『俺の嫁』とされるほどの根強い人気があり、その人気は『消えた黄金キセル』のエンディングから見られ、さらにコミックボンボンでの帯ひろ志の漫画版では事実上メインヒロインを務めるという構成と漫画内のお色気シーンから来ていると思われる。コミックボンボンでNo.1ヒロインとしても輝いている。
初登場時は黒髪で裾の長い紫の忍び装束、SFC『ゆき姫救出絵巻』では紫髪に変更され、続編の『奇天烈将軍マッギネス』では緑髪に変更され、さらにはN64『もののけ双六』では裾の短い忍び装束に変更と、デザイン変更が皆無と言っていいほど少ないがんばれゴエモンキャラクターのなかで登場作品ごとのデザイン変更が一番目立つキャラクターである。
武器は主に忍者刀とバズーカ砲で、ゲームによっては弓も扱った。また、忍術も習得しており、『消えた黄金キセル』では主に回復の術を主軸としていた。プレイヤーキャラクターとなった『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』から『人魚変化の術』を習得し『きらきら道中』では水のステージとされる惑星アクアンの探索を担当して『水場』=『ヤエちゃん』というイメージを定着させた。
くの一である事からか素早くジャンプ力が高く設定されており、作品によっては無敵状態もある為、非常に使いやすいキャラクターとして多くのプレイヤーに好まれている。
声優は『きらきら道中』では小野綾子が務め、以降は笠原留美が担当している。
アニメ版では久川綾が担当。
経歴
初登場は『消えた黄金キセル』にて冤罪を着せられたゴエモン達を捕まえる為に敵として立ちはだかる。
イベント戦闘であり、ゴエモン達の攻撃はすべてかわされ、必ずかなしばりの術にかけられてしまうので最強キャラとも謳われている(あるアイテムを使用すれば撃破する事も可能ではあるが)。
その後冤罪が晴れて、ゴエモン達を狙っている組織を追う事を決心し仲間となる。
SFC『ゆき姫救出絵巻』、『奇天烈将軍マッギネス』でのスポット参加を経て、『獅子重禄兵衛のからくり卍固め』にて4人目プレイヤーキャラとして参加する。
『宇宙海賊アコギング』にてサスケと共にプレイヤーキャラを一旦離脱するが、『ネオ桃山幕府のおどり』にて共に復帰。笛を吹くことができるなど多芸な一面も見せる。
その後の『黒船党の謎』にて敵にさらわれてゴエモン達の救出を待つというヒロインの座を獲得するもハードがゲームボーイという事もありイマイチ パッとしなかった。
『でろでろ道中』のクリアボーナスとしてコスプレが可能であり、セーラー服、バニー、うる星やつらのラムを連想させるトラ柄ビキニへと衣装変更が可能である。ちなみにゴエモン一行の中で町で買えるコスプレ服の値段が最高金額に設定されている。
『もののけ双六』から衣装が裾の短い忍び装束に変更されて以降はそれが定着している。
プレイヤーキャラクターであるもののキャラクターとしては掘り下げられておらず不明な設定が多かったが、『東海道中天狗り返し』にて出身地や姉の存在が発覚している。
2009年、KPEのパチスロ『がんばれゴエモン』ではのぞき犯確保の為に、自らが温泉に浸かって犯人をおびき出し、犯人を見つけると素早く衣装に着替え、バズーカを撃つという連続演出を務めている。
着替える衣装が通常の衣装⇒紫のレオタード⇒ピンクのレオタード⇒セーラー服⇒人魚という順番に当たりの期待が高い。固有の演出があるのにも関わらずゴエモン、エビス丸、ゆき姫の大当たり演出、おみつorゆき姫のお色気シーンのコスプレ生着替え演出があるのに対して、なぜヤエちゃんの大当たり演出、生着替え演出が無いのかと残念がるファンが多数見受けられた。編集者もその一人。
その他
『でろでろ道中』のとあるイベント内にて『12歳になったばかりの夏の日…』と発言している為、誕生月は6月~8月と推測される。また同イベント上でゲーム会社に広い人脈を持っている事がわかるが、完全にコナミのお遊びであると判断できる為、その場限りの設定と思われる。
趣味はあんドーナツ作りだが、『もののけ双六』の時点であんドーナツ作りを極めてしまったらしく、現在はクロワッサン作りに凝っている。
上記のとおりなんでもこなすキャリアウーマンだが、『消えた黄金キセル』のエンディングにてゴエモンの目が飛び出すほどの酒乱っぷりを見せており、酒を入れると手がつけられないタイプのようである。
ゴエモン達のお姉さん的存在…と公式の紹介文とあるが、『東海道中大江戸天狗り返し』にて『ヒトエ』という姉がいる事が発覚。姉キャラなのに妹属性をつけるのか?と思われたが、実際のところヒトエはヤエより身長がだいぶ低く、「~ナリ」とコロ助のようなかわいい口調で喋るのでヤエ本人の姉キャラ感はあまり揺らがなかった。
また姉『ヒトエ』の漢字が『一重』で数字の『1』であるならば、『ヤエ』=『八重』で数字の『8』であるだろうと、八人姉妹説も囁かれている。『おゆき』という従姉妹もいる。
ゴエモン内の世界ではおみつのようにはぐれ町のアイドル…といったヒロイン的な紹介はないが、パラレルワールドではあるが『冒険時代活劇ゴエモン』内ではファンがいたり、『来るなら恋!綾繁一家の黒い影』では、ギャル好きである物知りじいさんはヤエちゃんに頼まれれば喜んで巨大ロボットをも作るという、公式でも美人である事を公認している示唆がある。
プレイヤーキャラクターである事から数少ない女性キャラクターの中でも一番出番が多い為、真のヒロインと確信するファンも少なくない。特定の異性は設定されていないが、同じ旅路を歩む仲でなにもないわけがないと、ゴエモン×ヤエのカップリングを推す人が多い。ゲーム中でも『でろでろ道中』のイベント内にて『ゴエモンさんにおみっちゃんがいたなんて、私、知らなかったんだもん…』とファンの度肝を抜き、妄想を搔き立てるような発言をしているが、先で述べたとおり完全にコナミのお遊び中の発言なので真偽は定かではない。
『オトメディウスX』のダウンロードステージにてボスキャラとして登場。いなくなってしまったエモン・5(=ゴエモン)を追ってやってきたエモン・8という名で登場する。なぜかビスマル・エクセレントに搭乗しているが、当作品がパロディウス的な側面を持っているので吉崎観音先生のお遊びだと思われる。
実はFC版がんばれゴエモン2の驚愕の結末であり、黒歴史となった事でも有名な『エビス丸の正体は美少女』における彼女の容姿がヤエちゃんと非常によく似ており、おそらく後の作品でエビス丸の設定が変更された際にデザインを再利用したものがヤエちゃんと推測される。
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関連項目
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