神峰翔太とは、漫画、SOUL CATCHER(S)の主人公である。
他人の『心』と『音』を視る事ができる能力を持った少年。
生まれつき持っていたその能力に苦しまされ、疎んで来たが、天才サックス奏者、『刻阪響』と出会ったことで吹奏楽の世界へと足を踏み入れる事になる。
誕生日 | 10月16日 |
身長 | 刻阪と同じ |
好きな食べ物 | 甘いもの |
好きな音楽 | J-POP(バンドサウンド) |
所属 | 群馬県立鳴苑高等学校(1年) |
パート | 指揮者 |
特徴1 | 左右で髪質が違うのでセットがうまくいかない |
特徴2 | 他人の『心』が視える |
良くも悪くも素直で感情が表に出やすい。また、自分の能力で対人関係に齟齬を起こしやすく、幾度もの過去の失敗から人と向き合うことに対して臆病なビビリ。しかし、勇気を振り絞って出した言葉は周りに大きな影響を与える。
心を視る事が出来るが、恋愛に関しては超が付くほどの鈍感で朴念仁。同じく鈍感な刻阪をして『パネェな』と言わしめるレベル。
しかしその行動は天然たらしそのもの。好意的な感想を素直に出し、他者からの(面白半分な)アドバイスを受けてプレゼントを渡したりと読者や登場人物達を2828の渦に巻き込む。
生まれた時から持っていた能力。同じく学生指揮者の伊調鋭一曰く『共感覚』と呼ばれる能力らしい。
神峰の場合は心がアイコン状に視え、人によってはそれらが特徴的に映る場合もある。(刻阪→キーガード等)
また、その人物達が生み出した『音』も明確なビジョンとなって視える場合もある。(刻阪→音符を纏った『手』)
心の状態は具体的に視ることが出来、喜怒哀楽だけでなく、悪意や心を閉じている状態、焦り、精神的負担、拒絶や睡魔など、 かなりダイレクト。それ故にその感情を指摘すれば相手は怒りを見せてしまう事もある。
しかしこの能力は完璧という訳でもなく、『誰かが誰かにこういった感情を向けている』のは視えても『どうしてこういう感情を向けているのか』までは分からない。(例:◯歌林が自分に対して怒っているのが解る。 ×刻阪が自分よりも神峰と仲がいい事に対する嫉妬から怒っている。)
指揮者としてのスタイルは初心者そのもので、始めこそメトロノームに合わせてタクトを振り、その都度声で奏者ひとりひとりに指示を出していた。
御器谷の出した課題で実に吹奏楽100曲もの写譜をやり遂げた結果、言葉を出さずとも具体的な指示を出せ、より実践的な指揮が出来るようになる。そして邑楽先輩にフラグを立てる。
そして天籟ウィンドフェスで『奏者に背を向け、観客の心と向き合う』ことで、『どの様な客にどの様な音を届けたい』と、より明確な指向性を持たせるスタイルを確立した。そして手すりのない指揮台で大きくジャンプして顔面を殴打した。
この項目は、ネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
刻阪響:初めて神峰の『指揮』を受けたサックス奏者。神峰を吹奏楽の世界へと誘い、文字通り彼の『相棒』と呼べる存在。心のカタチは『キーガード(サックスの部品)』、音のカタチは『聴いた者の心を掴む手』。
打樋透:パーカッションパートリーダー。『棟梁』と呼ばれる職人肌。リーダーとしてのあり方を模索していたが、神峰の言葉で悩みを解決してからは彼に信頼を寄せる。自他共に(?)認める『打楽器バカ』。心のカタチは『鉢巻をした3つのハート』。音のカタチは『パーカッション全体が生み出す雷』。
音羽悟偉:トランペットパートリーダー。天才的な演奏技術を持ち、『暴君』と呼ばれる。父親との関係で悩んでいたが、それを解決した神峰を面白く思い信頼する。心のカタチは『布を纏った怪物で布の中は赤ん坊』。音のカタチは『怪物が全てを食いつくす』。
奏馬俊平:部長兼トランペットパート副リーダー。心優しく、神峰の成長を見守る良い先輩。音羽に勝てない自分に甘んじていたが、神峰の言葉で自分にしか出来ない音楽を見出す。心のカタチは『青く澄んだ、ダイヤモンドのような芯を内に持つ心』。神峰曰く見ていて安心するらしい。
歌林優菜:サックスパートリーダー。刻坂に好意を寄せている。本人は必死に隠そうとしているが、周りにはバレバレで2828されている。ただし当の刻坂はそれに全く気付いていない。全国大会を真剣に目指しており、当初は神峰が指揮をすることに反対していた。だがひょんなことから神峰の指揮者としての気迫を目の当たりにし、彼を認めるようになる。心のカタチは『自身さえも焦がす激しい炎に包まれた心』。これは前述のように刻坂への恋心から来るものであるが、神峰にはその理由が分からなかった。
(以下さらにネタバレ)
実は全国を目指すという点で『ずっと変わらなかった』人。神峰が来る前から、そして神峰が来た後も変わらずに夢を追い続けていた。目標をひたすらに見据えるその姿は、まるで行き先を照らす灯台のよう。全国大会では浮き足立つメンバーに喝を入れ、『天女』の姿となって心の世界に降り立った。
御器谷忍:ファゴット・バスクラリネットパートリーダー。超がつく卑屈だが決して努力を諦めない。神峰の努力と逃げない勇気を認める。邑楽のイトコで神峰が邑楽に好かれていると察したときは涙を流していた。心のカタチは『御器谷本人の周りに大量の機雷が浮かび、わずかでもネガティブになると次々と誘爆する紙の心』。
邑楽恵:クラリネットパートリーダー。部内の女子の殆どを纏め上げる姉御肌。幾度ものダメ金(全国に出場出来ない金賞)の経験から向上心を失っていたが、神峰の指揮で御器谷の音を取り戻させた事で彼のことを認める…と言うよりツンデレる。2828エグザイル。心のカタチは『箱に閉じこもったデフォルメ邑楽』。後に箱は無くなる。
吹越花澄:フルートパートリーダー。勝ちも負けもない、楽しめればいいという中庸的なスタンスだったが、神峰の言葉で、『本気の勝負を本当に楽しむ』事を見出す。心のカタチは『砂時計の中に咲く一輪の花』。後に心、音共に『茨の鎧を纏った戦乙女』に変わるエロ可愛い。
木戸雅:オーボエパートリーダー。吹奏楽歴は高校に入ってから。行動を他人に合わせるのが上手く、自分から意見を言うことが無い。その性格や行動からコミュニティで『不要』とも『必要』とも言われたことが無いため自分の居場所を作ることが出来なかったが、敢えてヒール役を演じた神峰の行動により、部員達から『必要だ』と言われたことで自分の居場所を認識する。心のカタチは『空高くから周囲を見渡す小鳥』。後に『吹奏楽部』という『樹』に巣を作った(本当の意味で居場所を見つけた)。
弦野政彦:コントラバスパートリーダー。口癖は「真摯に」。ストイックに自分の音楽を探求し、すごい音楽やかっこいい音楽があればそれを超えたくなる性分。ロックフェスでの神峰の行動に驚愕し、彼を自分の価値観や常識をぶち壊しにかかる人間として認識。以後指揮者・神峰翔太を『叩き斬る』ことを決意する。心のカタチは『鋭く研ぎ澄まされた刀』。
星合美子:ユーフォニウムパートリーダー。菅崎舞とは親友で、共感覚を制御できずに苦しむ彼女に何もできないことを思い悩んでいた。心のカタチは『固く閉ざされた扉を叩き続ける星合』。神峰の言葉をきっかけに自分でその扉をこじ開けることに成功。その先に待っていたものは…?
菅崎舞:ホルンパートリーダー。メガネっ娘。過去の一件で『共感覚』が発現し、音に匂いを感じるようになった。そのことが彼女を深く苦しめていたが、神峰の言葉をきっかけに共感覚を受け入れる。心のカタチは『桜の木に磔にされ、血だらけになった菅崎』。後に『鎖から解かれた妖精風の姿』になる。
川和壬獅郎:チューバパートリーダー。冷静に現実を見て行動するタイプ。友人達(金井淵・星合・菅崎兄妹)とのつながりを失いたくないがあまり、自分が音楽をやっているのは彼らに音楽を辞めさせるためとまで言い切る。心のカタチは『仮面で顔を半分隠し、チェーンソーを操る川和』。そのチェーンソーで自分の理想の未来を次々と斬り倒していたが、神峰の言葉に親友・菅崎咲良の面影を見出す。自分の本当の望みを斬り倒さずに残す決意をした。
金井淵涼:トロンボーンパートリーダー。神峰に対して「(指揮に)何も感じなかった」「おまえなんか認めない」など、彼のことを特に強く否定していた。心のカタチは『とても深い立坑』。その中には様々な負の感情が存在し、奥底には『何かを封印したカプセル』が眠っている。神峰によって自身の抜群の音感がさらに引き上げられたことと、目指していた『桜の音』に到達できたことでついに彼を指揮者として認めることになった。
谺夕子:鳴苑高校吹奏楽部顧問。指揮者志望として入部した神峰に対し、『12人のパートリーダー全員に認められること』をコンクールでの指揮の条件に出す。神峰のことは不可解に思いながらも、教師として彼の言動には真剣に向きあおうとする。心のカタチは『盾と槍を構え、身を守ろうとする心』。武装を解くと『軽装のシスター』が現れる。
菅崎咲良:菅崎舞の双子の兄で天才ピアニスト。共感覚を持ち、中学時代は金井淵・星合・川和・菅崎舞の4人と一緒に『桜の音』に辿り着こうとするも交通事故で両腕が動かなくなる。そんな中ひょんなことから神峰と一緒に演奏会に出ることになり、そこであくまで自分を演奏者として扱う神峰に心動かされる。心のカタチは『砂場で何かをこねくり回す異形の怪物』。後に『半裸の格闘家である咲良』に変わる。
伊調鋭一:世界的指揮者伊調剛健の孫で、高崎市立竹風高校の吹奏楽部で学生指揮者をしている。『色調』の共感覚を持ち、音に色を感じられる。演奏中に『虹そのもの』を要求した神峰の感受性に興味を持ち、彼をライバル視するようになる。心のカタチは『音楽に包まれた穏やかな心』。しかしそれがある一件でドス黒く変化して…?
黒条善人:鳴苑高校に入学した神峰の1年後輩で、神峰同様人の心が視える。ただしそれを視た上で『黒く染め上げる』のが彼の生き甲斐。愉快犯的に人の心を弄ぶ黒条に対し、神峰は吹奏楽部でそんなことはさせないと怒りを以て迎えた。心のカタチは『すべての光を飲み込むブラックホール』。
(以下さらにネタバレ)
実は鳴苑には在籍しておらず、黒条曰く竹風高校の生徒(これも嘘である可能性はあるが)。神峰に対して同じ『目』を持つ者同士潰し合いたい、どちらかが死ぬまでちょっかいをかけ続けたいなどと語っているが本心は不明。伊調の心の隙を突き竹風を乗っ取り、それを阻止しようとする神峰を巧みに追い込んでいった。だが圧力をかけても折れるどころかどんどん強くなる神峰。その姿勢に恐怖を感じ、またそれを自覚したことでパニックとなり神峰の前から逃げて行った。心には『機械的で人面の不気味なモンスター』を大量に飼っている。これに入り込まれた者は心を真っ黒に染められ、喰い破られてしまう。
掲示板
9 ななしのよっしん
2014/04/07(月) 22:46:09 ID: RQo63z/aUn
今週読んだ時に友達が「神峰も同じことできたんだよな」って言って神峰がダークサイドじゃなくて本当によかったと思った
10 ななしのよっしん
2015/06/09(火) 18:55:34 ID: uQ/9s0VY+g
最新刊ではとうとう金管パーリー全攻略&ついでに先生も攻略したんだな
めでたい奴だ
11 ななしのよっしん
2015/06/09(火) 22:30:52 ID: qcaexgcKQF
某所のSSより。ソルキチがアイドルプロデュースの話になったら伊調の初対面シーンが酷いことになるのな。以下引用。
神峰(コイツの心……! まるでアイドルのためにできてるみてェだ。CD、フィギュア、サイリウム、ポスター、タオル、抱き枕……心がアイドル関連グッズのオンパレード。アイドルのプロデューサーってのは、ここまでアイドルのことを考えてなきゃいけねェのか……?)http://1
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最終更新:2024/12/27(金) 09:00
最終更新:2024/12/27(金) 08:00
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