宇宙をとびミサイルを撃ち込む!全身が武器の凄いゴジラが現われた!
『ゴジラ対メカゴジラ』とは、1974年3月21日に公開された映画。ゴジラシリーズ第14作目であり、ゴジラ生誕20周年作品でもある。
本作では当時日本に返還されたばかりの沖縄を舞台としており、沖縄の守り神シーサーをモデルとした新怪獣や日本本土に対する沖縄の複雑な感情といった要素が作品に取り入れられている。翌年に開催された沖縄海洋博はこの作品の中では建設工事が進んでいた他、タイアップも行われた。
登場怪獣はゴジラ・アンギラス・メカゴジラ・キングシーサー。なお、ゴジラの表皮を纏ったメカゴジラにフルボッコにされたアンギラスは以後30年間映画本編に登場する事は無くなったが、「FINAL」にてキングシーサーと共演している。
ちなみに、本作品は前2作に比べて予算アップしたものの、それでも少なく「ゴジラ対ヘドラ」と同額の予算だった。時間の制約もあり、登場人物がフェリーで移動するシーンは、実際に沖縄へ移動中に撮影されている。しかし、メカゴジラが人気となった事から翌年に続編にして昭和ゴジラシリーズ最終作「メカゴジラの逆襲」が公開される事となった。
海洋博の建設が進む沖縄。建設技師の清水慶之は弟の正彦と共に安豆味城跡へ観光に来ていたが、そこで伝統歌唱を披露する国頭那美が怪獣が街を焼き払う光景を幻視し昏倒する現場に居合わせる。その後、建設現場では予言の描かれた洞穴が見つかったり、玉泉洞で見慣れない金属が発見されたりと奇妙な出来事が続く。金属は「スペースチタニウム」という地球上に存在しないはずの物質であると判明する。
一方、富士山の噴火と共にゴジラが姿を現すが、そのゴジラは仲間であるはずのアンギラスを激しい戦闘の末に撃退する。現場では再びスペースチタニウムの金属片が見つかり、敬介達はゴジラの後を追う。
石油コンビナートに出現したゴジラは一帯を破壊していくが、そこにもう一体ゴジラが出現し先のゴジラと戦い始めた。激闘の最中に表皮が剥がれ金属性のボディを曝したゴジラの正体は宇宙人の送り込んだロボット怪獣「メカゴジラ」であった。
地球征服を狙う悪の宇宙人。地球最強の怪獣ゴジラを徹底的に分析し、侵略兵器メカゴジラを建造、水面下で侵略計画を進行していた。安豆美王族の守護神キングシーサーの存在も警戒し(実際にはキングシーサーを皮切りに他の地球怪獣が決起する事だったが)、その復活も阻止しようとする。地球人に化けているが、その正体はゴリラのような顔をした宇宙猿人だった。
本作の沖縄の描写は、主題歌である「ミヤラビの祈り」をはじめとして少々違和感のあるものとなっている。これについて脚本の山浦氏はシナリオハンティングに同行できなかったため『モスラ』のようなエキゾチックな描写になってしまったと述懐している。
当時の地元の反応も微妙なものだったといわれるが、『ゴジラ FINAL WARS』の北村監督は本作を一番のお気に入りとしており、キングシーサーを再登場させている。また、2022年には沖縄で公式イベント『ゴジラ対沖縄』
が開催されるなど、本作の受け取られ方も変化しているようだ。
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掲示板
16 ななしのよっしん
2023/01/19(木) 19:16:18 ID: a4nqCOg0S+
流血したりねじ切ったり当時なりにバイオレンスな戦い
17 ななしのよっしん
2024/04/23(火) 09:13:06 ID: Oqyubv8TM5
この時期の「新怪獣の強さ」判定機としてアンギラスが試し斬りされるの、
お辛いけどきらいじゃないよ
18 ななしのよっしん
2025/03/28(金) 18:13:56 ID: c8G/n86i0M
キングシーサーの歌一番終わったあたりで画面構成的にも(お、出てくるか?)って感じになってるのすき
制作的にも「フルかよ!」ってツッコミはたぶん想定している
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最終更新:2025/12/22(月) 11:00
最終更新:2025/12/22(月) 11:00
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