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この記事の掲示板はゲーム既プレイのプレイヤー推奨です! なお、本作を原作にして2013年夏に放送されたTVアニメについては |
『ダンガンロンパ』とは、2010年11月25日にSpike(現:スパイク・チュンソフト)より発売された、
「ハイスピード推理アクション」アドベンチャーゲーム、及び関連したシリーズ作品である。CERO指定は「D」(17歳以上推奨)。
概要
初出はPSPで、その後、操作性や視認性を改良した「PSP the Best」廉価版、限定版「超高校級の限定BOX」が2011年11月23日に発売された。
また、廉価版をベースにiOS版、Android版がそれぞれ2012年8月12日と8月27日に配信された(一部のスキルなどは未収録)。
さらに、後述の『2』と同時収録される形で、『ダンガンロンパ 1・2 Reload』としてPSVitaに移植され2013年10月10日に発売された。
同作に関しては『2』の「アイランドモード」と同様の「スクールモード」が収録されており、ゲーム本編をクリアするとプレイ可能になっている。
また、小説として『ダンガンロンパ』の前日譚である『ダンガンロンパ/ゼロ』(全2巻)、『ダンガンロンパ霧切』(既刊4巻)、『ダンガンロンパ十神』(上巻)がそれぞれ星海社より発売されている。
本作の続編として『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』(PSP)、外伝として『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』(PSVita)がある。
2016年7月には希望ヶ峰学園シリーズ完結作となるアニメ『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』が放映され、2017年1月12日にはゲーム最新作『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』(PS4/PSVita)が発売された。
Spikeの無名新規タイトルであったため、情報初出時の注目度はあまり高くなかった。
だが、ドラえもん役でおなじみ大山のぶ代を初めとした豪華声優陣が公開されたことで、徐々に注目を集め始める。
(スタッフには声優に詳しい人物があまりおらず、声優が豪華なのは単にドラえもんの声というアイデアと実力派の声優を選んだ結果らしい)
それでも当初は初週3万本程度の地味な売れ行きだったが、その後口コミで好評が広まり、さらに続編以降の更なる好評もあって、現在はスパイク・チュンソフトの主力商品のひとつとして成長している。
本作の売り上げ本数は2013年10月末時点で通常版が約12万本(DL版を含む)、廉価版(限定BOX版を含む)とVita版がそれぞれ約10万本となっている。(ソースはファミ通/4gamerより)
ゲーム進行
プレイヤーは、主人公の視点から学園内で起きた殺人事件を捜査していく。操作パートで集めた証拠や証言を学級裁判パートで「言弾(コトダマ)」として使い、相手の証言に潜む矛盾を「撃ち抜く」ことで「論破」して真犯人を見つけるのが目的。
証言の矛盾に証拠を突きつける点が『逆転裁判』シリーズに似ているが、本作では裁判がノンストップで進む他、画面上から正しい文字を選んで組み合わせる「閃きアナグラム」、リズムゲームのように相手の主張を撃ち落としていく「マシンガントークバトル(MTB)」など、アクション要素が多い。
キャラ、音楽、ストーリー、システム、操作性などに細かな配慮があり、あらゆる部分で開発スタッフの気合の入れ様がうかがえる。
実際、体験版で不評であった部分をユーザーの声をもとに短期間で修正しており、ゲームのクオリティをよりハイレベルなものにしている。
捜査を進める楽しさ、敵も味方もわからないまま真犯人を突きとめていく裁判、そしてそれを盛り上げる『地球防衛軍』などで知られる高田雅史による超一流のBGMなど、一旦始めると最後まで止められないゲームに仕上がっている。
一見アクの強いキャラクター達だが、掘り下げが深く思い入れやすい構成となっている。
なぜ殺し合いが起こるのか?誰が誰を殺したのか?動機は?凶器は?時系列は?
学級裁判パートではフルボイスで、豪華な声優陣が参加している。
特に、モノクマ役の大山のぶ代は、ドラえもん役の引退後5年ぶりの声優としての参加である。
ただし、一方でブラックユーモアや残酷な設定・描写などがあるため、人によってはあまりにも(描写そのものというよりは精神的に)グロテスクな展開や生徒を死に至らしめる「おしおき」シーンに賛否というよりは好みが分かれてしまうので注意が必要である。前述の通り、このゲームのCEROは「D」だが、販売制限が加えられる「Z」ギリギリまで残酷描写が加えられている。
プレイ動画について
ネタバレが致命的となるゲームのため、発売当初より長らくの間、1章までとする自粛が公式より求められていた。
公式ブログ「いっちゃうよ? いいすか? いっちゃってもいいすか?」
しかし2022年12月24日から、配信規制が撤廃され、エンディングまで配信できるようになった。
『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』本年12月24日から、プレイ動画の配信規制をフル解禁!
登場キャラクター
- 苗木誠(ナエギ マコト)CV:緒方恵美
- 本作の主人公。プレイヤーは彼を操作して事件を解決していく。超高校級の幸運の持ち主。唯一、何の才能を持たない「普通」の高校生だが、全国の高校生の中で抽選で選ばれるという「幸運(不幸?)」によって、晴れて「希望ヶ峰学園」に入学した。人より少しだけ前向きなところが唯一のとりえ。
- 石丸清多夏(イシマル キヨタカ)CV:鳥海浩輔
- 超高校級の風紀委員。折り目正しい熱血漢。脱出不可能という緊急事態の中でも、「希望ヶ峰学園」の校則や「廊下を走ってはいけない」といったところまで、きっちりと守ろうとする。だが入学したばかりなのでゲーム開始の時点ではただの一般人。
- 十神白夜(トガミ ビャクヤ)CV:石田彰
- 超高校級の御曹司。巨大財閥の御曹司で、既にいくつもの会社を運営しており、以前に始めたデイトレード(FX)が大成功を収め(本人は非常に簡単なものだと主張)、個人の資産も莫大な物になっている。
- 大和田紋土(オオワダ モンド)CV:中井和哉
- 超高校級の暴走族。日本最大の暴走族「暮威慈畏大亜紋土(クレイジーダイアモンド)」の2代目総長を務め、全国の不良の憧れを一身に集める存在である。鑑別所に入った経験もある。兄弟で作り上げた暴走族の初代総長である自分の兄を尊敬している。女性にはとても優しい。
- 桑田怜恩(クワタ レオン)CV:櫻井孝宏
- 超高校級の野球選手。高校野球大会の優勝チームのエースで4番。プロも注目する逸材だが野球の練習が嫌いで、女子にモテるという理由で試合にのみ出ていた。高校生となり野球から離れ、将来はミュージシャンになりたいらしい。希望ヶ峰学園への入学を希望したのもそのため。
- 山田一二三(ヤマダ ヒフミ)CV:山口勝平
- 超高校級の同人作家。自称「すべての始まりにして終わりなる者(キリッ」。「性の向こう側(キリッ」というテーマで創作を行い、その界隈ではかなり名の知れた存在。文化祭で自作の同人誌を1万冊を完売させるという武勇伝をもつ。「油芋」というポテトチップスが大好きなピザデブ。二次元大好きオタク。お前ら。
- 葉隠康比呂(ハガクレ ヤスヒロ)CV:松風雅也
- 超高校級の占い師。占いの世界では「超新星」と呼ばれている。3度ダブっているので、20歳。どんな占いでも的中率はぴったり30%で、『俺の占いは三割当たる!』がキャッチフレーズ。騙されやすい。
- 舞園さやか(マイゾノ サヤカ)CV:大本眞基子
- 超高校級のアイドル。国民的アイドルグループでセンターマイクとして活躍しており、性格は清楚で温和。テレビや雑誌で引っ張りだこの人気者。苗木誠と同じ中学校出身。とても勘が冴えており、苗木誠の心の中が見えているような発言をしているが本人はそのことについて「エスパーですから」と説明している。
- 霧切響子(キリギリ キョウコ)CV:日笠陽子
- 超高校級の???。唯一自分の才能を明かしていないミステリアスな少女。どんな危機的状況の中でも平然と思考を進めることができる冷静沈着さを持つ。日常生活ではほとんど口を開くことはないが、学級裁判パートでは…?
- 朝日奈葵(アサヒナ アオイ)CV:斎藤千和
- 超高校級のスイマー。過去に参加した大会で次々と記録を塗り替え、オリンピック候補生にも選ばれている。底抜けに元気な性格。大神さくらとは仲がとてもいい。大好物はドーナツ。
- 腐川冬子(フカワ トウコ)CV:沢城みゆき
- 超高校級の文学少女。ベストセラーを次々と生み出している。得意なジャンルは恋愛小説(純愛モノ)。過去の体験からか、被害妄想が多い。お風呂にめったに入らない。十神白夜がお気に入り。
- 大神さくら(オオガミ サクラ)CV:くじら
- 超高校級の格闘家。アメリカの総合格闘技大会で女性ながらにして優勝。400戦以上もの勝負のなか、未だ無敗を誇る。一見すると近寄りがたい雰囲気だが、性格は大人で仲間が傷つくことを誰よりも恐れる優しい心の持ち主である。さくらちゃんマジ天使。朝日奈葵とは、とても仲が良い。どう見てもセーラー服のコスプレした豪鬼です本当にありがとうございました。
- セレスティア・ルーデンベルク(セレス)CV:椎名へきる
- 超高校級のギャンブラー。ゴスロリ服を愛用している少女。名前は自称でれっきとした日本人。あらゆるギャンブルで連戦戦勝している事以外、名前を含めほとんどのプロフィールが謎に包まれている。
- 江ノ島盾子(エノシマ ジュンコ)CV:豊口めぐみ
- 超高校級のギャル。モデルとして数々の雑誌の表紙を飾ってきた女子高生のカリスマ的存在。入学してきた15人の中では、ムードメーカー的存在である。
- 不二咲千尋(フジサキ チヒロ)CV:宮田幸季
- 超高校級のプログラマー。幼いころ父親のものを改造し完成させたプログラムが絶賛されたのがきっかけ。現在研究・開発しているものには秘密がある。見た目の可愛さと性格の優しさに、一部に熱狂的なファンが存在する。どう見ても少女だが中の人が男性。天使。
- モノクマ CV:大山のぶ代
- 希望ヶ峰学園の学園長。白と黒半分のクマのぬいぐるみの姿をしているが、その正体は不明。「うぷぷぷぷ」という特徴的な笑いをする。生徒を煽り、事件を発生させていく。「犯人(クロ)」への「おしおき」も彼(?)が担当する。主人公ではないが、大山のぶ代の名前はキャストクレジットの一番上に表記されている。ぼくドラえもんじゃないよ。ぼくはモノクマ!!
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