尾守つみきと奇日常。とは、森下みゆによる漫画である。
概要
『週刊少年サンデー』2023年46号から連載されている漫画。
悩める人間の少年と天真爛漫なウェアウルフの少女が学園で紡ぐ、優しい気持ちになれるニューノーマル青春グラフ。
様々な個性を持つ生徒達の悩みや葛藤がむやみに性を強調しない穏やか親睦の中で描かれる。
「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門3位受賞。
あらすじ
幻人と呼ばれる人ならざるものの存在が認知され人間社会と交わるようになった時代。
人間関係に悩み自宅から2時間かかる、幻人が最も多く通う学校・私立景希高等学校に入学した真層友孝は、人狼の少女・尾守つみきと出会う。
自己評価が低い友孝は、快活なつみきと交流を重ねるうちに自分の「気持ち」を見つけてゆく。
主な登場人物
- 真層友孝
- 私立景希高等学校1年1組に似通う明確な目的や夢を持たない、優しく繊細な高校一年生。周囲を気にして空気を読み過ぎるあまり本当の自分がわからなくなってしまった。マイペースなつみきに惹かれ、彼女に引っ張られながら充実した青春を過ごす。
- 尾守つみき
- モフモフの耳と尻尾がトレードマークの友孝のクラスメイト。幻人タイプは人狼(ウェアウルフ)。天真爛漫で見た目も可愛いため男子からの人気が高い。幻人の中でも高い身体能力を優している。治癒能力も高い。ウェアウルフの中でも特に人間に近い見た目をしているため、家族から同種族が人間社会に出る勇気を与える存在として期待されてきたが、当の本人はそういった気難しいことはほとんど気にしていない模様。
- 千賀守貴
- 友孝たちの隣のクラスである1年2組にに所属するイケメン吸血鬼(ヴァンパイア)。普段は自信満々でキラキラしたキャラだが、ヴァンパイアという性質上異性に恋愛感情を抱かせてしまい、同性には嫉妬されて生きてきたため、今まで信頼できる友人に恵まれてこなかった。つらく当たられると逆に喜ぶ。恋愛に対し鈍感な友孝を友と見なす。
- 蛇園三麗
- 友孝のクラスメイト。幻人タイプはメデューサ。普段は石化を防ぐ専用メガネを付けている。クラス委員長を務めるなど責任感が強い。髪がサラサラ。気筒のことが気になる模様。
- 気筒透生
- 友孝のクラスメイト。幻人タイプは透明人間。色々な活動に参加するなど器用で明るい。
- 最繰巴
- 1年2組に所属する虫人の少女。芸術家でSNS上では多くのフォロワーを持つ。美術部に入っている。
- 杉見満知
- 1年3組に所属する幻人オタク。最近はつみき推し。新聞部に入っている。時にその幻人愛が暴走してしまうことも……
- 雷漸芯斗
- 私立景希高等学校の生徒会長。雷の性質を持つドラゴンの幻人で、定期的に放電を行う。学校外の活動もそつなくこなす超エリート。
- 夢中杏恋
- 私立景希高等学校の副生徒会長。幻人タイプはサキュバス。つみきとは中学時代の学友。サキュバスのため目を合わせれば誘惑可能だが、能力に頼らず己を磨く。友孝を運命の人と見なす。
関連静画
関連リンク
関連項目