機体の特徴と種類
初代の時点で10種類の型(タイプ)があり、作品が増えるに従ってどんどん増えていった。
また、それぞれのタイプごとに、アーマースタイルやスピードスタイルなど5種類に分かれている。(初代のみ3種類)
よって特殊な機体を除けば60種類あり、ビジュアル面も合わせて幅広い需要に応えている。
基本的な機動力・防御力(V2以降は攻撃力)を決定するまさに素体。
得意な戦術・戦法を決定してしまうため、カスタマイズにおいて何よりも先に決定したい要素。
アタック
カスタマイズによって搭載するもの以外にロボ本体による格闘攻撃がこの「アタック」である。
発動は地上限定(一部例外あり)であるが、相手のがまん値に関わらず一撃でダウンを奪い、違法改造ガンと互角のダメージを持つまさに決死特攻。
攻撃判定発生中は無敵だが、出始め、終了時に長めの硬直があり、避けられてしまえば大被害は免れない。
アタックの特性は各ロボ個別に存在し、単なる突進技から急降下・急上昇といった軌道の異なったもの、無敵時間や攻撃時間の長さ等、様々なものがある。
性能的に大きな差の出ない「機体スタイル」において、選ぶための決定打となる要素と言っていい。
合法ロボ
- シャイニングファイター型(登場:全てのシリーズ)
青年型のロボ。標準的な能力を持つタイプ。名前は光、もしくは闇に関係する単語から取られている。
全ての能力が均衡しており、飛び抜けた特徴は無い。しかし、逆を言えば全ての状況に対応できるということであり、カスタマイズ次第で地上戦も空中戦もこなせる。初代は基本的にレイのみしか使えないのでお世話になるが、V2以降のストーリーモードでも上手く使いこなせばこのタイプだけでも十分がクリア可能。
一部の玄人プレイヤーは初期装備(レイ、ベーシックガン、スタンダードボム等)縛りでストーリーモードを攻略している者も存在する。
初代からシリーズ伝統の主人公機…だったのだが、V2からのロボ複数所持化になってから少しづつ影が薄く
なっている気がしないでもない。それでも、「カスタムロボの顔」と言ったらこのタイプである。
歴代の主人公機は俗にレイシリーズなんて言われることも。激闘では後述のレイIIダークを含め、6種類のレイシリーズが登場する。
- エアリアルビューティー型(登場:全てのシリーズ)
美少女型のロボ。多段ジャンプ系の典型みたいなロボ。名前は宇宙や星に関連する単語から取られている。
空中戦型という立ち位置で、ジャンプ力は若干低めだが、空中ダッシュが垂直上昇する「多段ジャンプ」であり、全ロボ中トップクラスの空中での水平移動力を持つ。また地上でのスピードもリトル系に次いで全ロボ中3位であり、相手のロボやその場のアドリブで戦い方を使い分ける事が可能。
その代わり、何故か与ダメージに-5%の補正がかかる(激闘では廃止)のと、がまん(他の格ゲーで言う気絶値)が下から 同率3位(事実上ブービー賞)なのが欠点。
美少女型故に、可愛らしい顔立ちも特徴の一つだったが、激闘ではフェイスマスクを装備してしまいやや魅力が減ってしまった。
- ワイルドソルジャー型(登場:初代、V2、激闘!)
成人型ロボ。名前はアメリカ人男性の名前から取られている。
シャイニングファイターより防御が上がり、ダッシュも急降下になった機体。ダッシュは2回できるが、下向きにダッシュする都合上特定のレッグと組み合わせない限り基本的には1回で着地してしまう。
とにかく空中ダッシュを使いこなせるかどうかで評価が全く変わるので素人にはお薦め出来ない。上級者向け。
- メタルグラップラー型(登場:全てのシリーズ)
重量級ロボ。筋肉質なガチムチな姿。名前はいかにも強そうな動物から取られている。
地上の移動速度が全ロボ中一二を争うほど遅く、空中ダッシュも一回しか出来ないという重量級ロボ。やたら高いがまん値を盾に鋼の心で挑むのが基本。
攻撃面は優遇されており、他のロボに比べて与ダメージが5%ほど補正が掛かっている。高いダウン値のお陰で相手のガンにカウンターが可能だが、その分ダウンによる防御力補正を受けづらい。
当たり判定も大きく、地上での動きも遅いので小回りが利かない為ガンの連射弾やボムやポッドで包囲されると辛く、特にスタン効果のあるスプラッシュガン絡めたコンボの餌食になりやすい。
防御力もあるが持久戦はあまり得意ではない為、ダメージレースで優位を取りつつ相手に隙を与えずに、最後まで攻めきる戦いが求められる。
- トリックフライヤー型(登場:初代、V2、BR、激闘!)
非常に細身な異形系ロボ。棒人間と行っていいスリムさに度肝を抜かれるだろう。名前は「~ヘッド」という法則があったが、一部ではついていない。
防御がシャイニングファイター型よりもやや低め。当たり判定は大きく地上を走るのも遅いのが難点。そのため主に空中戦で使用される。ダッシュは素早く短く3回飛べるため、相手にいきなり近づいたり緊急離脱したりできる。
ステルスダッシュができ近距離戦の得意なストライクバニッシャー型とは運用法が似ているからか、お株を取られてしまったとも言われるが、高いジャンプ力やダッシュ時の水平滑空能力はストバニにはない長所であり、空中設置系の弾を放つガンや、ロングバーニアレッグといったダッシュの距離を延ばすレッグを組み合わせれば、十分差別化は可能である。
- セクシースタンナー型(登場:初代、V2、激闘!)
女性型ロボット。名前は女性の名前から。
スタイリッシュなデザインが1番合いそうなのに何故かBRに登場しない。健全な男子諸君に刺激が強すぎるとでも判断したのだろうか?とも言われるが、実際は後述するようにV2での性能が極めて高かった事からリストラを受けたという指摘もある。
地上での走りは遅いがジャンプ力は15機体の中で1番高く飛距離も大きい。ダッシュは4回、やや下に向かうので着地後のスキがそれほど大きくない。ダッシュの性能はあまりよくないので基本は1ジャンプで何かしらの行動をとり、ダッシュは補助的なものといえる。
ガチ対戦では極めて強力なロボとして名高く、代表的な例としては常に相手の斜め真上を陣取りつつ、高高度からスプラッシュガンといった連射系ガンを連発し、着地の隙にはコックローチポッド等を射出して反撃を許さない…と、延々相手をかぶせ倒す戦法は脱出不能とまで言われる。
距離を置いてフェニックスガンやフレイムガン、サテライトポッドといったパーツで対応する常套手段にさえ、高いジャンプ性能とパーツの組み合わせによってはそれすら無意味であり、地上能力の低さは殆ど無視できている。強力なロボの一つ。ジェーンをはじめアタックも使い易いロボが多い。
- リトルレイダー型(登場:初代、V2、BR、激闘!)
地上機動に特化した軽量級少年型ロボ。名前は鳥の名前から取られている。
地上移動速度は走り始めこそやや遅いもののトップスピードは全ロボ中最速で、非常に速く動ける。そのため走り始めの速度を上げるスタビライザーレッグがほぼ定跡化している。
防御は紙。がまんがリトルスプリンターと並んで全ロボ中ぶっちぎりの最下位で、一部のボムや多段タイプのガンの弾一発だけとかしか耐えられないという驚異的な紙っぷりを誇る。
ただしあまりに簡単にダウンするので、他ロボでは入るコンボが繋がらなかったり、ダウン後の防御力アップ効果で相手の装備によっては実質的に中量級的な防御性能に達することもなくはない。また、当たり判定も小さいので攻撃を簡単に回避できる。
なお、空中ダッシュがファニーオールドマン型の劣化(やや距離が短い、3回しか出来ない)なので、基本的に無かったことにされているが、一部の猛者はこれにワイドジャンプレッグを積んで空中戦を挑むことも。
BRでもリトルレイダー型は登場しているが、実際の性能は多段ジャンプを使用するリトルスプリンター型であり、名前を変えていると思われる(同様の例にファッティバイス型とファンキービッグヘッド型の例がある)。またリトルスプリンター型が登場しないので、シリーズで唯一女の子の外見をしたリトルレイダー型が登場する(いわゆる男の娘)。しかしその扱いは流石に問題があったのか、そのロボは激闘!でリトルスプリンター型に変更になった。
激闘!では攻撃力にマイナス補正がかかるようになった。
- リトルスプリンター型(登場:初代、V2、激闘!)
ロリ担当。名前は単位から取られているが、前述のBRではリトルレイダーだった「リトルチック」のみそれに当てはまらない。
リトルレイダーの速度を少しだけ下げ、空中ダッシュのかわりに多段ジャンプを付けたロボ。走り始めからすぐトップスピードに乗れるため、レッグを空中での立ち回りも考慮して選べるのが魅力。何故か他の多段ジャンプロボを差し置いて、3回多段ジャンプが出来るという謎の贔屓を受けている。但し空中での操作性(特に水平移動力)があまりよろしくないので、その点を補う必要がある。
余談だがリトルレイダーもそうだが攻撃面には補正はかかっていない。
BRでは名前こそないが、BRのリトルレイダー型は実質的にはこのリトルスプリンター型である。
ノイズ的にはエアリアルビューティーは攻撃力を調整する必要があるが、このロボにはいらないらしい…というのはV2の話で、激闘!ではリトルレイダーと同じく攻撃力にマイナス補正がかかるようになった。
- ファニーオールドマン型(登場:初代、V2、激闘!)
ジジイ担当。名前はすべて漢字3文字となっている。
加齢のせいか地上性能はほぼ壊滅的と言っていいが、それを補うかのように他のロボとは一線を
画す空中戦性能を誇る。やたら高いジャンプ、優れた空中での水平移動力、6回も出来る空中ダッシュ(初代では7回)などを駆使して戦うロボだが、空中ダッシュが移動距離は長いもののスピードが致命的に遅いため、近距離戦はほぼ捨て、ガン逃げに徹する必要がある(このゲームは空中ダッシュ中は無防備なため)。
なお、がまんの値はエアリアルビューティーと並んで同率3位。空中でダッシュを6回吐き終わったあと、
スナイパーガンで狙われると時が止まったような感覚をコマンダーに与える。
- ファッティバイス型(登場:初代、V2、GX、激闘!)
重量級ロボ。こちらは肥満体質のムチムチである。名前は科学からになっているが、後述のファンキービッグヘッドから移転した「シールキッド」のみ当てはまらない。
いかにもとろそうに見えるがジャンプがゆっくりで長いため、重量級ながら空中戦向きの機体である。伝説の使い手フカシによってこの機体は圧倒的な存在感を誇った。もちろんネタだけでなく、その長いジャンプ力で相手の弾をかわしやすい。
しかしノイズの知略によりがまんの値がそこまで高くはないため、遠距離ガンを何発もダウンせず生で喰らってしまう割に、近距離ガンであるフレイムガンやマグナムガンが直撃するとあっさりダウンしてしまう。
要するに防御力が高いわりに中途半端にコケやすいのが欠点。
なお、GXにはファッティバイス型は登場しないが、隠し機体として「ドテカンターボ」が登場する。
BRではファッティバイスという名こそないが、代わりにファンキービッグヘッド型というものがあり、性能は全く同じ。恐らく名前を変えているだけで、実質的に登場しているようなもの。
- ストライクバニッシャー型(登場:V2、GX、BR、激闘!)
おそらく男子諸君が最も愛用するであろう機体。名前は武器の名前から。
全体的に鋭角的なデザインと武器の名前という厨くさい格好いい名前の響き、そしてステルス機能(下記参照)という特権を持ち、しかも何故か空中ダッシュが3回できるため、V2ではほぼ完全にシャイニングファイターの上位互換だった。
ただしジャンプは全ロボ中最も低く、それによって着地からすぐ行動に移せる利点こそあるものの、地上設置系の弾を回避する事が困難という弱点がある。
このロボにマグナムガンやショットガンといった近距離用ガンを積み、ステルスダッシュで接近してガンを叩き込むという戦法は俗にストマグなどと呼ばれ、厨戦術扱いされることもしばしばだが、距離を取りつつボムやポッドで迎撃したり(特に持続の長いD型爆風が有効)、持続の長いガンをダッシュの終わり際に置いておくなどで対策できるため、一強にはならなかった。基本的な動作はシャイニングファイターだが、弱点に関してはリトルレイダーに近いものがあるロボ。
なお、BRではどうしてこうなったなどと言われるほどの弱体化を受けたが、それはV2の性能がおかしかっただけ(ジャンプの高さ以外は全て平均以上)なので何も問題はない。
- バーニングビースト型(登場:V2、※BR、激闘!)
ストライクバニッシャー型に続くステルス機能付きロボ。姿通りの名前になっている。
ジャンプはそこそこ高く、空中ダッシュは下に向かって1回。ダッシュの距離も長く、素早いので空中戦でかき乱しながら戦うことが多い。
要するにダッシュ1回と引き換えにステルスの付いたワイルドソルジャーなのだが、空中ダッシュがほとんどのレッグで長すぎるためダッシュ見てから迎撃余裕でしたなどとなりやすい。
※BRにはバーニングビースト型は登場しないが、隠し機体として「チキンハート」が登場する。
- ライトニングスカイヤー型(登場:GX、BR、激闘!)
男子諸君に愛用される機体No.2。GX、BRではミサイルの名前、激闘では天候の名前になった。
おそらく「カスタムロボ」の中で1番ロボらしいデザイン。特徴として、空中ダッシュ時に変形し、空を飛びまわることができる。変形時にはガン、ボム、ポッドが撃てるので、逃げながら戦うこともできる。ただ、変形時のスピードが速いので、慣れていないと上手く操作することができない。
- ミスティミラージュ型(登場:GX)
影の薄い機体No.1。GXにしか登場しない。「ミラージュダッシュ」と呼ばれる、一定時間相手から見えなくなり壁も通り抜けられるダッシュが出来る。ただし「ステルスダッシュ」とは違い、ガンの無効化ができない。CPU戦では見えていないのかどうかも不明であり、実質対戦専用ロボ。
- ファンキービッグヘッド型(登場:BR)
影の薄い機体No.2。BRにしか登場しない。その名の通り、頭がでかく、頭から直接手や足が生えている
(デザインとしてはどこぞのピンクの悪魔がメカメカしくなった感じ)。性能としてはまるっきりファッティバイス型と同じ。というより、ファッティバイス型の名前を変えただけの機体群と思われる。なのでファッティバイス型が再登場した激闘!では案の定登場しなかった。BRで差別化していれば・・・
違法ロボ
- ベイオネット
初出はV2。
ストライクバニッシャー2体を合体させることで作られた違法ロボで、ステルスダッシュが5回出来るという反則的性能を誇る。他にも無敵付きのアタックをジャベリンのように連続で出来る事も魅力。
が、実際のところステルスダッシュさえ捌ければ他の性能は並なので、露骨な一強にはならなかった。またCPUはなぜか空中ダッシュを必ず5回やりきろうとする為、空中で壁にドカドカ当たるという少々おバカなアルゴリズムになっており、そこをプレイヤーに狙い撃ちにされるという事もしばしばである。
- メイジェル
初出はV2。
V2旅立ち編のラスボスに当たる機体で、空中戦に特化している。ベースはセクシースタンナー型だが、空中ダッシュの代わりに多段ジャンプに変更されている。
ただでさえジャンプ高度の高いセクシースタンナーに4回までできる多段ジャンプを与えた為性能が壊れており、四六時中空中に浮いて戦うのが基本。CPUはそこまで露骨な動きこそしないものの、装備しているナナセガンの射程と判定が非常にいやらしく、特に旅立ち編ではその時点で入手しているガンではほとんど有利に戦えないという事もあって苦戦必至である。後述のジェイムスン戦にも言える事だが、ステージに障害物が少ないので、ガトリングガンやドラゴンガン等の無限射程のガンを駆使しよう。
空中戦は強いのだが、地上の性能はよろしくないのであっさり崩れるときは崩れる。
- レイIIダーク
初出はV2。
偽主人公の愛機で、レイIIの性能はそのままに地上速度だけをリトルレイダー並に上昇させたロボ。アタックも突進型だが射程が長いのが魅力。走り始めもそれなりに速い。
と、こう書くとこいつも強そうに見えるが、如何せん元がシャイニングファイターなのでそれ以外に際立った特徴が無い。アタックも何故か出掛かりに攻撃判定のない部分がある。
どうでもいいが、このロボを作ったのはロボ博士(主人公側の登場人物)である。違法型と称しておきながら、違法型ロボの製造は罪に当たらないらしい。さしあたり実験機として作られたものなのであろう。
余談だがこれら3体の違法ロボはがまんがゲーム中では6と表示されているが、実際は平均的ロボと同じ5である。何故詐称しているのかは謎。
- ジェイムスン
初出はV2。
コマンダーを必要としない自律機動型のロボで、使い手は存在しないが、V2の悪の組織ゴライアスの首領であるロクドウが開発した。「自律機動型は生身のコマンダーには操作の精密さにおいてどうしても勝てない。ならば機動力と操作性を捨て去り最高の攻撃力と防御力を与えよう。」というとても素晴らしい発想からできたロボ。
呆れ返るほどの装甲と絶対にダウンしないがまん値、さらに超性能の専用装備を持つ旅立ち編のラスボスの一角。特にポッドは空中で撃つと何故か超高速でプレイヤー機を追尾するという性能を持ち、ほぼ先読みしないと確定。また攻撃範囲も広く、広角に発射する弾が乱れ飛ぶ上に、登場ステージのゴアイラスグレートは障害物が少ないステージの為、空中戦主体のロボ(ファニーオールドマンや多段ジャンプ系ロボ)は回避が困難で特に苦戦を強いられる。
あまりに装甲が高すぎるため制限時間のある激闘編では120秒かかっても削りきれないという話もあるが、一部ロボのアタックとナックルガンを駆使すれば速攻で撃破できたりする。ただしそれは激闘編での話であり、旅立ち編ではナックルガンは入手できない。よって、無限射程でかつ高威力のドラゴンガン等を遠距離から撃っていく戦法等が推奨される(前述の通りステージに障害物が少ないので無限射程のガンが当てやすい)。旅立ち編では制限時間がないので、しっかりと避け、じっくり戦えば勝機はある。
なお、このロボに関しては完全なCPU専用であり、他の違法ロボと違いプレイヤー操作はできない。後の激闘!では一部変更された性能でDSステーションにて期間限定で配布された。(現在はWifi対戦時に低確率で入手可能。)その際専用パーツをほかのロボに装備させたり、逆に通常のパーツを装備させることもできるが、サイズがおかしいことになるので注意。
- ラカンセン
初出はBR。
黒をベースに赤い炎の紋を付けた忍者のようなデザインの違法ロボ。ベースはライトニングバニッシャー型で、こちらはステルスダッシュが5回できる。
BRのオープニングでは2体のロボを下僕として戦わせ自身もレイと激戦を繰り広げるため、記憶に残っているプレイヤーも多いのではないだろうか。
名前の由来はおそらく羅漢銭(縁を削り尖らせた銅銭)と呼ばれる暗器から。使用パーツもオロチ、ゴウカ、ハヤテ、ヒエンなど、和風な名前のパーツである。
- アール
初出はBR。
機械と生物が融合したようなデザインで、異常ともいえる機体性能と専用装備を持つ。
ストーリーの中で進化していくという前代未聞の機体(実は生物)で、しかもそのアールと戦う場所がのどかな風景であるため、そのギャップなどもあって、やった人は未だ記憶に残っているのではと思う。
特に第三形態は3:1なのに負ける(味方が3)ことも珍しくなく、歴代最強の機体との説も。
軽く第三形態の性能を説明すると、
①ジェイムスンと同様に固い装甲と高いがまん値を持つ。(一定のダメージ量で無敵が発生するのでがまん値は設定されてる模様、ただしダウンはしない、格ゲーでいえば常時スーパーアーマーという感じ)
②機動性がジェイムスンよりも格段に上がっており、空中ダッシュがライトニングスカイヤー型のようなダッシュで
素早い動きをしながら大量のガン・ボム・ポッドをばらまくことが可能。
③ガン:高い攻撃力とダウン値、4方向に広がる攻撃範囲の非常に高い性能を持つ。
射程は中~遠距離っぽいが、近距離で当たった時が一番ダメージが高い。ベースはフレアキャノンガン。
ボム:自機の周りに4発のボムを発射する。爆風はあまり広くなく、ダメージもそんなにないが、
前述の機動性により連発してばら撒かれるので非常に行動範囲が狭められる。
ポッド:ベースは後述のシーカーポッドになっていて、オリジナルよりも移動速度が速くなり、弾数も増加している。
とまあ書いたように 走・攻・守 完璧な違法ロボであり、ジェイムスンは一部のガンやロボのアタックで突破できたが、アールはこれらの性能でパターンを作れず、味方に攻撃を任せて自分は遠距離で攻撃していたら味方がやられて一対一の状況になってしまったようなこともよくあること。
ちなみにアールはシナリオクリア後の激闘編のどこかで、各形態をゲットすることができて対戦でも使うことができ、何も知らない相手に対しフルボッコが可能だが、あくまでもアールは違法ロボなのでリアルファイトになっても
何も責任は負いません。
- ナガミツ
初出は激闘!
ストライクバニッシャーをベースに違法改造された機体で、「長光」の名前のとおり侍のようなフォルムをしている。
激闘!ではバニッシャーは2回のステルスダッシュだが、こいつは3回ダッシュができるようになっている。
- ハドロン
初出は激闘!
金色に輝く悪魔のような風貌で、人の知識を吸収して人の言葉を喋りだす。という色んな意味でトンデモロボ。
攻撃力高い。機動性高い。硬い。ライトニングスカイヤー型のダッシュと前述のアールに似た特徴を持つ。
アールと違うところはちゃんとダウンした時に倒れる点。ダウン時の硬直が少ないという特徴があるのでダウン中に追撃するのはほぼ不可能ではあるが。
そして唯一空中でアタックが出来るロボである。相手を踏みつけるように斜め上から急降下するアタックは初見で回避は難しいだろう。地上アタックは昇竜拳のようなものを繰りだす。
ちなみにパーツは
ガン:リーチがショットガンくらいに長く、地上撃ちと空中撃ちの効果を交換した(地上撃ちで相手ふっ飛ばし、空中撃ちで浮かすようになった)ナックルガンを3連射する。だが単発しか当たらないと威力は結構控えめ。
ボム:ターゲットを動かせない代わりに自動的に相手に向かって直接発射するダイレクトボムを1発発射。爆発範囲と威力が上がっている。ちなみにオリジナルのダイレクトボムは2発連射式であるのでそこは弱体化といえるかもしれない。
ポッド:目の前で爆発しゆっくりと間隔を開けて爆発を続ける距離が伸びたウェーブポッド。
レッグ:地上と空中の機動性が上がる万能レッグ。どんな機体にも合わせられる。
パーツ性能だけ見るとアールよりは良心的に見えるだろう。(それほどアールがおかしい性能ってこともあるが)
ただし致命的な弱点が存在する。なぜかハドロンセットの武器は硬直がトップクラスに長いこと。ポッドですら足が止まって撃つのだから、強すぎると調整を入れたのかもしれない。だがダッシュがライトニングスカイヤー型のものでかつ早いので空中に飛ばれるとそのデメリットもほぼないに等しい。
「ステルス機能(ステルスダッシュ)」とは?
空中ダッシュ時自分の姿を見せない機能。これにより空中ダッシュ時は相手のガンを無効にすることが出来る。
この機能を搭載しているのは、合法ではストライクバニッシャー型とバーニングビースト型の2種類だけである。
関連項目
- 4
- 0pt

