下半期GI開幕戦・短距離巧者の祭典
スプリンターズステークス
GI・中山競馬場・芝1200m
スプリンターズステークスとは、日本中央競馬会(JRA)が主催する国際GI競走である。
春の高松宮記念と双璧を成す芝スプリントGIとして、中山競馬場・芝1200mで開催されている。
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この記事では実際の競馬競走について記述しています。 この競走を元にした『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するレースについては 「スプリンターズステークス(ウマ娘)」を参照して下さい。 |
概要
1967年、古馬が出走できる史上初の1200m短距離重賞として創設。当初はハンデキャップ競走であった。
1984年のグレード制導入でGIIIに格付け。安田記念へ向けての始動戦という位置づけとなる。
その後、短距離路線の充実に伴い、1987年にGII格上げ。
1990年に史上初のスプリントGIとして格上げされることになる。
創設当初は7月上旬開催で、その後5月、9月下旬~10月上旬、2月下旬~3月上旬と変遷し、1990~99年までは有馬記念1週前の12月中旬~下旬の開催となる。マイルチャンピオンシップから連戦する馬も多かった。2000年からはレース体系の見直しにより9月下旬~10月上旬の開催に変更され、秋のGI戦線の開幕を告げるレースへと位置づけが変わった。
1997年からファンファーレの生演奏が導入。2006年から国際GI競走に指定され、グローバルスプリントチャレンジの第6戦となっている。[1]
2002年は東京競馬場改修工事のため、2014年は中山競馬場のスタンド改修工事のため、新潟競馬場での代替開催となった。
2021年の出走馬はすべて栗東所属であった。このようなケースは重賞では2020年の根岸ステークス(GIII)で栗東の馬のみの16頭で行われた以来で、GIで似た例では2015年のフェブラリーステークス(GI)は栗東の馬14頭、地方馬2頭といったケースがある。
レース傾向
中山競馬場外回りコースの2コーナーに近いところから発走する。坂を下ってゆったりした3コーナー、急な4コーナーを回って310mの最終直線に入る。勿論ゴール前では中山名物の急坂が待ち構えている。スタート直後のコーナーの関係上、フルゲートは18頭ではなく16頭である。(2014年の新潟開催時は18頭)
中央主要4場の中でもトリッキーなコース形態として知られる中山でのレースらしく、内枠の馬はゴチャつきやすい。序盤3ハロンは下り坂もあって32秒台のハイペースになることもあるが、近年はスロー傾向・路盤改修の影響もあって追込は決まりづらい。いかにコーナーをスムーズに回れるかが鍵となる。
主な前走・前哨戦
競走名 | 格付 | 施行競馬場 | 施行距離 | 間隔 | 優先出走権 |
---|---|---|---|---|---|
北九州記念 | GIII | 小倉競馬場 | 芝1200m | 6週 | |
キーンランドカップ | GIII | 札幌競馬場 | 芝1200m | 5週 | 1着馬 |
セントウルステークス | GII | 阪神競馬場 | 芝1200m | 3週 | 1着馬 |
歴代優勝馬
- 回数についているリンクをクリックすると該当する動画に飛びます。
- 馬齢表記は現行表記に統一。
- 競走名は第1回から第2回・第4回から第7回・第17回以降が「スプリンターズステークス」、第3回が「英国フェア開催記念」、第8回から第13回が「読売杯スプリンターズステークス」、第14回から第16回が「読売スプリンターズステークス」。
※1:史上初の連覇 ※2:連覇(2) ※3:連覇(3) ※4:初の春秋連覇 ※5:単勝257.5倍 ※6:春秋連覇(2) ※7:春秋連覇(3) ※8:春秋連覇(3) ※9:スプリントGI3連覇 ※10:牝馬最高齢優勝 ※11:連覇(4) ※12:春秋連覇(5) ※13:母子初制覇
関連項目
脚注
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