Samsung Galaxy(サムスン・ギャラクシー)は、サムスン電子が開発・製造している、スマートフォンをはじめとするデジタルガジェットのブランド名。
概要
Samsung Galaxyは、サムスン電子が2009年から展開しているスマートフォン・タブレットなどのブランドである。スマートフォンのOSにはAndroidを採用し、ハイエンドの「Galaxy S」シリーズや折りたたみ型の「Galaxy Z」シリーズ、コストパフォーマンス重視の「Galaxy A」シリーズなど、多様なラインアップを持つ。世界市場でAppleのiPhoneと並ぶ主要ブランドであり、ディスプレイや半導体など自社の強みを活かした先端技術の投入を特徴とする。
2010年に初代「Galaxy S」で日本市場に参入した。2015年~2022年までは日本独自の戦略として「Galaxy」単独ブランドに切り替え、ロゴからも「Samsung」が外されていたが、2023年以降はグローバルと同じ「Samsung Galaxy」に戻された。
NTTドコモやauを中心にハイエンド機を展開し、近年は「Galaxy Z」シリーズの折りたたみスマホや「Galaxy A」シリーズの中価格帯モデルなどラインアップを拡大。2019年に東京・原宿にブランド旗艦店「Galaxy Harajuku」を開設するなどマーケティングも強化しており、日本市場でも主要スマートフォンブランドの一つとなっている。日本の大手キャリアでは、長年ソフトバンクでの取り扱いがほとんど無かったが、2025年に取り扱いを本格的に開始した。
スマートフォンのほかにもタブレット(Galaxy Tab)、スマートウォッチ(Galaxy Watch)、ワイヤレスイヤホン(Galaxy Buds)、スマートリング(Galaxy Ring)などを展開している。
2023年にSamsung公式オンラインショップ
が開設されたことで、SIMフリーモデルを公式ショップから購入できるようになった。
機能
Galaxyシリーズは、One UIと呼ばれるSamsung独自のユーザーインターフェースを搭載し、他メーカーにはない独自機能を多く備えている。
- Sペン
Galaxy S Ultraシリーズ、Galaxy Z Foldシリーズなど一部の機種に搭載されているタッチペン(スタイラス)。手書きメモ、イラスト作成、写真編集など、様々な用途で使用できる。 - Samsung DeX
スマートフォンやタブレットを外部モニターに接続することで、PCに類似したデスクトップ環境を表示できる機能。キーボード、マウスを接続することで、マルチタスクで作業できる。 - Good Lock
Samsungが公式に提供するカスタマイズアプリ。ホーム画面のレイアウト、ロック画面、通知バーやクイックパネル、ナビゲーションバー、キーボード配列、ジェスチャー操作など、通常の設定画面では変更できない詳細部分までカスタマイズできる。 - エッジパネル
画面端からスワイプすることで素早くアプリや機能へアクセスできるショートカット用のパネル。ユーザーが独自にカスタマイズできる。 - Galaxy AI
最新モデルを中心に搭載されているAI機能。画面上を指で囲むだけで検索できる「かこって検索」、通話や対面での会話で利用できる「リアルタイム通訳」、写真から不要なオブジェクトを消去したり、写真の補正を自動で行ってくれる「フォトアシスト」、AIが文章の作成を行ってくれる「チャットアシスト」などがある。 - Quick Share
写真や動画などのデータを他のGalaxyスマホやAndroidデバイスと高速で共有できる機能。元々Samsung独自の機能であったが、Googleの「ニアバイシェア」と統合され、Android全体で「Quick Share」に一本化された。iPhoneのAirDropに相当する機能である。 - Knox
Samsungが開発するセキュリティプラットフォーム。パスワードや生体認証データ、暗号化キーなどの機密情報を、Android OSとは独立した専用環境で管理・保護する。これにより、端末内部に通常の利用環境とは分離した「セキュリティフォルダ」を構築し、アプリやファイルを隔離して安全に利用できる。
製品カテゴリ
ここでは、日本国内で正規販売されており、日本の電波法をクリアした証である「技適マーク」を取っている製品のみ取り扱う。
製品名はGalaxyに続き、カテゴリ名→世代名→その他特記事項名と続く。
カテゴリ名
- Galaxy S
主力となるフラッグシップモデル。その当時の最速クラスの性能を持つ。初代から長きに渡り有機ELディスプレイを採用しているのが伝統。SはSuper smartの略。主に「無印」と「Ultra」があり、UltraモデルはAndroidスマホにおける高級機に位置づけられる。 - Galaxy Z
折りたたみスマホシリーズ。大画面を本のように折りたためる「Fold」と、縦折りでコンパクトに持ち運べる「Flip」の2系統で展開。次世代スマホの象徴として位置づけられる。 - Galaxy A
ミドルレンジ~エントリーモデル。Sほど高性能ではないが、日常使いには十分な機能を備えている。 - Galaxy Note
Sの大型版(ファブレット)。専用手書き入力ペンデバイス「Sペン」を標準搭載している。2020年にS Ultraシリーズへ統合。現在は独立シリーズとしては展開されていない。 - Galaxy Tab
タブレット端末。一般的なTFT液晶のモデルもあれば、有機ELを採用するモデルもある。 - Galaxy Watch
スマートウォッチ。初期モデルはTizen OS、その後Wear OSを採用。スマホとの連携機能、健康管理、フィットネス機能などを備える。
旧製品
- Galaxy J
2013年に発売された日本専売モデル。スペックはS相当。 - Galaxy Nexus
2011年に発売されたGoogle Nexusシリーズのひとつ。 - Galaxy Gear
Galaxyシリーズ対応ウェアラブルガジェットの総称として展開された。スマートウォッチ(通信機能内蔵腕時計)やVR映像閲覧用ゴーグル、アクションカメラ等が該当する。
特記事項名
- LTE
LTE通信に対応した機種。 - WiMAX
WiMAX通信に対応した機種。 - α
既存の機種の高性能化を図った改良マイナーチェンジモデル。 - Active
米軍MIL規格をクリアした高耐久モデル。防水防塵耐衝撃性能に優れる。 - Neo
廉価モデル。SやNoteと比べると性能は低いが、その分安価。 - Edge
端末サイド部分が緩やかに曲線を描いている「エッジディスプレイ」搭載モデル。持ちやすさに優れる反面、ガラスフィルムの貼り付けが構造上不可能という欠点を抱える。
Sシリーズ
初代
日本ではNTTドコモが販売。SC-02Bという形式名が付けられた。
初代Galaxy Sは日本では2010年10月5日にCEATECで発売が発表され、同年10月28日に発売された。韓国やアメリカでは2010年6月頃から先行販売されていた。
画面には「SUPER AMOLED」と呼ばれる有機ELディスプレイを採用し、従来の液晶ディスプレイと比べて低反射かつ高コントラストの表示が可能となり屋外での視認性を高めている。
Flash Player 10.1に対応しており、ニコニコ動画を特別なソフトウェアをインストールすることなく視聴可能である。
2011年6月7日、GalaxyTabと共にAndroid 2.3へのバージョンアップが可能となった。
| 本体サイズ | 約122×64×9.9mm(最厚部約12.0mm) |
| 重量 | 約118g |
| バッテリー容量 | 1,500mAh |
| 待受時間(3G) | 約510時間 |
| 連続通話時間(3G) | 約380分 |
| ディスプレイ | タイプ:Super AMOLED(有機EL)/16,777,216 (24bit)色 サイズ:約4.0インチ 解像度:横480ドット×縦800ドット/ワイドVGA タッチパネル:静電式 |
| CPU | S5PC110/1GHz |
| OS | Android 2.2、2.3 |
| カメラ | 約500万画素/CMOS(オートフォーカス) ズーム デジタル:最大約4.0倍 |
| メモリ | 内蔵 ROM 512MB+16G、RAM 512MB 外部 microSD™, microSDHC™ (最大対応容量2GB/32GB) |
| 無線LAN | Wi-Fi 802.11 b/g/n |
SⅡ/SⅡLTE/SⅡWiMAX
SⅡ・SⅡLTEはNTTドコモが、SⅡWiMAXはauが発売。
Galaxy SⅡは2011年6月23日に発売された。形式名はSC-02C。
本機では1.2GHzデュアルコアCPUを搭載、OSはAndroid 2.33を搭載しており動作速度が非常に高いのが特徴。
日本仕様ではワンセグを搭載しておりテレビ視聴が可能となった代わりに、海外版で搭載されているNFC(Felicaと下位互換性あり)は搭載されなかった。
FOMAハイスピード(HSDPA)は下り14Mbpsの新規格に対応している。
Galaxy SⅡLTEは2011年11月24日発売。形式名はSC-03D。
SC-02Cをベースに、ドコモの次世代高速通信サービスであるXi(LTE)に対応させた機種である。
ディスプレイは4.5インチと微妙に大きくなった。ワンセグの利用が出来なくなった代わりに、海外版と同じく、そして日本初となるNFCが搭載されている。
2012年1月21日にはこれまで発売されているブラックに加え、新色のホワイトが追加された。
Galaxy SⅡWiMAXは2012年1月20日に発売。形式名はISW11SC。
海外市場で発売されているGalaxy SⅡHD LTEを改修し、通信方式をau(KDDI)の採用しているCDMA2000およびWiMAXに置き換えた機種である。ディスプレイは4.7インチと非常に大きい。
| 本体サイズ | 約126×66×8.9mm(最厚部 約10.3mm) |
| 重量 | 約120g |
| バッテリー容量 | 1,650mAh |
| 待受時間(3G) | 約640時間 |
| 連続通話時間(3G) | 約430分 |
| ディスプレイ | タイプ:SUPER AMOLED Plus(有機EL)/16,777,216 (24bit)色 サイズ:約4.3インチ 解像度:横480ドット×縦800ドット/ワイドVGA タッチパネル:静電式 |
| CPU | S5PC210/1.2GHz |
| OS | Android 2.33 |
| カメラ | 画素数/タイプ 約810万画素/CMOS、オートフォーカス、フラッシュ ズーム デジタル:最大約4.0倍 最大撮影サイズ(静止画) 3,264×2,448(8M) 最大撮影サイズ(動画) 1920×1080(Full HD) |
| メモリ | 内蔵 ROM 16GB、RAM 1GB 外部 microSD™, microSDHC™ (最大対応容量2GB/32GB) |
| 無線LAN | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n |
| Bluetooth | Bluetooth 3.0+HS (対応プロファイル:HFP/HSP/OPP/SPP/HID/A2DP/AVRCP/PBAP/SAP) |
SⅢ/SⅢα/SⅢProgre
SⅢ・SⅢαはNTTドコモが、SⅢProgreはauが発売。
Galaxy SⅢは2012年6月28日発売。型式名はSC-06D。
OSは4.0搭載。ストレージは32GBと大容量。日本仕様ではXiのほか、ワンセグ、おサイフケータイ、3色発光LEDを搭載。その代わり、グローバルモデルではCPUがクアッドコア(4コア)から1.5GHzデュアルコア(2コア)にスペックダウンしているほか、NFCは搭載されていない。
電話帳を表示中にスマホを耳に当てると自動的に発信する「Direct Call」、不在着信・未読メールがあるときにスマホを持ち上げるとバイブレーションで通知してくれる「Smart Alert」、電話帳・メールリスト表示中にスマホ上部をトントンと2回タップすると自動的にリスト最上部にカーソルが移動する「Tap to Tap」、Web閲覧中に動画を別ウィンドウで再生しながら作業できる「Popup Play」、顔認識により、スマホに目線を向けているときは画面が消灯せず、スマホから顔をそむけると自動的に画面が消灯し節電できる「Smart Stay」といった心遣いのある機能が搭載されている。
Galaxy SⅢProgreは2012年11月2日発売。型式名はSCL21。
KDDIの「au4GLTE」サービス対応機種で、KDDIご自慢の800MHzプラチナバンド対応。
基本的性能はドコモのSC-06Dと殆ど変更はないが、ストラップ取り付け穴があるのはSCL21のみである。
Galaxy SⅢαは2012年12月5日発売。型式名はSC-03E。
OSは4.1。SC-06Dの改良型で、CPUが1.6GHzクアッドコアに進化したほか、Xiでの通信速度が下り最大100Mbps、上り最大37.5Mbpsに増速されている。
2014年4月17日からOS Ver 4.3にアップデートが可能となり、Galaxy Gearに対応したほかGalaxy J等に備わっている一部機能がこの機種でも使えるようになった。
S4
日本ではNTTドコモのみ発売。このモデル以降数字がローマ数字からアラビア数字に切り替わった。
Galaxy S4は2013年5月24日(白,黒)、6月16日(濃青)発売。型式名はSC-04E。
OSは4.2。デザイン面はSⅢをベースにしており、見た目に大きな違いは無いが、4.99インチフルHDディスプレイ(有機EL)になりCPUは1.9GHzクアッドコア、RAMは2GB。バッテリーも2600mAhと性能面をSⅢを上回る。
画面の上で手を動かすだけで操作可能な「Sジェスチャー」、動画再生中にスマホから顔をそむけると動画再生を一時停止可能な「スマートポーズ」、GalaxyS4同士でゲームの同時プレイ、音楽再生、画像表示、動画再生が可能な「グループプレイ」、初心者ユーザーでも使いやすい「かんたんモード」などの機能が追加されている。
なお、海外ではこれのNexusバージョン(メーカーアプリの入っていないピュアなAndroid)である『Google Play Edition』がGoogle直販ルートで発売されている。
S5/S5 Active
日本ではS5はNTTドコモとauが発売。
NTTドコモ版がSC-04F、au版がSCL23の型式名となる。
S5 ActiveはNTTドコモのみ発売。
2014年2月25日、スペイン バルセロナで開催された見本市展示会「モバイル・ワールド・コングレス」でお披露目された。同年4月11日にグローバル版が一斉発売となった。
SC-04F・SCL23両者とも2014年5月15日に発売。
Galaxyシリーズ初の防水端末であるほか、指紋センサーを搭載しているのが特徴。
NTTドコモ版・au版でカラーバリエーションに差異がある。
S5 Activeは基本性能はS5とほぼ同等で、米軍MILスペック(防水・防塵・耐衝撃・耐振動・防湿・耐日射・塩水耐久・低圧対応・温度耐久・耐氷結)をクリアした高耐久仕様機。
物理キーがホームボタンだけでなく、バックボタン・マルチタスクボタンにも広がっているほか、好きな機能を割り当てられるワンタッチキーも搭載。その代わり、無印モデルであった指紋認証やフルセグテレビは使えなくなっている。
海外ではS5と同時期に発売済みであったが、日本版は2014年10月4日発売とかなり遅れた。
S6/S6 Edge
S6はNTTドコモのみ発売、S6 EdgeはNTTドコモ・au・ソフトバンクモバイルが発売。
型式名はNTTドコモ版がSC-05G(S6)・SC-04G(S6 Edge)、au版がSCV31、ソフトバンクモバイル版が404SC。
2015年3月1日、スペインのバルセロナで行われた特別イベント「Galaxy Unpacked 2015」でお披露目された。
日本ではNTTドコモ・auが同年4月23日、ソフトバンクが同年5月29日発売開始。
ソフトバンクモバイルに至っては、2010年11月27日に発売したガラケーの「001SC」以来、約5年ぶりの端末供給となる。
S5の正統後継機ではあるが、原点回帰の意味合いが強く、一から設計を見直している。
CPUは自社製のものを採用しており、クアルコムのSnapdragonと同等性能を持ちつつ、発熱が低い。また、先代のS5と比べると50%以上も速度向上しているにもかかわらず消費電力が30%低くなっている。
しかし、その代償として防水防塵性能が失われたほか、microSDカードにも対応せず、電池の取り外しも出来ない等賛否両論の機種となっている。
S6 Edgeは本体サイド部分が曲線を描いた「エッジディスプレイ」となっている。
日本版ではS6 Edgeのみフルセグテレビが使える(S6無印はワンセグのみ)ほか、ストレージ容量が倍の64GBとなっている(NTTドコモ版は64GBのみ、au・ソフトバンクモバイル版は32GB・64GBの2種類存在、S6無印は32GBのみ)。
海外版ではS6 Edgeの画面を更に大きくした「S6 Edge+」も発売されたが、日本では未発売。
その代わり、後釜となるS7 EdgeではS6 Edge+とほぼ同等のディスプレイサイズが採用されている。
S7 Edge
2016年2月21日、スペイン バルセロナで開催された見本市展示会「モバイル・ワールド・コングレス」でお披露目された。
日本では無印は販売されず、Edgeモデルのみ発売となる。NTTドコモ・auで販売される。
型式名はNTTドコモ版がSC-02H、au版はSCV33。両者とも同年5月19日発売開始。
S5以来再び、防水防塵およびmicroSDカードスロットが復活。防水に関してはキャップレスタイプと進化した。
auのみ台数限定特別仕様機として、バットマンバージョンおよびリオデジャネイロオリンピックバージョンの2種類が存在する。
S8 以降
2020年に発表された「S20」シリーズから、ナンバリングが発表年と一致するようになった。S20からUltraモデルが登場し、AI補正を用いた望遠100倍ズームが話題になった。「S21 Ultra」ではSシリーズで初めてSペンに対応した。「S24」シリーズからGalaxy AI機能が登場した。
- Galaxy S8 / S8+
- Galaxy S9 / S9+
- Galaxy S10 / S10+
- Galaxy S20 / S20+ / S20 Ultra
- Galaxy S21 / S21+ / S21 Ultra
- Galaxy S22 / S22 Ultra
- Galaxy S23 / S23 Ultra
- Galaxy S23 FE
- Galaxy S24 / S24 Ultra
- Galaxy S24 FE
- Galaxy S25 / S25 Ultra
- Galaxy S25 FE
Zシリーズ
Z Fold
2019年に初代Foldが発売。当初は実験作扱いであり、内側ディスプレイおよびヒンジの耐久性が問題になった。年々設計が改良され、耐久性は向上している。価格は20万円を超える高額である。
- Galaxy Fold(初代)
- Galaxy Z Fold 2
- Galaxy Z Fold 3
- Galaxy Z Fold 4
- Galaxy Z Fold 5
- Galaxy Z Fold 6
- Galaxy Z Fold 7
Z Flip
2020年に初代Flipが発売。Foldとナンバリングを合わせるため、Flip2は存在しない。初代には1.1インチのカバー画面が搭載されたが、Flip 7では4.1インチとなり、端末を閉じた状態でアプリゲームもプレイできる。
Aシリーズ
A8
Galaxy A8は2015年12月18日発売。型式名はSCV32。
日本ではauのみ発売。
簡単に言うと、Sシリーズと比べて本体を薄く大きくのばした代わりにCPUスペックをやや落とした、と考えると良い。
CPUは自社製のオクタコア(8コア)の『Exynos 5433』(1.9GHz+1.3GHz)を搭載。スペックシート的にはクアルコム製Snapdragon 615 MSM8939 オクタコア(1.7 GHz+ 1.0 GHz)と同程度レベル。
2019年以降
ミドルレンジ市場の広がりにより、日本でのGalaxy Aシリーズは2019年頃から本格的に毎年展開されるようになった。日本仕様はグローバル版と異なり、FeliCa・防水が追加される代わりにSoCやディスプレイ解像度などの性能が抑えられることが多く「日本独自機能の安心感」を重視した設計となっている。
基本的には10の位が大きいほど性能が高く、1の位が大きいほど発表年が新しい。
- Galaxy A7
- Galaxy A20
- Galaxy A30
- Galaxy A21
- Galaxy A41
- Galaxy A51 5G
- Galaxy A22 5G
- Galaxy A32 5G
- Galaxy A52 5G
- Galaxy A23 5G
- Galaxy A53 5G
- Galaxy A54 5G
- Galaxy A25 5G
- Galaxy A55 5G
- Galaxy A36 5G
Noteシリーズ
初代
Galaxy Noteは2012年4月6日発売。形式名はSC-05D。
本体幅は一般的なスマホと比べるとやや広め。5.3インチの大型有機EL液晶ディスプレイを採用しているほか、指によるタッチ操作だけでなく、付属のタッチペン操作でメモ書きやお絵かきのしやすさを向上させた機種となっている。
日本仕様では、Xi(LTE)のほか、ワンセグにも対応している。
NoteⅡ
Galaxy NoteⅡは2012年11月16日発売。型式名はSC-02E。
SC-05Dの後継機。OSは4.1。CPUが1.6GHzクアッドコアに進化したほか、FeliCa(おサイフケータイ)に対応した。その代わり、NFC非対応になってしまった。液晶サイズは5.5インチとさらに拡大した。
2014年4月17日からOS Ver 4.3にアップデートが可能となり、GalaxyGearに対応したほかGalaxyNote3等に備わっている一部機能がこの機種でも使えるようになった。
Note3
Galaxy Note3はNTTドコモ・au2社での発売。ドコモ版(SC-01F)・au版(SCL22)どちらとも2013年10月17日発売。ドコモ版のみNOTTVに対応している。タッチペン操作から起動出来る機能が強化されている。リアカバーは合成皮革製でステッチ(縫い目)が入っている。下り通信速度最大150Mbps対応。
Note Edge
IFA2014にて発表され、日本では「Edge」がNTTドコモおよびauで発売。
発売開始日は両者とも2014年10月23日。
型式名はNTTドコモ版がSC-01G、au版がSCL24。
基本性能は2機種ともにほぼ同じで、解像度がWQHDと向上している。「Edge」では本体右側面に「エッジスクリーン」と呼ぶ曲面液晶をを採用している。メイン液晶とは繋ぎ目は無く一見すると一枚の液晶だが実際は独立した表示領域で、各種履歴や操作ボタンを表示させる事が出来る。「Sシリーズ」では防水に対応したが、この2機種は共に非対応。
Note8 以降
Tabシリーズ
初代
Galaxy Tabは2010年11月28日発売。形式名はSC-01C。
7インチのディスプレイを搭載しているタブレット端末。
iPadの10インチと比べると小さいが、重量はiPadの半分程度に抑えられ、片手で長時間持っても疲れにくい。
バッテリーは大容量のものが搭載されているが、内蔵式でユーザーが取り外すことはできない。
通話するには、同梱品のイヤホンマイクもしくはBluetooth接続のヘッドセットを使う必要がある。ハンズフリーでも通話出来るが、その際は周囲に音声がダダ漏れとなる。
| 本体サイズ | 約190×120×12.1mm(最厚部約12.2mm) |
| 重量 | 約382g |
| バッテリー容量 | 4,000mAh |
| 待受時間(3G) | 約1,600時間 |
| 連続通話時間(3G) | 約910分 |
| ディスプレイ | タイプ:TFT/16,777,216 (24bit)色 サイズ:約7.0インチ 解像度:横600ドット×縦1,024ドット/ワイドSVGA (WSVGA) タッチパネル:静電式 |
| CPU | S5PC110/1GHz |
| OS | Android 2.2、2.3 |
| カメラ | 外側:約320万画素/CMOS(オートフォーカス) 内側:約130万画素 |
| メモリ | 内蔵 ROM 512MB+16G、RAM 512MB 外部 microSD™, microSDHC™ (最大対応容量2GB/32GB) |
| 無線LAN | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n |
Tab 10.1LTE
Galaxy Tab10.1LTEは2011年10月15日発売。形式名はSC-01D。
10.1型の大型ディスプレイを搭載し、この機種で特筆すべき特徴はLTE(Xi)搭載である点である。
これにより、下り37.5Mbps・上り12.5Mbpsでの通信が可能となっている。
CPUは1.5GHzデュアルコア、OSはAndroid 3.2を採用している。
この機種では音声通話は非対応(SkypeなどのIP電話は可能)。
| 本体サイズ | 約175mm×257mm×8.6mm |
| 重量 | 約565g |
| バッテリー容量 | 7000mAh |
| 待受時間(3G) | 約1100時間 |
| 待受時間(LTE) | 約930時間 |
| 連続通信時間(3G) | 公式未発表 |
| 連続通信時間(LTE) | 公式未発表 |
| ディスプレイ | タイプ:TFT/16,777,216色 サイズ:約10.1インチ 解像度:横1280ドット×縦800ドット/ワイドXGA |
| CPU | APQ 8060 Dual Core/1.5GHz |
| OS | Android 3.2 |
| カメラ | 画素数/タイプ 外側:外側:約320万画素/CMOS(オートフォーカス)、LEDフラッシュライト搭載 内側:約220万画素 最大撮影サイズ 外側:2,048×1,536 内側:1,600×1,200 |
| メモリ | ROM:16GB RAM:1GB microSD™/2GB, microSDHC™(最大32GB対応) |
| 無線LAN | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n |
| Bluetooth | 3.0+EDR 対応プロファイル:SPP、HSP、OPP、HID、PAN、A2DP、AVRCP |
Tab 7.0Plus
Galaxy Tab7.0Plusは2011年12月10日発売。形式名はSC-02D。
SC-01Dとは違い、LTEには対応していない。
SC-01Cの後継機種であり、CPU速度が向上(1GHzシングルコア→1.2GHzデュアルコア)したほか、RAM容量が512MB→1GBと増加した。
OSのバージョンは3.2で、本来Androidのバージョン3番台は電話機能を標準装備していないが、サムスン独自改修により通話機能も前作通り使用できる。
FOMAハイスピード(HSDPA)は下り14Mbpsの新規格に対応している。
NOTTVも搭載している。
Tab 7.7Plus
Galaxy Tab7.7Plusは2012年10月25日発売。型式名はSC-01E。
SC-02Dの後継機。OSは4.0。Xi搭載。7.7インチ有機EL液晶を搭載し、ワンセグやNOTTVに対応するなどエンタテインメント性を向上させた。なお、この機種は電話機能非搭載(Skypeなどで代用可能だが)。
Tab S
Galaxy Tab Sは2014年12月4日発売。型式名はSCT21。
au向け初のGalaxy Tabシリーズ。10.5インチ有機EL液晶を搭載。
Tab S8.4
Galaxy Tab S8.4は2014年12月12日発売。型式名はSC-03G。
スペック的にはSCT21の兄弟機ではあるが、コチラは製品名を見てわかるように、液晶サイズが8.4インチとなっている。
NTTドコモ版では、バッテリー内蔵フルキーボードを標準同梱販売。ノートパソコン感覚で運用が可能。
Tab4
Galaxy Tab4は2014年12月19日発売。型式名は403SC。
ソフトバンクモバイル向け初のGalaxy Tabシリーズ。スペックは、CPUとして同時期のシリーズがフラッグシップ機向けのクアルコム製Snapdragon 800を積んでいるのに対し、Tab4では廉価機向けのクアルコム製Snapdragon 400とだいぶ落とされているほか、フルセグ/ワンセグテレビ等も使えない。その代わり価格はSと比べると安価。
Jシリーズ
初代
2013年10月31日発売。型式名はSC-02F。
「J」はその名のとおり、Japan(日本)を表しており、日本国内専売モデルとなる。
開発にはサムスン日本法人のスタッフが大きく関与している。
性能的にはNote3と同等程度の高性能機。日本国内で需要の高い機能を備えている。
Note3同様、クアッドバンドLTE対応。最大の特徴は、「緊急時長持ち」モードを備えている点。
発動すると画面が白黒表示になるほか、利用出来るアプリに制限がかかる代わりに、消費電力を約6割カット可能。このモードはNote3にも搭載されている。
Nexusシリーズ
初代
Galaxy Nexusは2011年12月2日に発売。形式名はSC-04D。
世界初のAndroid OS 4.0を搭載している。
その名の通りGoogleのリファレンス機、であり動作が比較的軽快。
LTEには対応しない。
メインメモリ容量は16GB。microSDカードスロットが付いていないので要注意。
| 本体サイズ | 約136mm×68mm×8.9mm |
| 重量 | 約138g |
| バッテリー容量 | 1750mAh |
| 待受時間 | 約200時間 |
| 連続通信時間 | 約410分 |
| ディスプレイ | タイプ:HD SUPER AMOLED Plus(有機EL) サイズ:約4.7インチ 解像度:横720ドット×縦1280ドット |
| CPU | Dual Core/1.2GHz |
| OS | Android 4.0→4.1→4.2→4.3 |
| カメラ | 画素数:約510万画素(オートフォーカス)、LEDフラッシュライト搭載 内側:約130万画素 |
| メモリ | ROM:16GB RAM:1GB |
| 無線LAN | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n |
| Bluetooth | 3.0+EDR |
Neoシリーズ
Active Neo
Galaxy Active Neoは2015年11月12日発売。型式名はSC-01H。
SC-02Gと比べると全体的に小型化しているほか、CPU等も大幅にスペックダウン(クアルコム製 Snapdragon410)しているが、その分価格は下げられている。
Gearシリーズ
Galaxy Gear
Galaxy Gearは2013年10月17日発売の腕時計。Bluetoothを搭載しており、OSバージョン4.3以降の同社のスマートフォンと連携することが可能で、電話着信時の操作やメールの閲覧のほか、200万画素カメラを搭載しているのが最大の特徴。
日本仕様ではSC-01F,SC-02F,SC-04E,SCL22以降のGalaxyスマートフォンに対応。
Gear VR
Gear VRはVR映像閲覧用ゴーグルデバイス。本体に指定されたS・Noteシリーズの端末をセットすることでVR映像を楽しむことが可能。
開発にはVR技術のパイオニアである「Oculus Rift」が関与している。
Gear VR用ニコニコ動画アプリもあり、動画にのめり込むこと間違いなし。
Gear 360
Gear 360はGalaxyシリーズと連動するウェアラブルカメラ。本体は球状になっており、前後に2個のカメラを搭載。
これによりGoogleストリートビューのように周囲360°を撮影可能。
防塵・防滴にも対応。
関連項目
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