スーパーマリオ 3Dランドとは、2011年11月3日に発売されたニンテンドー3DS用ソフトである。
| メインテーマ |
| スーパーマリオ 3Dランド Super Mario 3D Land |
|
| 基本情報 | |
|---|---|
| ジャンル | 3Dアクション |
| 対応機種 | ニンテンドー3DS |
| 開発元 | 任天堂 ブラウニーブラウン |
| 発売元 | 任天堂 |
| 発売日 | 2011年11月3日 |
| 価格 | 4,800円 |
| 対象年齢 | CERO:A(全年齢対応) |
| ゲームソフトテンプレート | |
携帯機向けの3Dアクションマリオシリーズとしては『スーパーマリオ64DS』以来7年ぶりであり、携帯機としては史上初の完全新作3Dマリオである。
E3 2011で『スーパーマリオ』として発表され、2011年7月、ニンテンドー3DSの値下げに合わせて正式タイトルが発表された。
3Dアクションが難しいというユーザーからの意見をもとに「3Dマリオと2Dマリオのミッシング・リンク」となることを目指して制作された作品であり、基本は3Dマリオであるものの、ステージ構成など各所に2Dマリオの要素を取り入れることで3Dマリオの煩雑さや解りにくさを取り除いた2Dと3Dの融合した内容になっている。
宮本茂の談によると、今作の目標は“誰でも手軽に遊べる3Dマリオ”とのこと。
『スーパーマリオギャラクシー』シリーズを手がけた任天堂東京開発スタジオが開発を担当しており、キャラクターやステージのデザインは、基本的に同シリーズに似ている。『スーパーマリオブラザーズ3』に登場した「タヌキマリオ」の「しっぽ」が重要な要素に位置づけられている。物語の根幹にこの「しっぽ」が影響しているほか、ステージ内にも「しっぽ」を持つ敵が多数おり、タイトルロゴマークなどにもしっぽの意匠が描かれている。
その他にも、
など、歴代シリーズのさまざまなオブジェクトが見られる。また、『スーパーマリオブラザーズ2』以来の「毒キノコ」が復活。時間経過で消えない上、平面上ではマリオをゆっくり追跡してくるため、うざったいことこの上ない。
“手軽で気軽な3Dマリオ”というコンセプトの通り、それぞれのステージはコンパクトで、多くは比較的短時間でクリアできるものの、崖掴まりがなく、スピンやポンプのホバーなどのジャンプの補助機能が無いため、油断すると結構死ぬ。
また、100コインで1UPとなるが、クリア時点で余っていた制限時間や、ストックされた状態でさらに入手したパワーアップアイテムなどがコインとして還元されるシステムのため、残機が非常に貯まり易い。このあたりは『ドンキーコング リターンズ』に近い調整法となっている(難易度は大きく違うが)。
また、初心者救済のために「アシストアイテム」が用意されている。これは、同じステージ内で一定回数連続でミスすると次のスタート時に現れるもので、5回の場合はそのステージ内でのみ終始無敵状態のタヌキマリオに変身できる「無敵このは」が、10回の場合はゴール直前まで一気にワープできる「パタパタの羽」が出現する。尚、無敵タヌキに変身した状態でもスターメダルを集めることもできる。
続編としてWii Uで『スーパーマリオ 3Dワールド』が発売。
操作も2Dマリオと3Dマリオの折衷形式であり、基本は移動(アナログパッド)、ジャンプ(B・A)、ダッシュ(Y・X)、しゃがみ(L・R)と、2Dマリオ並に極めてシンプルに設定されており、『スーパーマリオ64DS』に引き続き、いわゆる“Bダッシュ”が採用されている(実際に押すのはYボタンかXボタンだが)。
一方で、応用アクションには3Dマリオシリーズのアクションが多く採用されており、『64』でお馴染みの「幅跳び」「ヒップドロップ」や「壁キック」「横宙返り」「バック宙」が出来たりする他、2Dからは「しゃがみジャンプ」が採用されている。
また、新アクションとして誰から習ったのかしゃがみながらダッシュすると「転がる」ことができ、ジャンプで破壊できるブロックを破壊したり、そこから幅跳びに繋げたりできる。スピンや壁掴みなどはできない。
十字キーは、3D立体視のタイプの操作(ブレにくい「オススメビュー」と奥行き重視の「ディープビュー」の2パターン)と、カメラの見渡しに使う。基本的にカメラ視点は固定で、マリオが移動するに伴って見やすい位置に移って行く。
今作は、従来の3Dマリオとは違い、2Dマリオシリーズ同様ステージ攻略型となっている。
『64』や『サンシャイン』のように広大なマップを探索する構造ではなく、2Dマリオのようにひたすらゴールを目指す、ほぼ一本道の構造である。
DSの『Newマリオ』同様、5~6個のコースを持つ8つのワールドを順に攻略して行く。時間制限やゴールポール、スターメダルなども2Dマリオシリーズに準じている。完全に2Dシリーズ風ながらも奥行きを備えたステージや、クラッシュバンティクー『スーパーマリオサンシャイン』の秘密のコースのような奥スクロールのステージ、あるいは従来の3Dマリオシリーズのようなステージなど、バリエーションに富んでいる。
また、激しい上下動を伴うステージや、大空に足場がまばらにしかなく距離感覚がないと墜落必死なステージ、だまし絵のような小部屋などもあり、立体視が随所に活かされている。
カメラは原則として固定で、3Dマリオより見下ろし寄りの視点で見やすいように調整されている。
8つのワールドを全てクリアしてピーチ姫を救出すると、さらに新たな8つのワールド『スペシャルワールド』が登場する。これらの中にあるコースは、“表”面に登場したコースの骨格を流用して難易度を上げたものから完全新規に作成されたステージまで様々。ギミックだけでなく、厳しい時間制限や、回避不能の敵の追跡などの要素も追加されており、一様に難易度は高い。また、各ワールド内のコースは城以外開放されており(例えば、S1-1~S1-4は初めから遊べる)、スターメダルを一定枚数集めて、そのワールドの城を開放・攻略すれば、次のワールドのコースがまとめて開放されるので、またメダルを集めて城を…という『スーパーマリオ64』に近い形式なので、表よりステージを自由に選択できる。
S-1の城にはルイージが捕まっており、助けると以降のステージで使用可能となる。
マリオよりジャンプが高いが動きに遊びがあり、小さい足場等で滑り落ちやすいのが弱点。
そして…
この壮大なスペシャルワールドにもとっておきの最終ステージが存在する。
スター勲章を全て揃えた者だけが拝める、かのチャンピオンシップギャラクシーを凌ぐ鬼畜コース。
出現させるのが大変、クリアするのはもっと大変。腕に自信のある人はぜひとも挑戦してみよう。
各ステージには「スターメダル」と呼ばれる大きなコインのような物が3つも散らばっている。
いわゆる『New スーパーマリオブラザーズ』でお馴染みの「スターコイン」と似ているが、一部のコースに入ったり、後半のワールドの城に入るためには一定枚数以上のメダルが必要となるなど、『マリオ64』のパワースターに近い性質も持っている。
最初はそんなに大量に要求されるわけではないが、目に付いたものは回収しておこう。『スーパーマリオギャラクシー2』のグリーンスターと同じように、近くに行けば音で存在を知らせてくれるので良く耳を澄ますこと。
そして、今回は旗がゴールという事で、「ポールのてっぺんでゴールすると旗が金色になる」仕様が登場。
名付けて「ゴールデンフラッグ」。コース毎に記録されるのでどんどん金色にしていこう。
『New スーパーマリオブラザーズ』から導入されたこのシステムも、今作にしっかりと投入されている。1つ目や2つ目は簡単に取れるが、5つ目の勲章を取るのは非常に厳しい条件が待ち構えているので心してかかること。
Wii版同様、アシストを出現させずに表の全ステージをクリアすると輝くと言うオマケがあるが、今回のアシストブロックはクリアしたステージや裏では出ないため、表の全ステージをクリアすれば以降消えることはない模様(要確認)。
今作では体力制ではなく『New スーパーマリオブラザーズ』と同じ形式のパワーアップ方式を採用しているため、アイテムを取得することでパワーアップする一方で、攻撃を受けるとパワーアップ→スーパー→チビと弱体化して行く。
また、下画面にアイテムを1つストックできる。尚、今作ではミスするとチビではなくスーパーマリオの状態からとなる。
視認性の問題からか、今作ではファイアマリオ以外は色だけでなく見た目も変化する。
ちなみに、今回はノコノコを踏んで甲羅にした後に蹴る事ができる。この性質を利用した無限1UPが可能。
残機の方も3Dマリオでは異例の999まで溜まるのだが、さらに上がある。
何が起こるかは、ぜひともその目で確かめてみてほしい。
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最終更新:2025/12/27(土) 22:00
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