アイ・ジーニアスとは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場する池袋晶葉、一ノ瀬志希の2人からなるアイドルユニットの名称である。
カップリング名称としては「志希晶葉」と呼ばれることが多い。
概要
シンデレラガールズにおける、いわゆる「天才」の代表格とも言える2人によるユニット。
2人ともCu属性で、属性別名前順に並べると隣同士になる。
二次創作などではその天才ぶりを利用して様々なシチュエーションを生み出すことにも定評がある2人だが、実のところ「アイ・ジーニアス」というユニット名が与えられるまでに、公の場での接点は信じられないほど少なかった。(後述「公の歴史」参照)
天才と一言で言ってしまうと単なるキャラクターになるが、この2人の「天才」の在り方というのは全く異なっている。
池袋晶葉は、かつて七夕の願い事として「本当の天才になりたい」と言った。事実として彼女は数多くの発明品を開発しており、それだけをもってしても「天才」であると呼ぶことに誤謬はないし、自らを「天才」と表すことも多い。しかし、どこか自分自身が天才「ではない」という思いを抱えている。
そんな彼女が「アイドル」というものと出会い、思うようにいかないレッスンと向き合って、発明で培った努力をもって何度でも失敗して成功を掴もうとしている。
一方の一ノ瀬志希は、「ギフテッド」と呼ばれる生来の才能の持ち主である。その才は岩手県のみに収まらず、海外に渡って飛び級大学生となり、研究室生活を数年経た結果飽きて帰国したという。
彼女もガレージで怪しい研究を行っては新作の香水(?)を振る舞ったりしている。ギフテッドとは客観的指標によって天才とされた者のことであるが、彼女自身それに自覚的であり、能力と好奇心に従って「アイドル」という道にたどり着いた。
学問だけにとどまらない彼女の才能はアイドルとしても周囲を魅了するが、その自由なスタイルの制御をどこかプロデューサーに預けているようで、世界との意識の乖離を感じさせることもある。
また、現時点で明らかになっている情報として、2人とも父親に対して特別な思いを抱えているという共通点がある。
晶葉の父親は世界中を飛び回っているような発明家であり、父親らしいことをしてもらえなかったのだという。志希の父親もNYでラボを持つほどの科学者であり、彼女が渡米した際にはそのラボに所属していたわけだが、月日を重ねるうちにすれ違いが起こっていったという。
加えて2人とも、母親の現況が今のところ不明だという点も共通している。
そんな具合に色々な関係性も見出せそうな池袋晶葉と一ノ瀬志希に関して、繰り返しとなるが「アイ・ジーニアス」として活動するまでの期間が圧倒的に長く、この記事を作成した時点(2022年春)ではいわゆる「ユニットとしての活動」というものは結成時のライバルユニット1回きりであったため、今後の関係性の変化や活動の場の広がりが期待されているものだった。
それから1年も経たないうちに、ライバルユニット2度目の登場や、カードイラストでの共演など、コンスタントに活動の場が設けられている。その関係性としては、既にかなり距離が近い状態で描かれており、プロデューサー側が逆にびっくりするレベルであった。
公の歴史
2011年12月28日 | 池袋晶葉、シンデレラガールズに登場。 | ||||||||||
2014年2月19日 | 一ノ瀬志希、シンデレラガールズに登場。 | ||||||||||
2017年4月24日 | 第6回シンデレラガールズ総選挙施策「アイドル紹介」にて、池袋晶葉が一ノ瀬志希を「晶葉も驚くユーモラスな発想をするアイドル」と紹介。これが2人の初めての関わり合い(一方通行)である。 | ||||||||||
2019年10月9日 | アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ内のSNS「デレぽ」の投稿にて、以下のような流れがあった。
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2019年12月24日 | 池袋晶葉、クリスマス延命装置をプロデューサーにプレゼント。この解説文には「ボタンひとつで良い香りが流れ出し、クリスマス気分に。共同開発。」という記述があり、「香り」「共同開発」というワードや、如何にも怪しげな装置であり普段の一ノ瀬志希の行動と共通項があるといった点から、これは晶葉と志希の2人による発明ではないか、という憶測が流れた。あくまでも憶測である。 重ねて強調するが、憶測レベルでもこの表に挙げている以外の公の関わり合いは、存在しない。 |
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2020年10月22日 | 一ノ瀬志希がメインで登場したシンデレラガールズ劇場第1466話「新開発なのだ~♪」にて、オチのコマに池袋晶葉がデフォルメ解説キャラとして描かれた。 いわゆる天の声であるため、2人が顔を合わせているシーンではない。 |
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2021年1月15日 | アプリ「アイドルマスターポップリンクス」にて、池袋晶葉・一ノ瀬志希は2人とも初期登場アイドルとして名前が挙げられていた。 そのサービス開始を待つ中で、キャラクター紹介を兼ねてTwitterで公開されていた「ポプマスまんが」の第9話「この匂いは…!」にて、2人があっさり会話を交わしていた。この話数では桜庭薫も登場し、白衣が共通項ということで話が弾んでいた。 |
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2021年3月22日 | 上条春菜がメインのシンデレラガールズ劇場第1502話「考える春菜」にて、池袋晶葉と一ノ瀬志希が合わせて登場。上条春菜の眼鏡の神秘について研究をするのだと意気込む2人は、いつの間にか志希が晶葉を「博士」と呼ぶほどの仲となっていた。 | ||||||||||
2021年5月24日 | シンデレラガールズ公式ラジオ「デレラジ☆」のアイドル紹介コーナー「スターアルバム」にて、一ノ瀬志希役の藍原ことみが池袋晶葉の紹介文を読み上げる。 この折、共に出演していた二宮飛鳥役の青木志貴との軽い会話の中で「志希ちゃんと(晶葉の)ユニット…」「あーありますねー」…云々といったやり取りがあった。 しかし、この時点で公式ユニットというものは存在せず、藍原が既に知っていた情報を漏らしてしまったのではないか、いや単純にみんながあると思い込んでいるだけだ、集団幻覚だ、などとざわつく様子が見られた。はい、ただの集団幻覚です。 |
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2021年7月6日 | イベント「友星公演 夢とあなたと芽吹くタネ」にて、「光の射す海」エリアのツアーユニット「ウッキウキの海洋学者」として2人が登場。 衣装としては[パフュームトリッパー]一ノ瀬志希と[ロボティックチアー]池袋晶葉で、二人とも特訓前の白衣を着た姿で学者役を演じていた。 ツアー内の役柄としての登場ではあるが、2人による初めてのユニットということで大いに盛り上がった。
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2021年9月10日 | デレステイベント「ススメ!シンデレラロード 池袋晶葉編」コミュ第4話。晶葉が改造したデジカメを使って、一ノ瀬志希を含むLiPPSの5人と写真の撮り合いを行っていた。 デレステにおいて晶葉と志希の初めての会話が展開された瞬間であり、機能について志希が興味深げにするなど、ごく普通に仲良くしている様子であった。 このデジカメは被写体にキャッチコピー的な一文を付与するという機能があり、晶葉に対して「センスの輝き 才能の煌めき」、志希に対しては「与えられたものじゃない あたしだけの香り」というフレーズが付けられた。 ギフテッドとされる志希に対して「与えられたものじゃない」という文言を投げかける、なかなかにクリティカルな発明品であった。 |
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2021年9月14日 | イベント「第47回アイドルLIVEロワイヤル」にて、「アイ・ジーニアス」がライバルユニットとして登場。ついに池袋晶葉と一ノ瀬志希が正式にユニットとなった瞬間であった。 衣装は[ドラマチックシナジー]一ノ瀬志希+と[ダンシングウィズロボ]池袋晶葉+で、晶葉のほうが前のめりにユニットで高みを目指すべく、志希の興味を惹こうという気概が感じられた。 ユニットを結成して後、この関係に変化があるのかどうか、注目が集まっている。 なお、この日(翌15日21時まで)は前項の「ススメ!シンデレラロード」の最終日とも重なっており、二人の天才の関係性が新たな局面を迎えた日となった。
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2021年10月23日 2021年10月29日 |
「デレぽ」内でアイドルが質問に答えるコーナー「デレメール」にて、回答者が一ノ瀬志希→池袋晶葉と連続していた。特に互いへの干渉は無し。 | ||||||||||
2021年11月19日 | 「デレぽ」において、池袋晶葉と一ノ瀬志希が初めて同一スレッドで発言していた。科学の未来に思いを馳せる話題で、志希のほうが現実的な困難を述べるのに対し、晶葉が夢と努力で将来を描こうとする様が対照的であった。 | ||||||||||
2022年3月30日 | デレステイベント「New bright stars」コミュ第1話。アイドルたちがめいめいに曲に関する想い出を語り合う中で、一ノ瀬志希と二宮飛鳥による「バベル」の話が挙がる。2人での世界が作られていることに関して、居合わせた池袋晶葉は「仲間とともにやれば、より楽しくなる」ことを学んだのだとコメントしていた。 | ||||||||||
2022年4月27日 | 「デレぽ」において、晶葉と楊菲菲、柳瀬美由紀が写った画像に対し、
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2022年6月1日 | モバゲー版アイドルマスターシンデレラガールズにて開催されていた「第2回ドリームユニット決定戦」において、志希晶葉のデュオが 25位 にランクインした。 | ||||||||||
2022年6月23日 | 「Stage for Cinderella」組分け抽選にて、池袋晶葉・一ノ瀬志希がBブロックに揃って振り分けられた。 | ||||||||||
2022年7月22日 | デレステのプラチナガシャにSSR[天穹のインベンション]池袋晶葉が実装。 特訓前のルームメッセージで「化学と工学は異なれど、志希の研究室にも機会があれば行ってみたいな…」というセリフが見られる。 コミュやライバルユニット内での会話はあったが、 とくにデレステで志希の話題を晶葉が名指しで出すことは初となる。 |
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2022年9月5日 | アイ・ジーニアス結成1周年を控えたこの日、イベント「第67回ドリームLIVEフェスティバル」にて、アイ・ジーニアスがライバルユニットとして2度目の登場を果たした。衣装は前回と全く同じ。 初回登場時と比べてより具体的に二人の在り方について語らう様子が見られた。 『LIVE』セリフで晶葉が「失踪したらロボで探しに行く」と断言する姿など、対等な天才としてお互いを認め合い、将来に向けて着実に関係性を深めていた。
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2022年10月10日 | シンデレラガールズ公式ラジオ「デレラジ☆」のアイドル紹介コーナー「スターアルバム」にて、一ノ瀬志希役の藍原ことみがアイ・ジーニアスの紹介文を読み上げる。 「正式にユニットを組んで1年ほどしか経っていない」というメール内容について、2021年5月の件からも想定された通り、藍原は志希と晶葉が既にユニットを組んでいると思っていた、とのこと。 メール中に引用があった「途中で失踪するかも?」というセリフにはアテレコがなされた。 |
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2022年10月27日 | Stage for CinderellaグループBの戦いが始まっている中、第69回ドリームLIVEフェスティバルの予告が発表された。上位報酬は一ノ瀬志希。そのカードイラストには、肩を寄せ合って資料に目を通す池袋晶葉の姿が描かれていた。 まさにこれは、9月5日のアイ・ジーニアス登場時の会話に出てきた「企画書をもとに議論する2人」ではないか、ということで、予告の時点から大いに盛り上がった。 また、そのカード名が[ラジカル×コネクト]ということで、アイ・ジーニアスの結合が生み出す新たな構造に想いを馳せる者も多かった。 |
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2022年11月14日 | 最後のドリームLIVEフェスティバルが激闘の内に幕を閉じ、いよいよ上記カードのセリフが解禁となった。そこに描かれていたのは、晶葉をプニプニして怒られたがる志希、晶葉をハスハスして悦に入っている志希、という二次創作的妄想かのような仲睦まじい姿であった。いつの間にこんなことに。 その他、晶葉と引き合わせたプロデューサーに対して熱い想いを述べる場面もあった。 さらにこの日はデレラジ☆に藍原ことみが出演し、冒頭ドラマでは志希晶葉&浅利七海による共同開発・回転寿司の香りと映像を楽しめる、本物と同じ速度でベルトが回るマシーンが登場した。これには居合わせた的場梨沙は呆気にとられ、桐生つかさも思わず「マジリスペクトだわ」と驚嘆するほかなかった。 |
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2023年9月2日 ~10月3日 |
東京・上野の森美術館で開催された『Cygames展 Artworks』の展示物の中で、デレステからは190人のアイドル全員の紹介ボードが展示された。 各アイドルのボードには「主な所属ユニット」欄が設けられており、晶葉の主な所属ユニット欄にはロボフレンズ(ライラとのデュオユニット)とアイ・ジーニアスが紹介されていた。 さらにこの欄には英訳文が付記されていたため、暫定的かつゲーム内の公式表記ではないものの、ユニット名の英語表記が"I-Genius"であることが判明し、結成当初から「アイ」の部分の意味を考察していたP達をにわかに騒がせた。 |
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2024年1月1日 | デレステに楽曲「Come to you」が実装された。 本楽曲ではMVの選択アイドル以外にランダムなデュオおよびトリオの公式ユニットがMV中に登場する演出が含まれており、デュオ枠ではアイ・ジーニアスも登場するようになっている。 (仕様と登場ユニットの詳細はこちら) デレステ内においてアイ・ジーニアスが明確にユニットとして登場する要素はこれが初となる。 |
関連動画
関連リンク
- Twitterのツイートまとめ
- 志希晶葉S.P(シンギュラポイント)(2021/8/12)
- 7年の時を経てようやく志希晶葉にユニット名がついたP達の喜びの声(2021/9/15)
- 4年ぶりに実装された池袋晶葉SSRに悲鳴を上げる志希Pと晶葉P(2022/7/23)
- サービス終了予定日の数ヶ月前にお出しされた一ノ瀬志希のカードに池袋晶葉がガッツリ映り込んでいて悲鳴を上げるP達(2022/10/30)
関連項目
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