ニコニコ大百科

大長編でこれだけコメントがだんとつ伸びてるんだよな

映画は大好きなんだけど、ニヒリズムと相対主義を促す歌に思えて主題歌があまり好きになれないんだよなあ。
「ところがあるんだ　ムキ　フムキ」
「一番が　ひとつ　あれば　いいんだねえ」
不得手なことが無い人はそりゃいないだろうが、しかし一番が無い人は大勢いる。
何番であるかに拘泥するあまり自分を見失っているのが現代なんじゃないのかな。
そこで「だから　ぼくだけ　ぼくのまね」と結ぶこの歌はあまりに欺瞞的過ぎる。
自分はナンバーワンでもオンリーワンでもなく
ただ今を生きている凡百の存在の内の一に過ぎないという「気づき」が必要なのではなかろうか。

余談だが、アインシュタインが運動音痴だったかは知らないが
サッカーがプロ級の天才兄弟は存在した。
（兄はノーベル物理学賞受賞、弟はサッカーでオリンピック銀メダル受賞の数学教授）

>>92
居場所を模索する学生や慢心した社会人とかにはそういう気づきも必要だろうがけど。

主な視聴者であろう幼稚園～小学校低学年の子供達の環境は毎日劇的に変化すると言ってもいい。
それに合わせて様々な人間関係を体験して行くと、他人との違い、差を感じる機会が自然に出てくると思う。
特に小学校は「点数」や「評価」という概念が初めて明確に与えられる場所だし、自主的なグループ活動をさせる中で力関係も感じてしまう。

その中では劣等感に苛まれて「自分は人より駄目な人なんだ」って落ち込んじゃう子も多いだろう。
「自分は何者か」のような進んだ所までじゃなくて、単に他の子にテストとか運動とか発言力とかで負けて泣いちゃうような子だよ。

そういう子達のに向けた、「何かで負けてても良いじゃん。誰にも負けない一番を作ればいい。」っていう呆然と立ち止まりそうになった子の背中を押して上げる曲なんだと思う。
だから「一番が無いお前は駄目だぞ・・・」っていう現時点への指摘じゃなくて「一番を作ってみよう」っていう進行形の提案だよ。
人間成り立て、自分を作るための時間が沢山ある子供に送るには悪くない言葉だと思う。

>>91
舞台設定が不気味すぎるんだよね。
「仮想現実のプログラムが意志を持って行動するが逆襲される」
っていうよくある単純な話なんだけど、
参謀のトリホーが余りに現実世界に介入出来すぎてる（というか物理的に現実世界にいる）事、
最後明らかに現実世界が改変されている事などが、
「実は何か裏があるんじゃ無いか」って思わせられる。

「仮想世界を救う勇者の登場は抗えないから、こちら側（プログラム側）から勇者の行動をコントロールする」
っていう設定はマトリックスにあるけど、
プログラム達が「勇者が登場して自分たちを攻撃する世界」を受け入れている（むしろ望んでいる）理由がマトリックスではハッキリと説明されてる。

それと同様の設定を夢幻にも当てはめればかなりしっくりくる。

記事や>>11が少し触れているけど、
トリホーの正体は未来デパート（あるいは夢幻三剣士を製作した会社）の広報担当ロボットなのでは？
のび太が夢幻三剣士のカセットを手に入れる前から現実世界に現れていたのは、夢見る機のユーザーに、新作ソフトである夢幻三剣士を“宣伝”するため。
実際、のび太がトリホーと会った後に学校から帰ってくると、都合のいいように未来デパートからダイレクトメールが届いていたし、
夜に配達が遅れていると、トリホー自ら未来デパートに直接連絡して配達を急かしている。
それなら、回収業者ロボットが同型なのもごく自然なこと。

「目覚めの世界に行き、白銀の剣士となるべき人物を選んできた」という台詞のせいで、
夢世界のトリホーが現実世界まで出張してきたように聞こえるけど、
実際は、現実世界でトリホーが宣伝した相手が夢幻三剣士を起動した場合に限って、
いかにも現実世界とリンクしているかのように見せかけるため、オドロームと夢世界のトリホーの間にそういうやり取りが追加されるだけ（言わば体験版引継ぎ特典ムービーみたいなもの）。
つまり、2人のトリホーは別人ということ。
（現実世界の老人トリホー→宣伝マン、夢世界の鳥ホー→それを模しただけのゲーム内の1キャラ）。

四次元ポケットを奪ったのは、チートプレイに対する制裁のようなもの。
秘密道具をいくつか持ち込むだけならある程度許されているんだろうけど、
あまりにも乱用した場合、トリホーがルール違反として一旦没収するようにプログラミングされているんだろう。
>>78の言う、秘密道具に対する反応については、上記の通りそれぞれのトリホーが別人だとすれば辻褄が合う。

長文失礼

>>92
自分が凡百の存在なんだって思ったら生きる事そのものが嫌になる

夢世界が救われた時にトリホーだけ現実世界に逃げてそのまま未来にまで影響を与えた結果、未来デパートの回収ロボットがトリホー型になったEND

>>97
西遊記じゃねーか

あんまりはっきりとは覚えてないけどクモの敵が腕斬り落とされて
壁際に追い詰められるシーンが妙に怖かった

日本誕生の土偶の生き埋めといい敵でも生々しくひどい目に合うのが苦手なのかもしれない

個人的には本編自体が「夢見る機」の見せた夢の話だと思ってる

本編開始前にのび太が「夢見る機」を使ってて
「世界はグー・チョキ・パー」流れて本編終わった後
のび太が目を覚まして欠伸して、ってオチじゃなかろうか

現実世界に来てるっぽいトリホーもゲームの演出…
そう思わないと不気味で怖いわん

映画ラストの学校は、単に演出だと思ったけどな
現実でも夢みたいにキメてやれ的な

大人になって登校していく子供たちを見てると
アリアハンで勇者を送り出すカーチャンもこんな感じかなとも思うしな

「ゲームのセカイなら強くなれる」と言われ、
日常を捨ててネトゲだけの生活になる子供。
ハマり過ぎて、ゲームから覚めても「学校への道がダンジョン」だと妄想する。

まだネットなんて一般的じゃなかった時代に、
よくこんな狂気な設定思いつくよね。

「何もかも忘れて夢の世界を楽しみなされ。オーホホホホホー。」

本当クソ運営だわ。

いつかわさドラ映画でリメイクされるとなるとどんな作品に仕上がるのか観たいような観たくないような…。

>>102
漫画家は時に先見を持つ事があるからね…。
今見るとマトリックスやSAOの雛型（もしくはプロトタイプ）に思えてくる

>>94
久しぶりに百科を見たら面白い考察があるなｗ。
とするなら何故、参謀のトリホーは自分の主を倒す勇者をわざわざ介入させたんだろか？

>>104
本物の勇者が居ないとストーリーが進まないからだとか。
魔王が勇者を倒した先にある「バッドエンド」に何か目的があったのかも。

多くのRPGは、死ぬとリセットされてチェックポイントやセーブポイントから再スタートすることになる。
これが夢幻三剣士の世界でも同様なら、トリホー達がただ勝っただけだと再スタートされてしまい、その先のバッドエンドに進めなくなる。
そこで、それを克服出来るのが現実世界で押して貰う必要がある「かくしボタン」じゃないかと。

普通はゲームキャラに感情移入して縛りプレイしたり、現実と入れ替えてラスボスと戦うなんて事はしないけど、のび太は初めて両方を選択してくれた子供だった。

真エンドってのは面白いな。
妖精しずかが現実に飛び出してくるのもゲームのシナリオ通りってことか。
クリア後にトリホー型のロボットが現れるのも、体感型イベントの演出と考えれば納得できる。

>>95
納得した。ドラえもん達は未来デパートにネットスラングじゃない文字通りのダイレクトマーケティングされてたのね
開発者を模したモブキャラをゲーム内に入れるのは割とよくある話しだし
ドラえもんもダイレクトメールで勧誘されてたし未来デパートから完全にターゲットにされてたねこれは

未来デパートのマーケティングだったって解釈は面白いね。
でも、その解釈でいくとラストのあの異様な学校はどう考えるんだい？

>>108
のび太の夢オチってことでどうかな(棒)

>>108
未だ夢から抜け出してない＝未来デパートに課金中
とか？
特注カセットの分割払いがまだ残ってるからいらないサービスを続けてるのかもしれないw

まあ、あのEDは素直に解釈するなら>>101のような意図だろうね
さらに突っ込んだ見方をすると、夢見る機はカセットやテレビ、リモコンなどから構成されているように
劇中の夢＝アニメのメタファーで
君たちが見ているのはアニメで、夢のように現実とは関係ないものだけど
見終わった後には、劇中でのび太がしずかの好感度を少し上げられたように
ちょっとだけ夢に近づけるかもしれないよ？っていうメッセージ

今風にアレンジすると、分割払いじゃなくて基本無料のガチャ課金とか何だろうか。
白銀装備をコンプする為に重課金するドラえもん・・・。

夢の中でも覚めたら惨めになるだけだから現実で頑張れとドラえもんからの苦言

映画としては挑戦的。
何気にメインキャラが（生き返るとはいえ）明確に死んだことがある作品。

>>このカセットは強い力があるため現実に影響を及ぼすことがある

強い力って言っても、所詮ホクロアンテナを付けて夢電波を食らった人にしか影響が無いはずだよね。
とすると、この「現実」っていうのは何なんだろう。

恐らくだけど、その一文自体はいわゆる誇大広告というかジョークのようなもんじゃないかね
「あまりにもリアリティがあるのであなたの周囲に影響を与えるかもしれません」と脅かして興味を引く
実際は、確かに見た本人に価値観が変わるほど強烈な経験をさせるのであながち嘘でも無い（本人が変わる→周囲の反応が変わる→環境が変わる）
のび太が夢の中でゲームの進行に合わせるようにどんどん頼もしくなっていったように、まさしく夢の中でヒーローになる事で現実でも少しだけヒーローに近付ける、という感じで

ラストの学校は、やっぱりのび太やしずかの心象を反映させた象徴的な描写としか考えられんなぁ
こっちとしては確かに不気味だけど、本来のび太にとってあの城（学校）は栄光の証であり嬉しい気持ちの表れでこそあれ不気味さを表す記号では無いはずだからね

>>その一文自体はいわゆる誇大広告というかジョークのようなもんじゃないかね

なるほど。

>>ラストの学校は、やっぱりのび太やしずかの心象を反映させた象徴的な描写としか考えられんなぁ

「のび太の主観的な描写」と解釈するなら、むしろ逆だと思うんだが・・・。
怒られ罰を受けてジャイアン達から虐められる学校は、どちらかというと嫌な逃げたかった現実だ。
だから、のび太がクソゲー「夢幻三剣士」をクリアしたという誇りを持って、より苦手な「学校（現実）」にも立ち向かって行くのだろうというという様子を描いたんじゃないかな。

「栄光」というより「新たな敵」という感じ。

あーなるほどね
確かに学校やママからの逃走って序盤の導入にあったね

のび太が未来デパートのマーケティングのために秘密道具のテストプレイをやらされているという指摘は昔流行った謎本にもあったな。ドラえもんが実は内緒でその仲介役をはたしており、マージン料をもらっているのではと書いてあった（これにより貧乏なセワシ家から来たドラえもんが秘密道具を買う金をどこから調達しているるのかという疑問も解消する）。
ドラえもんはよくのび太が無断で道具を使うことを怒るが、それにしてはわざとらしく部屋に置き忘れていたりして妙に不審な行動をとるんだよね

テスト段階のものを無断に使ったら何が起こるか分からんし怒られるのは当然では

スパイドル、ジャンボスが出撃した中、揃って何もしてなかった妖霊軍の将軍？二人
もしリメイクされたらこいつらの名前も明かされるんだろうか