コンパイルハートとは、2006年6月2日に設立された日本のゲームメーカーである。
概要
アイディアファクトリー株式会社の関連子会社として設立された。かつてのIFの主力ゲームであったネバランシリーズのスタッフを主として設立されており、今やすっかり乙女ゲーメーカーとなってしまった本家IFに代わって特定のお客様向け一般向けのゲームを制作している。主な作品に『アガレスト戦記』シリーズ、『超次元ゲイム ネプテューヌ』シリーズ、『圧倒的遊戯 ムゲンソウルズ』シリーズなどがある。
制作するゲームのジャンルは基本的にRPGであり、コンシューマーでは過剰ともいえるお色気要素を前面にアピールしつつ、中身自体はIFゲー伝統である理不尽な難易度の物が多い。その最たる例であるアガレスト戦記シリーズは有名。
近年は、ネプテューヌシリーズやムゲンソウルズシリーズのようにコメディよりの作品を多く手掛けていたが、2013年には「日本の特定のお客様向けのRPG」を掲げる新ブランド『ガラパゴスRPG』を設立し、その第一弾として『フェアリーフェンサー エフ』を2013年10月10日に発売した。それから1年後、第二弾『オメガクインテット』を2014年10月2日に発売し、2015年7月23日に『魔界一番館』の第一弾『魔壊神トリリオン』を発売、2016年7月21日に『IDEA FACTORY INTERNATIONAL』の第一弾『クロバラノワルキューレ』を発売し、知名度を上げていた。
なお、上述の通り、旧IFのスタッフが中心となって設立された会社であるため、魔導物語シリーズなどでコアな人気を誇ったコンパイル社とは全くの無関係である。しかし、2010年10月28日にコンパイルが製作販売を行ったゲームソフト全般(ただし、ぷよぷよシリーズについてはSEGAが版権を持っているので対象外。)の営業権(営業権であり、版権そのものではないことに注意。)を取得し、コンパイルの版権を活かしたゲームの第一弾として、『聖魔導物語』を発売している。
ちなみに『アガレスト戦記』シリーズ、『超次元ゲイム ネプテューヌ』シリーズ、『圧倒的遊戯 ムゲンソウルズ』シリーズなどを発売する前は2006年9月28日に『アストニシアストーリー』といった韓国製ゲームソフトを日本版として発売し、OVA『メガゾーン23』の続編『メガゾーン23 青いガーランド』を発売、自社初のクロスオーバー作品『クロスエッジ』を発売したことがあった。
主な作品
- アークオブアルケミスト
- IDEA FACTORY INTERNATIONAL
- アガレスト戦記シリーズ
- アズールレーン クロスウェーブ
- 圧倒的遊戯ムゲンソウルズ
- 圧倒的遊戯ムゲンソウルズZ
- ONI零 戦国乱世百花繚乱
- ガラパゴスRPG
- 韓国製ローカライズ
- ガンガンピクシーズ
- 神獄塔メアリスケルター
- クロスエッジ
- 限界凸城キャッスルパンツァーズ
- 限界凸騎モンスターモンピース
- 限界凸記モエロクロニクル
- 限界凸起モエロクリスタル
- 限界凸旗セブンパイレーツ
- 地獄少女 朱蘰
- スゴロクロニクル
- 聖魔導物語(ゲーム自体の制作はゼロディブが担当)
- ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 乙女ノ五重奏
- たっち、しよっ! ~Love Application~
- ダンジョン オブ ウインダリア
- 超次元ゲイム ネプテューヌシリーズ
- デート・ア・ライブ 凛祢ユートピア
- デート・ア・ライブ 或守インストール
- デート・ア・ライブ Twin Edition 凜緒リンカーネイション
- Death end re;Quest
- 塔亰Clanpool
- ねぷねぷ☆コネクト カオスチャンプル
- BLACK CAT 黒猫の協奏曲
- 魔界一番館
- 魔人探偵脳噛ネウロ バトルだヨ! 犯人集合!
- メガゾーン23 青いガーランド
- 竜星のヴァルニール
- ローグハーツダンジョン
関連項目
- ゲーム会社一覧
- アイディアファクトリー(親会社。現在はほぼ乙女ゲーのみを販売している)
- つなこ(社員。ネプテューヌシリーズやフェアリーフェンサー エフのキャラデザ、原画、テクスチャなどを担当)
- 日本一ソフトウェア(海外版の販売を担当)
外部リンク
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