ニコニコ大百科

アニオタwikiはスレチだからあまり話し広げたくないけど、もはや全文書き直した方がいいレベルのヘイトぶちまけてあるからなー
799でも言われてるけど好き嫌いと評価を分けて考えられない人が主導権握ってきた状況が変化しているようでうれしい

カラマポイントでどういうやり取りがあったのかって結構興味深いんだが
元々の人物像的にガトーが死ぬのを引きとめたりして思慮深い大人って立ち位置だし、デラーズ本人が地球圏に留まる事に強い熱意があったとも思えない
決起演説も「若者たちが無駄に死ぬのを見てられない」ってニュアンスだから、どうしても連邦に一撃入れないと気が済まない兵士たちをまとめる為に仕方なくという、ある種の親心で茨の園を造り上げたようにも思える
となればアクシズ行きのジオン軍、特に旧交のあるハスラー少将はその辺りの本心も知ってての「男たちの魂の輝き」って感慨がより深いものになると思う

デラーズの年齢設定は無いけどあの外見と様子、あとシーマ（35）がジジイと読んでる点からすると、おそらくシナプス艦長より少し上の50～60代ってとこだろうか
その場合はガトーの年齢25歳って普通に息子ぐらいの年齢なわけで親心ってのもしっくりくる気がするな

アクシズ組のトップになったマハラジャ・カーンだって人格者という設定が多いし、それならジオンの若者があたら若い命を散らす事をいいと思うはずないんだよね
想像だけどデラーズに「彼ら未来あるジオンの若者を何とか導いてやってはくれんか」みたいな感じて頼んだり、そういうやり取りがカラマポイントの時点であったんじゃないかと
デラーズの演説が何度読み返しても本人はかなり消極的というか、「若人の熱き血潮」なんて言葉で自分を奮い立たせてるような所があるし、連邦の無思慮な核搭載ガンダム開発がきっかけで若者の歯止めが効かなくなったって怒りも込められてるように思える

もしアクシズに行ったらグレミーの味方するとかよく言われてたけど、本人的にはジオン同士の同士討ちはやりたくなさそうなんだよね（現にギレンが殺されてもキシリアに復讐したりせずに、撤退を選んでいる）。
派閥云々で差別しないし、デラーズは「若い世代のため」っていうスタンスで動いてる感じだから、ハマーンの統治に（やり方は不満抱くかもだけど）反発しないだろうし（C.D.A. 若き彗星の肖像の反乱軍は「大戦を知らん世代にトップは任せられない」っていう理由だし、グレミーに賛同した旧公国派も多分同じスタンス）。

でも、やっぱり旧公国派に担ぎ上げられそうな気はするんだよね。
本人はやろうと思ってなくても、西南戦争時の西郷隆盛みたいに、兵らの暴走に押されて仕方なくといった感じで。

陰腹切ってグレミーに「公軍相争うような事態はおやめくだされ」と諌死する家老ポジか、かつての主君（？）の御落胤を得て「久々に血が滾ってきよったわ！」って燃える野望紳士もいいぞ

核バズーカ装備のザクでさんざん核攻撃されてコロニーも艦隊も吹き飛ばされたし、
オデッサ作戦時の核攻撃未遂とその撤退時における疑惑の大爆発

さんざんジオン側から核攻撃してきてたんだから、
それに対抗する抑止力として核の運用能力保持しておきたい
は自然な考えと感情だと思うがの

連邦が自分で核不使用の条約結んでなけりゃその言い訳も立つがな
デラーズ・フリートがクソなテロリスト集団ってのと連邦が核弾頭搭載機を秘密裏に配備しようとしたら奪われた挙げ句自分たちの拠点に打ち込まれて大損害被ったド阿呆ってのは両立するぞ

その不使用という条約はジオンも結んでいて、ジオン側が思いっきり無視して核攻撃未遂と
核攻撃疑惑を繰り返してんですが……

サイド6への核攻撃もしようとしてたしな

相手が思いっきり条約違反繰り返してんだから、
相手が条約違反の攻撃してきた場合に備える必要がある、は普通の考えやろ

>>819
確かにその通りなんだけど、不便なことに、相手が違反したからって自分達も違反していいってことにはならんのよ……

戦時中のどさくさ紛れの話と戦後の話は別だろう
日本だって降伏後アメリカの統治がそんな酷くなかったから反乱も起こらずに済んだだけで、戦後統治に失敗して泥沼化した例なんていくらでもある
あるいはいくら中国や北朝鮮が（連中の論理で）日本が酷い事したと思ってたとしても、だからといって核やミサイル向けておいて日本人に悪感情持つなってのは無理があるよね

相手が核攻撃できる能力持ってるのに、核攻撃できる能力持つな
なんて縛りプレイ強要されるほうが御免被るってなるだろうよ

そもそも保有も配備も禁止されてないのに南極条約違反と強弁することがおかしい
第一戦時条約に過ぎないんだから一年戦争終了で失効してるだろうに
その点はいくら公式サイドでいや、南極条約違反なんだ
と設定されていたとしても、なんだそのクソみたいな二枚舌
っていう悪感情しか抱けない

>相手が核攻撃できる能力持ってるのに、核攻撃できる能力持つな

これは陣営が逆でどこであってもそう思うものじゃね？
誰だって一方的に武器向けられたくないし、有事の備えはしたい（それが核であれ別の武器であれ）。それはそう。
だからこそ条約とか不文律って形でセーブしないとエスカレートするばっかりなのも在るある話で
失効してるから核も質量兵器も使ってもOＫというならそれこそコロニー落としを責められなくもなるし
あと人道とかに関わってくる条約は実際、不文法となってくのが通例というしリアリティの面でも南極条約が残ってる事や不文律化してるのは自然だと思うよ
結局エスカレート容認より一定のセーブが居るって判断を概ねあの世界の人類もしてるってことではないかな
一方でそのセーブがあるからこそ搔い潜ろうとする動きも時々あるのも人類あるある話って感じ

>>822
＞第一戦時条約に過ぎないんだから一年戦争終了で失効してるだろうに

戦後も不文律化して影響力残ってるよ。それはしっかり公式資料に載ってる

>>822
結局これは連邦とジオンの話じゃなくて、連邦の国内統治のマズさって話なんだよ
地球連邦がガンダム世界で唯一の政府・支配者である以上、スペースノイド含む人類を幸せにする義務があるし、連邦自身の為に反乱を起こされたら困る、為政者として相応しくないって事になる
連邦とジオンは実質的な国力だけじゃなくて政治的な立場として大きな差がある、対等じゃない

有能な戦犯と評価するのがせいぜいのところなキャラ

核弾頭搭載MSの警備がザルだったトリントン基地の連中が平和ボケしてるよなあ、とは思う
後付けだけど、0083までにも水天の涙作戦とかその他もろもろのジオン残党のテロが多発してたわけだし

連邦軍も政府も腐敗なく健全に動けてたのなら
アースノイドスペースノイドの確執もなくて1stのお話すら始まらないだろうからしゃーない

実際の所、連邦がまともならデラーズの言ってる「スペースノイドの、心からなる希求である自治権要求」も、ジオンダイクンが連邦議会に法案を提出した時点で成ってるし戦争をする理由そのものが無いのよね
というか連邦軍の話の通じる高官（レビルやゴップ辺り）は「自治権なんぞくれてやればいいものを」って思ってそうでもある
ある程度の自治があれば生産性の向上も見込めるし、どうして頑なに認めなかったのか謎

自治権そのものもあるけど、ダイクンのニュータイプ論が
危険視されてもうたんじゃないかな。ある種の選民思想・全体主義を唱える人間が自治権要求しても自治権だけで終わるとは思われないでしょ。

そのダイクン像については全くの同感なんだけど、そうすると旧来の聖人君子的なものよりオリジンの方がよりリアルな描写って事になるんだよね
まぁかねてよりアースノイド・連邦議員として特権階級でありながら宇宙に住み着いて暮らして行けるか実践するってのは相当な異端者的存在なのは確かだ
ニュータイプ論にしてもコントリズムにしても端々で地球から宇宙を支配する事の愚かさを説いてるし戦争を煽ってるよなぁ、本人にその気はなかったとは言うが無自覚だとすれば尚のこと罪深い

自治権がどの程度なのかという問題があるわけだよね
日本の県レベルなのか、今話題のガザ地区くらいなのか、はたまたグリーンランドくらいならOKなのか

そもそもが宇宙世紀の世界観で地球連邦の統治構造がどんなものかわからんな。例えば日本という国は存在するはずだがどの程度地球連邦から独立して経済・外交・軍事を日本政府が行使できる立場なのかもわからん。そこらへんがわからんと地球連邦にとってOKなラインがわからん。まあ富野もそこまで考えてはいないはずなんだが。

ホワイトベースがあっちこっち割と自由に飛んでた辺り、思ったより地球は団結してるのかしら

連邦っていうくらいなので国の単位はあるんだろう
旧ソ連くらいの厳しい縛りなのか、現在のイギリス連邦くらいのゆるーく自由な縛りなのか。
決まってないし決める気もないんだろうけどね。

戦時条約と設定しておいて、戦後も不文律として残ってる
なんて言ってる時点でクソみたいな二枚舌言われても仕方がないんだわ＞公式

公式が二枚舌？
うーん現実でも普通にある事をなぞってるだけなんだけどね
そもそも戦争における規制なんてその時その時の情勢で決まる、「今後は○○（新兵器）使うのは禁止で！」なんてその新兵器が使われてからでないと決められないよね
第一次世界大戦とそれ以降なんかが正にそんな感じなんだよ
キレ散らかす前に調べよう

南極条約が戦後も有効と示す補強になるかはわからないが、
Zガンダム6話に30バンチ事件についてレコアとエマがやり取りするシーンがある
エマ「コロニーで毒ガスを使った！？まさか？（一年戦争の）開戦の時に（ジオンが）コロニー落としをした後では（南極条約で）G3の使用を禁止されていたわ！（30バンチの時だって）使えるわけがないでしょう！」
※（）は筆者補完
なにぶん富野節によって端折られてるからおそらくこういう事だろうと補完したけど、合っているなら0083より前のZガンダム制作時点から南極条約は戦後も有効と考えられていたようだ
エリート軍人のエマの認識であるため信憑性も高い

連邦がコロニーの自治権を頑なに認めなかったのって、そもそも「世界に国はひとつで充分。複数の国ができれば戦争になる」という思想があったんじゃないかな。
別の言い方をするとナショナリズムの全否定、絶対コスモポリタニズムと言っても良いか。

だからデラーズも、ギレンへの忠誠心は一旦傍に置いて、「時代遅れとされるナショナリズムを掲げる人物」として設計する選択肢もあったと思う。
本編のデラーズって、軍事ロマンチストではあってもナショナリズムを含めた「政治」の匂いがしなかったからなあ。

物凄く大きな分類で言えばジオンとジオニズム、そしてそれに続く時代で独立してったコロニー群はそういう言葉を使ってないだけでナショナリズムの一種とは言える気もする
そして支配体制が一つであるが故の弊害も、細かく分かれすぎた場合の弊害も書かれてるのが宇宙世紀面白いしやたらリアルだなと思う
どっちかだけが優れてるわけではなく、どっちも一長一短でそれは現実でも見られる現象だし

デラーズに政治の匂いがしないのは実際本人が軍人であって政治家ではなかったのと、食料供給を握るというアドバンテージを生かすようなその後の政治は元より他の集団（例えばアクシズ等）に任せる方針だったから、かな…
自分が政治に向いていな自覚があったうえで（政治能力を持つアクシズ等の仲間のため）軍人として出来るだけのお膳立てを為そうとしたんだろうかね