正式な邦題は「ファーミングシミュレーター2009~大地へ挑もう!ぼくらの農場生活~」。これは農業(農業機械)シミュレーションゲームである。
数奇な運命でとある島の農場とオンボロ農機を手にしたプレイヤーは、これらを駆使して作物を育てお金儲けをしていく。開発元はドイツのソフトメーカーで、本国では爆発的人気であったらしい。海外では農機具のMODも多数配布されているほど。トラクターなどの農機はドイツの農業機械メーカー・AGCO社の協力の下、同社の農業機ブランド「FENDT」の製品を再現している。日本では株式会社ズーが完全日本語版を販売している。公式アドオン集の「GOLD EDIION」も発売されている
ゲームの主たる目的である、お金を稼ぐ手段。これを作らないことにはトラクターも走らないし、種のお金も払えない。
作物の価格は変動している。価格はゲーム内時間の午前0時になると変わるので、売り時には注意が必要。翌日どのように価格が推移するか分からないので、より高値を期待して待っていると下落することもあるし、逆に売った翌日に高騰して悔しい思いをすることもある。おおよその相場を把握して、不満のない売り時を決めておかなければならない。
主人公が使う重要なアイテム。これで島の地図、天気予報、作物の現在の買い取り価格と前日比、現在の資金と作物の保管状況を見ることができる。
農作業をするには当然機械が必要。どの作業にはどの機械が必要というのを把握しておかなければ、種は撒いたものの収穫できない事態にもなる。
耕作、種まき、肥料散布、草刈、作物の運搬、移動の足と、これがなければ何もできない。最初は中古の75馬力で、人が走るより遅いようなのしか持っていない。だが我慢してお金を稼いでいけば、360馬力で50~60km/hは出る高性能モデルも買える。大量の作物を運びたい、作業効率を上げたいとなれば高性能トラクターは欠かせない。複数のトラクターを購入して労働者を雇えば、耕作や種付け作業をより迅速に行える。フロントローダーのついたトラクターと別売りのフォークなどを買えば、藁や干草のロールを持ち上げて片付けたり、パレットを運ぶアルバイトができる。何人たりとも俺の前は走らせねぇ。
作物を刈る機械。大麦、小麦、キャノーラ、トウモロコシはこれがないと収穫ができない。収穫のためには別売りのカッターを買う必要がある。やはり最初はボロいコンバインとカッターしかないが、作業効率向上のためには高性能モデルを買う必要が出てくる。ただし新品は安くても$219000からと高いので、プレイにもよるが当面はボロを使い続けるしかない。
コンバインの先につけ、作物を刈り取る。これも初期からあるボロは作業幅が4mだが、大きいのでは7.7mにも。しかしコンバインと別売りの上、単価も$26000(6m)からと結構高い。またトウモロコシだけは専用カッターが必要となり、これは作業幅7.5mで$16000。見方を変えればトウモロコシだけは作業効率の良いカッターが安価に手に入るということであるが、散々述べたように売却先があの港だから、金銭的に美味しいといえるかどうかは難しい。
作物を入れるためのダンプで、トラクターで牽引して運ぶ。コンバインからサイロへ、サイロから売却先へと、作物を扱うのに欠かせない道具。大中小とあり、大きいほど容量も大きいが重量も増える。ダンプ後部にも連結器があるので、ダンプ同士を連結しロードトレインにすることも可能。しかし大ダンプ重連に作物を満載した状態では、一番高性能なトラクターでもスピードはあまりでない。
藁や干草をすくい上げてロールにするための機械で、トラクターで牽引する。走りながら拾った藁をロールにし、出来上がると排出して地面に落とす。それをローダーのフォークで拾って運び、農場のベルトコンベアへ載せる。
地面に刈られて落ちた牧草や干草をすくい上げるワゴンで、トラクタ(ry。トラクターの前部に草刈機をつけるので、牧草をすくうだけなら刈りながらでもできる。拾った牧草や干草は、農場の荷卸場に降ろせばお金になる。
出来上がった藁や干草のロールを載せて運ぶトレイラー。積載したロールはトレイラーに固定されるわけではないので、ゆっくり運ばないと散らばる。大量のロールを運んでいるときは大惨事に。高価なものはより長く、より多くのロールを運べる。ベイルトレイラーでの運搬は非常に難易度が高い作業なので、別項目を設けて記す。
畑を耕す器具で、トラクター後部に装着する。そのまま地面まで高さをさげれば、走行することで地面を耕せる。また回転させて歯の向きを変えることも可能であり、効率的な作業の為には活用するが吉。高いものの方が広く作業できるので、効率は高まる。
トラクター後部に装着する器具で、すきで土を掘り起こした後に土を攪拌するもの、だったはず。
名の通り。トラクター後部に装着し、作物のうちどの種を撒くかを決めてスイッチオン、高さを地面まで下げれば種まきができる。
肥料を作物に巻くための噴霧器。後部装着で、タンクと横一列にならんだ複数のノズルからなり、当然高い物は広く撒ける。耕して種を撒けば作物は育つが、成長途中の作物に噴霧器で肥料を撒けば少し効率よく育つ。化学肥料や農薬のやりすぎは土地をダメにするとも言うし、虫だらそんな恐ろしもの食べねぇけど、都会のモンは形の悪い野菜は食わねし、薬品や肥料も使うしかないべさ。近所の人に「草太さんが!草太さんが!」「土が、死んだ…」などと言われても気にせず、暗がりの中でライトを煌々と照らして遠慮なく噴霧器を使いましょう。
牧草を刈るための草刈り機。トラクターの前部又は後部に装着し、スイッチを入れて高さを下げると牧草を刈る。高いものが偉いのは他と同じ。
刈った牧草を規則的に並べるための器具で、トラクター後部に装着。先述のように走りながら牧草を拾うこともできるが、これを使うことで牧草が規則的に並び、拾いやすくなる。刈りながらウィンドローアで規則的に並べ、その後でフォレージワゴンですくうと作業がしやすい。
このように器具をトラクターの前または後ろにつけるが、当然その分だけ重心はそちらへ偏る。そのままでは前後重量配分が悪くなり、優れたハンドリングとオンザレールのコーナーリングが得られなくなる。そこで錘を載せることで前後重量配分をとり、スムースでシュアなハンドリングを取り戻す。
ベイルトレーラーでの藁ロール運搬は、ゲーム内での作業としては最高難易度を誇る。云わばラスボス。原因は藁ロールとトレーラーが固定されない上に、僅かな揺れで藁が飛び散るように動き、跳ねるので。重力と摩擦よりも、藁自体の揺れのほうが力として勝っている模様。本物も同じかどうかは知らないが、たぶんゲームほどは酷くないはず。いかに少ない損害で藁ロールを運ぶか、そのための方法を以下に記す。尚、この説明では藁ロールは既に出来上がって畑にあるものとする。
ベイルトレーラー、ベイルトレーラーと連結するトラクター、フォーク付きトラクター
海外の非公式MODやGOLD EDITIONのベイルローダーを使えば確実に、効率的に藁ロールを運べる。機械は実在するものなので、リアル志向者にもお勧め。だけどここまで解説したのに、それは言わない約束でしょ、おとっつぁん。
2009年には公式アドオン集である「GOLD EDITION」(以下GE)が発売された。価格は6.99米ドル。含まれているのは作業幅が広くなった耕運機や播種機、ベイルローダー、自走散布機及びそれらの使用法を学ぶためのミッション。遊ぶには本編が必要。
システムとしては既存ゲームにMODとして追加するわけではなく、別にデータフォルダをつくり、一部のデータを共有して動いている模様。共有しているのはCドライブにある「ドキュメント/My Games/FarmingSimulator2009」(7の場合)フォルダで、この中には取り入れているMODとセーブデータが入っている。先述のGE用農機はProgram filesにある「Farming-Simulator 2009 Gold」フォルダに入っているので、本編とは共有されない。例えて言えば、最初に買った本編とGEはパラレルワールド。同時に存在して次元は共有しつつ、並列に存在している。よってGEを起動して専用MODの農機を購入した後で本編を起動しても、その農機は本編には存在しない。なぜならパラレルワールドの出来事だから。
そうか!わかったぞ!。なぜ主人公が数奇な運命で大きな農場を手に入れることはできたか。これはパラレルワールドを操作し、そこで人間がどう活動するか見るための、宇宙人の実験だったんだよ!。あのどこからともなく現れる乗用車は、全て監視の宇宙人だったんだ!。
GEは日本語版でも使用することは可能で、データの有償ダウンロードが手っ取り早い。ソースは僕が試した。ただし今まで述べた通り本編とは別に動くので、日本語表記は使えなくなる。またズーが正規に頒布しているものではないので、この文を読んで試した人にトラブルがあってもズーには一切責任が無い。もちろん説明した僕にも無いぞ。
に接続する。以下がアドオン導入で追加される農機。作業幅が広がるなどにより、標準のものより作業の効率化が可能。特に播種機と耕運機は作業速度がクルーズコントロール2(およそ20km/h)まで向上しているため、作業幅の拡大とあわせて作業時間の短縮につながっている。
この定義はファーミングシミュレーターにも当てはまる。ズーのサイトをチェックすると、MODを追加するためのパッチといくつかのMODが紹介されている。
OFPで例えれば「OFP.info」並みの便利サイト。大半が農機だが、アメリカの大きなトレーラートラックや、スポーツカーのマスタングなどの乗用車もある。農機は実在する機種を再現したリアル志向が中心で、トラクターのエンジン回転数や速度レンジを手動で調整するなど、機能のシミュレーションができるものも存在。他には標準のものより効果の高い肥料もある。
これらを活用することで、あなたの農作業が格段に快適且つ効率的になります。さらに従来のものより優れた農薬は、同一作付面積では収穫量も向上。農家様の経営改善にも貢献します。./ΛJAにこにこではジョンディア、ニューホランド、ドイツ、フェント、ランボルギーニなど、世界の有名農機メーカーの製品を取り扱っております。また農作業や経営に関するご相談も承っております。
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最終更新:2025/12/06(土) 11:00
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