パワプロクンポケット9とは、KONAMIからニンテンドーDS用として発売されたゲームである。
DS版パワポケの中では総合的な評判が良い作品。
(ただし、ゲーム業界の「良作の次回作の売り上げは出来の良し悪しに関わらず伸びるの法則」により、売り上げ面では『10』のほうが上である。)
野球は、今回もアップ画面が2Dでロング画面が3Dのハイブリッド構造になっている。
そのほか、パワポケダッシュで実装されたカード野球も搭載している、サクセスが3本立てである、という特徴がある。
野球バラエティとしてふさわしい出来。
こんなゲームがあったのか!
表サクセス
社会人野球編。放浪者(自称)で野球好きの主人公は、ジャジメントスーパー進出により寂れた商店街にやってくる。
この商店街を気に入った主人公は、この街に住み着いて野球で町おこしを図ることを決心する。
今回は大型スーパーが敵役ということで、いままでのような凶悪事件はあまり発生しない。
後のシリーズ最大の敵となるジャジメントの関連企業のスーパーではあるが、あくまで裏社会ネタは断片的で殆どない所も初心者向けと言われる所以。
ただし、彼女を作った場合は、彼女を取り巻く大きな事件に巻き込まれることになる。
「助っ人に来て元居たメンバーと対立」という流れはパワプロクンポケット7のライバルキャラであるヒーロー達に近い。
裏サクセス
スペースキャプテン編(RPG)。暴走した宇宙連邦が、連邦の意にそぐわない惑星を次々に弾圧し始めた。宇宙コロニー「ルナリング」も「ワクチンの輸出停止」という圧力をかけられてしまう。ルナリング所属の主人公たちは、交易船に乗って宇宙を旅し、連邦にバレないようにワクチンを密輸することにする。
惑星間で交易をすることによりお金を稼ぎ、最終的にワクチンを規定量まで集めればクリアとなる。ワクチン代のあまったお金で「野球人形」のパーツを買うことで、選手能力を強化する。
普通にプレイした場合、ゲームクリアやアルバム収集の難易度やはやや高めである。同じ場所をずっと往復する、という作業プレイを行えば難易度は格段に下がるがリセット前提。ただし資金大幅に減り、アイテムも無くなる。
おまけサクセス(ミニサクセス)
夏休みに合宿所を間違えた主人公は、拳法修行を行うためのお寺に来てしまう。途中で脱走することは許されないので、主人公は仕方なく1ヶ月間拳法の修行を行うことになる。
40日で終わる短いサクセス。
元々は体験版用に開発されていたもの。エピローグも1パターンなので、パワポケポイントを溜めるには最適のモード。
サブメーターにハンサムとバンザイメーターがあり、
ハンサムが高いと、カンタからの反応など一部イベントに変化があり、最高値になると「人気者」を取得できる。
バンザイメーターは数値が高いほど、バンザイを行うことが出来、能力アップ数割増しのチャンスなのだが、
彼女イベントを進めていると活用しづらくなる。最高10日まで継続可能。この時にケガをしても影響はない。開始時は1日消費となる。
終了後はやる気が大幅に落ち、それまでのケガも影響してしまう。
ちなみにその後の作品ではパワポケ辞書などに「バンザイ」について書かれているが、登場せず
14の「ストレスゲージ」というシステムに引き継がれている。こちらは任意での発動は出来ない。
自称風来坊。その実態はニートのホームレス野球選手である。そして彼女を作るとただのヒモになる。
歴代主人公で唯一無精髭をはやしており、私生活はほぼテント暮らしで、
「『親切な人』が現れるまで現状維持だな」とつぶやいている。
維織エピソードではテントを焼かれてしまう。常識に疎く、あるイベントでは「ワクチンソフトって何?」という選択肢がある。
草やキノコ、古いパンなど良し悪し問わず食べることが出来るが下痢や栄養不足になることがある。
正体はパワポケ7の「レッド」ではないかという意見があった。佐和田と出会ったときのどよーんとした反応や、
凡田を見て7のメガネである湯田を思い出すなど思わせぶりなシーンはいくつかある。
14でレッドがブギウギ商店街に強い思い入れを見せることから9主=レッド説がより強まったが、
スタッフや裏話のホンフーに言わせると「ノーコメント」「秘密です」とのこと。
ちなみにレッドは「最高に幸せな日々を送ってきた」という。
武美「ロマンだねぇ、けらけらけら。」
本作のメガネで小学生。隠し彼女、奈津姫の息子で厳密にはメガネ一族ではないが、亀田との接点がある事から「~やんす」言葉でしゃべる。
小学生ながらしっかり者で、スーパーの大人に喧嘩を売った所を助けてくれた主人公を「おじちゃん」と呼び彼をヒーロー扱いとして懐いている。武美のことも「おばちゃん」と呼ぶ。
ビクトリーズのメンバー。奈津姫に惚れており、主人公に嫉妬して助っ人組と対立するが試合の果てに和解。スーパーとの最終決戦に挑む。
奈津姫の複合イベントで彼に出会うと、仲間評価が毎回下がってしまう。
三十路超えの古本屋。武美からちゃん付けで呼ばれる。寺門と対立するがやはり試合を経て和解。
元居たメンバーだが彼自身も結構な変人。約10年後の14で本人がやっと理解した。
貴重な投手枠なので水間・電視が居ない時は本屋に通って強化してみるのも一手。
医者。主人公がゲリや栄養失調などになった時に無償で診察してくれる。恋の病だって直してくれる。
助っ人VS住人組の対立には助っ人の味方として助力してくれる。
ビクトリーズのメンバーではないが、ここに記述する。
維織の通ってる喫茶店のマスター。維織ルートでのキーパーソンで彼女の鎖を断ち切るには彼のアドバイスを聞く事が必要となる。
維織の「4番目に大切な人」としてマゼンタに殺害されてた事が14で准の口から判明する。
なお息子が14の野球仲間として登場している。
ビクトリーズのメンバーでもないが、ここに記述する。
夏菜ルートで彼女の後輩として登場。従業員はまだいるはずなのだが、都合よく夏菜を呼び出すので
プロフィールからは「夏菜を呼び出すのが仕事・・・ではない。」と記されている。
14の姫子ルートではレストラン店長として再登場し、13裏でも登場した。
本編には登場しないが、たまに起用されてしまう投手。
能力も低めで変化球の球種も持たない。
ちなみに、公式サイトのメガネ日記(第30回)で彼についての記事が書かれているが、投球スタイルは彼のポリシーらしい。
ミニサクセスから継続して登場する少林寺男。必ず仲間になる。
主人公を兄貴として認めており、基本は人の良い奴なのだが何かとトラブルメーカーになる。
バッティングマシーンを勝手に使うくだりはパワポケ7のイエローに似ている。
主人公の知人らしい。妖しい風貌だが野球能力はそこそこ高い。これでもまだ若手。
公園をうろついているピエロ。見た目怖い。何度か見つけると野球に勧誘出来る。
サーカスのピエロだったがとある腹黒メイドに惚れ込んでサーカスから脱走してくる。その後アルバムではサーカスに戻る。
同じ腹黒メイドに惚れ込んだ電視とは友達になったらしく、12では電視(EL)がリアルで動けなくなったらその代理としていたりする事もあった。
喫茶店の付近にある謎の新世界の神。重度のパソコンオタクで電池を鼻に詰めると充電できる。だが野球能力はやはり高い。
准を翻弄できる数少ない人物で12では准を「女神様」と呼び従っている。
また12では「EL」のHNを使って12主人公の仲間になり、彼をサポートする頼れる仲間として活躍する。
数日まで調査を行っていた。
主人公の夢枕に出てくる謎の鎧武者。
何度か見かけた後にグラウンドをうろつくと普通に馴染んで仲間になっている。
その中身は空洞であり具現化による人外である事が判明する(ちなみに主人公はあまり驚いていない)。
ビクトリーズの野手としてはカニ・城田に並んで頼りになるパワーヒッター。
陸で泳ぐスイマー。スイマーの格好をしてるのに泳げない。高校で野球をしていたらしく、投手としての実力は折り紙つき。
言動や発言は間抜けだが、出来れば仲間にしておきたい。
実は8で登場した雪白家に仕える暗殺者だがグッドENDでは野球仲間という理由で夏菜と主人公を見逃す。
正史では夏菜を弟子入りさせて料理と護衛術を仕込み、面倒を見てやってる様子。
パワポケ7でレッド達によって怪人にされてしまった勝野先輩の成れの果て。
だが黒野博士やフグ怪人とは仲良くやっているので特に問題はない様子。ネオワルクロ団のアジトつくりの視察としてやって来て野球に勧誘される。
主人公は彼を見て何かしら思う所がある模様で何も語らない。
アルバムによると自分のクローンを黒野博士に作ってもらい、元の勝間の姿に戻り、実家の両親の元へ送り返している。
選手ではなく監督。7から引き続いて登場。
7の頃はヒーローの能力を過信して7主人公達をないがしろにする嫌な監督だったが、
本作では対立を放置して逆に団結させる采配を見せるなど7の頃とは違った「慈悲・寛容」が見受けられる。
ただたまにポンコツ投手(藤本)を起用して炎上させる采配を見せるのは変わらない。
主人公とかつて「正義の味方ごっこ」をしていたという男で、本作のライバル。
今は金で雇われて汚い仕事もするアウトローで商店街への嫌がらせを行う。
だが最後の最後で生き埋めになった主人公と奈津姫の場所を商店街の住人に教えて助かるよう仕向けるなど一概に悪人とは言えない所もある。
7に登場したブルーとほぼ同じ能力(人気者がないだけ)を持つ。11では准が手回しして野崎に雇われたようだが、14ではジオットによって……。
ジャジメントスーパーの支店長で本作のラスボス。
思い込みが激しい人物だが、後に大きく動くジャジメントと違って裏社会との関連性は恐らく薄い。
終盤、様子を見に来たゴルドマン会長のおつきのメガネ美人にして小物。後のシリーズでは毎回のように登場するレギュラーとなるが初登場は本作。
本作ではちょい役ゆえにそこまでの小物っぽさは見受けられず、ただ偉そうなおっさん(ゴルドマン)の秘書っぽい人で収まってる。
太田支店長を「思い込みの激しい人」と呼ぶ。まぁ最終的にはくしゃみしながら警察に逮捕されるという太田さんの事笑えなくなる末路を迎えるんだけどね。
商店街の漢方薬屋で働いている女性。カンタの母親の奈津姫と同年代である事から外見は20代後半と思われる(なおカンタからおばちゃんと呼ばれている事を気にしている) ドライだが感情豊かでロマンチスト。童顔巨乳。
その正体は「8」で登場したオオガミ勢サイボーグの工場脱走組の一人であった。サイボーグ同盟とは袂を分かつがその際に「暗示装置を埋め込まれたサイボーグ」の仲間によってブギウギ商店街の身元を作ってもらっている。8の白瀬より年上、余談だが7のヒーロー達よりも年上。
普通でない出自のためか流れ着いてきた主人公に対しても最初から友好的な態度を取り、早いうちからヒモになりやすい。彼女にしなくてもある程度は奈津姫と共にシナリオに関わってくる。
サイボーグとして寿命タイマーをセットされており、オオガミの研究所でリセットしてもらわなければ爆死する運命にある。一度だけオオガミのネットにハッキングする事の出来るが選択肢を間違えるとお約束の死亡エンドに・・・。投手だと重い球がつくから爆死させた方が強くなるというのは内緒だ、くやしいなぁ。
喫茶店で本を読んでいる無口で謎めいた女性。大金持ちで、主人公の喫茶店での食費を全て負担してくれている。 そのうち、主人公を自宅に住まわせ、生活費から何から全ての負担を彼女がしてくれるようになる。…ヒモ男め。彼女も他の緑髪と一緒で、イベント数がかなり多い。セットで登場する夏目准のイベントと合わせると膨大な量となる。
大企業の次期社長で自らの立場を思い悩んでおり選択肢を間違えるとお約束の失踪エンドを迎える。1週目は強制BADなので注意。本作では少ない弾道が1上がったイベントが明確な形で起こる。
正史では会社を継ぎ准のサポートもあって上手くやってたようで、13に登場する腹違いの妹の川田ゆらりに対し不器用なりに愛情を見せたりと頑張ってはいた。ジオットとの決着がついた数年後、「何かを見つけた」らしい維織はゆらりに社長業を任せてどこかへ去る。
レストランで働いている女性。最初はレストランのごみを漁っていた主人公を浮浪者のオッサンと呼んでいたが攻略すると仲良くなる。
考古学者の父親が居るが、実は暗殺者の家系である雪白の裏切者だった。夏菜はその事実を知らないものの選択肢を間違うと悲惨なバッドエンドが待つのはお約束。
出自が変わった彼女候補が多い彼女候補の中では比較的まともな人間だったが、正史ではGOODでもBADでもないルートを通ったらしく、安藤にも何も言わず街を出て城田に弟子として引き取られ、雪白冬子の護衛を務めていたらしい。
商店街の米屋の一人娘。女子高生。付き合っていくうちに、二人の間に小さな違和感が芽生え始める。
GOODエンドでも苦いモノが残るパワポケではよくあること枠。「神様……残酷だぞ……」
最初の遭遇イベントさえ起こせば攻略しやすいので、なんだかんだ言って攻略は結構楽な部類には入る。
劇団アタッテ砕けろの団員「流れ星ポエ夢」。実力はそこそこあり、将来は女優を目指している。 彼女のシナリオは他の劇団員も交えたドロドロドラマが繰り広げられる。
選択肢を間違えると、悪徳プロデューサーとの枕営業を受け止めるという、公式曰く「死より悲惨なラスト」扱いされる鬱ENDが待っている。
パワポケポイントが必要な隠し彼女。カレー屋で働いている未亡人で、神田カンタの母親。 最初は主人公が息子の悪影響になると警戒していたが、主人公が商店街のために頑張ってる姿を見て応援するようになる。
彼女とのルートを攻略すると何故スーパーに商店街の情報が筒抜けだったのか判明する・・・。
武美「誰もがアンタみたいに強いわけじゃない。 ……ずっと正しくなんて生きられない人の方が多いんだ」
主人公「……わかっている」
喫茶店で働いている女性。この時点で20歳で7主や湯田と同年代。とある夢をかなえるためにメイドの姿でアルバイトをしている。腹黒毒舌で維織のヒモになってる主人公に嫌味をよく言うが、恋愛感情のようなものは彼に抱いていた様子。
12では髪を降ろしてEL(電視)と深く関わる謎のお姉さんとして登場するが、生憎短い登場なのでバグは取り除かれなかった。
14で攻略可能になったが主人公は小学生であり准は既に三十路超えていたため、恋愛関係というより野球少年を見守るお姉さんとしての登場。ただしトゥルーエンドにたどり付かないとグッドエンドにはならない。
掲示板
81 ななしのよっしん
2022/11/09(水) 22:17:56 ID: M8Dz5J4NAp
9のミニゲームは3/4が不快ゲーで進行上避けて通れないのが嫌すぎる
特に穴蟲が気持ち悪すぎるんだよ…6のゴキビューンが平気な自分でもこれは無理だった…
ストーリーは魅力的で育成もしやすい作品なのにここだけが本当に残念
82 ななしのよっしん
2025/03/16(日) 08:52:38 ID: Xn6RWXwSgt
もし何かの間違いでリメイクされたら准の彼女候補化だけじゃなく商店街メンバーのアルバムも追加して欲しいんだよなあ
特に権田と木川のアルバムが無いのは当時解せなかったし
83 ななしのよっしん
2025/12/13(土) 01:19:01 ID: 3nQd1wW2SV
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/28(日) 04:00
最終更新:2025/12/28(日) 04:00
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