ジャスティスアーミーとは (ジャスティスアーミーとは) [単語記事]

この記事は、アムエネルギー(ネタバレ成分)に満ちています。
ここから下は自己責任で蒼い道走り続けたり昨日見た夢にそって通りを歩いてください。

ジャスティスアーミーとは、Get Ride! アムドライバーに登場する正義の軍隊（笑）である。

概要もぉ！いい子にしてろぉぉ！

ジャン・ピエール・ジノベゼが設立した、連邦評議会に対抗するための組織。
ウィルコットによる「バグシーンによる偽りの平和」を打破するため活動をしている、というのが大義名分である。
戦闘においては、ディグラーズの指揮に委ねられており、その圧倒的な強さに連邦は押されている。

正義の軍隊、とは名ばかりで、実際は権力主義者と戦闘狂を頭に据えているため、軍人達の人格は最低極まりない。
ジノベゼの目的自体が最高権力の強奪にあるため、そもそもメンバーのモラル意識はかなり低い。
ピープルの家屋・所有物等を独善的な理由で破壊・強奪し、大きな損失を負わせるなどの行為も目立つ。
よって、正義を掲げていながら、実態はただの愚連隊と言っても過言ではないだろう。
連邦所属のアムドライバーにも、こちらに寝返ってしまったものも複数いるようである。

戦力の多くはバグシーンが占めているが、後にアムジャケット着用の一般兵もより増加していく。
ちなみに、アムジャケを着用している者で商品化されたキャラには「アムドライバー」との名称が付けられている。
が、作中描写や、アムドライバーの定義を照らし合わせて判断すると、彼等は厳密にはアムドライバーとは言えない。
どちらかと言えば「アーミー」と称するのが正しい。

余談だがザル警備に定評のある組織でもあり、裏切り者を検問で気づかない、裏道からバイザーで進入されるなど戦闘や略奪行為以外ではお役所仕事のようであり最終的にはモヒカンに成り下がっていた。。

略称は「JA」。そこから転じて「農協」と呼ばれる事もある。

上層部など

ジャン・ピエール・ジノベゼ

声・石丸博也

ジャスティスアーミーの指導者。

元はウィルコットの後釜と言われるほど連邦では地位の高い男だったが、ニルギースら地下組織との交流を経てジャスティスアーミーを結成して反乱することを決意する。
一見すると冷静沈着で心優しい好漢のようだが、実際は権力欲に溺れた男の一人に過ぎない。

実際、当初の目的であるウィルコットを失墜させるという目的を無視し、世界を武力で制圧するという手段に出ており、その穏やかで物静かな態度とは対照的にその腹の中は真っ黒であると言えよう。

周囲にもその人格が伝わっていたのか、彼の人柄を心底慕って最後までついていく者はそれほど多くない。

声が声だけにアム甲児くんとかアムジャッキーとか声優ネタでアムドライバーファンからはイジられている。

キャッシー・モルトン

元シーンユニットのローディ。26歳。表向きは美人ローディを気取っているが、実際はかなり腹の黒い女である。
裏切り者でありながら、何かとジノベゼには重宝されているようだ。
地位も高く、作戦行動のほとんどを任されているだけでなく、あのディグラーズをも指揮下に置くほど。

ローディだがプロデューサーのような立ち位置にもあり、シーンユニットをアイドルに仕立てあげたのは彼女の手腕。
しかし使えないとわかると愛でてきた少年達すら軽く下僕扱いする、下衆女である。
いつもマニキュアを乾かそうとして息を吹きかけたりいじったりするのが癖。

終盤になるにつれどんどんキャラが崩壊していき、ゼアムのことを知るようになってからは急速に独善的な悪の道へと染まっていく。
そしてゼアムのピースを一つ手に入れるとその極悪さは極まるようになり、ディグラーズと揉めた際に頂点に達する。
ディグラーズに計画を邪魔された際には、とうとうぐぬぬ顔…ではなく悪鬼の顔へと披露するほどとなった。
作画崩壊っぽさも相まって強烈なインパクトと恐ろしさを視聴者に与え、放送当時もネタにされた。

アレン・ルー

元キャンプ・リトルウィングの司令官。ジェナス達の元上司。
前線へ出ずに偉そうに指示出ししていたためアムドライバーからの評判は悪かった。
作戦の立案が大雑把で、その上作戦の内容や最新型のバイザーの情報を伝えるブリーフィングをマスコミに公開するというどこぞのテロリストや民間レジスタンスすらやらないようなことをやってのける無能振り。
基地陥落の際ロクな指示を出さず「私は逃げるがあとは自分たちで頑張ってくれ（要約）」で済ませて真っ先に逃げ出し、尽きかけていた愛想すら完全に尽かされていた。

だが己の保身のためにJAに鞍替えしてその指揮官になり再登場、当初ムーロン基地を包囲するように周辺の地域を制圧していた。
ケーナでは抵抗するPAに対し民間人のいる建造物に攻撃して動きを封じるといった卑劣な作戦を執るなど子悪党的なイメージが定着した。

が、定着してまもなくムーロン基地の爆発に巻き込まれ、あっけなく死亡した。
「虎の威を借る狐」を絵に描いたような男の、寂しい幕切れであった。

余談だがハゲであり帽子を何所でもかぶっている。アムソーダバーがお気に入り。

主な戦闘要員

ガングリッド・ディグラーズ

声・岩崎征実

ジャスティスアーミー戦闘員を統率している指揮官。
正義の名の下に、暴力・圧政を強いる戦闘狂。

詳しくはガングリッド・ディグラーズの記事で。

ジェイソン・ダビッド

「お前もぉ！いい子にしてろぉ！」

声・風間勇刀

ジャスティスアーミーの戦闘指揮官の一人。
『「いい子にしてろぉ！」という決め台詞とともに電磁ムチを振るうオッサン』と言えばアム視聴者なら一発でわかる人。
剣山のようなツンツンヘアーがトレードマーク。
ディグラーズ配下だが、彼に敬語を使う場面は少なく、むしろ同僚のような関係であった。
スランプだったとはいえ、シーンを追い詰めるなどその力量は決して低いわけではない。
が、ジェナスユニットと出会う度に何かと作戦を邪魔され、いまいち活躍出来ない薄幸の人。
注意力散漫なのが玉に瑕。

連邦とジャスティスアーミーの決戦時、ジェナス達に奇襲されディグラーズとともに追撃する。
が、クロスバイザーの華々しいデビューのために犠牲となった。
崖落ちは生存フラグであり、彼も恐らく死亡したわけではないだろうが、以降一度も登場することはなかった。

ちなみに名前はダビッ「ド」である、ダビッ「ト」は間違い。

バーンズ・エーリック

声・松本吉朗

エーリック兄弟の兄。青いジャスティスアーミー製アムジャケットを着用、元連邦アムドライバー。
補足しておくと国家錬金術師の兄弟ではない。あえて例えるならフロスト兄弟系統にあたる。_{そこまで変態ではないが}

~~出来の悪い~~弟よりもしっかりしていてプレッシャーをかけるディグラーズに対して物怖じしなかったり、敵が何故わざわざジャングルに入っていったのか疑問に思ったり、敵の本当の目的地を探り当てたり、と登場が１話のみながら優秀さが見て取れる。だが・・・

敵の目的地に出くわしたものの一人で先行したのが仇となり、仲間を呼ぼうとしていた所にいきなり武器を投げつけられその後反撃し敵に止めを刺そうとしてレーヴァテインで狙ったもののその隙を突かれバイザーを破壊され爆殺されてしまった。
彼の登場はわずか一話で終わった。犠牲になったのだ…

シャドー・エーリック

声・鳥海浩輔

エーリック兄弟の弟。確かに鎧を着用をしていると言えばそうだが、それは兄も同じなので例の兄弟とは全く関係ない。
赤いジャスティスアーミー製のアムジャケットを着用。兄と同じく元連邦アムドライバー。
中盤からはロシェットやK・Kらと一緒にネオアムジャケットを装備し、デザインが一新された。

初登場直後から部下を怒鳴ったり、オネェ言葉を使ったり、ライバルから存在を忘れられたり、逃げる際に捨て台詞を吐いたり、挙げればキリが無いほどの小物。

実はあの大スターシーン・ピアースとスクールでは同期だったという輝かしい経緯を持つ。
典型的なブラコンで、それが彼の人生を狂わせることに……。

「ナス、ガンちゃんに会いに行く」の回で最愛の兄が爆殺される所を遠くから目撃し（そのため誰が殺したのか分からずじまい）、兄の仇をとろうとピュアムに逆襲するもバグシーンは全滅していくのを見てヘタレて「お……お兄ちゃぁぁぁん」と泣いて逃げた。
その悲惨なバトルっぷりはディグラーズからも「胸くそのわりぃバトルだ……」と評された。

銃でシシーを人質にしてセラを亡き者にしようとする。が、相変わらずのドジさでシシーには逃げられ、セラ（生身）には突き飛ばされてしまう。
それに激昂してトライデント型のアムギアで今度こそセラの息の根を止めようとしたが…その時に落とした銃でセラに腹を撃ちぬかれて死亡した。
セラに「初めて人を殺めた」という大きなトラウマを植えつけた他、いつの間にか親交を深めていたロシェットが余計荒れる原因を作った。

彼の物語を振り返るとほとほと間抜けとしか言いようがないが、アムドライバーの悲劇的な面をより直接的に表面化させるキッカケを作ったキャラクターであり、物語を盛り上げるのには大きく貢献した人物と言えよう。

……………なのにニコニコでは死してなお、誰からもその存在を覚えてもらえなかった。

なお彼の葬儀が執り行われたが国葬級の馬鹿でかい遺影が飾られていた（アニメで有名な所だとガンダムのガルマ・ザビとかコードギアスのクロヴィス・ラ・ブリタニアの葬儀を思い浮かべると分かりやすい。演説はなかったけど）。

シーンどころか視聴者からの扱いも悪い彼だが、ロシェットにはちゃんと悲しんでもらえているうえ、キャシーや葬儀の扱い自体はそれほど悪くなかったことから、ジャスティスアーミーではそれなりの待遇を受けていたようだ。

ガモ・フレア＆ミルン・ハッキネン

声・園崎未恵（ガモ）、花村怜美（ミルン）

ジャスティスアーミー最初にして最後の女性部隊の隊長とその部下の一人。
キャッシー・モルトンのことが大嫌いで、ガモに至っては「厚化粧のオバサン」とか露骨な陰口を叩いていた。
アイツ26歳だから！まだアラサーだから！
部隊全員がピンク色のジャスティスアーミージャケットを身にまとっているが、ガモだけが指揮官仕様。

デザインや戦闘スタイルは完全にダビッドの流用で、「いい子にしてろぉ！」という決め台詞まで同じである。
そのためアムドラサポーターからは「ダビッドの嫁」「ダビッドの姉or妹」と呼ばれた。

ちっぱいが多いアムドライバーの中では結構スタイルは良いほうである。
しかし1話にしか出てこない、モブドライバーに片足を突っ込んだ立ち位置に終わった。

ロシェット・キッス＆クック・カーランド＆パフユニット

序盤からの裏切り組。ロシェット・キッス、クック・カーランド、パフユニットを参照。

なお、パフユニットは再び裏切ってしまった。

エーリックが望むのはこんな花なんかじゃない！関連静画だけだッ！

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