クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃とは、劇場版クレヨンしんちゃん第13作目である。
概要
2005年4月16日公開、興行収入は約13.0億円、観客総動員数は約117万人、上映時間は96分。監督はムトウユージ、脚本はムトウユージときむらひでふみ、音楽は荒川敏行等。
今作から監督は水島努からムトウユージにバトンタッチされ、サブタイトルに「伝説を呼ぶ」がついた。今作では怪獣やヒーローといった日本の特撮のオマージュが盛り込まれている。だがその反面ファンからの評判が低い。(監督の趣味が顕著、ストーリーが同じことの繰り返し等)。また、この作品から劇場版クレヨンしんちゃんの評価が大きく下がったと言う人がたまにいる。
戦闘の舞台となる町の中には、実在する建物が映っていたりする。(東京タワーなど)
余談だが、「大人帝国」や「戦国アッパレ」の監督を務めた原恵一が劇場版クレヨンしんちゃんに関わった最後の作品である。(絵コンテとして参加。)
空想科学読本の著者で知られる柳田理科雄は、パンフレットで「オナラで飛行」と「ラビビーン関根の電撃」を検証してる。「空想科学読本5」では前者が記載された。
ゲストは波田陽区と坂井真紀。主題歌はAIが歌う「Crayon Beats」。
あらすじ
ある日、野原一家の前にミライマンがシリマルダシの人形に乗り移って現れた。彼が言うには、3分後の世界に行って時空の歪みから現れる怪獣を倒して欲しいと頼まれる。野原家はミライマンと共に怪獣たちと戦う。
登場人物(括弧内は声優)
ミライマン
「あの… 驚かないんですか?」
名前の通り未来から怪獣を退治するためにやって来た。本来の姿は光の姿だが、シリマルダシに憑依して活動する。本来野原家に来る予定はなかったが、座標軸のズレとカップラーメンの匂いにつられてしまったために、野原家と協力せざるを得なくなった。野原家がシリマルダシを掲げることで変身できる。
野原一家の変身
しんのすけマン
しんのすけが変身した姿。股間の金玉で怪獣を吸収し、尻から火を出して飛行する。デザインモチーフは言うまでもなく、我らがヒーローウルトラマン。
プリティミサエス
みさえが変身した姿。ツインテールと眼鏡をかけており、ワープスター小さな星に乗って移動する。大きなピコピコハンマーで攻撃する。この姿では声優が福圓美里に変わる。どことなく初音ミクに見える気がする。
セクシーみさえX
みさえが変身する姿その2。赤いロングヘアーで巨乳。メイド服またはレオタードを着る。
マーメイドミサエリアス
みさえが変身した姿その3。人魚の姿をしており水中戦が得意。そのまま空を飛べる。
野原ひろしマン
野原ひろしが変身した姿。頭と胴に初心者マークが付いてるかっこ悪い姿のヴァージョン1と胸に「ひ」が描かれて筋肉質な姿のヴァージョン2と競泳水着のような姿のヴァージョン3がある。胸の装備(初心者マークまたは「ひ」の字)は盾になる。
ひまわり
アヒルのおまるに乗って空を飛ぶ。鳴き声を出すとおまるの口から電撃を放つ。
シロ
手足を伸ばした大型犬のような姿。攻撃技を見せることはなかった。
登場怪獣
シリマルダシ
冒頭に登場した怪獣。口からギャオスの如く切断光線を吐く。春日部を襲撃するが、全てしんのすけの夢だった。
クリラ
身長72.6m、体重5208t。二足歩行で口からマイナスイオンとカテキン配合の青い炎を吐く。名前の由来はゴジラの名前の由来となった「ゴリラ」と「クジラ」を逆さに繋げたもの。姿もゴジラに似ている。最初に戦った怪獣。
ラドンおんせん
身長89.9m(尾含む)、体重3803t。全体的に赤と黄色で、大きな翼で空を飛ぶ。ラベンダーの香りがする光線を吐く。名前の由来は東宝の怪獣ラドンとラドン温泉。
ギュー・ドン
身長78.2m、体重4802t。カウラやバッファローンのように牛の姿をした怪獣で、人型。92000人前です。(美味しいのかどうかは分からないが)
ラビビーン関根
身長72.3m(耳含む)、体重1010t。ルナチクス同様ウサギの姿をしている。耳から電撃を放つ。ネネちゃんがいたら殴ってただろうか?耳から8200万ボルトの電撃を放つ。柳田理科雄によると、8200万ボルトの電撃は16m40cmしか飛ばないという。
ババンバ・バン
身長70m、体重9809t。クリラ同様ゴジラのような姿。首の電磁襟巻で身を守れる。ジラースの襟巻が電気になった感じだろう。
ファ・イヤーン
身長79.3m、体重728t。体が炎で包まれた怪獣。恥ずかしがり屋で、本当の姿は…。48028度の炎を放つ。メカフレムラーの1000万度の炎やザンボラーの10万度の熱よりはマシだろう。(それでも相当熱いが)。
波田陽区(ギター侍)
身長・体重不明。波田陽区の持ちネタの「~切り!」で周りのビルを切断する。その切れ味はツルク星人やディノゾール、バギラと引けを取らない。モデルは言うまでもなく芸能人波田陽区。
カマデ
身長127.25m、体重2800t。ムカデのような体と鋭い鎌を持つ怪獣。ムカデンダーやドグマやムカデラー+シーガンやコッヴの鎌といったところだろう。
キリキリマイ
身長52.3m、体重3203t。カタツムリの怪獣。殻がキャンディのような色となってる。タラバンに棘が生えたらこんな感じかもしれない。
2960
身長29.6m、体重2960t。フクロウ型の怪獣。マッハ6という猛スピードで飛行する。2と9と6に縁がある怪獣。名前の由来は「フクロウ」の名前を数字に当てはめたものと思われる。ガッポ同様貴重なフクロウ型怪獣。
ピースくん
身長93.2m、体重5202t。カニとエビの尻尾が合体したような怪獣。78000万人前の味噌が詰まっている。こいつ一匹で宴会が開ける!早い話ガニメ・ギャンザー・オニババなどのカニ怪獣とエビラなどのエビ怪獣の合体(かもしれない)。
カトリーヌⅢ世
身長82.4m、体重1294t。昆虫と鳥(鳩か?)を融合したような怪獣。手が伸ばすことが出来る。Ⅲ世と言うのだからキングザウルス三世と仲良くなれるかもしれない。
タナ・シ
身長75.6m、体重923t。猫とひよこを合成したような怪獣。西東京方面に出現した。口から放出する風はチタノザウルスや自然コントロールマシンテンカイ、ハネダーの如く強烈。
サバシオ
身長68.75m、体重3840t。黄色の鱗を持つ魚の怪獣。イケメンが嫌いなのかイケメンたちが乗るボートを襲撃した。テレビ放映では登場しなかった可哀想な怪獣。(だがエンディングでは登場した)グビラやジグラ・ムルチ・レイゴーよりも魚らしい体型。
ポチタマタロミケ
身長92.6m、体重2200t。首と頭が4本あり、顔が犬と猫の怪獣。真ん中2本が赤い犬で、外側2本が緑色の猫。頭が多数あるため、行きたいところが多数あり、仲が悪い。金色のコウモリのような翼を持つ。元ネタはキングギドラ。
ゴロドロ
身長・体重共に不明の怪獣。ピンク色でスライム状の体を持ち、目や口を自由に生やせる。目から怪光線を放てる。ひろしとみさえを負かす程の高い実力を持つがこれでも最後から2番目の怪獣。実は意外なものが弱点。元ネタはヘドラ。
にせしんのすけマン
身長・体重共に不明。(画面上での身長はしんのすけマンと大体同じ)最後に現れた怪獣。しんのすけをこの世界で最も強い存在とみなし、姿をコピーしたためしんのすけマンとよく似た姿をしてる。(左右の色が反転していて、股間の玉が黒い。口調もしんのすけと同じ)オリジナルのしんのすけを倒し、自らが最強になろうとする。モデルはウルトラマンのザラブ星人が化けたにせウルトラマン。
スタッフ
- 原作/臼井儀人(らくだ社)
- 監督/ムトウユージ
- 脚本/きむらひでふみ、ムトウユージ
- 絵コンテ/ムトウユージ、榎本明広、増井壮一、きむらひでふみ、原恵一
- キャラクターデザイン/原勝徳
- 作画監督/原勝徳、大森孝敏、針金屋英郎、間々田益男
- 怪獣デザイン・EDアニメーション/末吉裕一郎
- 音楽/若草恵、荒川敏行、澤口和彦、CHIKA
- 録音監督/大熊昭
- 美術監督/川口正明、古賀徹
- 撮影監督/梅田俊之
- 色彩設計/野中幸子
- CGI/つつみのりゆき
- 制作/シンエイ動画、テレビ朝日、ADK
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- クレヨンしんちゃん
- クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(前作)
- クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(次回作)
- クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦 ←怪獣で有名なゴジラのBGMが使用された。
- しんのすけ対シン・ゴジラだゾ ←こちらはゴジラとコラボした作品。
- ムトウユージ
- AI
- 柳田理科雄
- 怪獣
- ヒーロー
- ウルトラマン
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