日経賞とは、JRA(日本中央競馬会)が開催する中山競馬場の芝2500mの重賞競走である。
格付けはGII。
概要
1953年の6月「日本経済賞」の名称で創設。5歳(現4歳)以上の重賞として中山競馬場芝3200mで行われた。1979年に現在の「日経賞」に名称を変更し、1984年にグレード制度導入に伴いGIIに格付けされた。
第1~5回は芝3200m、第6回~11、13、14回は芝2600mで、12回~から2500mになり、1984年の第32回から春の開催に移動し、天皇賞(春)の前哨戦の位置づけになり現在に至る。
2014年から阪神大賞典、大阪杯と並んで1着馬に天皇賞(春)への優先出走権の付与がされていたが、大阪杯がGI昇格したことにより現在は日経賞と、阪神大賞典の2レースになっている。
正賞は日本経済新聞社賞。外国産馬は1989年から、地方競馬所属馬は1995年から、出走可能。2002年からは外国馬も出走可能な国際競走となった。
このレースの歴代勝ち馬にはタカハタ、ハクチカラ、オンワードゼア、ホマレボシ、オンスロート、ヤマトキヨウダイ、スピードシンボリ、アカネテンリュウ、グリーングラス、カネミノブ、ホウヨウボーイ、メジロティターン、シンボリルドルフ、ミホシンザン、メジロライアン、ライスシャワー、セイウンスカイ、メイショウドトウ、イングランディーレ、マツリダゴッホ、マイネルキッツ、フェノーメノ、ゴールドアクター、タイトルホルダー等がGI勝利経験馬としていたりする。
レースのトピックとしては、1998年には障害レース帰りのテンジンショウグンが最低人気で激走、2012年に出走馬14頭中12番人気のネコパンチが大逃げを決め、ともに単勝万馬券の大波乱のレースとなった。ちなみに2頭ともに鞍上は穴男として有名な江田照男であった。
2011年には東日本大震災の影響で中山競馬場が使用できなかったため、阪神競馬場・芝2400mで施行された。
歴代優勝馬
関連動画
関連項目
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