神戸新聞杯とは、JRA(日本中央競馬会)が開催する阪神競馬場の3歳限定重賞競走、芝2400mである。格付けはGⅡ。(菊花賞トライアル)の副題が付いている。
概要
1951年に創設、当初は神戸盃の名称で芝2000mのハンデ戦で11月開催だった。
第4回以降徐々に開催時期が早まり牡馬にとっては菊花賞のステップとして機能するようになる。一方で創設当初は牝馬三冠の最終戦(エリザベス女王杯・秋華賞)が存在していなかったので牝馬の出走も多かった。
1984年のグレード制度導入時はG3格付だったが、1987年に格上げされた。
2000年に春に移設した京都新聞杯は1967年に菊花賞の優先出走権の付与があったが、神戸新聞杯はかなり遅い1991年に3着まで付与されるようになった。
1999年までは神戸新聞杯のあと3週間後に京都新聞杯、その後に菊花賞とかなり間隔があったが現在は1か月後になっている。
2006年までは概ね芝2000mだったが、阪神競馬場の改修工事が終わった後の2007年から芝2400m外回りと距離が長くなっている。
2400mと距離が長くなったことで本番に向けてトライアルの意味合いが一層強くなったが、その一方でこのレースの結果で距離に疑問点が出た時は、天皇賞(秋)やマイルチャンピオンシップなどに向かう馬もいて、シンボリクリスエスやディープスカイは天皇賞(秋)に向かった。またワグネリアンもこのレースの勝利あと結果として回避となったが天皇賞(秋)の出走を表明していた。また菊花賞の出走の想定が無かったサートゥルナーリアも天皇賞(秋)に向かっている。その他レイデオロは菊花賞は使わずジャパンカップに出走している。
歴代の勝ち馬の中には、ダイナナホウシユウ、トサモアー、ミスオンワード、リユウフオーレル、ダイコーター、ニホンピロムーテー、タイテエム、キタノカチドキ、トウショウボーイ、バンブトンコート、ノースガスト、アグネステスコ、ハギノカムイオー、スズカコバン、マックスビューティ、オサイチジョージ、ビワハヤヒデ、マチカネフクキタル、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、キングカメハメハ、ディープインパクト、ドリームジャーニー、ディープスカイ、ローズキングダム、オルフェーヴル、ゴールドシップ、エピファネイア、ワンアンドオンリー、サトノダイヤモンド、レイデオロ、ワグネリアン、サートゥルナーリア、コントレイル、ジャスティンパレスがいてG1(G1級)を勝利していた、またはのちに勝利する。
レース結果
年齢表記は2000年以前も現在の年齢で表記
第3回は芝1600m、第4回、16回は芝1800m、第17回~19回は芝1900m
第14回、43回は京都芝2000m、第27回、38回、39回、42回、54回は中京芝2000m
第55回~芝2400m 第68~70・72回は中京芝2200m
関連項目
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