アルティ(実況プレイヤー)とは、女性ゲーム実況プレイヤーである。
略歴
2012年4月12日に旧アカウントでニコニコ動画に動画投稿を始めたのがゲーム実況プレイヤーとしての正式なデビューであるが、当該アカウントは諸事情により動画ごと削除されているため、2013年3月20日に投稿された『FINAL FANTASYを実況プレイ part1』が現在視聴できる最古の実況プレイ動画となっている。
その後はVC版タクティクスオウガやPS版ドラゴンクエスト4などSFC~PS1時代のRPGを中心に実況するが、2015年6月30日に本人アカウントの投稿可能容量を確保するため再び一部の動画を削除した。結果として、同日時点では、完結済みの前掲3タイトルとプレイ中のドラゴンクエスト7の実況プレイ動画のみが残る形となった。
なお、これまでに削除された動画については「視聴者が再アップロードするのは自由」としている。
人物
- 「アルティ」という名前の由来は、小学生の頃に付けられたあだ名である「格闘戦士アルティメーター(女版)」から。格闘戦士アルティメーターとは、漫画『遊戯王』に登場するモンスターであり、筋骨隆々な姿をしている。
- 年齢は14歳。もっとも、理由は不明だが、飲酒をしたり日本国の国政選挙権を行使したりすることは問題なく出来る模様。
- 誕生日はTO実況 part1で公表している。
- 明朗快活でハキハキした喋りが特徴。声質は少年声ともイケメンボイスとも言われる。
初期の動画では可愛らしい声を出そうとしたこともあるが、当然のことながら黒歴史である。 - イケメンキャラを前にしてデレデレしたりする女子らしいところもあるが、それは表層に過ぎない。実態はショタや初老のオジサマにも関心を示したり、果ては「好みのタイプはドラゴン」と豪語する悪食系女子。
- 嫌いなものとして、雷、G、牛乳、カラスを挙げている。とりわけ、雷鳴を伴う雷に対しては動画内でもしばしば激しい動揺を見せる。ニコニコ生放送中に天候が荒れて雷鳴が轟いた際には、恐怖のあまり即座に配信を中止して布団の中に逃亡してしまった。
- 動画説明文や動画内の発言からドMである一面が伺えるが、アルティも視聴者にドMさを求めているところがある。彼女の洞察力の無さやgdgdさにヤキモキさせられるのを楽しむ視聴者もまたドMである。
- ゲーム実況を始めた理由を「かなり昔からニコ動でゲーム実況を見てきて、散々楽しませてもらったので、今度は自分が誰かを楽しませられないかなと思ったから」と説明しているように、視聴者の立場では2007年7月頃のRC時代からニコ動を知っている。
実況スタイル
- 主人公の名前を入力出来るゲームでは、デフォルトネームが用意されているかどうかにかかわらず、「アルティ」とすることが多い。但し、ゲーム仕様の関係上、ラブレボ実況では「戦士 アルテ」と、FF1実況では「あるてい」とされた。
「アカツキ」は黒歴史。 - ゲーム中のテキストは原則として省略せずにすべて読み上げる。読み方がアテレコ気味なのは「読んでいて自分が楽しいから」とのこと。
- 奇を衒うことなくストーリーを素直に楽しむのを旨とし、初見ならではの新鮮で感情豊かな反応をウリとしている。笑うべきところで笑い、泣くべきところで泣き、怒るべきところで怒るという王道型の実況と言える。
- コメントには原則としてすべてに目を通す。視聴者とのコメントを通じての交流を大切にしたいという考えから、気になったコメントに対しては動画内でも積極的に言及する。
- 拠点間の移動や全滅地点に戻るまでの道中などを編集でカットする際に、自ら描いたイラストを挿入することがある。なお、イラストのクオリティは制作時間に大きく左右される。
用語集
- ○○ティ
- 動画内でアルティが取った行動や置かれている状況に応じて、その名前をもじって「○○ティ」と呼ばれることがある。何かと応用が利き、視聴者にとっては非常に使いやすい言葉責めである。用法が確立しているものとしては次の通り。
- お花摘み回
- 初出はDQ5実況 part54。当初、アルティは当該partを端的に「糞回」と評した。しかし、いくらなんでもその言い方はないのではないかということで、視聴者が「お花摘み回」と表現を婉曲にしたタグをつけたところ、アルティがそれを甚く気に入ってタグロックしてしまった。
- かくして「再生時間のほとんどが道に迷っているだけで進展が全くない」などの理由で視聴するのにある程度の覚悟が必要なpartを指してお花摘み回と呼ばれるようになった。もっとも、当該タグはアルティが自らお花摘み回であると明言したpartにのみつけるのが暗黙の了解である。
- サロメ
- FFT実況に登場した女性汎用キャラ。ホーガン、レナード、テイシアとともに士官アカデミー時代から主人公を支える主力メンバーとして固有キャラを差し置いて重用されていた。
- はじめ見習い戦士であったが、同期のシャロンとマルコムが早々に戦死したのに伴い、アイテム士にジョブチェンジし、魔道士系に転向。以後、もう一人の魔道士であるホーガンとともに前衛をサポートしつつ、黒魔法を駆使して敵を次々に打ち倒すなど縦横無尽の活躍を見せた。
- アルティは愛着のある汎用キャラを最後まで使いたい旨をしきりに表明しており、とりわけお気に入りと目されていたサロメの地位は安泰かと思われたが、宝瓶の月11日(太陽暦では1月30日)、地下書庫における戦いでまさかの戦死を遂げた。相手は作中屈指の強敵であり、その猛攻の前では蘇生どころかサロメが遺したクリスタルを回収することすらかなわず、戦闘自体はなんとか辛勝したものの、文字通りサロメは捨て石となった。
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サロメの死が戦死者数の増加という単なる数字の話として片付けられ、生きた証が何も遺らなかったという無情な現実には、アルティはもちろん視聴者も涙した。アルティの生放送で視聴者がたびたびサロメの名前を出すのは、無名戦士ゆえに歴史書に名前が残らなかったサロメを忘れまいとする気持ちによるものである。
決して、動画の収録を早く終わらせたくて サロメを見殺しにしたとか、ホーガンとの星座相性が悪くて使いづらかったから戦死に託つけてリストラしたなどとアルティを疑っているわけではないはず。 - 先生
- DQ5実況ではメタルスライムのメタリンを、FFT実況では男性汎用キャラのホーガンを、ベイグラ実況ではリッチを指す尊称。なお、風花雪月の実況では主人公が先生を務めているが、あくまでアルティ自身であるという設定のため、先生呼びはしていない。
- ティーン!
- DQ5実況における鉄板の一発芸。某芸人のそれは「ティン!」であり、間違えないよう注意したい。
- キャラの頭上に感嘆符「!」が表示される際のSEを遠慮がちに読み上げたのにはじまり、ゲーム中の演出に合わせて「ダブルティーン!」や「ティーン?」という派生型も生まれた。これらの様子は視聴者作成のMAD動画にまとめられており、現在でも視聴することができる。
- アルティが何かに勘付いた際に「ティーンときた」と言うのはこの「ティーン!」に由来する。某社長の「ティンときた」とは何の関係もない。
関連人物
神棚
アルティのプロフィール画像や動画に関連したイラストを提供している友人兼専属絵師。
神棚氏の描く人物の頭には必ずと言っていい程、蛇口が付いているのが特徴。その蛇口が頭に付くようになった経緯を以下に要約する。
アルティと神棚氏を含む友人たちとの会話の中で、映画「仄暗い水の底から」の話題が出た折、蛇口から髪の毛の塊がボトリと落ちるシーンの話になり、
以来、氏の描くアルティ像は蛇口から彼女が出てくる不気味な絵になったが、 転じて他のキャラクターの頭上にも蛇口が付くようになった。
2012年8月、アルティの生放送に初めてのゲスト出演を果たした。それまで神棚氏の素性は謎に包まれており、ここぞとばかりに視聴者から質問が浴びせられたが、持ち前の適当な受け答えを連発。結局3時間の生放送で判ったのは、“甘党でMAXコーヒーが好物の女性”という事だけだった。
FF1実況 part3でアルティが白魔術士に扮した神棚像を描いているが、これはゲーム中の白魔術士「かみだな」として神棚の名前が無断で使われていることによる。
カナト
アルティの友人で彼女に零〜紅い蝶〜をプレイさせた張本人。当該シリーズではカナトも実況者の一人として参加し、助手席からアルティのプレイをサポートする役割を担っている。
ホラーが苦手なアルティにやらせるためだけにわざわざソフトを買ってきたというドSで、動画内においても女性に対する嗜虐感情をたびたび吐露するほか、恋人の男女に起こった悲劇を「リア充爆発」と表現するなど、アルティに比べると過激な発言が目立つ。
実はカナト自身も零をプレイするのは初めてで、ホラーゲーム自体も本人の弁では「ルイージマンションぐらいしかやったことない」とのこと。しかしながら、アルティとは対照的に、ゲームの攻略に際しては説明書を読み込んで堅実に対応していくタイプであり、行き当たりばったりになりがちなアルティのプレイを初見ながらも冷静に軌道修正している。不意打ちにあって狼狽するアルティを尻目に敵の動きの癖を瞬時に見抜くなど、分析能力も高い。
FF1実況では、神棚と同様に名前をやはり無断でアルティに使われ、赤魔術士の「かなと」とされた。
2014年03月16日、単騎実況として龍が如くをプレイし始める。
ママティ
アルティの実母にしてゲームの師匠。色々な意味でアルティをこの世に生み出したと言える人物。
往時は相当のゲーマーであったらしく、仕事を持ちながらも時間を見つけてはゲームに勤しむ日々を送っていたといい、アルティはその姿を物心がついたときから見て育ったと述懐している。ママティのプレイを横から見ていたことはアルティのゲーム体験の一部になっており、クロノ・トリガーを実況する前から当該ゲームの名曲『時の回廊』を知っていたのもそのためである。
現在でもゲーム欲はなお旺盛で、アルティがプレイし終わったPS2版DQ5やFFTを借りてプレイしている模様。アルティと連れ立ってFF生誕25周年記念イベント『FINAL FANTASY展』に出かけたりもしている。
FF1実況におけるモンク「ままてい」の元ネタは当然ママティであるが、「ママティ」の名は視聴者から自然発生的に呼ばれるようになったものであり、本人自らがそのように名乗ったわけではないという点で神棚やカナトと異なる。そもそもママティはアルティがニコニコ動画で活動しているという事実を知らない。
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関連項目
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