LA-MULANA(ラ・ムラーナ)は、NIGORO (旧名:GR3 PROJECT)によって製作された、ガチACT 遺跡探検考古学アクションゲームである。
MSX風アクションを目指しフリーソフトとして作られたオリジナル版、現代風にリメイクされ国内のみで発売されたWiiウェア版、MOD対応し全世界向けに発売されたリメイクPC版が存在する。
もし興味があるのであれば、リメイク版公式ホームページの「公式グッズ」項にて取扱説明書と公式ガイドブック(基礎知識編)がPDFで無料配布されているので一度参照されたし。
主人公である考古学者「ルエミーザ=小杉」を操り、
全ての文明の始まり、人類の起源と言われる古代遺跡「ラ・ムラーナ」に挑むアクションゲーム。
元はMSXで発売されたコナミの探索アクション「ガリウスの迷宮」を目指して作られており、
同作品をはじめとするMSXゲームのネタや、インディ・ジョーンズ等の遺跡探検モノのオマージュを多く含む。
数多のフィールドに散りばめられた謎を解き、遺跡を守るガーディアンを倒しながら、遺跡の真実を目指すのが目的。
主人公である博士の挙動はクセがあり、謎解きのヒントもはっきりとは言ってくれないので難易度はかなり高め。
メモ帳片手に石碑のヒントを記録しながら探索するようなスタイルが望ましい。
洞窟物語と同様に、海外での人気が非常に高い作品でもある。
リメイクされ日本で先行発売されたWiiウェア版は、洞窟物語の海外配信を担当したNicalis社によって北米・ヨーロッパ・オーストラリアでの配信が予定されていたが、Wiiウェア市場の縮小を理由に販売中止となり、その後ゲーム配信サイトPlayismにより全世界に向けたリメイクPC版が発売されることとなった。
2014年12月17日に『LA-MULANA EX』がダウンロード専用ソフトとしてPlayStation Vitaで発売。(開発・販売 ピグミースタジオ)
今作にてモンスター図鑑の追加され、トロフィーやリーダーボードにも対応。その他、新たなファンの獲得の為に、ピグミースタジオとNIGOROが共同で様々な部分を再チューニング。名実共に「LA-MULANA」の最終調整版となっている。またイメージイラストは寺田克也氏の描き下ろしイラスト。PlayStation Storeにて販売している。
完全版は2006年6月に公開。
MSXのゲームであるという点にこだわりがあるのが特徴で、グラフィックは固定パレット15色、
音源はコナミのSCC音源をサンプリングした独自音源、SSCC(三匹SCC)が使用されている。
またMSXらしく、基本操作はキーボードで行う(パッドを使うこともできるが、キーボード操作が必要な場面もある)。
オリジナル版ではコレクション要素として、MSXのROM集めが存在する。
ROMはセーブや石碑を読むのに必要な物と、コナミ製MSXゲームの2種類に大別される。
手に入れたソフトは博士の持つMSXで組み合わせると、特殊な効果を発揮するものもある
(例:けっきょく南極大冒険+ぽんぽこパン=裏フィールドへのワープ解禁)。
現在はGR3 PROJECTのホームページは閉鎖されておりオリジナル版の配布は停止しているが、
検索すればダウンロードすることは可能である。
2011年6月21日にグラフィックやBGM、システムを現代風に大幅にリメイクした
Wiiウェア版がNIGOROの親会社であるアスタリズムから配信された。
本体価格は1200Wiiポイント、超高難易度フィールドの地獄聖堂や、
タイムアタックモードを追加するDLC「LA-MULANA地獄」が300Wiiポイントで配信中。
操作性がオリジナル版よりも改善され、一部のアイテムの設置場所や謎解きが変化。
謎解きの難易度はやや親切になったが、ボスの中には完全に別物になった物もあり、
オリジナル版をプレイした人も新鮮な感覚でプレイすることができるだろう。
Wii版ではROMをはじめとするMSXネタはほぼ除かれているが、MSXのROMの代わりに
地図表示や古文書翻訳を行うソフトに加え、NIGOROのflashゲームがPCにインストールするソフトとして登場。
同時に2つしか使えなかったオリジナル版と異なり、容量の許す限り同時に併用することができる。
また、Wiiウェア版公式サイトでは、昔のゲーム攻略雑誌の攻略本風に作られた
電子書籍の攻略本が配布されている。ゲーム画面はテレビに写したものを撮影し、
折り目やホチキス跡まで再現されている。
「基礎知識編」は無料で、「完全攻略編」はpdf形式で500円から販売中。
2012年7月13日(太平洋標準時)にゲーム配信サイトであるPlayismより販売される。
商業での海外向け配信はこれが初となる。
(なおPlayismはこのリメイクPC版la-mulana配信に合わせて英語版サイトを立ち上げている)
ゲームの内容はWiiウェア版からほとんど変わっていない。
細かな修正点は以下の通り。
公式サイトには動作に十分なPCスペックを確認するためのチェッカーが用意されているので、
購入前の確認を推奨する。
主人公。31歳で日系3世。忍者の末裔でもある。
アメリカの大学で助教授を務める考古学者。自ら遺跡調査へ乗り出すことも多く、
先祖伝来の忍術を活かし常人では行えないような過酷な調査もこなす。
空港でほとんどの装備を没収され、鞭とPCのみで遺跡に挑むことになる。カレーが好物。
主人公の父親。62歳。人類学、歴史学の権威。
全ての文明・人類の起源となる遺跡を探し、ラ・ムラーナに辿り着くが、行方不明となっている。
ルエミーザ博士に劣らぬ体術の持ち主だが、身体能力の衰えを知略で補っている。
息子を出し抜き謎を解かせ、成果を横取りする事も多い。
ラ・ムラーナ遺跡を代々守り続けてきた「旅立ちの村」の長老。Xelpudと書く。
遺跡を守るという一族の掟以外にはかなり寛容で、自身もハイテク好きでゲームマニア。
博士にヒントを授けてくれる事もあるが、どうでもいいMSXトークも多い。
セーブのために長老の元を訪れる必要がなくなったWii版では、メールでヒントを授ける。
遺跡の中で眠り続けているという四人の賢者。
遺跡の謎に挑む選ばれし者を待ち続けていると伝えられている。
Wii版の追加キャラクター。19歳。
遺跡の中で3000年以上眠り続けていた少女。賢者に引けを取らない遺跡の知識の持ち主。
ヒントを授けてくれることもあるが、長く眠っていた事もあり寝起きが悪く、またすぐ眠くなる。
彼女のヒントは一度しか聞けないので訪れる時はメモの用意をしておくべき。
冒険の拠点となる「旅立ちの村」とその周辺のフィールド。
人が住んでいるとはいえ、少し離れれば人を襲う動物や流れの急な滝など危険が待つ。
まずはこの周辺と導きの門で資金を貯めて、最低限の装備を整える事から始まる。
石碑や死体を調べる「ハンディスキャナ」、地図表示ソフト「グルグルマップ」、石碑を読むことができる「古文書リーダー」
くらいは揃えておきたい。また、Wii版では数少ない回復手段の一つである温泉が存在する。
地上から侵入できるラ・ムラーナ遺跡最初のフィールド。
BGMには初回進入時しか流れないイントロが存在する。
最初のフィールドだけあって謎解きは比較的やさしく、一部屋だけで完結する仕掛けが多い。
このフィールドに関しては、石碑を読めなくても屍のヒントを頼りにすれば大体攻略できる。
ここで入手できる「聖杯」は遺跡内をワープで行き来できるようにする最重要アイテム。
ラ・ムラーナ遺跡の多くを作ったという巨人族の歴史を記録したフィールド。
「母」を空へ還そうとしたが、成し遂げられなかった巨人たちの悲しき歴史が語られている。
9体の巨像がどの巨人の誰を表すかが謎を解くための鍵となっている。
このフィールドにある通称「二度見の石碑」は本ゲームで最も凶悪なトラップ。
二回読むと…
エジプト文明をモチーフとしたフィールド。
中心部には巨大な太陽のピラミッドがそびえ立っている。
オリジナル版では「銅鏡」「ブーツ」など、重要なアイテムが多く存在する場所。
銅鏡入手後の中盤の探索の拠点となる。
また、Wii版の新キャラクター「ムーブルク」はこの太陽神殿にいる。
巨人族により築かれたという水を湛える塔のようなフィールド。
柱などに古代ギリシャを思わせる装飾が見て取れる。
遺跡を流れる水には毒が含まれており、水中では徐々に体力が奪われる。
この他にも行く手を阻む滝が登場するなど、一筋縄ではいかなくなり始めるフィールド。
生命の宝珠で体力を増やし、「兜」を手に入れてから来るといい。
ちなみに、Wii版では曲が「Curse of Ocean」に変更されている。
灼熱の溶岩が流れるフィールド。
ファンタジーにおける溶岩洞窟のようなフィールドで、モチーフとなる古代文明が存在しない。
溶岩に落ちると一気に体力を奪われるため精密なアクションが求められる。
遺跡のどこかに溶岩のダメージを防ぐアイテムがあるようだが…
暗闇に包まれたフィールド。主なモチーフは古代インド。
高熱により溶けた泥人形や像など、核戦争跡を思わせる風景が特徴的。
オリジナル版では一部分、Wii版ではほぼ全域が暗闇に包まれており、
そのままの状態では探索もままならない。
Wii版では◯◯の間というビュー名が多い都合から、名前が「死滅の碑」に変更されている。
アトランティスの遺跡がテーマとなったフィールド。
他のエリアに比べてかなり広く、色々なフィールドと繋がっている。
はじめは封印がかけられており、マップの繋がりがおかしかったり道が塞がれていたりして
思うように移動できない。封印を解く手段を入手してから本格的な探索ができるようになる。
左右がループする特殊なフィールド。
壁が古代中国、背景がアラビア風の異なる二文明をモチーフとしたフィールド。
序盤から入ることはできるが、あるアイテムが無いと第2階層より先に進むことができない。
第1階層の奥には妖精が待っており、妖精が求めるアイテムを持って行くと各地にある妖精ポイントで
妖精が力を貸してくれるようになる。
公式のオリジナル版のBGMまとめ動画。Wii版サントラが出たら聴き比べてみよう。
プレイ動画。上段2つがオリジナル版、下段2つがWiiウェア版。
リメイクPC版リリースに合せて公開されたラムラーナの歴史。
YouTubeに投稿されている英語版では、 リリースを待ち望んでいた海外プレイヤーの喜びの声が見受けられる。
あくまでガイドブックであるためヒントの提示に留まっており、
完全攻略編でも解法をそのまま掲載することはしていない。
何よりもコスト比を考えず無駄に凝りまくったアートワークは一見の価値アリなので、
一切のネタバレを避けている人もクリア後に一度は見てみよう。
ライナーノーツ、印刷用CDジャケット、CDラベルは公式サイトで無料配布している。
遺跡探索のお供にどうぞ。
※NIGOROとは一切関係ありません
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最終更新:2024/12/02(月) 05:00
最終更新:2024/12/02(月) 05:00
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