家康が最も恐れた男の一覧とは、徳川家康が最も恐れたと推測される武将を始めとした男の一覧である。
・・・男ではない人物が混じっているのは深く考えてはいけないものとする。
一覧
- 明石全登[1]
- 石田三成[2]
- 今川義元
- 上杉景勝[3]
- 上杉謙信
- 宇喜多秀家
- 大久保長安[4]
- 大谷吉継[5]
- 織田信長
- 織田信秀
- 加藤清正[6]
- 木村重成[7]
- 黒田官兵衛[8]
- 小早川隆景
- 佐竹義宣[9]
- 真田昌幸[10]
- 真田幸村[11]
- 島左近[12]
- 島津家久[13]
- 島津義弘[14]
- 武田信玄[15]
- 立花宗茂[16]
- 伊達政宗[17]
- 長宗我部元親
- 豊臣秀吉
- 豊臣秀頼[18]
- 直江兼続[19]
- 長束正家[20]
- 福島正則
- 前田利長
- 松平忠輝
- 松平信康
- 毛利輝元
- 最上義光
- 柳沢信俊[21]
- 結城秀康[22]
- ジュリアおたあ[23]
ちなみに様々に検索してみたところ、以上の中で「家康が最も恐れた男」として言及されることが最も頻繁な男は真田幸村であるようだ。
「家康が最も恐れた男」の歴史
タイトルにこの「家康が最も恐れた男」という言葉が付く作品として最初のものは、1998年1月2日にテレビ東京で放送されたテレビドラマ『家康が最も恐れた男 真田幸村』ではないかと思われる。
ただし上記一覧中に付けた脚注からもわかるように、「家康が最も畏れた」などといった類似フレーズ/発想は、このドラマよりかなり以前から存在している。
2ちゃんねる
「家康が最も怖れた男」として語られる男、多くね? という気づきからか、「それらの人々を列挙してみよう」とか、あるいは「本当に最も怖れた男を決めよう」という試みはインターネット掲示板サイト「2ちゃんねる」の様々なスレッド(掲示板)で以前から行われてきているようだ。同サイト以前にも遡れるかもしれない。
- そろそろ家康が最も恐れた男を決めよう
(「戦国時代」板の2007年のスレッド) - いったい何人いるんだ?家康が最も恐れた男
(同じく「戦国時代」板の2009年のスレッド) - 家康が最も恐れた男は誰なのか?
(「日本史」板の2011年のスレッド) - 徳川家康が最も恐れた男の一覧wwwwwwww
(「ニュー速VIP」板の2013年のスレッド)
上記の「ニュー速VIP」板のスレッドでは特に多く挙げられていたので、引用してみよう。
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/10/29(火) 19:12:19.15 ID:3vxek/hb0
秋山信友 朝日姫 石田三成 今川義元 上杉景勝
宇喜多秀家 大久保彦佐 大久保長安 大政所 お江与
織田信秀 織田信長 片倉景綱 加藤清正 北政所
吉川広家 小早川秀秋 後陽成天皇 真田信繁
真田昌幸 島左近 島津義弘 伊達政宗 武田勝頼
武田信玄 立花宗茂 築山御前 徳川信康 徳川秀忠
豊臣秀吉 豊臣秀頼 直江兼続 福島正則 古田織部
本多重次 本多正信 前田利家 松平忠輝 山内一豊
山県昌景 結城秀康 淀君
「男」じゃないのが混じっている気もするが……。「男の娘説」だろうか。
小説『家康が最も恐れた男たち』
2022年には『家康が最も恐れた男たち』というそのものズバリのタイトルの小説も発表されている。
2022年4月1日から集英社文庫の公式サイト「web 集英社文庫」内で「序章」と「其之一・武田信玄」のみが無料ウェブ公開された小説で、作者は吉川永青。
晩年の徳川家康が、自らを怖れさせた多数の男たちについて側近の儒者・林羅山に語った物語――という体裁であるようだ。
吉川永青が自らのTwitterアカウントで語ったところによると、「「家康恐れすぎ問題」を大真面目に語る、という企画」であるらしい。
無料公開分を超えた全編は、集英社文庫から2022年10月20日に発売。
関連動画
関連項目
脚注
- *森本繁による2006年の書籍『明石掃部』の出版社紹介文の一節「家康が恐れた神出鬼没のキリシタン武将の謎に迫る。」など
- *NHKのテレビ番組『その時歴史が動いた』の2005年8月31日放映回「家康が最も恐れた男~敗者石田三成の関ヶ原」
など - *雑誌『This is読売』1993年9月号掲載記事、本間俊太郎「独眼竜政宗は世界を見ていた」内の一節「家康が最も恐れたのは、石田光成と呼応した会津の上杉景勝に背後をつかれることであった。」など
- *江宮隆之による2010年の書籍『江戸三〇〇年 大名たちの興亡』の章題「大久保長安 家康が恐れた異能の出頭人」など
- *菅靖匡による2006年の小説『小説 大谷大谷吉継』の出版社紹介文内の一節「秀吉亡き後、天下分け目の関ヶ原の戦いにおいて西軍にくみし、死の病に冒されながらも、鬼神のごとき働きを示して、東軍総大将、徳川家康の心胆を寒からしめた猛将でもあった...。」など
- *岡村誠之による1973年の書籍『名将と戦史』の本文内の一節「家康が恐れたのが清正であり、それ故一四年には子頼宣の妻に清正の娘を迎え、事毎に清正を優遇していたが、」など
- *雑誌『政界往來』1976年新年号掲載記事、林田不二生「原点にかえる時」内の一節「古来、善玉が敗れた例は枚挙にいとまがなく、 木村重成は二十歳前後の若さでよく、老獪徳川家康の心胆を寒からしめたが、大坂夏の陣であえなく戦死した。」など
- *原口泉による2014年の書籍『日本に今一番必要な男黒田官兵衛』の出版社紹介文の一節「秀吉・家康が最も恐れた男は、「インテリジェンスの達人」か?「裏切らない情の人」か?」など
- *近衛龍春による2006年の書籍『佐竹義宣 秀吉が頼り、家康が怖れた北関東の義将』など
- *竜崎攻による1999年の書籍『真田昌幸 家康が怖れた機略縦横の智将』など
- *1940年に出版された『上田市史』という書籍の1974年復刻版の内容がGoogle booksで検索でき
、その中に「家康は十二月四日眞田丸に於ける、幸村の働振りを聞き、幸村の城中に在るを、最も畏れたに違ない」といった一節があるよう。他多数。 - *北影雄幸による2005年の書籍『決定版 司馬史観がわかる本 源平・戦国史観 編』の一節「徳川の世に、家康の心胆を寒からしめた一人の武将がこれほどの人気があるのは、よほど生きざまに人を魅きつけるものがあったからに違いない。」など
- *幡大介による小説シリーズ『天下御免の信十郎』の5巻『神算鬼謀』の本文内の一節「徳川家と家康が『恐れた男』の一人であることは間違いない。」など
- *矢野宏治による2005年の小説『薩摩維新秘録 ぼっけもん邊見十郎太』の本文内の一節「それと関ヶ原の戦で西軍が崩れ立った時、やはり義弘が前進退却の戦法で、家康を震え上がらせたことがある。」など
- *「株式会社レッカ社」編著の2008年の書籍『「戦国武将」がよくわかる本』の本文中の一節「これを受けた信玄は、約三万の軍勢を起こして⻄上を開始し、立ち塞がる徳川軍を蹴散らして家康を震え上がらせた。」など
- *企画・構成・監修「加来耕三」、原作「静霞薫」、作画「中島健志」による2019年の漫画作品『コミック版 日本の歴史68 戦国人物伝 立花宗茂』の出版社紹介文の一節「群雄割拠する戦国時代において、豊臣秀吉に「西国無双」と称えられ、徳川家康がその才気を恐れた武将・立花宗茂。」など
- *三好京三による1999年の書籍『独眼竜政宗』の出版社紹介文の一節「秀吉、家康が最も恐れた「運」と「力」とは?」など
- *雑誌『プレジデント』1988年2月号掲載記事、山本七平「「大坂の陣」は家康の策略に非ず」内の見出し「家康が恐れた〝関白秀頼〟」など
- *加来耕三による2009年の書籍『家康が最も恐れた男 直江兼続と関ヶ原の義将たち』など
- *岩井三四二による2016年の小説『天下を計る』の出版社紹介文「この男なくして秀吉の天下取りはなかった―家康の心胆を寒からしめた太閤の金庫番・長束正家の生涯を描く、著者渾身の長編小説。」など
- *大野富次による2019年の書籍『明智光秀は天海上人だった!』の本文内の一節「信俊は三方ヶ原の合戦で徳川軍を敗退させ、家康を震え上がらせた武田軍の勇将として知られる。」など
- *梓澤要による2011年の小説『越前宰相秀康』の出版社紹介文の一節「家康が恐れた息子「秀康」。三人の父を持つ若き武将の短くも波乱の一生。」など
- *井沢元彦による2010年の書籍『逆説の日本史 13 近世展開編』の出版社紹介文の一節「家康が恐れた「大奥のキリシタン」」「折しも江戸城大奥では女中・おたあジュリアを中心にキリシタンが増加し、家康の悪夢は現実のものとなりつつあった。」など。
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